マン・オブ・スティール(DCEU)のネタバレ解説・考察まとめ
『マン・オブ・スティール』とは、2013年に公開されたアメリカ合衆国のスーパーヒーロー映画。「DCコミックス」の人気アメリカン・コミック『スーパーマン』の実写映画作品である。『スーパーマン』シリーズを含めると、本作は通算第6作目の作品だ。科学や文明が発達して人工生育が常識である、地球から遠く離れた惑星「クリプトン」で、数百年ぶりに自然出産で「カル=エル」という子供が生まれた。のちに「スーパーマン」と呼ばれる彼は、子供のいなかった夫妻に育てられたのち、自分の出自を知るための旅にでる。
『マン・オブ・スティール』の概要
『マン・オブ・スティール』とは、2013年に公開されたアメリカ合衆国のスーパーヒーロー映画。「DCコミックス」の人気アメリカン・コミック『スーパーマン』の実写映画作品である。
物語の始まりから新たに描かれる「リブート(再始動)」作品として製作されている。『スーパーマン』シリーズを含めると、通算第6作品目の映画だ。
科学や文明が発達した、地球から遠く離れた惑星「クリプトン」では、人工生育が常識であった。
そこで、数百年ぶりに自然出産で「カル=エル」が生まれた。
だが、惑星クリプトンでは、資源の過度な採掘によるエネルギーの枯渇と、クリプトンの元老院に対してのゾット将軍のクーデターによって、滅びの道を歩むことになってしまう。
そうなる前に、クリプトン人を再生させようとするカル=エルの父「ジョー=エル」によって、カル=エルは宇宙船のポッドに乗せられ、地球に到着した。
カンザスに住む、子供がいなかったジョナサン・ケントとマーサ・ケントが、カル=エルを見つける。そして、カル=エルに「クラーク・ケント」と名付けて、我が子のように育てていく。
これは、のちにスーパーマンとして活躍するクラークが、自分の出自を知るための旅にでる物語。多くの人に慕われたスーパーマンが、なぜ地球に現れたのか、また彼の孤独な少年時代を知ることができる貴重な映画だ。
監督はザック・スナイダーで、クリストファー・ノーランが制作・原案を担当し、デヴィッド・S・ゴイヤーが原案・脚本を担当した。配給はワーナー・ブラザース。
興行収入は2013年8月28日時点で、北アメリカで2億9026万5876ドル、それ以外の国々で3億5950万ドルと、合わせて6億4976万5876ドルを売り上げた大人気作品だ。日本での興行収入は、9.74億円だった。
北アメリカでの公開初週末では、約1億1310万ドルを売り上げ、2013年6月公開作品としては『トイ・ストーリー3』の1億1030万ドルを抜いて歴代最高を記録した。
また、2013年公開作品としては、『アイアンマン3』の1億7410万ドルに次ぐ成績と、好成績を記録した。
『マン・オブ・スティール』のあらすじ・ストーリー
滅びゆく惑星クリプトン
科学や文明が発達し人工生育が常識になっていた「惑星クリプトン」に、数百年ぶりに自然出産で子供が誕生した。
それはジョー=エルとララ・ロー=ヴァンの間に生まれた、カル=エルという男の子だった。
「惑星クリプトン」はエネルギーが枯渇して爆発寸前になっていた。
科学者であるジョー=エルは元老院に、「自分たちはもう助からないが、コデックスをカル=エルに一体化させ若い惑星に送って、クリプトン人を再生させよう」と進言した。
コデックスとは、クリプトン人の遺伝子情報を組み込んだ頭蓋骨状のものだった。
そこに軍最高司令官のゾット将軍が現れ、元老院に対してクーデターを起こした。ゾット将軍はジョー=エルにクーデターへの協力を求めたが、「同胞に手をかけたお前は、友ではなく怪物だ」と拒否されてしまった。
ジョー=エルはジェネシス・チェンバーの中心部に行き、コデックスを手に入れた。
ジェネシス・チェンバーはクリプトン人を人工的に生み出す装置で、コデックスから遺伝情報を読み取り遺伝子操作をして子供を育てていた。
ジョー=エルはコデックスを狙うゾット将軍の部隊から逃れ、ララ・ロー=ヴァンが待つ宇宙船「ポッド」の発射台に到着した。
ララ・ロー=ヴァンは自分たちクリプトン人より、さらに超人的な身体能力や科学力を得ることができる黄色い太陽が回る地球にカル=エルを送り込もうとしていた。
ジョー=エルはカル=エルにコデックスを一体化させた。
ジョー=エルたちはカル=エルに別れを告げ、クリプトン人の夢と希望を託して「ポッド」で地球へ送り出した。
この時Sの文字が書かれたエル家の紋章が刻まれた、補助記憶装置のコマンドキーも一緒に託した。
武装したジョー=エルは追ってきたゾット将軍に止めを刺そうとした。しかし「ポッド」を見送った隙を突かれ、ゾット将軍に刺されて死んでしまった。
