SUPER RICH(スーパーリッチ)のネタバレ解説・考察まとめ
『SUPER RICH』とは2021年秋にフジテレビ系の木曜ドラマ枠で放送されていたテレビドラマ。主演は江口のりこである。主人公はベンチャー企業の破天荒な女性社長である氷河衛(ひょうがまもる)。お金には困ったことがないが家族の愛情をうけてこなかった衛。反対に愛情であふれた家庭で育ったがお金がない春野優(はるのゆう)とともに会社を経営していくなかで、山あり谷ありの経験をしていく。孤独だったキャリアウーマンが信頼している社員たちと共に、いばらの道を次々に乗り越えていく人生を描いた作品である。
体調が思わしくないことを他の社員に伝えた衛。みんな驚いていたが受け入れた。そして衛の体調も安定してきたので職場復帰を果たす。衛は聡美から連絡をもらい資本業務提携の話を持ちかけられた。しかし「会社を大きくしたいわけじゃなく、やりたいことをやれる環境を整えたい」と聡美の提携の話を断った。するとその後またもや聡美から連絡が入る。TOB(敵対的買収)の話をされ「売りたくない」と抵抗した衛。聡美からは「先に謝っておく。CEOを外れてほしいの。その代わり宮村君をCEOにするわ」と言われる。肝心の宮村とは連絡がとれずに焦っていたが、見つけ出し本音を聞く。「スリースターブックス」を守るためにわざと聡美と手を組んでいるとみせかけていると答えた。衛たちはその作戦に賛同した。結果「スリースターブックス」を買収されなくてもいい方法がみつかり聡美は敗北を認めた。「スリースターブックス」はみんなで守った。社員はそれぞれの道を歩みながら仕事を続けた。
『SUPER RICH』の登場人物・キャラクター
主要人物
氷河衛(ひょうが まもる/演:江口のりこ)
「スリースターブックス」の代表取締役CEO。幼少期に両親を亡くしている衛は、寂しくないように読み終わることの無い本が欲しかったため、電子書籍の会社を立ち上げた。お金はあるが、家族に愛されてこなかったキャリアウーマンである。とても信頼していた亮からの裏切りによって心も体もボロボロになっていた。しかし貧乏学生の優と出会って人を心から愛するという気持ちを知ってさらに成長していくのである。なにより会社をより大きくするため日々奔走している。基本的には関西弁で話している。
春野優(はるの ゆう/演:赤楚衛二)
優が小さいときから、実家の経営状況は良くなかった。優は手に職をつけるために東京の専門学校へ入学を決意する。アルバイトをしているが今の生活にお金の余裕はない。優は困っている人をほっておくことが出来ないので、「スリースターブックス」の試験の時にも失敗してしまう。お金はないが両親の愛情をいっぱいに受けてきた。しだいに全く真逆の人生を送ってきた衛に惹かれていく。のちに「スリースターブックス」のCOOにまでなり会社にいなくてはならない存在になっていく。衛への愛も実を結び衛と結婚することとなる。
スリースターブックス社員
宮村空(みやむら そら/演:町田啓太)
「スリースターブックス」の社員である。前の会社でパワハラにあい、仕事を辞めようと考えていた時に衛に助けてもらう。そのころから衛に好意をいだいている。優とはライバル関係でもあり、仕事の相談もできる仲である。献身的に衛のために仕事をし、衛を支えているが聡美にも気に入られており、最後は会社の裏切り者扱いされる。しかしすべては会社のため、衛のために行動している結果なのである。宮村がいなければ「スリースターブックス」は存在していないのではないかと言うぐらい重要な人物である。
今吉零子(いまよし れいこ/演:中村ゆり)
「スリースターブックス」を立ち上げた初期からいるメンバーである。衛から絶大な信頼を得ている。リサーチ力や情報収集能力にたけていて取引先からの評価もよい。同性愛者で衛に好意をいだいているのだが、衛はちっとも気が付かない。衛と優の距離が近づいていくのをみて傷ついている。衛に思いを寄せていると伝えると衛はびっくりしたがお礼を言われて嬉しく思うが、自分が同性愛者だと世間に知られてしまう。会社の不利益になると思ったので辞表を提出するが、衛にあなたは悪くないと言われ安心し、さらに衛をサポートしていく。
