WOOD JOB!〜神去なあなあ日常〜(映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『WOOD JOB!~神去なあなあ日常~』とは、三浦しをんの著書『神去なあなあ日常』を原作として公開された青春映画である。大学受験に失敗した平野勇気は「緑の研修生」という林業研修プログラムのパンフレットを偶然見つける。その表紙の美女に憧れて神去村(かみさりむら)にやってくるが、そこには癖だらけの村人たちが暮らしていた。何度も逃げ出そうとする勇気だったが、次第に林業の魅力にみせられていく。この映画はたくさんの小ネタに笑わせられつつ、森林風景の美しさや人との出会いに感動する物語になっている。
『WOOD JOB!~神去なあなあ日常~』の概要
『WOOD JOB!~神去なあなあ日常~』とは、2014年5月10日に公開された日本の青春映画である。原作は三浦しをんの『神去なあなあ日常』。監督・脚本は矢口史靖で、主演は染谷将太である。この作品は、矢口にとって初めての原作つき映画である。映画のキャッチコピーは「少年よ、大木を抱け」。撮影は三重県の山間部を中心に、約一か月半に及んだ。全国の310スクリーンで公開され、興行収入は1億700万2,400円。客層の割合は男性が多く、その中でも会社員が多く鑑賞していた。また、公開初日映画の満足度調査(ぴあ)では、満足度トップとなっている。
大学受験に失敗し彼女にもふられた平野勇気は、たまたま「緑の研修生」という林業体験プログラムのパンフレットを目にする。表紙の美女に会いたいというだけの不純な動機で研修先の神去村にやってきた勇気だったが、そこで暮らすのは個性的な林業家や村人たちばかりだった。都会育ちの勇気と村人たちはなかなか相容れず、何度も逃げ出そうとする勇気。しかし先輩たちの姿や森の美しさに触れるうち、だんだんと林業の魅力に気づいていくのだった。勇気はどのようにして過酷な林業の仕事になじみ、村人たちに「山の男」として認められるようになっていったのか。この映画は随所にちりばめられた小ネタにクスッとしつつも、ひとりのちゃらんぽらんな青年が大きく成長していく姿に感動させられる作品となっている。
『WOOD JOB!〜神去なあなあ日常〜』のあらすじ・ストーリー
緑の研修生
大学受験に失敗した平野勇気(ひらのゆうき)は、卒業式の後彼女の玲奈(れいな)にも振られ友人とカラオケボックスに来ていた。
友人たちは勇気を慰めてくれるが、大学の話をする彼らに疎外感を感じた。
明け方帰り道に商店街で「緑の研修生」のパンフレットが目にとまり、勇気はこれだと思ったのだった。
勇気は地元の駅から新幹線に乗り、さらに電車を2本乗り継いで研修先に向かった。最後に乗った1両編成の電車の中で、友人と携帯電話で話しをした。
友人がなぜ林業なのか尋ねると、勇気はパンフレットの表紙の美少女に会えると思った動機は隠し、「男らしい、地球に優しくありたい」などと適当な事を言って誤魔化した。
電話の途中で圏外になってしまい、駅に到着して電波を探すが圏外のままだった。
さらに手を滑らせ携帯電話を水たまりに落としてしまい、完全にやる気を失くして帰ろうとした。電車の時刻表を見ると、次の電車は6時間後だった。
そこに林業組合の専務が、軽自動車で勇気を迎えにきた。
勇気は仕方なく研修施設に向かった。研修生は20人いて、研修は1年間行われることになっていた。
最初の1か月は、研修施設で基礎講習を受けることになった。
勇気は専務にパンフレットの表紙の美女は、どこにいるのか尋ねてみた。専務はパンフレットに「写真はイメージです」と小さく書いてあることを教えたのだった。
研修で他の研修生が真面目に取り組む中、勇気はいい加減な返事をしやる気のなさを露呈していた。
専務がチェーンソーの扱いを説明する時、サポートで中村林業(なかむらりんぎょう)の飯田与喜(いいだよき)が実技を見せた。与喜が的確に木に切り込みを入れ倒していくのを見て、勇気は「たおれるぞー」と声を上げ舌打ちをされてしまった。
その後も真面目に講習を受けない勇気は、与喜に頭を掴まれ「山をなめたら、命を落とす」と詰め寄られてしまった。
驚いて後ずさった勇気は、後ろにあった斧で手を切ってしまった。与喜の指示で研修生の山本(やまもと)と内藤(ないとう)が、勇気の怪我を適切に手当てした。
脱落していく研修生
実家に電話をした勇気は里心がついてしまい、帰り支度をして辞める言い訳を考えながら事務所に向かった。そこには他にも研修生がいて、専務に辞めることを告げて帰って行った。
