ドラゴンクエストVI(DQ6・ドラクエ6)のネタバレ解説・考察まとめ

『ドラゴンクエストVI 幻の大地』とは、1995年に発売された「ドラゴンクエスト」シリーズの6作目の作品。「発見」をテーマとしており、主人公達が2つの世界を冒険する中で本当の自分自身を見つける、「自分捜しの旅」をするストーリーが展開される。新しい転職システムや、2つの世界を何度も往復するシナリオを特徴とする。シリーズの4作目・5作目と共に「天空シリーズ」と称される作品の1つであるとともに、同シリーズの完結編として位置づけられている。

『ドラゴンクエストVI 幻の大地』の概要

『ドラゴンクエストVI 幻の大地』とは、1995年12月9日にエニックス(現:スクウェア・エニックス)より発売された、スーパーファミコン専用ゲームソフト。
ドラゴンクエストシリーズの6作目の作品であると同時に、スーパーファミコンで発売された最後の本編作品でもある。ただしリメイク版を含めると、同機種に登場した最後のシリーズ作品は、スーパーファミコン版の『ドラゴンクエストIII そして伝説へ…』となる。ドラゴンクエストIIIのみに登場していた転職システムが実装されている。
キャッチコピーは、「DQ(ドラクエ)を超えるのは、DQだけ」。

前々作の『ドラゴンクエストIV 導かれし者たち』、前作の『ドラゴンクエストV 天空の花嫁』と同じ世界観を持つことから、両作品とともに『天空シリーズ』(または『天空三部作』)と称されており、同シリーズの完結編として位置づけられている。
ちなみに、「PlayStation」版が制作された『ドラゴンクエストIV 導かれし者たち』や、「PlayStation 2」版が制作された『ドラゴンクエストV 天空の花嫁』とは異なり、天空シリーズの中では本作のみ、PSハード版の作品が存在していない。

「発見」をテーマとした作品となっており、進め方としては2つの世界を行き来することが特徴となっている。海底に行く手段を手に入れた後は、どの順番でもシナリオを攻略できるようになる。
本作と同様に複数の世界が登場した過去の作品では、序盤は主人公の住んでいる世界だけを移動し、物語が進むと他の世界に入るという形式が多かったのに対し、本作はゲーム序盤から2つの世界を行き来しながら物語が進行するという形となった。
また、SFC版には作中に登場する2つの世界を描いた白地図が付属しており、プレイヤーが発見したスポットをメモすることが可能になっている。
本作には「上の世界」と「下の世界」、そして「はざまの世界」の3つの世界が存在し、ストーリー中盤までは上の世界と下の世界を、終盤でははざまの世界を主として冒険することとなる。上の世界と下の世界は、地面に開いた大穴やフィールド上にある階段、井戸を用いて行き来することができる。3つの世界をまたいだ複雑なストーリーが展開されることから、「難しい」「わからない」「わかりやすくしてほしかった」との声も聞かれた。

主人公が上の世界で目覚めてから冒険を開始すること、大地の大穴の下にある世界を「幻の大地」と呼ぶ人物がいることなど、ゲーム開始から間もない段階では、上の世界が現実の世界であるように思わせる要素がいくらか見られる。だが、ストーリーを進めると、上の世界が人々の夢や願いから形成された「夢の世界」であり、下の世界が「現実の世界」であることが判明する。
物語は悲しい結末で終わることから、プレイ後に切ない気持ちになった人も多くいる。

頻繁にバザーが行われる町「シエーナ」など夢の世界にしかない場所もあれば、港町の「サンマリーノ」など現実の世界にしかない場所もあるが、魔王ムドーの討伐に挑む国「レイドック」や水清き町「アモール」など、両方の世界に存在する場所もある。なお、「レイドック」や「アモール」のように両方の世界に存在する場所では、夢の世界でトラブルを解決すると現実世界に生じている問題も解決されることがあるなど、いずれか一方の世界で起きたことがもう一方の世界にも影響するケースが多い。

物語の進行に伴い、頻繁に町の住人たちの台詞が変化するようになっている。
これはゲームデザインを担当した堀井雄二の「住人達の会話内容からも生活感を出したい」という考えによるもので、本作以前から実装を考えていたもの。
本編のボリューム増加にも合わせ、シナリオのテキスト量はそれまでのシリーズで最長の4,000ページに及んでいる(前作『ドラゴンクエストV 天空の花嫁』は2,800ページ程)。

