レッド・ドラゴン(映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『レッド・ドラゴン』とは、トマス・ハリスの小説をもとにして2002年に公開されたアメリカのサスペンス映画である。
監督はブレット・ラトナー、主演をアンソニー・ホプキンスである。人食いハンニバルと呼ばれる精神科医の殺人犯ハンニバル・レクター(アンソニー・ホプキンス)に殺されかけた過去を持つ、元FBI捜査官であるウィル・グレアム(エドワード・ノートン)との戦いを描く。見どころは、レクター博士とウィルの頭脳戦と徐々にレッド・ドラゴンと呼ばれる猟奇殺人犯を追い詰めていく所である。
『レッド・ドラゴン』の概要
『レッド・ドラゴン』とは、トマス・ハリスの小説をもとにして2002年に公開されたアメリカのサスペンス映画である。
ハンニバル・レクター博士シリーズ4部作の内、三作目となる。監督はブレット・ラトナー、主人公であるハンニバル・レクター博士をシリーズ一作目の『羊たちの沈黙』(1991年)、二作目の『ハンニバル』(2001年)そして本作の3作品通してアンソニー・ホプキンスが演じた。レクター博士と対決する元FBI捜査官ウィル・グレアムをエドワード・ノートンが務めた。
3年前FBI捜査官であったウィル・グレアム(エドワード・ノートン)は、犯罪精神医学の権威であったハンニバル・レクター(アンソニー・ホプキンス)と、連続殺人事件を追っていた。しかしレクター博士こそ、連続殺人事件の容疑者だとグレアム捜査官は気が付いたものの、レクター博士に刺されて重傷を負った。それからはFBIを退職したものの、再び連続殺人事件を捜査する事になる。捜査する上で、収監されているレクター博士の助言を受けることになるグレアム捜査官であった。見どころは、かつて殺されかけたレクター博士とグレアム捜査官が再び連続殺人犯を追う所である。収監されながらもグレアム捜査官の命を狙うレクター博士との頭脳戦も見どころの一つである。
『レッド・ドラゴン』のあらすじ・ストーリー
2つの事件
1980年ボルティモア。ハンニバル・レクター博士は、オーケストラの演奏を聴いていた。しかし酷い音を鳴らし、演奏を台無しにしているフルート奏者を苦々しく思っていた。
コンサートのツアーが終わり、オーケストラのメンバーはレクター博士の食事会に招待されていた。ツアー中フルート奏者が行方不明になっていたが、その話題が出たものの皆深刻にはとらえていない様子だった。芸術的な料理が並ぶ中一人の女性が「この美味しそうなオードブルは何?」と尋ねると、レクター博士は「もし教えたら恐らく召し上がりません」とジョーク交じりに言うのだった。
食事会が終わり一人片付けをしているレクター博士の元に、ウィル・グレアム捜査官が訪ねてくる。レクター博士は犯罪心理医学の権威であり、FBI捜査官ウィルの捜査を手伝っていたのである。二人は連続殺人事件の話を始めるが、ウィルは二人で導き出した犯人像が間違っていることを指摘する。
被害者の死体から臓器がなくなっていた為、犯人は臓器を持ち帰り保存していると思っていた。しかし無くなった臓器は、どれも料理で使う部位であることに気が付いた。つまり犯人は殺した被害者の臓器を食べていたのではないかと言うのだ。ウィルはこの可能性についてレクター博士が気付かなかったことを不審に思いつつも、博士に「明朝に分析しなおそう」と言われ従うことにした。
レクター博士はウィルを一人残し席を立った。ウィルは何気なくレクター博士の部屋を見て回っていた。そして一冊の料理本を見つけた。しおりをしてあるページを開くと「リ・ド・ヴォー」に丸がついてあった。これを見た瞬間、ウィルは直観的にレクター博士こそが自分が追っている犯人であると確信した。
しかしウィルの背後には既にレクター博士が立っており、腹を刺されてしまう。遠のく意識の中で、ウィルは部屋にあった矢をレクター博士の腹に突き刺し銃で撃った。そして二人は気を失うのであった。
ウィルもレクター博士も瀕死の重傷を負った。その後ウィルは全身チューブ姿で横になっている写真を、タトラー紙の記者フレディ・ラウンズにすっぱ抜かれる。
一方レクター博士は人食いハンニバルとして収監されたのだった。