コデックスと一体化したのがカル=エルだと知ったゾット将軍は、戦艦艇に「ポッド」を墜落させるよう命令した。
しかしそれは失敗しクーデターも鎮圧された。ゾット将軍は元老院によって、宇宙の墓場と呼ばれる「ファントム・ゾーン」で300年刑に処された。
ララ・ロー=ヴァンはカル=エルのことを思いながら、滅びゆく「惑星クリプトン」と運命を共にした。
クラーク・ケントの使命
地球に無事着いたカル=エルは成長し、海底油田で石油の発掘機が爆発寸前だったところに駆け付けた。作業員を全員救出した後、爆発に巻き込まれ海に投げ出されてしまった。
海に沈んでいく中、他人と違うパワーを持った自分に戸惑った少年時代を思い出し意識を取り戻した。
海から近場の港まで泳ぎ着いたカル=エルは街に出て、スクールバスを見たのをきっかけに少年時代を思い出していた。
カル=エルが乗った「ポッド」は、アメリカのカンザス州スモールヴィルに激突した。
そこで農業を営んでいたジョナサン・ケントに発見され、妻のマーサにわが子のように育てられた。カル=エルはクラーク・ケントと名付けられ成長していった。
人と違う超能力を持つクラークは、同級生に変な奴だといじめを受けていた。ある日クラークと彼をいじめている同級生が乗ったスクールバスが川へ落ちた。
クラークはスクールバスごと全員を救出した。しかし助けられた男の子の母親がクラークの超能力を怖れ、神のせいだとジョナサンに訴えた。
ジョナサンはクラークに、彼の超能力を他人に知られてはいけないと話した。クラークは人が死にそうなのに力を使ってはいけないことに納得できなかった。
ジョナサンは「人は理解できないものを恐れる」と言って、納屋の床下に隠した「ポッド」とコマンドキーをクラークに見せた。
クラークはそこで初めて、自分が地球人ではないことを知った。
ジョナサンは「実の父が、クラークを地球に送った秘密を一生かけ突きとめるのが使命だ」とクラークに告げた。
こうしてクラークは自分の出生を知るために、名前や経歴を偽って各地を1人で旅する生活を送っていた。
バーで働いていたクラークは、客の軍人が「軍が氷の下に埋まっていた謎の物体を発見した」と話すのを耳にした。
デイリー・プラネット新聞社のロイス・レインは謎の物体の取材をするため、アメリカ軍のネイサン・ハーディー大佐を訪問した。
ロイスはハーディー大佐と科学者のエミール・ハミルトン博士に会った夜、薄着姿で氷山を登るクラークを発見し後を追った。
クラークは氷山の奥に巨大な宇宙船を発見した。ジョナサンから受け取っていたコマンドキーをはめると宇宙船は起動した。
宇宙船にはジョー=エルの意識がプログラムとして残存しており、彼のホログラムを見てクラークは追いかけた。
クラークの後を追っていたロイスは、宇宙船の警備システムに遭遇し写真を撮った瞬間警備システムに襲われてしまった。
ロイスの悲鳴を聞き駆けつけたクラークは警備システムを破壊した。
腹を負傷したロイスをクラークは、目から放つ熱線で応急処置をした。その後氷漬けになっていた宇宙船が動き出し、クラークを乗せて去ってしまった。
ロイスはこのことを記事にしたが、上司のペリー・ホワイトに相手にされなかった。
クラークは再びジョー=エルのホログラムに会い、彼が実の父であることを知った。
クリプトンの子供には労働者・指導者・戦士の役割が与えられていた。
ジョー=エルは与えられた義務の他にも、選択肢やチャンスが子供たちにあっていいと考えていた。
彼はクラークに「誰にでも善の力が宿っているという信念の証」の「S」の紋章を見せて、そのことを人間に伝えて導けと告げた。
ジョー=エルはクラークの超能力には、黄色い太陽の光を受けた怪力・超感覚・透視能力・目から放つ熱線・飛行能力があると教えた。
クラークは彼から託された「S」の入ったスーツを着て、自分の超能力の限界を確かめるため宇宙船から飛び立った。
地球に来たゾット将軍
クラークはジョナサンの墓に行くと、独自に調査して家にやって来たロイスと再会した。
ロイスは人助けをする宇宙人のことを記事にしたいと言うが、クラークはこれを拒否した。
彼は超能力のことで喧嘩をしたまま竜巻でジョナサンを失った後悔から、超能力を封印して誰にも正体を明かさないことにしていた。
ロイスはその話を聞いて取材をやめネットに記事を流した。その後クラークはマーサと愛犬が待つ家に帰った。
その夜のニュースで、地球に巨大な宇宙船が飛来したと報じられた。それと同時にゾット将軍が世界中の電波をジャックした。彼は地球人に自分たちの同胞を引き渡すことと、クラークに24時間以内に降伏しろと警告した。
以前ロイスがネットに記事を流すよう頼んだ男が、マスコミにゾット将軍が探している人物をロイスが知っていると話してしまった。そのためFBIが彼女を捕まえに来た。