東海林達也(しょうじ たつや/演:矢本悠馬)
「スリースターブックス」の社員である。希望する職種になるために勉強しながら働いている。上司にも「NO」が言えるハッキリとした態度をとり、ときに宮村や他の社員たちと衝突するが、それも彼の仕事への情熱によるもので、衛からは信頼されている。「スリースターブックス」を思う気持ちは衛と同じぐらいである。
鮫島彩(さめじま あや/演:菅野莉央)
「スリースターブックス」のマーケティング責任者。持ち前のセンスと鋭い分析力が特徴である。のちに妊娠していることが分かり今の会社では育児制度が整っていないために「スリースターブックス」を辞めようと決心する。しかし衛が育休制度を一緒に考えようといってくれたので会社に残った。子供が生まれてからも育休制度を利用して働いている。
一ノ瀬亮(いちのせ りょう/演:戸次重幸)
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目次 - Contents
- 『SUPER RICH』の概要
- 『SUPER RICH』のあらすじ・ストーリー
- 衛と亮の信頼関係崩壊
- 衛と優の出会い
- 「スリースターブックス」の縮小と問題
- 宮村と優が衛への想いをぶつける
- 心の距離が近づく衛と優
- トラブル続出の社員たち
- 優の昇進と優の両親の借金
- 衛の体調の変化
- 宮村の作戦
- 『SUPER RICH』の登場人物・キャラクター
- 主要人物
- 氷河衛(ひょうが まもる/演:江口のりこ)
- 春野優(はるの ゆう/演:赤楚衛二)
- スリースターブックス社員
- 宮村空(みやむら そら/演:町田啓太)
- 今吉零子(いまよし れいこ/演:中村ゆり)
- 東海林達也(しょうじ たつや/演:矢本悠馬)
- 鮫島彩(さめじま あや/演:菅野莉央)
- 一ノ瀬亮(いちのせ りょう/演:戸次重幸)
- 碇健二(いかり けんじ/演:古田新太)
- 鬼頭流星(きとう りゅうせい/演:嘉島陸)
- インターンの学生
- 田中リリカ(たなか リリカ/演:志田未来)
- 豪徳尊(ごうとく たける/演: 板垣瑞生)
- 高橋みゆ(たかはし みゆ/演:野々村はなの )
- 優の家族
- 春野良次 (はるの りょうじ/演:上島竜兵)
- 春野桜(はるの さくら/演:美保純)
- 春野真子(はるの まこ/演:茅島みずき)
- その他
- 島谷聡美(しまたに さとみ/演: 松嶋菜々子)
- 小村勉(こむら つとむ/演:大村わたる )
- 城戸密(きど ひそか/演:結木滉星)
- 大河一郎(たいがいちろう/演:田山涼成)
- 『SUPER RICH』の用語
- スリースターブックス
- プラチナ・ウーマン・オブ・ザ・イヤー
- さくらヒルズ
- 春野印刷
- 『SUPER RICH』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- 氷河衛「金なんてなんぼあってもいいですからね」
- 氷河衛「今西が責任を感じることはない、何も今西は悪い事をしていない、少し人と違っただけだ」
- 春野優 「うちでは父さんが作ってましたよ。手があいたり、得意な方がやればいいって」
- 『SUPER RICH』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 他作品にも登場した優の家
- プラチナ・ウーマン・オブ・ザ・イヤーの授賞式会場として使われた横浜迎賓館
- 優とおにぎりはベストマッチ
- 『SUPER RICH』の主題歌・挿入歌
- 主題歌:優里「ベテルギウス」