最愛(ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ
『最愛』とは、2021年10月15日から12月17日まで放送された恋愛サスペンスドラマで、主演は吉高由里子。
2017年4月期に、同枠のTBSテレビ系「金曜ドラマ」枠で放送された『リバース』の制作陣が再集結して制作された。
連続殺人事件の重要参考人となった実業家の女性、彼女を取り調べる男性刑事、彼女を守ろうとする男性弁護士の3人を中心とした物語が展開し、謎が複雑に絡み合ったサスペンスドラマである。
数々のドラマ賞を受賞し、メディアなどでも高評価やランキング上位を獲得した。
真田梨央の母親、真田梓が経営する「真田ホールディングス」の関連会社。真田梨央が創薬事業を立ち上げ、代表取締役に就任している。真田梨央は「真田ウェルネス」で記憶障害がある弟の優や、同じ障害を持つ人々のために薬を開発している。
白山大学陸上部
宮崎大輝が所属する大学の陸上部。その陸上部の寮夫が真田梨央の父親・朝宮達雄で、陸上部員と朝宮家は当時家族のように親しくしていた。達雄の死後、白山大学陸上部内では大麻汚染の不祥事や、渡辺康介による複数の女性への性的暴行が明らかになる騒動が起き活動停止となってしまう。
『最愛』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
第4話 9年ぶりの梨央と優の再会
梨央の元に送られてきた差出人不明の動画は渡辺昭を殺害していると思われる動画だった。梨央はその差出人から屋上に呼び出される。梨央が屋上にかけつけると、青年が立っていた。その姿や腕の傷から、その青年が弟の優であると確信した梨央。2人は9年ぶりに再会する事ができたのだった。梨央は喜びが溢れるが、優は「ごめんな、姉ちゃん。やったのは俺なんや」と告げる。ようやく再会できた姉弟のシーンに宇多田ヒカルの「君に夢中」が切なく響く名シーンである。
第6話 梨央と加瀬が心から望む優の釈放
優が逮捕されてから加瀬は優の弁護に注力し、優の処分が決定し釈放となった。加瀬と優が警察から出てくるのを車から見ていた梨央が、優の姿を見て飛び出し優に抱き着く、その2人を一緒に抱きしめる加瀬。3人が互いを思い合い尽力し喜びを分かち合う姿は、ドラマ『最愛』というタイトルにふさわしい名シーンと言える。
第6話 「もう会わんようにする」と言う梨央を抱きしめる大輝
大輝が加害者の立場で捜査してしまっているのは良くない事だという加瀬の言葉を聞いた梨央は、大輝の職務上の立場を考え「もう会わんようにする」と決める。それを聞いていた大輝に梨央は見つかってしまい、抱きしめられる。だが、梨央の気持ちが変わらないことを感じた大輝は見送るしかなかった。思い合っている2人の距離がまた離れてしまう、切ない名シーンである。
第8話 「先のこと考えたい相手は他におらんで」という大輝の告白
大輝の母親が送ってくれた故郷の酒を飲む梨央と大輝、その夜「2人で考えんか?これからのこと」と切り出した大輝。「私も同じことを思ってた。事件が解決して、薬が出来たらその時に言おうと思っとった」と梨央。「今やないんやな、そん時が来るまで待っとこう」と返す大輝。そんな中、横を通る電車の音に負けじと、大輝は「先のことを考えたい相手は他におらんで」と梨央に伝える。このドラマの見どころとも言える、もどかしい梨央と大輝の関係を描いた名シーンである。
第10話 父の墓参りの帰りに手を繋いで歩く梨央と大輝
真実が明らかになった最終話では、それぞれの『最愛』が感じられる名言が連発している。中でも梨央と大輝が墓参りをするシーンでは、お互いが幸せかを聞き合い、2人で手を繋ぎ「小っちゃい手やな」「あったかい手やな」と笑い合う。いろいろな思いを抱えながら穏やかな幸せをつむぐようなラストシーンは、それぞれの愛の形を思わせる『最愛』らしい結末だった。