ゾット将軍のことも地球人のことも信用できないクラークは、地球を救うために名乗り出るべきか悩んだ。しかし悩んだ末にできる限り地球を助けることにした。
クラークはスーツに着替え、ロイスが捕まっているアメリカ軍の基地へ行った。そしてスワンウィック将軍にゾット将軍に降伏する代わりに、ロイスと話をさせて欲しいと頼んだ。
クラークはロイスにスーツの胸に刻まれた紋章の話をし、自分を信じてくれたことに感謝した。ロイスは地球では「S」に見える紋章を見て、「スーパーマンのようだ」と言いかけた。
しかしゾット将軍に、クラークの身柄を引き渡す時間が来て言えなかった。
ゾット将軍の代わりに来た副官の女性戦士ファオラ=ウルは、ロイスも一緒に連れて行くと言い出した。
クラークは移動中ロイスが心配で、彼女にコマンドキーをこっそり渡した。
ゾット将軍の狙い
「惑星クリプトン」の崩壊によりファントム・ゾーンから解放されたゾット将軍は、監獄だったファントム・ゾーンを箱舟に作り変えた。
そしていくつもの星を渡り歩き、惑星の環境をクリプトン人用に変換する「ワールド・エンジン」という装置を発見した。
33年間宇宙を彷徨い続けたゾット将軍は、クラークが「ポッド」に触れることで発せられた救難信号を頼りに地球へ飛来した。
ゾット将軍はコデックスと一体化したクラークを使って地球人を滅亡させ、地球を第二のクリプトンにしようとしていた。
クラークと別の部屋に閉じ込められたロイスは、部屋にあった小さな窪みにコマンドキーを差してみた。するとジョー=エルのホログラムが現れ、彼の言葉に従って脱出「ポッド」を使って宇宙船から逃げ出すことができた。
一方クラークは科学者のジャックス=オーによって、血液を採取されていた。
ジョー=エルのホログラムの出現によって、宇宙船内が地球人に合う環境になった。クラークは力を取り戻し、怪力で拘束具を破壊して部屋を脱出した。
彼はジョー=エルのホログラムに会い、コデックスと一体化した理由を聞いた。
ジョー=エルはクラークが地球とクリプトンの懸け橋になるように、願いを込めて一体化したのだった。
それを聞いた後クラークはロイスの乗った「ポッド」を追いかけ、地球に墜落しそうになっていた彼女を助けた。
ロイスを農場近くで降ろした後、コデックスの在りかを聞くゾット将軍からマーサを救い出した。
クラークはゾット将軍を捕まえ市街地に飛んだ。するとゾット将軍は地球の環境に適応できず苦しみ出した。
部下によって宇宙船内に退避した彼の代わりに、ファオラ=ウルともう1人の部下がクラークと戦った。
そこにアメリカ軍の航空機「A-10」が現れ、クラークもろともファオラ=ウルたちを攻撃した。しかし圧倒的なファオラ=ウルの強さに何もできず倒されていった。
ハーディー大佐もファオラ=ウルを恐れず戦った。
ファオラ=ウルが襲いかかろうとした時、クラークが駆け付けて彼を助けた。
なおも倒れないファオラ=ウルたちに、2機残った「A-10」が攻撃しそれが命中した。しかしその後2機は宇宙船によって追撃されてしまった。
クラークは現場にいたアメリカ軍に銃口を向けられたが、ハーディー大佐が「敵ではない」と言ってくれた。
クラークは農場に向かいマーサの無事を確かめた。ロイスはジョー=エルのホログラムに、倒し方を教わったとクラークに話した。
最終戦
ゾット将軍はジャックス=オーから、クラークの細胞がコデックスと一体化したことを聞きワールド・エンジンをインド洋に放った。
ゾット将軍は2つのワールド・エンジンを使って、メトロポリスと南インド洋を繋げて「テラフォーミング」を起こした。
地殻と大気を変動させ人為的に惑星を改造するテラフォーミングで、メトロポリスの市街は破壊され始めた。
ロイスの話したゾット将軍を倒す方法はワールド・エンジンに、宇宙船の動力源であるファントム・ドライブをぶつけて、ブラックホールを作り出し追放することだった。
クラークはアメリカ軍に協力を依頼し、軍の輸送機でファントム・ドライブを運んでもらい、その間に南インド洋にあるワールド・エンジンを破壊しようとした。
メトロポリスの市街地では、避難しようとしていたペリーとロイスの同僚たちが、間一髪のところで地殻変動の衝撃から免れた。クラークが南インド洋のワールド・エンジンを破壊したからだった。
ゾット将軍はファントム・ドライブを乗せた輸送機を襲おうとした。それを阻止したクラークがゾット将軍の制止を聞かず、宇宙船の操縦席を破壊した。
宇宙船は地上に墜落し、その衝撃でジェネシス・チェンバーが破壊された。
ハミルトン博士がコマンドキーを差し込んでファンシトム・ドライブを起動させ、ハーディー大佐が輸送機でワールド・エンジンにぶつけた。
