『バック・イン・クライム 時空を超えた事件』とは、2013年のフランスの犯罪映画である。監督はジェルミナル・アルバレス。主演はジャン=ユーグ・アングラード。
精神科医のエレーヌ・バティステリが殺人事件の被害者を発見する。捜査にあたるリチャード・ケンプ警部は、手口が20年前の未解決事件と酷似していることに気づく。直後に何者かに襲われ川に落とされたケンプは、事件直前の1989年にタイムスリップしていた。ケンプは容疑者として追われながらも、精神科医のエレーヌの協力を得て運命の改変に挑む。
『バック・イン・クライム 時空を超えた事件』の概要
『バック・イン・クライム 時空を超えた事件』(原題:L'Autre Vie de Richard Kemp)とは、2013年のフランスの犯罪映画である。ジェルミナル・アルバレスが監督を務め、第35回モスクワ国際映画祭の主要コンペティション部門に出品された。
主演はジャン=ユーグ・アングラードが務めている。物語は、精神科医のエレーヌ・バティステリが川の近くで殺人事件の被害者を発見したことから動き出す。フランス警察のリチャード・ケンプ警部が捜査にあたるが、その手口が自身のキャリア初期に担当した未解決の連続殺人事件と酷似していることに気づく。その後、ケンプは正体不明の何者かに襲われて川へ投げ込まれ、気がつくと事件が始まる直前の20年前である1989年にタイムスリップしていた。彼は過去の殺人を未然に防ごうと奔走するものの、主要な容疑者として追われる身となり、若いエレーヌの助けを借りながら運命を変えようとする。
『バック・イン・クライム 時空を超えた事件』のあらすじ・ストーリー
20年前の事件
フランスの地方都市の海辺にて、早朝に高架橋をランニングしていた精神分析医のエレーヌ・バティステリによって、手足を縛られ溺死した男の変死体が発見される。被害者の鼓膜が破られていたことから、現場に急行したリシャール・ケンプ警部は、20年前に発生した未解決の連続猟奇殺人「鼓膜破り」事件を思い出す。当時、同僚の刑事を死なせてしまった苦い過去を持つケンプは、事件の証人であるエレーヌと親交を深めながら単独で捜査を進める。しかしある夜、現場となった海辺を視察していたケンプは、高架橋の上で何者かに背後から襲われ、海へと突き落とされてしまう。
1989年へのタイムスリップ
海から這い上がったケンプであったが、街の様子に強い違和感を覚える。彼が辿り着いたのは、くしくも「鼓膜破り」による最初の殺人が行われた20年前の1989年の世界であった。未来から持ってきた鍵を使い、若い頃の自分が不在中のアパートに忍び込んだケンプは、資金作りのために過去の記憶を頼りに万馬券を購入する。若い自分や元妻との接触を避けつつ、向かいのホテルに潜伏したケンプは、過去の凄惨な事件を防ぎ、被害者を救うために行動を開始する。
連続殺人の阻止と警察からの疑惑
記憶通りに第1の事件が発生すると、ケンプは第2の被害者となる女性エディット・シリオナールの命を救うべく奔走する。エディットの職場から住所を特定できなかったケンプは、警察へ告発電話を入れて「鼓膜破り」の情報を伝え、彼女の警護を要請する。しかし、警察の対応が遅れたことで第2の殺人も阻止できず、さらに事前に被害者の名を予告していた電話主のケンプ自身が、警察から容疑者として疑われる事態に陥ってしまう。
過去での苦闘と模索
度重なる失敗に気落ちしたケンプは、未来で恋仲になりかけていたエレーヌのもとを訪ねる。しかし、診察という形で接触を試みたものの、タイムスリップしてきたという突飛な主張は理解されず、激しく精神を病んだ患者として誤解されてしまう。一方で、ケンプはこの時代にまだ存命であった自身の母親のもとへ見舞いに訪れ、過去の未練をひとつ解消する。容疑者として警察から追われ、エレーヌからの理解も得られない孤独な状況のなか、ケンプは真犯人の特定と惨劇の回避に向けて奮闘する。
『バック・イン・クライム 時空を超えた事件』の登場人物・キャラクター
主要人物
リチャード・ケンプ(演:ジャン=ユーグ・アングラード)
画像右
フランス警察の警部。20年前の未解決連続殺人「鼓膜破り」の捜査中に何者かに襲われ、事件が始まった1989年へタイムスリップしてしまう。過去の世界で事件の発生を防ぎ、被害者を救おうと孤軍奮闘する。
エレーヌ・バティステリ(演:メラニー・ティエリー)
精神分析医。早朝のランニング中に変死体を発見したことで事件に関わり、ケンプと深く関わるようになる。過去の世界でも、タイムスリップしてきたケンプから協力を求められる。
警察・捜査関係者
ヴェルベック(演:フィリップ・ベロド)
警察の捜査関係者。
シモン・ルアンヌク(演:ジャン=アンリ・コンペール)
警察の捜査関係者。
目次 - Contents
- 『バック・イン・クライム 時空を超えた事件』の概要
- 『バック・イン・クライム 時空を超えた事件』のあらすじ・ストーリー
- 20年前の事件
- 1989年へのタイムスリップ
- 連続殺人の阻止と警察からの疑惑
- 過去での苦闘と模索
- 『バック・イン・クライム 時空を超えた事件』の登場人物・キャラクター
- 主要人物
- リチャード・ケンプ(演:ジャン=ユーグ・アングラード)
- エレーヌ・バティステリ(演:メラニー・ティエリー)
- 警察・捜査関係者
- ヴェルベック(演:フィリップ・ベロド)
- シモン・ルアンヌク(演:ジャン=アンリ・コンペール)
- その他
- ペルス=オレイユ(演:ニコラ・ヴィルマーニュ)
- ザビエル(演:ピエール・ムーア)
- マルセリア(演:ロイク・ロジュアン)
- ピエロ(演:フレデリック・ソレル)
- フランソワ(演:アドリアン・コーシュティエ)
- ジャンヌ(演:エルサ・ガレス)
- 水族館のアテンダント(演:フロール・ルリエンヌ)
- 『バック・イン・クライム 時空を超えた事件』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- SFミステリーというよりはロマンス映画として評価が分かれる作品
- 切ない結末を描いたラストシーンは『バタフライ・エフェクト』に類似
![RENOTE [リノート]](/assets/logo-5688eb3a2f68a41587a2fb8689fbbe2895080c67a7a472e9e76c994871d89e83.png)