数年後、FBIを辞めたウィルはフロリダ州マラソンで妻のモリーと息子のジョシュと静かに暮らしていた。そこへ元上司のジャック・クロフォードが訪ねてくる。クロフォードは2つの家族が殺された事件について、ウィルの助けがほしくてやって来たのである。
バーミングハムとアトランタで起こった2つの事件には共通点が多かった。鏡を割りその破片を使っている事、ゴム手袋をして指紋がない事、靴のサイズも同じ11で血液型はAB+だと言う事。そして被害者に噛みついていることから、「咬みつき魔」と言うあだ名が付けられていた。
ウィルの類稀なる想像力と直感を信用しているクロフォードは、捜査に戻ってきて欲しいと頼むのだった。
クロフォードは殺されたリーズ一家とジャコビ一家の写真をウィルに渡した。バーミングハムのジャコビ家は2月の25日の満月の夜で、アトランタのリーズ家は3月28日の満月の1日前に犯行が行われた。満月が関係しているなら次の満月まで3週間ある。クロフォードは「事件現場を見るだけだからアトランタに行って欲しい」とウィルに頼んだ。
その夜アトランタに行ってほしくないモリーと言い争いになったが、なんとか彼女を説得することができた。翌朝、モリーとジョシュはアトランタに出発するウィルを不安そうに見送った。
再会
ウィルは捜査の為、一人でアトランタのリーズ家に来ていた。事件現場である家の中に入ったウィルは、想像力を働かせながら事件当日の様子を頭の中で再現していく。
まず眠っている主人チャールズの喉を切る。そして妻ヴァレリーの腹を撃つが、すぐには殺さず夫の死ぬところを見せる。その後子供部屋に行き、サイレンサーを使って三人の子供を殺す。そして死んだ子供たちを両親の元まで引きずっていき、観客に見立てて並べた後ヴァレリーを弄ぶ。最後に家中の鏡を割り、死体の目の中に鏡の破片を入れたと推測した。しかしウィルは最後の行為を疑問に思った。
ホテルに戻ってからも、ウィルは犯行現場の写真を眺めていた。そして鏡の破片を目に入れる事で、目に生きた輝きを取り戻させたのだと気付いた。更にヴァレリーの内ももに付着していたタルカム・パウダーに着目した。
タルカム・パウダーとは、ゴム手袋の内側に含まれている密着を防ぐためのもの。それがリーズ家に置かれていない事から、素手で夫人に触ったことがわかった。ならば目に鏡の破片を入れる際、ヴァレリー夫人の目に素手で触った可能性もあると考えたウィルは、クロフォードに連絡をした。
翌日、ウィルとクロフォードはアトランタの警察本部にいた。鑑定の結果、ウィルの言う通りヴァレリーの左目から指紋が出た。
その後ウィルとクロフォードはカフェでお茶をしていた。家に帰りたがっているウィルに、クロフォードは収監中のレクター博士に助言を求めるよう勧めた。手詰まりであったウィルは、渋々レクター博士に会いに行くことにした。
ボルティモア州立病院精神科にやって来たウィルがレクター博士のいる独居房に着くと、彼は「資料をよこせ」と言ってきた。資料を見たレクター博士は、「犯人は自分を醜いと思っており、鏡を割ったのはそのせいだ」と言う。そして「月に特別な感情を持っているなら、外で月を見る筈だ。裸であるなら、プライバシーが守られた方がいい」と付け加えた。
偉大なるレッド・ドラゴン
翌朝、ウィルはバーミングハムのジャコビ家へ向かった。ジャコビ家の庭にある大きな木の下に、プルトップが落ちているのを見つけたウィルはその木に登った。木の上からジャコビ家を覗いていたのではと考えあたりを見回すと、木に赤い文字で「中」と彫られているのを発見した。
朽果てた大きな屋敷で一人暮らしているフランシス・ダラハイドは、幼い頃に受けた祖母からの虐待まがいの言動がトラウマになっていた。
ダラハイドは、自分のスクラップブックを開いた。その本には「偉大なるレッド・ドラゴンを見よ」と書かれており、敬愛するレクター博士とウィルの記事が貼られている。
ダラハイドこそ、ウィルが追っている犯人なのだ。
ウィルは、再びレクター博士の元を訪ねていた。レクター博士からジャコビ家の木に刻まれた文字は、中国文字でレッド・ドラゴンを表す言葉だと教わる。
ウィルが帰った後、レクター博士は弁護士と話をする時間を与えられた。しかし弁護士との会話を直ぐに切ってボタンを操作し、シカゴ大学のブルーム博士の研究室に電話を掛けた。電話口にはアルバイトの学生が出た為、出版社を装いブルーム博士の住所録からウィルの住所を特定した。