それによって発生したブラックホールは、ゾット将軍の部隊とハーディー大佐やハミルトン博士を吸い込み消滅した。
ファオラ=ウルの攻撃で輸送機から飛ばされたロイスは、間一髪のところでクラークに助けられ、ブラックホールに飲み込まれずに済んだ。
この戦いでお互いに惹かれあうようになった、クラークとロイスは地上に降り立ちキスを交わした。
その後クラークは墜落した宇宙船で、唯一生き残ったゾット将軍の元へ向かった。
ゾット将軍はクラークがワールド・エンジンとジェネシス・チェンバーを破壊したことで、クリプトンの再興が不可能になったことを嘆いていた。
クリプトンを守り抜くという役割を与えられて生まれたゾット将軍は、地球人を選んだクラークを激しく恨んだ。
地球人を皆殺しにすると激昂したゾット将軍と、それを止めようとするクラークは大規模な市街戦を繰り広げた。
激闘の末駅のホールでゾット将軍を取り押さえ、なおも抵抗するゾット将軍の首を折り彼を殺した。
クラークは同胞を殺してしまった哀しみと怒りが混じった叫びをあげ、駆け付けたロイスに縋りついた。
後日クラークは、自分の居場所を探していた無人偵察機を墜落させた。スワンウィック将軍は、地球人を襲わない保証があるのかクラークに尋ねた。
クラークは味方であることを告げ、どうやって地球を救うか任せて欲しいと説得した。
スワンウィック将軍と別れたクラークは、マーサと共にジョナサンの墓参りをした。
クラークはマーサに、「世界を救っていない時は危険な場所に行っても詮索されず、世界中の情報が入る場所で働きたい」と告げた。
そして彼は変装して、ロイスが働くデイリー・プラネット新聞社に特派員の記者として入社した。
『マン・オブ・スティール』の登場人物・キャラクター
主要人物
クラーク・ケント/カル=エル/スーパーマン(演:ヘンリー・カヴィル/吹き替え版:星野貴紀)
本作の主人公。赤ん坊の頃、惑星クリプトンから地球へ送られた宇宙人(クリプトン人)。
カンザスの農家で育てられた。
地球の黄色い太陽の光を受けて育ったため、超能力(怪力・超感覚・透視能力・目から放つ熱線・飛行能力)を得た。
しかし、自分の持つ特殊な力やそれによる周囲からの扱いに苦悩している。
少年時代は自分の力を制御できなかったり、目の前に困った人がいたら隠すことなく力を使って助けていたが、養父・ジョナサンの死をきっかけにその力を封印する。
ジョナサンとの約束を守り、人前であまり力を出さないように努めてきたが、どうしても人を助ける気持ちを抑えきれず、たびたび力を使って人助けをする。
少年時代の同級生からのいじめや、周囲からの冷たい扱いを受けてきた経験から、地球人の事を家族以外で信用できなかった。
地球人だけでなく、クリプトン人でもゾット将軍のような悪者ならば、簡単に信用することもできず、どちらも信用できなくて苦しむ時もあった。
だが、ロイスとの出会いで考えが変わり、地球人を信じてみようと思い始めた。
ロイスとは、戦いを通じて距離を縮めていき、お互いに惹かれ合っていった。戦いの最中、ロイスと結ばれ、最終的に彼女の職場で働くようになる。
ゾット将軍の「地球人を滅ぼして、地球を第二のクリプトンにする」という考えは悪だと考え、彼を止めようと全力で戦う。
その一方で、同胞を殺してしまった哀しみや、自分への怒りが彼を殺した後に込み上げてきて、怒りと悲しみが混じった叫びをあげる。
ロイス・レイン(演:エイミー・アダムス/吹き替え版:中村千絵)
本作のヒロイン。デイリー・プラネット新聞の記者。
取材のためなら、どんな危険な場所にも赴く勇敢な女性。
巨大な宇宙船を発見したというアメリカ軍に取材に行った際、そこで薄着で氷山を登るクラークの姿を見て追いかけていった先で、彼が宇宙人であることを知る。
その事を記事にしたかったが、上司のペインに全く相手にされず、ネットに記事を流した。
それがきっかけで彼女は、クラークの存在とその居場所を知る重要人物としてFBIに捕まり、スワンウィック将軍とハーディー大佐がいるアメリカ軍の基地へ移送された。
クラークと共にゾット将軍の元へ連れて行かれたが、その際にコマンドキーを差し込んだことからジョー=エルのホログラムと出会い、脱出方法とゾット将軍の企みを阻止する方法を教えて貰う。
この戦いを通じて、クラークとの距離を縮めていき、お互いに惹かれ合った末に結ばれた。
クラークがスーパーマンと呼ばれるようになったのは、彼女がエル家の紋章が「S」に見えたことと、人助けを止められない正義感が強いことから、スーパーマンと呼ぼうとしていた。
最後に彼が自分の会社へ入社してきた時は、喜んで彼と握手した。