専務は研修生に研修後もここに住んで、家庭を持ってもらいたいと思っていた。そのため与喜にもう少し優しく教えるよう頼むが、「都会もんには無理だ」とあしらわれてしまった。
そこにいたもう1人の女性は「パンフレットはもう使うな」と言って、それらを回収していた。
勇気は専務と与喜たちが話し込んでいるうちに、研修施設を抜け出した。
そこにさっきの女性が通りかかり、勇気をバイクの後ろに乗せて駅まで連れて行ってくれた。ヘルメットを脱いだ女性は、パンフレットの美女の石井直紀(いしいなおき)だった。
直紀は「興味本位で来ただけなら、さっさと帰れ」と、きつい言葉を勇気に浴びせて去って行った。
その後勇気は電車に乗らず、直紀の言葉を思い出しながら歩いて研修施設へ戻ったのだった。
基礎講習の最終日までに研修生は10人ほどになっていたが、その中に勇気の姿があった。専務は研修生に支給された斧などを鞄にしまう勇気に、「一番最初にいなくなると思っていた」と話した。
これから11か月の間、研修生は実地研修をするのだった。
勇気の派遣先は研修施設からかなり山奥に進んだ、神去村(かみさりむら)の中村林業だった。
勇気を迎えに来たのは、ボロボロの軽トラックに乗った与喜だった。
神去村での生活
勇気は神去村の与喜の家で妻のみきと繁(しげ)にあいさつし、中村林業の社長の家にもあいさつに行った。家には社長の中村(なかむら)と、妻の祐子(ゆうこ)と息子がいた。
中村は「林道でトラブルがあったから、行ってみるか」と、勇気を林道へ連れて行った。
トラブルが起きた林道では何本もの木が道をふさいでいた。中村林業の男たちは土砂降りの中、道をあけるため木を動かしていた。
手伝おうとした勇気は要領が悪いため、林道の横の斜面に落とされてしまい何もできずに作業は終わってしまった。
雨も上がり勇気は中村林業の面々に紹介された。あいさつをしながら、ふと股を掻くと手が血だらけになっていた。中村林業の田辺(たなべ)は「これはヒルだ」と言って、勇気のズボンを下まで下ろした。お尻についたたくさんのヒルを中村林業の面々は、楽しそうにライターの火で焼き落としていった。
勇気は作業の帰りトラックの荷台で同僚の小山(こやま)に話しかけられるが、なまりが酷くて何を言っているのか分からなかった。
小山は「なあなあや」と言って話を終えてしまった。
与喜の家での夕食には、鹿の肉とマムシ酒が出たが勇気は食べられなかった。
夜中にお腹がすいて台所を漁って「なにやってんだろう」と思いながらも、食べ物を勝手に食べてしまった。
朝起きて家に誰もいないことに気づいた勇気は、荷物をまとめて村から脱走しようとした。道端に集まった老婦人たちにバス停があるか聞いてみると、ここから車で2時間の所にしかなかった。
そこに車に乗った与喜とみき、祐子が通りかかった。老婦人たちに脱走をばらされそうになった勇気は、咄嗟に「携帯を直したい」と誤魔化した。
それならと与喜に強引に車に乗せられた勇気に、老婦人たちは「なあなあや」と声をかけた。
勇気は街で携帯電話を修理に出した。
街から帰る途中で車を降りた祐子が向かった一軒家には、研修期間中にバイクで駅まで送ってくれた直紀がいた。直紀は祐子の妹だった。
直紀は以前「緑の研修生」で神去村に来た青年と大恋愛をして一緒に住んでいたが、青年は急に村を出て行ってしまった。
実は研修のパンフレットの表紙に載ることを直紀が許可したのは、付き合っていた青年も一緒だったからだった。
神去村での生活が始まり、勇気は朝早い林業の生活になかなか慣れなかったが、次第に自分で起きられるようになり与喜にも認められるようになっていた。
作業を終えて家に戻ると、みきに自分たちの夫婦生活のため、一晩どこかに泊ってこいと家を追い出された。
村をふらついていた勇気は、なんとなく直紀の家に立ち寄った。ちょうど直紀と子供たちが家から出てきたので、後をついて行くと小学校に辿り着いた。直紀はこの小学校の先生だった。
校庭でドッヂボールをして遊んでいると、子供を迎えに来た保護者たちが集まってきた。
その中には、祐子と地区会長の山根(やまね)という老人がいた。山根は「研修生のあいさつがない」と祐子に嫌味を言った。
祐子に促され勇気はへらへらとあいさつをしたが、山根は「あいさつもできないよそもの」と言って帰って行った。
祐子になぜここにいるのか聞かれた勇気は、祐子に一晩泊めてくれと頼んだ。
子孫のために