本作は、『ドラゴンクエストIV 導かれし者たち』や『ドラゴンクエストV 天空の花嫁』と共に「天空シリーズ」と称されており、同シリーズの完結編として位置付けられている。
SFC版では、『ドラゴンクエストIV 導かれし者たち』や『ドラゴンクエストV 天空の花嫁』との繋がりが明らかにされることはなかった。
しかしDS版では、「デスコッド」で村の正体を選択する際、「近い未来」を選ぶと『ドラゴンクエストIV 導かれし者たち』のキャラクターが、「遠い未来」を選ぶと『ドラゴンクエストV 天空の花嫁』のキャラクターが登場する。
これにより、本作が「天空シリーズ」で最も古い時代の物語であること、本作の後に『ドラゴンクエストIV 導かれし者たち』の物語が展開されていたこと、そして最後に『ドラゴンクエストV 天空の花嫁』の物語が続いていたことが明らかとなった。
本作には「クラウド城」という城が登場するが、この城は『ドラゴンクエストIV 導かれし者たち』や『ドラゴンクエストV 天空の花嫁』に登場する「天空城」と、構造が酷似している。
このことについては、ゲームデザインを担当した堀井雄二も、「『VI』は天空城が出来たいわれの物語」と述べている。
なお、「天空シリーズ」は、「天空三部作」とも呼ばれているが、本作と『ドラゴンクエストIV 導かれし者たち』や『ドラゴンクエストV 天空の花嫁』の3作品で同シリーズが完結したとの発表が、公式からなされたことはない。

日本国内での売上本数は約320万本で、スーパーファミコン用ソフトとしては歴代3位の記録を打ち立てている。

2010年1月28日にはリメイク版であるニンテンドーDS版が発売された。
DS版のキャッチコピーは、「この旅は、夢という真実へ」となっている。

2015年6月11日にはスマートフォン(iOS、Android)版が発売された。

『ドラゴンクエストVI 幻の大地』のあらすじ・ストーリー

オープニング

出典: www.google.co.jp

主人公と妹のターニア

主人公と仲間達が世界を支配しようとする幻術の使い手・魔王ムドーに挑むも、その術の前に成す術もなく敗れ去る。
そんな光景を目にした主人公は、気が付くと、山の上に位置する村・ライフコッドの自宅にいた。
側にいた妹・ターニアによれば、主人公はベッドから転げ落ちたのだという。
目を覚ました主人公は、この日の夜に行われる村祭りで用いる道具・精霊の冠を買うべく、ライフコッドの近くにある商人の町・シエーナへと出かけた。

その道中で、主人公は誤って大地に開いた大穴に落ち、その下にあるもう1つの世界に入ってしまう。
そこでは主人公の姿が半透明になっており、現地の人々に声をかけても、彼の存在に気付く者はいなかった。

光を放つ不思議な井戸を見つけ、そこを通ることで元の世界へと帰った主人公は、事の次第をライフコッドの老人に話す。
するとライフコッドの老人は、「それはたぶん幻の大地と呼ばれる場所だ」と口にした。
「幻の大地」と呼ばれる下の世界では、主人公達が住む上の世界の住人は、その姿を認識されないのだということだった。

その夜、ライフコッドの村祭りが予定通り行われる。
祭りではターニアが、精霊の冠を教会の女神像に捧げる「精霊の使い」の役目を担った。

ターニアが役目を果たした後、教会の中に何者かの声が響く。
それは、ルビスという名の精霊の声だった。
精霊ルビスは主人公に対し、旅に出て自分の本当の姿を解き明かすよう、お告げを下した。

主人公は精霊ルビスのお告げに従い、ライフコッドを離れて旅立つこととなった。

ストーリー前半・魔王ムドーとの戦い

ライフコッドを旅立った主人公は、魔王ムドーに抗戦する国・レイドックに辿り着いた。
統治者であるレイドック王に面会するため、兵士となって王に近付くことを考えた主人公は、城で行われていた新たな兵士の採用試験に挑み、合格を勝ち取る。
そして、レイドック王との面会が実現すると、主人公は「ラーの鏡」というアイテムを入手するよう、命令を受けた。
ラーの鏡は真実を映し出す力を持っており、それがあればムドーの幻術を打ち破ることができるのだという。

主人公は、自分と同じくレイドックの兵士に採用された筋肉質な男性・ハッサンと共に、ラーの鏡を探す。
だが、2人はその道中で、「幻の大地」と思しき下の世界へと転落してしまった。

姿が半透明になったために周囲の人間に気付かれず、困り果てる主人公とハッサンだったが、そこに謎の女性・ミレーユが声を掛けて来る。
ミレーユは、以前は下の世界で姿を認識されなかったものの、夢占い師と呼ばれる老婆・グランマーズに助けられたことで、下の世界でも姿が見えるようになっていた。
そのため、姿が半透明になっている主人公とハッサンを認識することができていたのだった。

