50回目のファースト・キス(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『50回目のファースト・キス(映画)』とは、本国アメリカのみならず世界中で大ヒットとなったロマンチック・ラブコメディである。記憶障害という難病をテーマに切なく涙かせるシーンもありながら、集結したコメディ俳優たちがハワイを舞台にナンセンスながらクセのあるギャグで始終笑わせてくれる。
二人が揃ってメディアに登場すると今だに大きな話題となるアダム・サンドラー×ドリュー・バリモアの最強コンビの抜群の信頼関係が、最高の映画製作に影響を与えヒット作へと導いている、今もなお根強いファンが多い傑作である。

インスピレーションは『恋はデジャ・ヴ』

本作のストーリーは、ビル・マーレー主演の『恋はデジャ・ヴ』からインスパイアされたものとされている。

本物の妻たちがカメオ出演

冒頭で女性たちがヘンリー・ロスを話題にするシーンに登場する歯科医とその患者は、歯科医がアダム・サンドラーの妻ジャッキー・サンドラーで、患者は監督ピーター・シーガルの妻リンダ・シーガルが演じている。
ジャッキー・サンドラーは、アダム・サンドラー作品の多くに出演している。

Dr.キーツのセリフは、映画『クリス・ファーレイはトミーボーイ』のストーリーとシンクロしている

ルーシーが担当医に話が聞きたいと病院を訪れた際、Dr.キーツが「10秒間トム」の居場所へルーシーたちを案内しながら、この脳外傷クリニック(キャラハン研究所)のスポンサーがオハイオ州の富豪である自動車部品王のT.B.キャラハンだと話している。
Dr.キーツ演じるダン・エイクロイドは、1995年の映画『クリス・ファーレイはトミーボーイ』(監督:ピーター・シーガル)でT.B.キャラハンの会社を買収するライバル会社の大物ザリンスキーを演じている。

ルーシーが朝食で読んでいる本

ハワイを舞台にしたラブ・ストーリーで1980年発刊のトム・ブラウン著『Still Life with Woodpecker』である。

ルーシーへのビデオテープ 2020年版

『The Drew Barrymore Show』で披露されたその後の二人。
映画同様にビデオテープを再生すると、ヘンリーがコロナ禍の現在の情勢を伝える様子や、Netflixを褒めたジョークも披露。
「10秒間トム」も登場している。

『50回目のファースト・キス』の主題歌・挿入歌・OST

オリジナル・サウンドトラック

50 FIRST DATES / 50回目のファースト・キス
Disc01

01. ホールド・ミー・ナウ/ウェイン・ワンダー
02. ラヴ・ソング/311
03. リップス・ライク・シュガー/シール(フィーチャリング・マイキー・ドレッド)
04. ユア・ラヴ(L. O. V. E. レゲエ・ミックス)/ワイクリフ・ジーン(フィーチャリング・イヴ)
05. ドライヴ/ジギー・マーリー
06. スレイヴ・トゥ・ラヴ/エラン・アティアス
07. 見つめていたい/UB40
08. ゴースト・イン・ユー/マーク・マッグラス
09. フライデイ・アイム・イン・ラヴ/ドライデン・ミッチェル
10. ブレックファスト・イン・ベッド/ナイスン・イージー・エクスペリエンス
11. アイ・メルト・ウィズ・ユー/ジェイソン・ムラーズ
12. フォゲットフル・ルーシー/アダム・サンドラー

挿入歌:The Beach Boys『Wouldn’t It Be Nice』

挿入歌:Israel  Kamakawiwoʻole『Somewhere over the Rainbow』

リメイク版主題歌:平井堅『トドカナイカラ』

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