勇気は中村家に泊めてもらうことになった。
中村家では中村林業の面々の名前が書いてある、「オオヤマヅミ祭」の出席札を見た。
そして後日中村林業で、中村家のひいおじいさんの時代に植えた木を切る予定になっていると聞いた。
その木を切る日勇気は105年物の大木を切って運び出すために、通り道の木を切ることを任された。勇気は緊張しながらも中村林業の面々が見守る中、無事木を切ることができた。
そして与喜が、105年物の大木にチェーンソーを入れて見事に切り倒した。
勇気は一連の与喜の動作を「かっこいい」と思うのだった。
材木の競り会場に赴いた勇気は、中村林業の木の評判を聞いて嬉しかった。その日切った105年物の木は、1本80万という価格がついた。
競りの帰り道山の木を全部切り出せば、億万長者だと勇気は興奮していた。しかし与喜は「先祖が植えた木を全部売ったら、その後は100年打ち止めだ」と勇気を叱った。
中村は「林業ではいい仕事の結果は、自分たちが死んだ後にでる。なあなあや」と言うのだった。
山で勇気と与喜は種取りという作業をして、それぞれが木にどんどん登って行った。お使いを頼まれやって来た直紀は、真面目に仕事をしている勇気を見て微笑んだ。
与喜は昼食の弁当を忘れてきたことに気づき、勇気を罵倒したが彼は適当に受け流した。勇気は与喜の性格に慣れてきているようだった。
直紀のお使いはその弁当を届けることだった。直紀の弁当もあったため、勇気と一緒に川べりで弁当を食べることにした。
直紀は勇気のことを見直していて、いい雰囲気だった。
雨が降ってきたので軽トラックに避難した。勇気は直紀に手ぬぐいを貸したが、それは研修の時に山本がくれた「愛羅武勇」の手ぬぐいだった。勇気は思い切ってなぜ彼氏と別れたのか直紀に聞いてみた。
直紀が彼氏が田舎の生活に馴染めなかったことを話すと、勇気は他の所に引っ越せばよかったのではないかと言った。
昔から住んでいるところだから簡単にはいかないという直紀と、それはおかしいと言う勇気は意見が合わなかった。
直紀は勇気に「都会の人間だから、どうせ出ていってしまう」と言って、そのままバイクで帰ってしまった。
山の男として
勇気の携帯電話の修理が終わり中を見てみると、玲奈から電話が来ていた。
電話は大学で所属しているスローライフ研究会の仲間と、神去村と林業の見学をさせて欲しいという頼みだった。
勇気は久しぶりに玲奈と再会し同世代と話すのが嬉しくて、スローライフ研究会のメンバーとはしゃいでいた。
しかし次第にスローライフ研究会の振る舞いが、自分が「緑の研究生」としてやって来た頃と重なってきて、大学生のノリと中村林業の面々の仕事ぶりとの差を感じたのだった。
昼食はスローライフ研究会と、神去村の人々とでバーベキューをした。その時研究会の人が、林業に携わる人々をないがしろにするような発言をしたため、勇気は怒ってスローライフ研究会を村から追い出した。
与喜は勇気のその姿を見て満足するのだった。
ある日の仕事帰り、中村家で開かれたオオヤマヅミ祭りの打ち合わせに勇気も参加した。以前見た木札をみんなが裏返していった。勇気の木札は無かったが部屋に入ると、村人から「よそもんをオオヤマヅミ祭に参加させるのはどうかと思う」と言われてしまった。
勇気は気にしなかったが、中村は仲間だから参加できないことはないはずだと反論した。
しかし山根は、「48年ぶりの大祭に、1年で出て行ってしまうような人間を参加させるわけにはいかない」と言った。
ここまで黙って聞いていた与喜は、「勇気はまだ役に立たないが、みんなが思っているより山の男だ」と言ったのだった。
神去村に春が来た。
この日は「山どめの日」といわれる、山の神様が木の数を数える日だった。そのため人間が山にいたら木の数に勘定されてしまうので、山の仕事は休みだった。
与喜と勇気と村の小学生たちは、河川敷で火を起こしていた。そこを通りかかった直紀が注意したが、子供たちに「そんなだから結婚できない」と言われ怒って立ち去ってしまった。
子供たちは謝るため直紀を追いかけたが、山根の孫のケンジは虫に気を取られ山に入ってしまった。
ケンジがいないことに気がついた大人たちは、捜索のため山に入ることになった。
勇気も捜索に加わり、他の男たちに倣って口の中を清めてから山に入った。
霧であたり一面が真っ白になってしまったが、勇気は誰のものか分からない手に導かれた。
そのまま山の奥へと進んで行き、その手が離れると目の前にケンジがいた。
無事を喜びケンジをおぶって山を降りた。