ゾット将軍(演:マイケル・シャノン/吹き替え版:広瀬彰勇)
惑星クリプトンの軍最高司令官。本作の敵。
クリプトンが滅びる直前、クリプトンの元老院に対してクーデターを起こすが、ジョー=エルの死後に鎮圧され、ファントム・ゾーンという監獄に追放された。
だが、惑星クリプトンが滅びたのと同時に解放され、ファントム・ゾーンを宇宙船へ改造し、他の惑星を渡り歩いて武器やワールド・エンジンなどを手に入れる。
そして、地球を第二のクリプトンにし、滅びた故郷を再興させようとクラークの前に現れる。
それは、クリプトンの再興に必要なコデックスが、ジョー=エルとララ・ロー=ヴァンによってクラークの細胞に一体化されたためだった。
しかし、クラークによってワールド・エンジンやジェネシス・チェンバーを破壊され、仲間もブラックホールに追放されてしまったため、彼の長年の夢は儚く散る。
ゾット将軍は、ジェネシス・チェンバーによって「戦士」として意図的に設計されて誕生したクリプトン人である。
「クリプトンを守り抜くこと」が彼に与えられた役目であったため、どんなに人から冷酷だと罵られようとも、クリプトンとそこに住む民を守ろうと手段を選ばず頑張ってきたのだ。
それがクラークによって打ち砕かれたことにより、クラークを激しく恨み、メトロポリスで大規模な市街戦を繰り広げていくことになる。
激闘の末、駅のホールでクラークに取り押さえられ、彼は最後の抵抗として無関係な家族を殺そうとした。そのせいでクラークに首の骨を折られ、死んでしまう。
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『ストリート・オブ・ファイヤー』とは、ウォルター・ヒル監督による1984年製作のアメリカ映画。ロックンロールを中心とした音楽が効果的に使用された、ミュージック・ビデオ感覚のアクション映画である。本国アメリカよりも、日本で熱狂的に受け入れられ、1984年の「キネマ旬報」人気投票では読者部門第1位を獲得した。リッチモンドの街を舞台に、ストリートギャング“ボンバーズ”に拉致されたかつての恋人を救うため、故郷に帰ってきたヒーローの活躍を描く。
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インターステラー(映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『インターステラー』とは鬼才クリストファー・ノーラン監督が世に放った壮大なSF映画である。最新技術と物理学者の協力によって映像化された、物理法則に忠実で当時最も本当の姿に近いといわれたブラックホール、ワームホールが話題となった。何年も雨が降らず、深刻な食糧問題を抱えた、人類滅亡の危機に瀕する近未来。元宇宙飛行士のジョセフ・クーパーは、居住可能な星を探す計画、「ラザロ計画」にスカウトされることになる。クーパーは娘に必ず戻ると約束し、広大な宇宙へと旅立った。果たして彼は人類を救うことができるのか。
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レ・ミゼラブル(レミゼ)のネタバレ解説・考察まとめ
2012年に公開されたミュージカル映画。主役のジャンバルジャンが牢獄から仮釈放されるシーンから始まる。ジャンバルジャンを追いかけるジャベール警部、ジャンバルジャンに自分の子供を託すファンティーヌなどの登場人物たちにより彼の人生は激動の時代を駆け抜けることとなる。そしてフランス革命が起き、それぞれの人生が変わるのであった。一人の男の一生を描いた超大作である。
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パーフェクト ワールド(映画)のネタバレ解説・考察まとめ
監督クリント・イーストウッド、主演ケヴィン・コスナーで1993年に公開されたアメリカ映画。 クリント・イーストウッドとケヴィン・コスナーというハリウッドの2大スター共演だが、フィリップ役の子役が素晴らしい演技を見せて、観るものを驚かせた。 脱獄囚ブッチは、逃亡中に8歳の少年フィリップと出会い、人質として連れ出す。逃亡の中で次第に心を通わせていく2人。せつないラストに心打たれるロードムービー。