クロマラックス社のカラー現像所に、この社の技術サービス主任であるダラハイドがやって来た。ダラハイドは、そこで盲目の女性リーバ・マクレーンと出会う。
その後雨の中でバスを待つリーバを、ダラハイドが車で家まで送ることになった。リーバは寡黙で親切なダラハイドに興味を持ち部屋に誘った。途中まではいい雰囲気だったが、リーバがダラハイドのコンプレックスである顔に触ろうとした為、彼は逃げるように部屋を出て行ってしまった。
暗号
ワシントンD.CのFBI本部にいたウィルは、レクター博士の元に犯人と思われる男からファンレターが届いた事を聞かされる。レクター博士には、手紙を発見したことを気づかせないようにしなくてはならなかった。拘束室でレクター博士を足止めし、その間に手紙の分析を進めることにした。
破られた箇所がありその部分の解析を進めると、タトラー紙の個人広告で連絡を取り合うことを突き止めた。タトラー紙が発行される前に、レクター博士の返信と思われる666と書かれた個人広告を発見するが、暗号がわからず解読できないまま発行されてしまった。
その後も解読は続けられ、遂にクロフォードの部下が解読に成功した。内容はウィルの住所を伝えるもので、さらに「君の為だ。みんな殺せ」と書かれている事がわかった。
FBIによってモリーとジョシュはすぐに安全な場所に保護された。そして翌朝、ウィルはもしもの時の為にモリーに銃の撃ち方を教えるのであった。
一方レクター博士は、今回の一件でチルトン博士から娯楽を全て取り上げられていた。
ある日ラウンズがアトランタ警察に逮捕された。FBIを語りリーズ一家の検死写真を手に入れようとしたのである。クロフォードは、記者であるラウンズを利用する事をウィルに提案した。ウィルはラウンズに咬みつき魔の偽の記事を書かせ、おびき出す事にした。
ウィルは噛みつき魔を愚弄する様な嘘の情報を流し、敬愛するレクター博士が噛みつき魔を嫌悪しているとラウンズに伝えた。更に宣戦布告とばかりに自分の住んでいる場所を伝え、今いる場所が直ぐに特定できるように写真までも撮らせた。
その夜ダラハイドは、ウィルの狙い通りにラウンズの記事を目にするのであった。
翌朝、タトラー紙の会社に出勤したラウンズは、待ち構えていたダラハイドによって拉致されてしまう。気を失っていたラウンズが目を覚ますとそこは彼の屋敷で、体を車椅子に接着されていた。ダラハイドは「なぜ嘘を書いた?」とラウンズに問いかける。ラウンズは「ウィルが書かせた」と答えた。そしてラウンズはダラハイドに真実を書くことを約束した。
翌朝車椅子に乗ったラウンズは、燃えながらタトラー社に突っ込んだ。
ウィルは助言を求めにレクター博士に会いにきた。しかしレクター博士は「ヒントは与えた。眺めたが見ていない」と言うだけだった。
その夜、ダラハイドの屋敷に寄ったリーバは積極的に彼にアプローチし、二人は一夜を共に過ごした。
翌朝ダラハイドの様子が昨夜とは違っていた。ダラハイドは「旅行にいかなきゃならない」と言い、送っていく途中のリーバを無理矢理車から降ろした。
戦い
ウィルはジャコビ家の遺品であるホームビデオを何度も見ていた。レクター博士の「眺めているが見ていない」という言葉が引っかかっていたのである。そして遂にリーズ家にもあったビデオを製作したクロマラック社に、咬みつき魔がいると確信した。
一方ダラハイドはブルックリンの美術館に、本物のレッド・ドラゴンの絵を見に来ていた。ダラハイドは美術館員の女性を襲い、気を失っている間に絵を破り食べてしまう。そうすることでレッド・ドラゴンを自身に取り込んだつもりになっていた。
その夜クロマラック社に行ったダラハイドは、捜査に来ていたウィルの姿を見つける。ウィルが自分に辿り着いたことを悟り、その場から逃げた。
ダラハイドがリーバの家に行くと、ドアの前で話をしている彼女と彼女の同僚ラルフを目撃する。その後ダラハイドはリーバと別れたラルフを撃ち殺し、リーバを拉致した。
目覚めたリーバはダラハイドの屋敷にいた。ダラハイドは「神が君をよこせと言っている。消えたかと思ったのに戻って来た。君を渡したくなかった」とリーバに言った。レッド・ドラゴンはダラハイドにしか感じる事ができない存在である為、リーバには全く理解が出来ない。