『最愛』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
SNSで反響を呼んだ梨央と大輝の「ジリキュン」シーン
TBS DRAMAのインタビューで新井順子プロデューサーは、梨央と大輝のもどかしい関係について「ロミオとジュリエットのような禁断感を出すように、立場が2人を引き裂くような切なさを意識しました」とこだわりを語っている。梨央と大輝の切ないシーンは「ジリキュン」と呼ばれ、放送後は度々SNSで大きな反響を呼んだ。
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目次 - Contents
- 『最愛』の概要
- 『最愛』のあらすじ・ストーリー
- 運命に翻弄された初恋
- 消された記憶が甦る
- 見えない敵の正体は
- 動きはじめる禁断の恋
- 9年ぶりの再会
- 弟は殺人犯になってしまうのか
- 新たな事件の幕開け
- 2つの不審死は繋がっている
- 拭い切れない疑惑
- それぞれの最愛のために
- 『最愛』の登場人物・キャラクター
- 主人公
- 真田梨央/朝宮梨央(さなだりお/あさみやりお/演:吉高由里子)
- 梨央の関係者
- 宮崎大輝(みやざきだいき/演:松下洸平)
- 加瀬賢一郎(かせけんいちろう/演:井浦新)
- 真田ホールディングスの関係者
- 真田梓(さなだあずさ/演:薬師丸ひろ子)
- 後藤信介(ごとうしんすけ/演:及川光博)
- 真田政信(さなだまさのぶ/演:奥野瑛太)
- 児島彩夏(こじまあやか/演:宮下かな子)
- 海野こずえ(うみのこずえ/演:峯村リエ)
- 梨央の親族
- 朝宮達雄(あさみやたつお/演:光石研)
- 朝宮秋子(あさみやあきこ)
- 長岡恵(ながおかめぐみ/演:茅島成美)
- 朝宮優/情報屋(あさみやゆう/演:高橋文哉、柊木陽太)
- 警視庁
- 桑田仁美(くわたひとみ/演:佐久間由衣)
- 曽根(そね/演:中野剛)
- 山尾敦(やまおあつし/演:津田健次郎)
- 富山県警
- 藤井隼人(ふじいはやと/演:岡山天音)
- 白山大学の関係者
- 長嶋透(ながしまとおる/演:金井成大)
- 高城隆之介(たかぎりりゅうのすけ/演:菅原健)
- 青木菜奈(あおきなな/演:水崎綾女)
- 矢野進(やのすすむ/演:渋江譲二)
- 渡辺康介(わたなべこうすけ/演:朝井大智)
- 事件に関わっていく人物
- 橘しおり/松村栞(たちばなしおり/まつむらしおり/演:田中みな実)
- 渡辺昭(わたなべあきら/演:酒向芳)
- その他
- 橘真希(たちばなまき/演:浅田美代子)
- 峰さん(みねさん/演:ジジ・ぶぅ)
- 森下貴史(もりしたたかし/演:谷田部俊)
- 柳医師(やなぎいし/演:螢雪次朗)
- 『最愛』の用語
- 真田ウェルネス
- 白山大学陸上部
- 『最愛』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- 第4話 9年ぶりの梨央と優の再会
- 第6話 梨央と加瀬が心から望む優の釈放
- 第6話 「もう会わんようにする」と言う梨央を抱きしめる大輝
- 第8話 「先のこと考えたい相手は他におらんで」という大輝の告白
- 第10話 父の墓参りの帰りに手を繋いで歩く梨央と大輝
- 『最愛』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- SNSで反響を呼んだ梨央と大輝の「ジリキュン」シーン
- ロケ地を巡る『最愛オフィシャルツアー』の開催
- 『最愛』監督とプロデューサーが語りつくす裏トーク版配信
- 『最愛』の主題歌・挿入歌
- 主題歌エンディング曲:「君に夢中」宇多田ヒカル