GODZILLA ゴジラ(モンスターバース)のネタバレ解説・考察まとめ

『GODZILLA ゴジラ』とは、2014年に公開されたアメリカの怪獣映画。日本を代表する特撮である『ゴジラシリーズ』に、ハリウッドが本気で取り組んだ意欲作である。監督はギャレス・エドワーズで、キャッチコピーは「世界が終わる、ゴジラが目覚める。」。興行収入5億ドルを超える大ヒットを記録し、アメリカ版怪獣映画シリーズ『モンスターバース』の最初の作品ともなった。略称は「ギャレゴジ」。
日本で巨大生物ムートーが復活。これを追うように怪獣たちの王ゴジラも活動を開始し、両者の戦いに人類は翻弄される。

日本語吹き替え:原康義

フォードの父親。核物理学者であり、日本の原発で技師として働いていた。妻のサンドラが不可解な原発事故で命を落として以来、「あんな事故は通常はありえない」、「隠されたなんらかの原因があるはずだ」との想いに取り憑かれ、息子と対話する時間も惜しんで真相の追及に全力を傾けていた。
妻の無念を晴らしたいだけで、息子のことを大切にしていないわけではなく、ムートーに襲われた際には無理をして自分を助けようとするフォードに「来るな、逃げろ」と必死に呼びかけていた。

エル・ブロディ(演:エリザベス・オルセン)

日本語吹き替え:波瑠

フォードの妻。サンフランシスコ総合病院救急救命室の医師。フォードが疎遠になった父との間に愛憎半ばする想いを抱えていることを理解し、彼を快く日本に送り出す。ゴジラとムートーの襲撃でサンフランシスコがパニックになる中、目まぐるしく動く事態に振り回されながらも必死に息子を守り抜いた。

サム・ブロディ(演:カーソン・ボルド)

日本語吹き替え:櫻井優輝

フォードとエルの息子。主要人物の中では、作中でゴジラをもっとも間近で目撃した人物である。

ウィリアム・ステンツ(演:デヴィッド・ストラザーン)

日本語吹き替え:佐々木勝彦

アメリカ海軍第七艦隊司令長官。階級は少将。ゴジラとムートーの殲滅作戦の指揮を執り、「効果が無い」とする芹沢の意見を退けて核爆弾の投入を決定する。

『GODZILLA ゴジラ』(モンスターバース)の登場怪獣

ゴジラ/GODZILLA

モーションアクター:アンディ・サーキス

身長:355ft(108.2m、108m)
尻尾の長さ:167.74m
体重:9万t

古代ペルム紀で覇者として君臨していた巨大生物。体内に原子炉に似た器官を備えており、ここから得た莫大な力を活力源としている。このため放射線をエネルギー源としており、核爆発にも平然と耐える恐るべき耐久力と、口から放つ強力な熱線が武器。
同じく放射線をエネルギー源とするムートーにとっては「絶好の産卵場所」であり、弱った個体や同族の遺体が卵を産み付けられる様を見たことがあるらしく、彼らを目の敵にして追い回す。人間に対しては特に興味が無いのか、邪魔をしなければ積極的に危害を加えることはないが、その巨体で動き回ること自体が壮絶な破壊行為である。

ムートー/M.U.T.O.

体長(雄):61m
体長(雌):91m

古代ペルム紀に地上を支配していた巨大生物の一種。ゴジラなどの他の巨大生物に卵を産み付ける性質があり、彼らの体内器官を狂わせる強力な電磁パルスを発生させる力を持つ。これは電子機器にも甚大なダメージを与えるため、人類にとっても非常に危険かつ厄介な存在である。
作中では雄と雌の2体が登場した。雌の方が体が大きいが、これがムートーの基本的な性質なのか、雄がまだ成長しきっていなかったのかは不明。

『GODZILLA ゴジラ』(モンスターバース)の名言・名セリフ/名シーン・名場面

ジョー「私が母さんを死なせに行かせたからだ、息子よ」

1人日本に残り、法を犯してまでも妻が死ぬこととなった原発事故について調べ続けるジョー。どうしてそこまでするのかと尋ねるフォードに、ジョーは「私が母さんを死なせに行かせたからだ、息子よ」と静かに伝える。
ジョーのあまりにも深い後悔と、それと同等以上に強い家族への愛情が見て取れる。ジョーのことを「母の死に耐えられずに心を壊し、息子である自分のことを放っておいて好き勝手に生きている父親」だと考えていたフォードは、この言葉で「父には父なりの苦悩も信念もあるのだ」と気づき、自身の中の父の評価を改めていった。

ジョー「家族のもとに帰れ。家族を守るんだ。何が起こってもだ」

ムートーの襲撃で重傷を負ったジョーは、駆け付けたフォードに向かって「家族のもとに帰れ。家族を守るんだ。何が起こってもだ」との言葉をかける。これがジョーの最期の言葉となり、フォードは父の遺志を真摯に受け止めてアメリカに残してきた家族との合流を目指していく。
自分の行動と選択が家族を崩壊させてしまったというジョーの後悔と、だからこそ息子には同じ過ちを犯してほしくないという優しさの両面が見て取れる。

芹沢「ゴジラならムートーを倒せます」

ゴジラとムートーに対する核攻撃が決定した際、芹沢は最後まで断固として反対の立場を取る。そこには「ムートーはともかくゴジラに核兵器は効かない」というこれまでの研究と実験から得た確証と、「父が広島で被爆した」という彼のルーツから来る核兵器への忌避感があった。他に方法は無いとして議論を打ち切ろうとする軍部に対し、芹沢は「ゴジラが答えなのかもしれません。ゴジラはバランスを取り戻すために現れたのです。ゴジラならムートーを倒せます」と主張し、"ゴジラを利用してのムートー退治"を提案する。
芹沢の日本人らしい意地と使命感が見え隠れする、本作におけるゴジラの立ち位置を明確にした印象的なセリフである。

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