ダラハイドは家中に油をまき、「彼女は渡さない」と言いながら火を放った。一緒に死ぬつもりだったが、ダラハイドはリーバを撃てなかった。そして自分に銃口を向ける。
辺りには銃声が響いた。混乱しながらもなんとか外に逃げられたリーバは到着した警察に保護された。
ウィルは、外で焚火をしながら家族と穏やかな時間を過ごしていた。ジョシュがマシュマロを取りに家に戻ったが、暫くたっても家から出てこない為ウィルも家に入って行った。すると家の鏡が割られていた。
家の電話が鳴り留守電に切り替わると、クロフォードの声で「奴はまだ生きている」と聞こえてきた。
ウィルは二階に上がりジョシュの部屋の扉を開けると、息子にナイフを向けているダラハイドが居た。ジョシュはあまりの恐怖に失禁していた。それを見たウィルは、わざとダラハイドの祖母のような口ぶりでジョシュを叱咤した。
ウィルの言葉に怒り狂ったダラハイドが襲い掛かってくる。その隙にウィルはジョシュを逃がし、二人で別の部屋に逃げ込んだ。そこに二人を探しにモリーがやってきた為、ウィルはダラハイドと対峙する。
ウィルは何発か銃弾を受けて倒れてしまい、動けない。ウィルに近寄るモリーに「撃て」と言いながら銃を渡す。そしてモリーは立ち上がろうとするダラハイドに、発砲したのだった。
ある日、レクター博士の元に面会希望の知らせが入る。面会希望をしているのは、FBIの若い女性だという。それを聞いたレクター博士は「その子の名前は?」と尋ねるのであった。
『レッド・ドラドン』の登場人物・キャラクター
主人公
ハンニバル・レクター(演:アンソニー・ホプキンス)
CV:麦人(ソフト版)/石田太郎(テレビ東京版)
犯罪精神医学の権威である。
裏の顔は、人を殺害しその臓器を好んで食べるカニバリズムである。
幼少期に妹の肉を食べさせられていた事がトラウマとなっており、カニバリズムの根源となっている。
自分だけではなく、他人にも人肉料理を振舞っている。
知性、ユーモアのセンスがあり語学も堪能である。殺人に関しては彼なりのルールがあり、基本的には無礼な振舞の人間などをターゲットにしている。一方で、自分が認める相手に対しては紳士的な対応をする。
ウィル・グレアム(演:エドワード・ノートン)
CV:井上倫宏(ソフト版)/小森創介(テレビ東京版)
元FBI捜査官である。レクター博士に刺されて、重傷を負ってから退職している。
プロファイラーとしては、優秀な男であり犯人に必要以上に同調してしまう問題を抱えている。
妻と息子がおり、レクター博士の策略によって命を狙われる。
殺人犯
フランシス・ダラハイド(演:レイフ・ファインズ)
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『ラッシュアワー2』とは、2001年に公開されたアメリカで制作されたアクション・コメディ映画である。『ラッシュアワー』の続編であり、主人公は同じくジャッキー・チェンとクリス・タッカーである。全世界で3億4,730万ドルの収益を上げた。『ラッシュアワー』よりアクションシーンが多くなっている。監督は『ラッシュアワー』に引き続きブレット・ラトナーである。休暇を取り香港観光に来たカーターだったが、リーの父親を殺した犯人の捜査に協力することになり、2人は息の合ったコンビネーションで事件を解決していく。
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ピアノ・レッスン(映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『ピアノ・レッスン』とは、1993年にオーストラリアで制作された恋愛映画である。口が利けない女性エイダは、まだ見ぬ夫スチュアートが住むニュージーランドへ娘フローラとピアノと共に渡る。海辺でピアノを弾くエイダに惹かれたスチュアートの友人ベインズは、土地と交換でエイダのピアノを手に入れる。荒々しくも情熱的なベインズに戸惑いながら、ピアノを介してベインズに惹かれていくエイダの燃えるような恋愛が官能的に描かれていく。ホリー・ハンターが主演を務め、ジェーン・カンピオンが監督を務めた。