その頃ふもとでは、夕方になって危険なため捜索が打ち切られようとしていた。そこにケンジをおぶった勇気が現れ、山根家の人々が駆け寄った。
勇気を心配していた直紀も駆け寄った。
すると与喜が勇気の耳にマムシが噛みついているのを見つけ、彼は救急車で運ばれてしまった。
オオヤマヅミ祭
ケンジの一件以来山根は何度も勇気のお見舞いにやって来たが、勇気は狸寝入りをしていた。ある日山根からオオヤマヅミ祭の木札を渡されたみきは、勇気に「ちゃんと祭で役目を果たせ」と言った。
直紀もお見舞いに来ており、2人の間には以前のようなわだかまりはなくなっていた。
オオヤマヅミ祭当日ふんどし一丁の男たちが水で身体を清め、勇気も見よう見まねで準備を進めた。
祭のクライマックスで山頂に向かうところだったが、勇気は母から大事な電話が来ていると祐子から聞いた。与喜に「朝日が登る前に、先頭に行かないと間に合わない」と言われたが、急いで電話に出た。母からの電話は、ハンバーグのソースは何が好きかというくだらないものだった。
今から朝日が昇るまでに、山頂に行くのは不可能だった。
そこで直紀がバイクで勇気を山頂まで乗せて行くことになった。
山頂には立派な大木がそびえ立っていた。
朝日が昇ると大木を塩や酒で清め人力だけで倒すのだった。大木に斧を入れ、勇気と与喜が2人がかりでノコギリを入れた。すっかり日が昇りやっと倒れた大木の枝を切り、形を整えてからレールの上に乗せた。
大木はこのレールを使ってふもとの的まで滑らすのだった。男たちが大木を押し手を離す瞬間、勇気の足に大木に繋がった紐が絡まってしまった。
なんとか大木にまたがった勇気は、そのまま猛スピードで山の斜面を滑り落ちていった。
無事ふもとの的まで辿り着いたが、ご利益を求めて女たちが群がったため下に降りれなかった。
山の男勇気
勇気が1年の研修を終えて実家に帰る日が来た。
駅にはみんなが集まり、与喜が号泣しながら勇気をきつく抱きしめた。それを見てみんなも泣き出してしまった。
直紀は学校の仕事が終わってから来る予定だったが、まだ来ていなかった。電車が来てしまったので勇気は乗り込んだ。
電車は発車し勇気が涙を拭きながら外を見ると、直紀が線路沿いで見送っていた。以前勇気が直紀に貸した「愛羅武勇」の手ぬぐいを掲げて「さようなら」と何度も叫んでいた。
勇気もそれに答えて、何度も「さようなら」と繰り返すのだった。
勇気は地元に戻り、人の多さに戸惑いながらもやっと実家についた。
家に入ろうとした時、ふらふらと近所の材木で家を建てている所に行ってしまった。1年間慣れ親しんだ木の匂いに引き寄せられたのだった。
勇気がなかなか帰ってこないので父と母が玄関のドアを開けると、そこには繁から渡されたマムシ酒が置いてあった。
勇気は実家の玄関先にお土産だけ置いて、再び電車を乗り継いで神去村に戻ってしまったのだった。
そして次の年、「緑の研修生」のパンフレットは勇気が表紙になっていた。
『WOOD JOB!〜神去なあなあ日常〜』の登場人物・キャラクター
中村林業株式会社
平野 勇気(ひらの ゆうき/演:染谷 将太)
都会育ちで大学受験に落ちて浪人する予定だったところ、「緑の研修生」のチラシを偶然みつけた。チラシ表紙の直紀に一目ぼれという不純な動機で、林業研修プログラムに参加。はじめはやる気もなく何度も逃げ出そうとするが、次第に神去村と山の魅力に引かれ、林業に打ち込んでいく。基本的にへらへらとして頼りない様子ではあるが、やる時はやる青年である。
飯田 与喜(いいだ よき/演:伊藤 英明)
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『ガリレオ』とは、ガリレオと称される物理学者・湯川学を主人公とした東野圭吾の連作推理小説。小説を原作にフジテレビ系の月9シリーズにて連続ドラマとして映像化された。主演は福山雅治。 湯川の大学の同級生である警視庁の刑事草薙から、湯川が事件の相談を受けるところから物語は始まる。事件捜査には興味がない湯川だが、人の頭部だけ燃える、見えるはずのないものが見えたなど、一見すると超常現象とも取れる不可解な事件に対し科学者として興味を持った時にこれらの謎の解明に挑む。
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エルピス —希望、あるいは災い—(ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ
『エルピス —希望、あるいは災い—』とは、主人公である女子アナウンサーの浅川恵那とディレクターの岸本拓朗が、冤罪の証拠を探すドラマである。経済界の大物の策略で死刑囚となった男の冤罪を希望を見出しながら立証していくのだ。圧力に屈したくない拓郎と、自分の地位を守りたい恵那の葛藤も描いていて、災いや希望が渦巻く中で懸命に生きていくヒューマンストーリー。平均視聴率は6.3%で、最終回は5.5%である。
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バクマン。(実写映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『DEATH NOTE』のコンビ、原作・大場つぐみ、作画・小畑健によって、2008年から2012年まで「週刊少年ジャンプ」に連載された大ヒットコミックの実写映画化作品。監督は大根仁、音楽はサカナクションが担当。漫画家を志す二人の高校生、作画担当の最高(佐藤健)と原作担当の秋人(神木隆之介)がコンビを結成し、週刊少年ジャンプ連載の頂点を目指して悪戦苦闘する日々を描く。2015年10月東宝系公開。
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陰陽師(映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『陰陽師』とは、陰陽師安倍晴明の活躍を描いた野村萬斎主演の映画。平安時代の日本を舞台に、善と悪の対立や人間と妖怪の関係を描く。清明と彼の仲間たちがさまざまな困難に立ち向かう様子を描いている。 ゴールデングロス賞銀賞と第56回毎日映画コンクール録音賞を受賞。滝田洋二郎監督は優秀監督賞を受賞。野村萬斎はブルーリボン賞主演男優賞、日本アカデミー賞と新人俳優賞、優秀主演男優賞を受賞している。小泉今日子も優秀助演女優賞を受賞している。
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プロポーズ大作戦(ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ
『プロポーズ大作戦』とは日本のフジテレビ系列の月9枠で、2007年4月から放送された青春ラブコメディードラマである。未来から過去へタイムスリップするというファンタジー要素も含まれている。主人公の岩瀬健は幼馴染の吉田礼に長年想いを寄せていたが伝えられず、彼女の結婚式に出る羽目になった。後悔している彼の元に現れたのは、結婚式場に住んでいるという妖精だった。過去へ戻れるチャンスをもらった健が、大好きだった彼女を取り戻すために、自身の過去の行動を変えながら奮闘する姿にも注目だ。
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風間公親−教場0−(ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ
『風間公親−教場0−』とは長岡弘樹の小説『教場シリーズ』を原作としたサスペンスドラマであり、本作の放送以前にはスペシャルドラマとして『教場』『教場II』が放送されている。 本作の主人公である風間公親(かざまきみちか)が様々な事件を通して犯人と指導していく新人刑事たちの本質を見抜いていくものであり、風間が新人刑事たちとどう向き合うかが注目となっている。 適性のない人間を容赦なく切り捨てる最恐の教官はなぜ誕生したのか、風間公親の刑事時代と過去が描かれる。
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すずめといす(すずめの戸締まりスピンオフ絵本)のネタバレ解説・考察まとめ
『すずめといす』とは、マクドナルドのハッピーセットのおまけとして期間限定で配布された、『すずめの戸締まり』を題材とする絵本。『すずめの戸締まり』の前日譚を描いている。 母子家庭で育つ少女すずめは、仕事や勉強で忙しいあまりに机に突っ伏して寝てしまった母のためにごちそうを作ってあげようと思い立つ。1人で料理を作れるだろうかとすずめが不安に思ったところで、母お手製の“すずめのいす”が動き出し、自分も手伝うと言い出す。
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ブラッシュアップライフ(ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ
『ブラッシュアップライフ』とは、2023年1月に日本テレビで放送されたタイムリープ系ヒューマンコメディドラマである。脚本はバカリズム。主演は安藤サクラで、夏帆や木南晴夏などが出演する。市役所に勤務する近藤麻美は、ある時交通事故に遭って、33歳で亡くなってしまう。しかし死後の世界の受付で、来世でオオアリクイへの転生を告げられた麻美は徳を積んで再び人間に生まれ変わるために、赤ん坊から人生をやり直すこととなる。本作はザテレビジョンドラマアカデミー賞などで、多数の賞を受賞し高く評価された。
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初恋の悪魔(ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ
『初恋の悪魔』とは、2022年に日本テレビ系「土曜ドラマ」枠にて放送された坂元裕二の脚本によるオリジナルテレビドラマである。本作は、兄の死の真相を追う馬渕悠日が個性豊かな人物たちと事件の真相を解き明かす物語。捜査権のない4人を取り巻く警察、恋愛、青春群像劇などの様々なジャンルが交錯するミステリアスコメディである。個性豊かな俳優陣に加え、坂元節が遺憾なく発揮されギャラクシー賞など数々の賞を受賞し、高く評価された。
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キングダム(実写映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『キングダム』とは、原泰久の同名漫画を原作とする2019年公開の実写映画作品。映画としての『キングダム』シリーズの最初の作品である。キャッチコピーは「すべて、奪還する」。監督は佐藤信介が務め、主役の山﨑賢人や吉沢亮などの主要な役者は以降の作品でも続投した。 奴隷の少年信は、「天下の大将軍になる」という夢を共有した親友の漂を殺され、その仇を追う中で秦国の若き王嬴政と出会う。嬴政は政敵に狙われており、漂が彼の身代わりとなって散ったことを知った信は、親友の想いを継いで秦国の闇に立ち向かう。
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怪物の木こり(小説・映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『怪物の木こり』とは、倉井眉介によるスリラー小説であり、またそれを原作とした三池崇史監督による実写映画作品である。 怪物の仮面を被った男が斧で頭を割り、脳を奪い去るという猟奇連続殺人事件が発生する。そしてその男の次の標的に選ばれたのが弁護士の二宮彰だったが、二宮は冷血なサイコパスだった。次第に脳泥棒の目的と二宮の過去が明らかになっていく。脳泥棒とサイコパスという2人の直接対決が見所の作品。
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つみきのいえ(アニメ映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『つみきのいえ』(La maison en petits cubes)とは、2008年公開の加藤久仁生監督による日本の短編アニメーション映画である。 水没していく街の、積木を積み上げたかのような家で、1人暮らしをしている老人がいた。老人の生活を通じて、「人生」というものを象徴的に描く。素朴な絵と心温まるストーリーが魅力的な作品。
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バクマン。に登場する物語・作中作・劇中劇・連載まとめ
『バクマン。』とは、原作・大場つぐみと作画・小畑健による少年漫画作品。2010年にNHK教育テレビにてアニメ化された。 絵の才能を持つサイコーこと真城最高(ましろ もりたか)と、文章に長けた秀才のシュージンこと高木秋人(たかぎ あきと)がコンビを組み、『週刊少年ジャンプ』で売れっ子の漫画家になるべく研鑽するサクセスストーリーだ。 作中では主人公たちが描く漫画の他に、多くのライバル、仲間たちが作り出す多種多様な漫画が登場する。
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シン・ウルトラマンの禍威獣まとめ
