Life Is Strange: Double Exposure(ダブルエクスポージャー)のネタバレ解説・考察まとめ

『Life Is Strange: Double Exposure』とは、「Deck Nine」が開発したアドベンチャーゲーム。Life Is Strangeシリーズの1つで、2024年に発売された。第1作から約10年後、成長したマクシーン・コールフィールドが自身に発現した特殊能力を用いて、勤務先の大学で発生した事件の真相に迫る。プレイヤーの行動や選択が物語の展開を左右するところが見所。ゲームの雰囲気やグラフィックの画質などは高く評価されている。

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『Life Is Strange: Double Exposure』(ライフ イズ ストレンジ ダブルエクスポージャー)の概要

『Life is Strange: Double Exposure』(ライフ イズ ストレンジ ダブルエクスポージャー)とは、2024年10月30日にスクウェア・エニックスから発売されたアドベンチャーゲーム。開発元はアメリカのゲーム会社である「Deck Nine Games」で、対応機種はPlayStation 5・Nintendo Switch・Xbox Series X/S・Microsoft Windowsの全4機種。本作はLife is Strangeシリーズの6作目に該当する。Game Developers Choice Awardでは、ソーシャルインパクト賞を受賞した。本作にはポイント&クリックの三人称視点が採用されており、オブジェクトに触れたり人物と会話することでゲームが進行する。深みのあるストーリーや人間らしいキャラクターの描写、並行世界の要素を活かしたゲームプレイが人気で世間的な評価は高い。
アメリカのバーモンド州にある名門カレドン大学で写真講師をしている主人公のマクシーン・コールフィールドは、学内で発生した親友のサフィ・ファヤードの殺人事件を機に、並行世界を行き来できる能力に目覚める。本作では第1作から約10年後、成長したマクシーンが自身に発現した特殊能力を用いて現実世界と並行世界を行き来しながら、勤務先の大学で発生した事件の真相に迫っていく。プレイヤーの行動や選択が物語の展開を左右するところが見所。ゲームの雰囲気やグラフィックの画質などは高く評価されている。

『Life Is Strange: Double Exposure』(ライフ イズ ストレンジ ダブルエクスポージャー)のあらすじ・ストーリー

能力の代償編

写真家兼カレドン大学の講師として新たな生活を始めていたマクシーン・コールフィールドは、同大で語学を専攻するサフィ・ファヤードと親しくなったが、彼女は学内で何者かに殺害されていた。事件のショックと混乱から、マクシーンの中で並行世界への移動能力が発動。並行世界に移動した彼女はサフィがまだ生きていることを知り、サフィの結末を変えるために2つの世界を行き来しながら情報を集め、犯人を突き止めることを決意する。
サフィに関わる人物達には皆秘密があり、真相は一筋縄では明らかにならなかった。マクシーンの地道な調査により、徐々にではあるが事件の核心に迫りつつあったものの、能力の使用には代償が伴うことが判明。2つの世界に歪みが生じることで、世界の境界が曖昧になっていく。やがて時間軸や出来事にずれが生じ、マクシーンの記憶にも空白や改ざんされた痕跡が現れるが、彼女はサフィを救うことに執着し続けた。

もう一人の能力者編

事件の真相を追うマクシーンは、自宅の暗室にいた侵入者と遭遇。逃げだした侵入者は自分と同じ姿をしていて、後を追ったマクシーンは彼女と凍結した湖の上で対峙。争った影響で湖の氷が割れてしまい2人は絶体絶命になるが、マクシーンの不思議な能力で氷は修復され危機を脱することができた。直後にもう一人のマクシーンの正体が露になり、形態変化能力を使用したサフィであることが判明する。自分が死んでいたことを知ったサフィは、生きている世界と死んでいた世界のギャップに苦しみ、親友のマクシーンさえも完全には自分を救えなかったことにも絶望した。深い絶望や自己否定などの複雑な感情が、彼女の奥底にある潜在能力を暴走させ、異常気象(巨大な嵐)を引き起こしてしまう。

マクシーンの選択編

間近に迫る巨大な嵐を前にマクシーンはサフィと対峙。『Life is Strange』で登場したオレゴン州の田舎町アルカディア・ベイを消滅させた嵐と同じであることから、カレドン大学のある地域一帯を消滅させる恐れがあることをマクシーンは知っていた。サフィから拳銃を渡され自分を撃つように指示されるが、大切な親友を撃つことはできずサフィを殺さない選択をする。
マクシーンはサフィの手を取ると2人で嵐の中に消えていき、自分のこれまでと親友の痛みが再現された世界を彷徨った。再び2人が一対一で会話を始めた時は、濃密なコミュニケーションの中でいつの間にか嵐は消失。最終的にはサフィから超能力者同士で手を組まないかと提案されるが、マクシーンは断りサフィは何処かへと去っていった。物語はエンディングを迎え、マクシーン達に平穏が訪れることになる。

『Life Is Strange: Double Exposure』(ライフ イズ ストレンジ ダブルエクスポージャー)のゲームシステム

基本的な流れ

マクシーンが並行世界へのアクセスを試みている画像。

『Life Is Strange: Double Exposure』は、主人公が並行世界への移動能力を使用して親友の死の真相を調査するアドベンチャーゲーム。基本的なゲームの流れは、手掛かりの収集・並行世界への移動・状況の変化・真相の解明の4つ。現実世界で会話や写真撮影・オブジェクトの調査をした後、並行世界へ移動して現実世界と異なる状況や隠された情報を探すことになる。
並行世界での選択や行動は、現実世界の状況に変化を及ぼすこともあるので注意が必要だ。3つの手順を繰り返すことで真相の解明に至り、マクシーンの最終的な決断に繋がっていく。

マルチエンディングシステムを採用

本作には、物語中の選択肢によってエンディングが分岐するマルチエンディングシステムを採用している。プレイヤーの選択や行動はやり直しがきかないため、第1作『Life is Strange』のような時間の巻き戻し要素はない。制限のある中での決断が、リアルで緊張感のある物語を形成している。

写真の撮影時点にタイムリープする能力は存在

第1作に登場した写真の撮影時点にタイムリープする能力は本作にも登場する。視認できる範囲や滞在可能時間は限られるが、ある時点にタイムリープして以前とは異なる選択・行動を取ることで、未来を改変させることが可能。

モード

探索モードでマクシーンが手掛かりを探している画像。

『Life Is Strange: Double Exposure』のモードには探索モードがある。特定の場所に移動し、周囲のオブジェクトやキャラクターにインストラクトすることで、物語の情報や手掛かりを得ることができるモード。パズルを解くなどの謎解き要素もある。

『Life Is Strange: Double Exposure』(ライフ イズ ストレンジ ダブルエクスポージャー)の登場人物・キャラクター

主要人物

マクシーン・コールフィールド (Maxine Caulfield)

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