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007 スカイフォール(映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『007/スカイフォール』(原題: 『Skyfall』)とは、2012年公開のスパイアクション映画で、「ジェームズ・ボンド」シリーズの第23作目。ダニエル・クレイグがMI6諜報員ジェームズ・ボンドを演じる3作目の作品である。全世界での興行収入は約11億ドル。 ボンドはトルコでのミッション中に、女性エージェントの誤射により渓谷に落下し、行方不明となっていた。数か月後、MI6本部が何者かに爆破された。その一報を目にしたボンドはロンドンに戻り、007への復帰テストに臨むのだった。
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世界最速のインディアン(映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『世界最速のインディアン』とは2005年のニュージーランド・アメリカ合衆国の伝記映画である。実在のライダであるバート・マンローの話を元にした伝記作品であり、監督はロジャー・ドナルドソン、出演はアンソニー・ホプキンスが務めた。初老のライダー、バート・マンローは、愛機「1920年代インディアン・スカウト」で世界最速記録に挑戦することが長年の夢であった。ある日自身の老い先が短いことを悟ったバートは、人生最後のチャンスとしてバイカーの聖地「ボンネビル塩平原」へ向かう決断をする。
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007 スペクター(映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『007 スペクター』(原題: 『Spectre』)とは2015年公開のスパイアクション映画で、「ジェームズ・ボンド」シリーズの第24作品目。ダニエル・クレイグがMI6諜報員ジェームズ・ボンドを演じる4作目の作品である。全世界での興行収入は約8億8000万ドル。前作『007 スカイフォール』(原題: 『Skyfall』)に次ぐシリーズ2位の興行成績を収めた。ボンドはメキシコで、ある組織の殺し屋スキアラを追っていた。ボンドの出生の秘密と極秘組織の正体に迫る、シリーズの中でも異彩を放つ名作だ。
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キングスマン:ファースト・エージェント(映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『キングスマン:ファースト・エージェント』とは2021年公開の米・英合作のスタイリッシュアクションスパイ映画。監督はマシュー・ヴォーン。本作ではレイフ・ファインズ演じるオーランド・オックスフォード公を中心として、第一次世界大戦時代の英国を舞台に「キングスマン」誕生のエピソードを展開する。 平和主義の英国貴族である主人公が大戦の最中、スパイとして世界の平穏を守ろうとする物語。レトロでありながらハイセンスな劇中ファッションや超過激スパイアクションが魅力の一作。
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タクシードライバー(映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『タクシードライバー』とは、1976年に公開されたアメリカ合衆国のクライムサスペンス映画。 タクシー運転手として働く帰還兵のトラヴィス・ビックルは、孤独な日々を送っていた。選挙事務所で働く女性ベッツィーに恋をするも上手くいかない。やがて闇ルートから拳銃を仕入れ、自らの筋肉を鍛え始めたトラヴィスはある計画を思いつく。1970年代のニューヨークを舞台に、社会への嫌悪を募らせるトラヴィスの狂気を描いた作品。徐々に明らかになるトラヴィスの鬱屈した感情とラストの銃撃シーンが見所。
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【トリビア・伏線】ファイト・クラブの徹底解説・考察まとめ【ネタバレ】
