レッド・ドラゴン(映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『レッド・ドラゴン』とは、トマス・ハリスの小説をもとにして2002年に公開されたアメリカのサスペンス映画である。
監督はブレット・ラトナー、主演をアンソニー・ホプキンスである。人食いハンニバルと呼ばれる精神科医の殺人犯ハンニバル・レクター(アンソニー・ホプキンス)に殺されかけた過去を持つ、元FBI捜査官であるウィル・グレアム(エドワード・ノートン)との戦いを描く。見どころは、レクター博士とウィルの頭脳戦と徐々にレッド・ドラゴンと呼ばれる猟奇殺人犯を追い詰めていく所である。
ラルフ・マンディ(演:フランク・ホエーリー)
CV:茶風林(ソフト版)/多田野曜平(テレビ東京版)
リーバの同僚で、リーバに気があるがリーバにはその気はない。
ダラハイドの事で悩んでいたリーバの話を聞き、リーバを送って行った後ダラハイドに撃ち殺される。
その後死体は、ダラハイドが死んだように見せかける為に使われる。
プリンシ博士(演:マイケル・カヴァナフ)
CV:手塚秀彰(ソフト版)
法医学歯科医の男である。
アトランタ警察本部の噛みつき魔についての会議にて、歯型について説明した。
長官(演:マディソン・メイソン)
CV:水野龍司(ソフト版)
警察庁長官である。
アトランタ警察本部での噛みつき魔についての会議に参加していた。
ハズラー(演:ジャニーヌ・ジャクソン)
CV:山戸恵(テレビ東京版)
女性獣医である。
ダラハイドの仕事上での知り合いで、動物好きなリーバの為に歯の治療中のトラを触らせた。
幼いフランシスの声(演:アレックス・D・リンツ)
CV:川名真知子(テレビ東京版)
幼い頃のダラハイドの声である。
祖母から受けた虐待まがいの言動に今も悩まされており、当時の記憶が幻聴の様に聞こえてくる。
ダラハイドの祖母の声(演:エレン・バースティン)
CV:寺島信子(ソフト版)
ダラハイドの祖母である。
非常に厳しくダラハイドを育てた。
虐待ともとれる言動を繰り返しており、現在のダラハイドを今も苦しめ続けている。
『レッド・ドラゴン』の用語
リ・ド・ヴォー
ウィルが自分の追っている犯人がレクター博士である事に気が付いたのは、一冊の料理本からであった。ウィルは栞のしてあるページを開くと、ある料理名にしるしが付いていたのである。それが「リ・ド・ヴォー」なのである。リ・ド・ヴォーとはフランス料理によく登場する煮込み料理である。リードヴォー(ris de veau)とは仔牛(veau)の胸腺(ris)という意味である。胸腺とは心臓の近くにあるが、牛は成長につれ胸腺は脂肪に変化する為、生後一年以内の仔牛に限定される。ちなみに人間の胸腺は、胸の真ん中の骨(胸骨)の真下で心臓の上、上大静脈と大動脈の前にある柔らかい脂肪の様な臓器である。
中の文字
劇中噛みつき魔であるダラハイドは、木の上から狙った家族を眺めていた。その際、木に赤い文字で「中」と彫っていた。
噛みつき魔の捜査中、ウィルがその文字を見つけるというシーンがある。
赤い「中」の文字はレッド・ドラゴンを意味するのだが、これは麻雀の三元牌(さんげんぱい)からきている。
英語で三元牌の事をドラゴンタイルといい、その牌の文字色に因んで「白(はく)」はホワイトドラゴン、「發(はつ)」はグリーンドラゴン、「中(ちゅん)」をレッドドラゴンと呼んでいる。
因みに三元牌とは麻雀で使用する牌の種類であり、「白」「發」「中」の事である。順番もこの順番とされている。
ウィリアム・ブレイク
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目次 - Contents
- 『レッド・ドラゴン』の概要
- 『レッド・ドラゴン』のあらすじ・ストーリー
- 2つの事件
- 再会
- 偉大なるレッド・ドラゴン
- 暗号
- 戦い
- 『レッド・ドラドン』の登場人物・キャラクター
- 主人公
- ハンニバル・レクター(演:アンソニー・ホプキンス)
- ウィル・グレアム(演:エドワード・ノートン)
- 殺人犯
- フランシス・ダラハイド(演:レイフ・ファインズ)
- FBI捜査官たち
- ジャック・クロフォード(演:ハーヴェイ・カイテル)
- ロイド・ボーマン(演:ケン・レオン)
- カッツ(演:エリザベス・デネヒー)
- ダラハイドの恋人
- リーバ・マクレーン(演:エミリー・ワトソン)
- グレアムの家族
- モリー・グレアム(演:メアリー=ルイーズ・パーカー)
- ジョシュ・グレアム(演:タイラー・パトリック・ジョーンズ)
- タトラー紙の記者
- フレディ・ラウンズ(新聞記者)(演:フィリップ・シーモア・ホフマン)
- ボルティモア州立病院精神科のスタッフ
- フレデリック・チルトン博士(演:アンソニー・ヒールド)
- バーニー・マシューズ(演:フランキー・フェイソン)
- 殺害されたリーズ一家
- チャールズ・リーズ(演:トム・ベリカ)
- ヴァレリー・リーズ (演:マルグリット・マッキンタイア)
- ビリー・リーズ(演:トミー・カーティス)
- ショーン・リーズ(演:ジョーダン・グルーバー)
- スージー・リーズ(演:モーガン・グルーバー)
- その他の登場人物
- バイロン・メトカーフ(演:ウィリアム・ラッキング)
- ラルフ・マンディ(演:フランク・ホエーリー)
- プリンシ博士(演:マイケル・カヴァナフ)
- 長官(演:マディソン・メイソン)
- ハズラー(演:ジャニーヌ・ジャクソン)
- 幼いフランシスの声(演:アレックス・D・リンツ)
- ダラハイドの祖母の声(演:エレン・バースティン)
- 『レッド・ドラゴン』の用語
- リ・ド・ヴォー
- 中の文字
- ウィリアム・ブレイク
- 『レッド・ドラゴン』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- レクター博士「私を捕まえたのは似たもの同士だからだ」
- 楽団との会食シーン
- 『レッド・ドラゴン』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 映画ハンニバル・レクターシリーズの時系列
- 映画だけではないハンニバル・レクター
- 3度目のレクター博士
- 『レッド・ドラゴン』の主題歌・挿入歌
- 挿入歌: Original Motion Picture Soundtrack「Main Titles」