ミレーユの手引きでグランマーズと出会った主人公とハッサンは、グランマーズによって「夢見のしずく」という名の液体をふりかけられる。
それにより、主人公とハッサンの姿が下の世界で見えるようになると、ミレーユは2人に同行することを決め、仲間に加わった。

その後、主人公達はラーの鏡を発見するとともに、以前の自分達と同じく半透明の姿をした少女・バーバラと出会う。
バーバラは他人に存在を認識されないことを嘆きつつ、真実を映すラーの鏡になら自分の姿も映るかもしれないと考え、ラーの鏡を探していたという。

主人公達は夢見のしずくをふりかけてバーバラの姿を見えるようにすると、記憶喪失で行く当てがないという彼女を仲間に迎えると同時に、ラーの鏡を手中に収めた。

ストーリー前半・魔王ムドーの討伐へ

主人公達が上の世界に帰還し、ラーの鏡をレイドック王に預けると異変が起こる。
若い男性の姿をしていたレイドック王が、女性の姿になったのだった。
女性は、自分はレイドック王ではなく、その妻である王妃シェーラだと名乗り、本物のレイドック王は魔王ムドーになっていると語る。

主人公達は、ムドーの所に向かえば全てが分かるはずだと話すシェーラに促され、ムドーの居城・地底魔城に攻め込んだ。

地底魔城の最奥部でムドーを発見した主人公達は、そこでラーの鏡を使う。
すると、ムドーの姿はシェーラの夫・レイドック王へと変わった。

レイドック王は以前、ムドーの討伐を目指して下の世界のレイドックから船出し、その居城を目指していた。
しかし、船上でムドーの幻術にかけられて以来、自身が上の世界における魔王ムドーとなっていたのだった。

事態を把握したレイドック王は、上の世界が「夢の世界」であり「幻の大地」と呼ぶべき場所であることに気付くと、「現実の世界」である下の世界のレイドックへと戻って行った。
現実の世界でレイドック王と面会した主人公達は、現実の世界で生き延びている本物の魔王ムドーの討伐を依頼され、これを引き受ける。
そして、癒しの力を持つ民族・ゲント族が所有する「神の船」を借り受けると、精霊ルビスから主人公達の旅に同行するようお告げを受けたゲントの民・チャモロを仲間に加え、船でムドーの居城へ向かった。

ムドーの居城の中には、ハッサンにそっくりな姿の石像があった。
ハッサンが怪訝に思ってその石像に近付くと、両者が合体して石像がなくなり、後にはハッサンだけが残っていた。

その直後、ハッサンはこれまでに自分の身に起きたことを思い出す。
家業である大工を継ぐことを嫌って家出し、旅の武闘家を名乗ってさすらっていたハッサンは、現実の世界のレイドックに魔王ムドーの脅威が迫っていることを知って、主人公やミレーユと共にムドーに挑むも、その幻術によって敗れていた。
その際、精神と実体を分離され、実体はムドーの居城に石像として取り残され、精神は記憶を失った状態で夢の世界をさまよっていたのだった。

主人公が夢の世界のライフコッドを旅立つ前に見た、ハッサンやミレーユと共にムドーを倒そうとするも失敗に終わったという光景は、紛れもなく現実の出来事だったのである。
実体を取り戻して力を増したハッサンを連れ、城の中を進んだ主人公達は、ムドーと再度相対する。
主人公達はムドーの幻術に敗れそうになったものの、ラーの鏡の力でこれを打ち破った。
同じ手が通じないと悟ったムドーは真正面から戦うことを決めると、氷の息を吐いたり、稲妻を起こして主人公達を攻め立てたが、ついには彼らに倒され、滅び去った。

ムドーを撃破しレイドックに戻った主人公達は、レイドック王から大いに労われる一方、シェーラから不可解な話をされる。
シェーラによれば主人公は、レイドック王とシェーラの息子である、レイドック王子が見ている夢なのだという。
そして、現実の世界のどこかに、主人公の実体もいるはずだと語った。

主人公は自分の実体を捜すため、ムドーが滅びた後も生き残っている魔物を倒しつつ、仲間達と共に旅を続けるのだった。

ストーリー中盤・魔王デュランとの戦い

「伝説の武具を全て集めた者は神の城へ行ける」という噂を耳にした主人公達は、その真偽を確かめるべく、4つの伝説の武具を探すようになる。
その道中、現実の世界のライフコッドに立ち寄った主人公達は、主人公の実体を発見することとなった。