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ジョーカー(映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『ジョーカー』とは、2019年にアメリカ合衆国で作成されたスリラー映画である。DCコミックス『バットマン』に登場するスーパーヴィランであるジョーカーが主人公となっており、2019年10月4日に日米同時公開された。舞台は、まだバットマンが誕生する以前の、不景気により治安の悪化する1981年のゴッサム・シティ。後のジョーカーことアーサーは、発作的に笑い出してしまう病と病弱な母親を抱えながら、一流のコメディアンを目指して貧しい生活を送りながらピエロのアルバイトを続けていた。
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ジョン・ウィック:チャプター2(映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『ジョン・ウィック:チャプター2』とは、2017年に公開されたアメリカのアクション映画。 前作同様主演をキアヌ・リーブスが務める。 『ジョン・ウィック』の続編であり、前作から5日後に起こった出来事を描く。 前作で亡くなった妻から贈られた飼い犬の復讐を遂げたジョンの元に、イタリアンマフィアのサンティーノから新たな殺人を依頼される。ジョンがその依頼を断ったことでサンティーノが彼の家をバズーカ砲で木っ端みじんにしてしまったことで再びジョンの復讐劇が始まる。
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コンテイジョン(映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『コンテイジョン』とは、2011年にアメリカで公開されたスリラー映画。危険な未知のウイルスが、次々と人間の命を奪い、恐怖というパニックにも感染していく世界を描いている。世界各地で同時多発的に謎の病が発生する。それは咳・発熱を発症後、急激に症状が悪化し、亡くなってしまうという新種のウイルスだ。世界中で感染が広がるこの病に医師たちは敢然と立ち向かう。しかし人々は翻弄され、国家は瞬く間に崩壊していくのだった。ウイルス感染の恐怖を様々な視点から捉えた、リアル感溢れるパニック・スリラー・ムービーだ。
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インセプション(映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『インセプション』( Inception)とは、2010年7月に公開されたクリストファー・ノーランが監督・脚本を務めるSFアクション映画である。他人の夢からアイデアを盗み出す企業スパイ・コブは、その才能から国際指名手配を受け、さらに妻の殺害容疑もかけられていた。そんなある日、サイトーと名乗る男が、彼に風変わりな依頼を持ちかける。サイトーのライバル会社を潰すため、息子に夢の中で会社を潰すアイディアを植え付ける(インセプション)依頼だった。夢の中ならではの壮絶なアクションが魅力の映画となっている。
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君が生きた証(Rudderless)のネタバレ解説・考察まとめ
『君が生きた証(Rudderless)』は2014年にアメリカで製作された音楽映画である。『ファーゴ』などで知られるベテラン俳優ウィリアム・H・メイシーの初監督作品である。優秀な広告マンだったサムは、大学生の息子ジョシュを銃乱射事件で失ってしまう。悲しみからすさんだ生活をしていたサムはジョシュが残した歌があることを知り、ライブバーで飛び入り参加し、歌を披露する。そこで出会った青年クエンティンとバンドを結成することになるが、サムには大きな秘密があった。
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コードネーム U.N.C.L.E.(アンクル)のネタバレ解説・考察まとめ
『コードネーム U.N.C.L.E.(アンクル)』とは、2015年の英米合作で制作されたスパイ・アクション映画。1960年代に、アメリカや日本で放映されたテレビドラマ『0011ナポレオン・ソロ』をリメイクした映画。監督は『シャーロック・ホームズ』シリーズを手掛けたガイ・リッチーが務めた。アメリカの「タイム」誌は、本作を「2015年の映画トップ10」の第9位に挙げている。 東西冷戦下を舞台に、米ソ両国のエージェント同士が手を組み凶悪テロを阻止するというスリリングなストーリー。