禍威獣(かいじゅう)とは、『シン・ウルトラマン』に登場する敵性大型生物。ある時を境に日本各地に出現するようになり、多大な被害を生み出した。その姿は爬虫類のようなものから鳥に似たもの、巨大な植物まで多種多様。既存の生態系から完全に独立した生物であり、放射性物質を食べたり破壊光線を発したりと個々が地球の常識では考えられない能力を秘めている。 その正体は、外星人こと地球外の知的生命体が、人類発祥以前に後に日本となる土地に不法投棄していった生物兵器。日本にしか出現しないのもこれが理由である。
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バクマン。の名言・名セリフ/名シーン・名場面まとめ
『バクマン。(Bakuman.)』は週刊少年ジャンプで2008年から2012年まで連載していた漫画作品である。ジャンプで連載マンガ家を目指す中学3年生の真城最高と高木秋人は、ヒロインの亜豆美保と真城の「描いたマンガがアニメになり亜豆がそのヒロインの声優をやる」との約束をお互いの夢として努力を続ける。夢・友情・青春に関する数多くの名言が連載終了後も作品の魅力として語られ続けている。
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【元天才子役】人気子役とその成長後の姿を徹底比較!【女優・女の子中心】
芸能界で活躍する子役タレント。時に一世を風靡する人気者となる彼らだが、ずっとテレビの第一線での活躍を続けられる者は少なく、いつの間にか見なくなっていることがほとんどである。 ここでは、そんな人気子役たちの当時と現在の姿を画像で比較しながら紹介する。
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目次 - Contents
- 『WOOD JOB!~神去なあなあ日常~』の概要
- 『WOOD JOB!〜神去なあなあ日常〜』のあらすじ・ストーリー
- 緑の研修生
- 脱落していく研修生
- 神去村での生活
- 子孫のために
- 山の男として
- オオヤマヅミ祭
- 山の男勇気
- 『WOOD JOB!〜神去なあなあ日常〜』の登場人物・キャラクター
- 中村林業株式会社
- 平野 勇気(ひらの ゆうき/演:染谷 将太)
- 飯田 与喜(いいだ よき/演:伊藤 英明)
- 中村 清一(なかむら せいいち/演:光石 研)
- 田辺 巌(たなべ いわお/演:マキタスポーツ)
- 小山 三郎(こやま さぶろう/演:有福 正志)
- 神去村の人々
- 石井 直紀(いしい なおき/演:長澤 まさみ)
- 飯田 みき(いいだ みき/演:優香)
- 中村 祐子(なかむら ゆうこ/演:西田 尚美)
- 飯田 繁(いいだ しげ/演:小野 敦子)
- 山根 利郎(やまね としろう/演:柄本 明)
- 勇気の地元の人々
- 勇気の父(演:菅原 大吉)
- 勇気の母(演:広岡 由里子)
- 高橋 玲奈(たかはし れいな/演:清野 菜名)
- スローライフ研究会に所属する男子大学生(演:古川 雄輝)
- 「緑の研修生」林業研修プログラムの関係者
- 林業組合専務(演:近藤 芳正)
- 指導員B(演:田中 要次)
- 山本 翔(やまもと しょう/演:永沼 伊久也)
- 内藤 力(ないとう つよし/演:青木 健)
- 『WOOD JOB!〜神去なあなあ日常〜』の用語
- なあなあ
- 緑の研修生
- 間伐
- 枝打ち
- 種取り
- もやい結び
- オオヤマヅミ祭
- 杣人
- 山どめの日
- 『WOOD JOB!〜神去なあなあ日常〜』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- 105年ものの大木を伐る与喜を見つめる勇気
- 平野 勇気「帰ってください。帰れってば!!」
- 飯田 与喜「みんなが思うてるより、こいつはちゃんと山の男や!」
- 『WOOD JOB!〜神去なあなあ日常〜』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 木の上でも吹き替えなしの演技
- 監督たっての希望だった与喜のキャスティング
- 神去村のシーンはフィルム、都会のシーンはデジタルで撮影
- 『WOOD JOB!〜神去なあなあ日常〜』の主題歌・挿入歌
- 主題歌:マイア・ヒラサワ「HAPPIEST FOOL」