主人公の実体は、ムドーの幻術によって主人公と切り離されたことから記憶を失っており、行く当てもなくさまよった末に、現実の世界のライフコッド近辺で行き倒れていた。
そこをライフコッドに住まう少女・ターニアに介抱されて以来、彼女の家に身を寄せ、兄妹のように過ごしていたのだった。

主人公が接触すると、主人公の実体は、自分がレイドックの王子であることや、ムドーの術にかけられたレイドック王を救おうとしたものの、自身もムドーに敗れていたことを思い出す。
ところが主人公の実体は、1人の人間に戻らなければならないとの認識を示しながらも、今の生活が気に入っているということを理由に、主人公との合体を拒否しようとする。

そんな中、現実の世界のライフコッドが、魔物達に襲撃されるという事件が起こる。
それは、村に住まう主人公の実体を葬るために現れた一団だった。

主人公の実体は、強力な魔物に狙われたターニアを守るべく、1人の人間に戻ってもターニアを見守るという条件付きで、主人公と合体することを決めた。
1人に戻って力を増した主人公は、ターニアを狙った魔物を一蹴する。

主人公はレイドックに戻ると、行方不明になっていた王子が帰還したとして、城の兵士達から盛大に歓迎される。
しかし、主人公の様子を見たシェーラやグランマーズは、主人公が完全には元の自分に戻り切れなかったことを指摘した。
ミレーユやハッサンと異なり、実体を取り戻すのに時間がかかった主人公は、夢の世界のライフコッドで過ごした精神の側の意識が強くなっていたのだった。

そのため、レイドック王子としての記憶は、断片的に戻るにとどまった。

その後、主人公達は4つの伝説の武具を集め切り、神の城へ行けるという噂の真偽を確かめる時を迎える。
だが、主人公達が辿り着いたのは神の城ではなく、デュランという名の魔王が城主を務める城・ヘルクラウド城だった。
デュランは、伝説の武具を集め切る人間がいれば必ず自分達の脅威になると見越し、その人間をヘルクラウド城に招いて倒すことを目論んでいたのだった。

デュランは、下僕の魔物達や、強くなりたいという欲望のあまりに魔物の側についた人間・テリーを主人公達にけしかけた他、最後には自らも主人公達との戦いに臨む。
しかし、主人公達は全ての戦いに勝利を収め、事無きを得た。

デュランは敗北を受け入れると、自身が強者と認めた主人公達に対し、自分やムドーは世界の支配を企む存在・大魔王デスタムーアの手下に過ぎないことを明かす。
そして、デスタムーアを倒す程に強くなれと主人公達を鼓舞し、消滅していった。

主人公達に敗れたテリーは、生きていれば主人公達を殺すことになると告げ、自分を殺すよう彼らに要求する。
しかしテリーは、ミレーユが歩み寄って来ると、彼女が自分の姉であることに気付いた。

ミレーユとテリーはガンディーノという国に暮らしていたが、ミレーユは当時の国王の奴隷として拉致されており、テリーはそれに抵抗した際に半殺しにされていた。
そして、ミレーユが後に城から脱出し、テリーが強くなることを目的として旅に出て以来、2人は離れ離れになっていたのだった。

ミレーユから仲間に加わるように求められたテリーは、彼女の言葉に応え、主人公達と行動を共にすることを選んだ。

ストーリー後半・大魔王デスタムーアとの戦い

主人公達がデュランを倒したことにより、デュランによって封印されていた、クラウド城という城が夢の世界に復活する。
それは、夢の世界を束ねる人物・ゼニス王の居城だった。

大魔王デスタムーアは、自身が作った「はざまの世界」に居城を構え、そこに身を置いている。
はざまの世界は、空を翔ける天馬・ペガサスの力がなければ辿り着けない場所だった。
だが、ゼニス王がいればペガサスの力が解放され、はざまの世界へ入ることが可能になる。
デスタムーアはそれを恐れたために、デュランにクラウド城を封印させていたのだった。

ゼニス王からペガサスの存在を聞いた主人公達は、ファルシオンという名のペガサスを仲間に迎える。
そして、ゼニス王の手によってファルシオンの力を解放してもらうと、はざまの世界へと入り、デスタムーアの居城に攻め込んだ。

デスタムーアの居城の最深部に来た主人公達は、大魔王デスタムーアと対面する。
老人の姿をしたデスタムーアは、2つの球体を操って燃え盛る炎や凍てつく冷気を投げつけたり、大爆発を起こす呪文を使って攻撃して来た。

苛烈な攻撃を凌ぎ、老人の姿のデスタムーアを倒したかに思えた、主人公達。
ところがデスタムーアは、筋肉質な怪物の姿に変身すると、突進や回し蹴りなどの物理攻撃を行うようになる。