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メッセージ(映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『メッセージ』(原題:Arrival)とは、本作後に「ブレードランナー2049」を撮るドゥニ・ヴィルヌーヴ監督によるSFムービー。 突如地球上に現れた巨大な宇宙船。飛来した目的を探ろうと、船内の異星人とコミュニケーションをとるため軍に依頼された女性言語学者が、彼らと接触するうちに未来を見ることが出来るようになり、自分の人生を見つめ直していくシリアスタッチの知的なドラマ。2016年製作のアメリカ作品。
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メメント(映画)のネタバレ解説・考察まとめ
映画『メメント』は2001年に公開されたアメリカのサスペンス映画である。クリストファー・ノーラン監督が名を知らしめた代表作になっている。主人公レナード・シェルビーは強盗に襲われ、妻を殺害される。その際に頭を負傷し、10分しか記憶が持たない病気になってしまう。復讐のため、写真や自分の体にメモに記憶を刻みながら犯人をさがす。時間を遡りながら物語が進む難解な映画となっている。
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ボディガード(1992年の映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『ボディガード』とは、1992年にアメリカ合衆国で制作されたラブサスペンス映画である。脅迫状を送りつけられたスーパースターのレイチェル・マロンと彼女を命懸けで守る元シークレットサービスでプロのボディガードであるフランク・ファーマーとの甘くて切なく、ほろ苦い恋が描かれていく。主演は『ダンス・ウィズ・ウルブズ』でオスカーを獲得したケビン・コスナー、共演は本作が女優デビューとなった歌手ホイットニー・ヒューストンが務めた。監督は『ボルケーノ』、『理由なき発砲』などで知られるミック・ジャクソンが務めた。
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アンタッチャブル(映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『アンタッチャブル』とは、1987年にアメリカで制作されたアクション映画。禁酒法が敷かれた大都市シカゴを舞台に、酒の密造と密売で莫大な利益を得るギャング、アル・カポネに敢然と戦いを挑む4人の男たちの姿をロマンあふれる演出で描き出していく。『ボディガード』で知られるケビン・コスナー、『007 ドクター・ノオ』で知られるショーン・コネリーが出演した。 監督は『殺しのドレス』や『カジュアリティーズ』などで知られるブライアン・デ・パルマが務めた。
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GOTHAM/ゴッサム(ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ
『GOTHAM/ゴッサム』とは、架空の犯罪都市であるゴッサム・シティを舞台にしたアメリカ合衆国のテレビドラマ。DCコミックスの人気シリーズ『バットマン』のスピンオフ作品で、同作に登場するジェームズ・ゴードン刑事の若年期や後にバットマンとなるブルース・ウェインの少年期を中心に描いている。ドラマ作品オリジナルの小悪党コブルポッドを含めた様々な人物が登場し、後にバットマンと深い因縁を持つことになる者も多数存在する。ブルーノ・ヘラーが企画し、シーズン1~5まで約5年をかけて制作された超大作となっている。
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TENET テネット(映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『TENET テネット』とはイギリスで公開されたスパイ映画で、時間を逆行する物語。文字通り逆再生で時間が進んでいく。リアルに作り上げていくべく、スタッフや俳優に伝える能力も過去に時系列トリックを駆使した作品を作ってきたノーラン監督ならではの作品。 主人公はCIAの名もなき男。ウクライナのオペラハウスで発生したテロ事件に突入する。任務を終えた後そこで"TENET"というワードを耳にする。テネットというのは謎の組織の名前で主人公は組織の目的を知るために女性科学者のところへ向かうことになる。
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シャザム!(DCEU)のネタバレ解説・考察まとめ