主人公達が反撃を重ねた末、筋肉質な怪物の姿をしたデスタムーアは再度変身し、巨大な頭部と両手だけの姿となった。
頭部からは呪文を放ち、右手と左手で物理攻撃を行う、デスタムーア。

しかし、最後は主人公達に敗れ、消滅することとなった。

エンディング

デスタムーアが倒れたことに伴い、デスタムーアが作り上げたはざまの世界も消滅した。
クラウド城に帰還した主人公達は、現実の世界と夢の世界を両方救ったとして、ゼニス王から深く感謝される。

だが、ゼニス王は主人公達に、別れの時が来たことも伝える。
夢の世界は、世界の支配を目指したデスタムーアの力によって、実体化していた場所。
デスタムーアが消滅してその力が尽きた以上、現実の世界の住人である主人公達には、夢の世界も、夢の世界の住人達も、見えなくなるということだった。

ゼニス王の言葉通り、夢の世界と、夢の世界の住人達は、主人公達の見ている前で、彼らの目に映らなくなっていく。
そして、デスタムーアに滅ぼされた魔法都市・カルベローナを故郷とする、自分の実体を持っていないバーバラもまた、主人公達には見えない存在となり、彼らの前から姿を消して行った。

その後、現実の世界では、王子としてレイドックに戻った主人公、大工になることを志してサンマリーノに帰ったハッサン、病気の人々のために働くようになったチャモロ、そして、さすらいの剣士として旅に出たテリーの4人が、グランマーズの弟子として夢占い師の修業を始めたミレーユの元に集まっていた。

ミレーユが水晶玉を光らせると、その中にはクラウド城内部の様子が映る。

そこには、未来が入っているといわれる卵が孵化する瞬間を、ゼニス王や、彼の元で学ぶようになったバーバラが見守る光景があった。

『ドラゴンクエストVI 幻の大地』のゲームシステム

自由度

前作『ドラゴンクエストV 天空の花嫁』では、ストーリーを重視した結果、プレイヤーが発見を楽しめる余地や自由度が乏しい作りとなっていた。
それを反省したことや、ゲームデザインを担当した堀井雄二が同時期に制作されていた『ドラゴンクエスト』や『ドラゴンクエストII 悪霊の神々』のリメイク版をプレイして自由度の高さを感じたことから、本作は自由度を重視した作りとなっている。

物語の中盤までは「魔王ムドーを倒す」、「ムドーを倒すのに必要なアイテムを探す」などの目的が明確に示されるが、以後はそうしたヒントがはっきりと出ることは少なくなり、プレイヤーが行動できる範囲をさまよううちに、新しい「発見」ができるようになっている。
「伝説の4つの武具」である「ラミアスのつるぎ」「スフィーダのたて」「セバスのかぶと」「オルゴーのよろい」の収集は、どのような順番でこなすことも可能になっている。

移動画面

出典: www.google.co.jp

本作では城や町やダンジョンなどのグラフィックが、前作『ドラゴンクエストV 天空の花嫁』と比べてリアル化した。
また、キャラクター移動について前作までの作品と比較すると、町やダンジョンの中では2倍の速さで移動できるようになったほか、パーティーの先頭キャラクターが画面の中央に固定されることもなくなっている。
その他、キャラクターが触れるだけで扉を開けることができるようになったため「とびら」コマンドはなくなり、魔物を寄せ付けない効果を持つ呪文の「トヘロス」やアイテムの「せいすい」がダンジョン内でも有効になったことなどが、変更点として挙げられる。

『ドラゴンクエストIV 導かれし者たち』や『ドラゴンクエストV 天空の花嫁』と同様に馬車システムが登場した。
しかし両作品とは異なり、本作では馬車が入れないダンジョンでも、馬車で待機しているキャラクターの呪文やアイテムを利用可能となった(戦闘時は利用不可)。
更に、馬車にいるキャラクターにも、モンスターを倒した際に得られる経験値や職業熟練度が加算されるようになっている。

本作からは井戸を調べることで、井戸の内部に入れるようになった。
人が住んでいるものや、宝箱が置かれているもののほか、上の世界と下の世界を行き来するのに利用できるものなど、ストーリーの進行において重要な役割を果たすものもある。

なお、『ドラゴンクエストIII そして伝説へ…』から『ドラゴンクエストV 天空の花嫁』にあった、フィールドを移動することで昼夜が変化するシステムは廃止されており、本作では常に昼間に冒険することとなる。
ただし、一部のイベント内では夜になるシーンもある。

ふくろ

出典: www.google.co.jp

装備品以外を「ふくろ」に入れようとしている場面

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クロノ・トリガー(Chrono Trigger)のネタバレ解説・考察まとめ

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『クロノ・トリガー』とは、1995年に発売されたスーパーファミコン用ロールプレイングゲーム。 ファイナルファンタジーの坂口博信、ドラクエの堀井雄二、ドラゴンボール等の漫画家鳥山明の3名によるドリームプロジェクトとして企画され、話題になった。 主人公クロノは、未来の世界を滅ぼす元凶ラヴォスを倒すため、過去、現代、未来を行き来しながら冒険する。

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ドラゴンクエストモンスターズ3 魔族の王子とエルフの旅(DQM3)のネタバレ解説・考察まとめ

ドラゴンクエストモンスターズ3 魔族の王子とエルフの旅(DQM3)のネタバレ解説・考察まとめ

『ドラゴンクエストモンスターズ3 魔族の王子とエルフの旅』は、2023年にNintendo Switchでスクウェア・エニックスが発売した育成RPGである。『ドラゴンクエストモンスターズシリーズ』25周年を記念して発売されたタイトルで、『ドラゴンクエストIV 導かれし者たち』で登場した魔族の王子ピサロを主人公としている。ピサロの生い立ちや人間を滅ぼすきっかけとなった出来事がピサロ視点で描かれている作品である。

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クロノ・トリガーの魔法・一人技・連携技まとめ

クロノ・トリガーの魔法・一人技・連携技まとめ

1995年にスクウェアから発売された『クロノ・トリガー』。ごく普通の少年・クロノが平和を祈る祭典で王女・マールと偶然の出会いをし、やがて世界を救うために様々な時代を行き来するようになる。主人公たちはストーリーを進めるなかで、様々な魔法や連携技を覚えていく。連携技はかなり多くの種類があるため、戦闘を有利に進めるためのパーティー編成を自由に考えられるのもこのゲームの大きな魅力の1つである。

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ドラゴンボール(DRAGON BALL)のネタバレ解説・考察まとめ

ドラゴンボール(DRAGON BALL)のネタバレ解説・考察まとめ

『ドラゴンボール』とは、鳥山明による漫画作品。雑誌「週刊少年ジャンプ 」にて、1984年から1955年まで連載されていた。山奥で暮らしていた主人公・孫悟空が、7つ集めると願いが叶うといわれるドラゴンボールを探しに旅に出たことから始まった物語が展開される。書籍として単行本が全42巻、完全版が全34巻発売された。東映動画(現・東映アニメーション)によってアニメ化されたほか、ゲームソフトも多数発売されている。

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ダイの大冒険(ダイ大)のネタバレ解説・考察まとめ

ダイの大冒険(ダイ大)のネタバレ解説・考察まとめ

『DRAGON QUEST -ダイの大冒険-』とは、エニックスの人気RPG「ドラゴンクエストシリーズ」の世界観を元に描かれた、原作:三条陸、漫画:稲田浩司、監修:堀井雄二による漫画作品。かつて世界征服を目論んだ魔王「ハドラー」が勇者とその仲間によって倒されてから十数年。この物語は、復活を果たした魔王ハドラー率いる「魔王軍」と、かつての勇者の弟子「アバンの使徒」との戦いを描くバトルテイスト冒険ファンタジーである。

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伝説巨神イデオン(THE IDEON)のネタバレ解説・考察まとめ

伝説巨神イデオン(THE IDEON)のネタバレ解説・考察まとめ

『伝説巨神イデオン』は日本サンライズ制作・富野喜幸監督(当時)による日本のアニメ。 地球植民星ソロで発掘された、第6文明人の遺跡かつ変形合体する巨大ロボット「イデオン」と、その力の源「無限力イデ」を巡り、地球人と異星人バッフ・クラン両文明の衝突が発生。 銀河全体を巻き込む果て無き抗争へ発展していき、それを見つめ続けたイデの裁きによる全文明の終焉と全人類の輪廻転生までを描いた「解り合えぬ人々」を主役とした群像劇。 『新世紀エヴァンゲリオン』に強い影響(元ネタ)を与えた作品としても有名である。

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ドラゴンクエストビルダーズ(DQB)のネタバレ解説・考察まとめ

ドラゴンクエストビルダーズ(DQB)のネタバレ解説・考察まとめ

ファミリーコンピュータ版ドラゴンクエストの舞台・アレフガルドの復興のため、ものづくりの才能を持った主人公が奮闘していくブロックメイクRPG。ファミリーコンピュータ版ドラゴンクエストにて「勇者が竜王の仲間になる選択をした」その後の未来が描かれている。従来のドラゴンクエストの世界観を踏襲しながらも、まったく新しいストーリーやシステムが搭載されたシリーズ外伝である。