『シャザム!』とは、2019年に公開されたアメリカ合衆国のヒーローアクション映画。DCコミックスのクロスオーバー作品『DCエクステンデッド・ユニバース』の第7作品目として製作された、スーパーヒーロー映画である。DCコミックスの『シャザム』を主人公としている。家出を繰り返す孤児「ビリー・バットソン」が、魔術師・シャザムとの出会いをきっかけに、里親と一緒に暮らす子供たちと絆を築いて成長していく。その一方で、シャザムと会った事があるサデウスは、悪の道を歩み始める。
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ビューティフル・マインド(映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『ビューティフル・マインド』とは、ノーベル経済学賞受賞の数学者ジョン・ナッシュの半生を描いたアメリカの映画。 数学界、経済界にとって画期的な理論「ナッシュ均衡」を発見、発表する天才数学者のジョンだが、人付き合いが苦手な中で仲の良い友人が出来たり秘密部隊から極秘任務を任されるという幻覚を見る統合失調症に苦心した。本作では統合失調症の世界観の例を示すとともに、最初は自身の幻覚を現実と思い込んでいたジョンが事実を受け止め、周囲の人たちと共にその事実と向き合っていく様が描かれている。2001年公開。
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目次 - Contents
- 『マン・オブ・スティール』の概要
- 『マン・オブ・スティール』のあらすじ・ストーリー
- 滅びゆく惑星クリプトン
- クラーク・ケントの使命
- 地球に来たゾット将軍
- ゾット将軍の狙い
- 最終戦
- 『マン・オブ・スティール』の登場人物・キャラクター
- 主要人物
- クラーク・ケント/カル=エル/スーパーマン(演:ヘンリー・カヴィル/吹き替え版:星野貴紀)
- ロイス・レイン(演:エイミー・アダムス/吹き替え版:中村千絵)
- ゾット将軍(演:マイケル・シャノン/吹き替え版:広瀬彰勇)
- ジョナサン・ケント(演:ケビン・コスナー/吹き替え版:津嘉山正種)
- マーサ・ケント(演:ダイアン・レイン/吹き替え版:塩田朋子)
- 人間
- ペリー・ホワイト(演:ローレンス・フィッシュバーン/吹き替え版:石塚運昇)
- スワンウィック将軍(演:ハリー・J・レニックス/吹き替え版:石住昭彦)
- ネイサン・ハーディー大佐(演:クリストファー・メローニ/吹き替え版:てらそままさき)
- エミール・ハミルトン博士(演:リチャード・シフ/吹き替え版:中博史)
- スティーヴ・ロンバード(演:マイケル・ケリー/吹き替え版:松山鷹志)
- クリプトン人
- ファオラ=ウル(演:アンチュ・トラウェ/吹き替え版:田中敦子)
- ジャックス=オー(演:マッケンジー・グレイ/吹き替え版:多田野曜平)
- ララ・ロー=ヴァン(演:アイェレット・ゾラー/吹き替え版:泉裕子)
- ジョー=エル(演:ラッセル・クロウ/吹き替え版:井上和彦)
- 『マン・オブ・スティール』の用語
- クリプトン(惑星クリプトン)
- クリプトン人
- ジェネシス・チェンバー
- コデックス
- コマンドキー
- ファントム・ドライブ
- ファントム・ゾーン
- ワールド・エンジン
- デイリー・プラネット新聞社
- ブラックホール
- 『マン・オブ・スティール』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- マーサ「世界を小さくすればいいのよ。私の声だけに集中して、海に浮かぶ島だと思って。島が見えた?」
- ジョナサン「人は理解できないことに恐怖を抱くのさ」
- ジョナサン「どんな男になろうとも、良い人間になろうとも悪い人間になろうとも、おまえは世界を変える」
- ジョー=エル「人間は超能力を持つおまえに憧れ、あとを追うだろう。躓き転びながらも、やがて共に光に包まれる時がきたら、彼らを助けて共に奇跡を起こせ」
- 『マン・オブ・スティール』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 単なるスーパーマンの「S」じゃない
- ヘンリー・カヴィルの筋骨隆々な体は、100%本物である
- 『マン・オブ・スティール』は、スーパーマン誕生75周年に公開された
- 『マン・オブ・スティール』の主題歌・挿入歌
- 主題歌:Hans Zimmer『Flight』
- 挿入歌:Hans Zimmer『マン・オブ・スティール サウンドトラック』