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ドラゴンクエストモンスターズ ジョーカー3(DQMJ3)のネタバレ解説・考察まとめ

ドラゴンクエストモンスターズ ジョーカー3(DQMJ3)のネタバレ解説・考察まとめ

『ドラゴンクエストモンスターズ ジョーカー3』とはスクウェア・エニックスより発売されたドラゴンクエストモンスターズジョーカーシリーズ4作目となるRPGである。物語の舞台であるブレイクワールドでモンスターをスカウトして仲間にしながら、主人公の過去と世界の秘密を解き明かすストーリー。シリーズ初となる仲間モンスターに乗って移動できる「ライドシステム」など新要素も追加されている。ジョーカーシリーズ1作目との繋がりも多く、マイナーチェンジのプロフェッショナル版はシリーズのフィナーレを飾る完結作となった。

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ドラゴンクエスト列伝 ロトの紋章(漫画・劇場アニメ)のネタバレ解説・考察まとめ

ドラゴンクエスト列伝 ロトの紋章(漫画・劇場アニメ)のネタバレ解説・考察まとめ

『ドラゴンクエスト列伝 ロトの紋章』とは、原作・川又千秋、作画・藤原カムイによる漫画作品。雑誌『月刊少年ガンガン』で1991年から1997年まで連載された。エニックスより発売されたゲーム『ドラゴンクエストIII』から初代『ドラゴンクエスト』の間の時代を舞台としており、ロトの血を引く主人公アルスが3人のケンオウとともに異魔神(いまじん)を倒す物語。単行本が全21巻、完全版が全15巻、ほか外伝として『ドラゴンクエスト列伝 ロトの紋章 Returns』が発売。また、1996年に短編映画化されている。

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ドラゴンクエストビルダーズ2(DQB2)のネタバレ解説・考察まとめ

ドラゴンクエストビルダーズ2(DQB2)のネタバレ解説・考察まとめ

『ドラゴンクエストビルダーズ2 破壊神シドーとからっぽの島』とは、2018年にスクウェア・エニックスから発売されたブロックメイクRPGゲーム。アクションRPGとサンドボックスゲームの要素を掛け合わせた、『ドラゴンクエストビルダーズ』シリーズの第2作目である。舞台は『ドラゴンクエストII 悪霊の神々』のその後の世界。見習いビルダーである主人公は、流れ着いた無人島「からっぽ島」で出会った謎の少年シドーと共に、ハーゴン教団によって荒廃した世界を救う冒険をしながら、からっぽ島を開拓していく。

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SAND LAND(サンドランド)のネタバレ解説・考察まとめ

SAND LAND(サンドランド)のネタバレ解説・考察まとめ

『SAND LAND』(サンドランド)とは、未踏の水源を目指して砂漠化した世界を旅する元軍人と悪魔の少年の活躍を描いた、鳥山明による漫画作品。『週刊少年ジャンプ』誌上で2000年23号から同年36・37合併号にかけて連載された。 気候変動と天変地異により砂漠化した世界。悪魔の少年ベルゼブブは、ある日元軍人のラオという人間と出会い、彼と共に未踏の水源を探す旅に出立する。水源の独占を目論む人間の王と軍部の妨害を受けながらも2人は冒険を続け、やがて人間の過去の過ちと世界の秘密を知っていく。

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星のドラゴンクエスト(星ドラ)のネタバレ解説・考察まとめ

星のドラゴンクエスト(星ドラ)のネタバレ解説・考察まとめ

「星のドラゴンクエスト」とはスクウェア・エニックスより配信されている、スマートフォン用のロールプレイングゲームです。 略称は「星ドラ」で、仲間と共にクエストをクリアし、レベルアップしながらボスを倒していきます。 過去のドラゴンクエストシリーズのストーリーや、キャラクターなども登場するので、ドラクエファンの方はもちろんですが、初心者の方でも楽しめるゲームになっています。

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ドラゴンクエストモンスターズ ジョーカー2 プロフェッショナル(DQMJ2P)のネタバレ解説・考察まとめ

ドラゴンクエストモンスターズ ジョーカー2 プロフェッショナル(DQMJ2P)のネタバレ解説・考察まとめ

『ドラゴンクエストモンスターズ ジョーカー2 プロフェッショナル』とはスクウェア・エニックスにより発売されたニンテンドーDS向けのRPGで、前作の『ドラゴンクエストモンスターズ ジョーカー2』をベースに、新要素が追加されたマイナーチェンジ版。冒険の舞台は巨大モンスターが生息する孤島。主人公は行方不明になった仲間たちを探し、脱出するために巨大モンスターと戦い、島に隠された謎を解き明かす。『ドラゴンクエスト』シリーズのモンスターをスカウトして育成・配合で強くし、敵モンスターを倒していく育成RPG。

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ドラゴンボールDAIMA(ダイマ)のネタバレ解説・考察まとめ

ドラゴンボールDAIMA(ダイマ)のネタバレ解説・考察まとめ

『ドラゴンボールDAIMA』(ドラゴンボールダイマ)とは、鳥山明による世界的人気漫画『ドラゴンボール』シリーズのアニメオリジナル作品。「DAIMA」とは漢字で「大魔」、英語では「Evil」を意味する造語。2024年秋に放送される。 ただ純粋に強さを求め、強い者との戦いを心から楽しみ、幾度となく地球を宇宙を救ってきた孫悟空。ある時、彼とその仲間たちは何者かの陰謀によって子供の姿に変えられてしまう。元の姿に戻るため、真犯人を突き止めるために、悟空たちは時空を超えた大冒険を繰り広げる。

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ドラゴンボールZ 神と神(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

ドラゴンボールZ 神と神(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『ドラゴンボールZ 神と神』とは、2013年3月30日に公開された『ドラゴンボール』シリーズの劇場公開作品である。原作者の鳥山明が初めてアニメシリーズに脚本の段階から深く関わっている。物語は、原作の魔人ブウ編にて、孫悟空が魔人ブウを倒してから約4年後に起こったエピソードが描かれている。平和に過ごしていた地球だったが、破壊神ビルスが目覚めスーパーサイヤ人ゴッドを探し出すという話である。

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Dr.スランプ アラレちゃんのネタバレ解説・考察まとめ

Dr.スランプ アラレちゃんのネタバレ解説・考察まとめ

『Dr.スランプ アラレちゃん』は1980年代初頭に連載開始した鳥山明による日本の漫画である。ペンギン村を舞台に、奇妙な発明家・則巻千兵衛と彼の作った人造人間・アラレが織りなす日常と冒険が描かれている。この作品は、ユニークなキャラクター、独特なユーモア、そして心温まるストーリーラインで多くのファンを魅了し続けた。登場人物たちの個性的な魅力が、『Dr.スランプ アラレちゃん』の持つ独特な世界観を形成している。

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ドラゴンクエストモンスターズ ジョーカー(DQMJ)のネタバレ解説・考察まとめ

ドラゴンクエストモンスターズ ジョーカー(DQMJ)のネタバレ解説・考察まとめ

『ドラゴンクエストモンスターズ ジョーカー』とは、スクウェア・エニックスにより発売されたニンテンドーDS向けのRPGで、『ドラゴンクエスト』シリーズのモンスターを仲間にして育成・配合で強化し、様々な敵モンスターと戦っていく。本作は『ドラゴンクエストモンスターズ』シリーズの4作目であり、また『ジョーカー』シリーズとして初めて発売された作品である。冒険の舞台は7つの島からなるグランプール諸島。この島で主人公は多くの経験を積み、モンスターマスターとして成長していく。

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ドラゴンボールZ 復活の「F」(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

ドラゴンボールZ 復活の「F」(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『ドラゴンボールZ 復活の「F」』は、2015年4月18日に公開された劇場公開アニメーション映画作品である。前作の『ドラゴンボールZ 神と神』の直接的な続編となっている。原作者の鳥山明は前作に続き、キャラクターデザインを担当すると共に、本作では初めて単独で脚本も務めた。4月18日に全国328館で公開され、興行収入37.4億円を記録した。悟空に殺された悪の帝王フリーザが復活した後、初めての過酷な修行を経て悟空に復讐するために地球へ向かった話である。

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銀河パトロール ジャコ(鳥山明)のネタバレ解説・考察まとめ

銀河パトロール ジャコ(鳥山明)のネタバレ解説・考察まとめ

『銀河パトロール ジャコ』とは、鳥山明による漫画作品。2013年に『少年ジャンプ』に連載されたもので、同作者の連載漫画としては最後の作品となった。鳥山明の代表作である『ドラゴンボール』とは、世界観と一部のキャラクターを共有している。 人嫌いの老科学者大盛徳之進が暮らす小さな島に、奇妙な男がやってくる。彼は自らを銀河パトロール隊員のジャコと名乗り、宇宙船の故障で不時着したのだと語る。その話が真実だと知った大盛は、ジャコの破天荒な性格に振り回されつつ、宇宙船の修理に取り組んでいく。

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