『ファイト・クラブ』とは1999年公開のアメリカ映画。鬼才と呼ばれるデヴィッド・フィンチャーが監督を務めた。不眠症の”僕”は自分とは正反対の自信家でマッチョな男タイラーと出会い、男同士が素手で殴りあう「ファイト・クラブ」と言う組織を結成していく。殴り殴られることで自分の存在意義を確認するが、やがて組織はテロリズムに傾いてき、”僕”は衝撃の事実を知ることとなる。 巧妙に張り巡らされた伏線とサブリミナル効果、ラストシーンの解釈、製作時のトリビアなどをネタバレ解説していく。
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マーベル映画作品(MCU)フェイズ1のネタバレ解説・考察まとめ
マーベルは2008年公開のアイアンマンを皮切りに、個々のヒーロー映画の世界を全てつなげてひとつの物語にするという試みを開始した。フェイズ1では中心となるヒーローたちのオリジンを中心に構成されていて、長い歴史のあるアメコミを初めて見る人にもわかりやすくヒーローが紹介されている。 MCUフェイズ1の作品同士・キャラクター同士の繋がりや時系列的な関係性について深掘りする。
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【イアン・ハート】ハリー・ポッターでヴォルデモート役を演じた7人の俳優まとめ【レイフ・ファインズ】
ヴォルデモートといえば、『ハリー・ポッター』シリーズの最大にして最強の悪役ですよね。ひときわ存在感を放つ彼ですが、実は映画版では7人の俳優によって演じられていました。当然ながら彼もかつては子どもでしたし、学生時代の姿も出てきてます。かと思えば他の人物に憑依していたこともありますから、演じている俳優がたくさんいても何ら不思議ではありません。誰がどんなヴォルデモートを演じていたのか、この記事で紹介しています。
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目次 - Contents
- 『レッド・ドラゴン』の概要
- 『レッド・ドラゴン』のあらすじ・ストーリー
- 2つの事件
- 再会
- 偉大なるレッド・ドラゴン
- 暗号
- 戦い
- 『レッド・ドラドン』の登場人物・キャラクター
- 主人公
- ハンニバル・レクター(演:アンソニー・ホプキンス)
- ウィル・グレアム(演:エドワード・ノートン)
- 殺人犯
- フランシス・ダラハイド(演:レイフ・ファインズ)
- FBI捜査官たち
- ジャック・クロフォード(演:ハーヴェイ・カイテル)
- ロイド・ボーマン(演:ケン・レオン)
- カッツ(演:エリザベス・デネヒー)
- ダラハイドの恋人
- リーバ・マクレーン(演:エミリー・ワトソン)
- グレアムの家族
- モリー・グレアム(演:メアリー=ルイーズ・パーカー)
- ジョシュ・グレアム(演:タイラー・パトリック・ジョーンズ)
- タトラー紙の記者
- フレディ・ラウンズ(新聞記者)(演:フィリップ・シーモア・ホフマン)
- ボルティモア州立病院精神科のスタッフ
- フレデリック・チルトン博士(演:アンソニー・ヒールド)
- バーニー・マシューズ(演:フランキー・フェイソン)
- 殺害されたリーズ一家
- チャールズ・リーズ(演:トム・ベリカ)
- ヴァレリー・リーズ (演:マルグリット・マッキンタイア)
- ビリー・リーズ(演:トミー・カーティス)
- ショーン・リーズ(演:ジョーダン・グルーバー)
- スージー・リーズ(演:モーガン・グルーバー)
- その他の登場人物
- バイロン・メトカーフ(演:ウィリアム・ラッキング)
- ラルフ・マンディ(演:フランク・ホエーリー)
- プリンシ博士(演:マイケル・カヴァナフ)
- 長官(演:マディソン・メイソン)
- ハズラー(演:ジャニーヌ・ジャクソン)
- 幼いフランシスの声(演:アレックス・D・リンツ)
- ダラハイドの祖母の声(演:エレン・バースティン)
- 『レッド・ドラゴン』の用語
- リ・ド・ヴォー
- 中の文字
- ウィリアム・ブレイク
- 『レッド・ドラゴン』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- レクター博士「私を捕まえたのは似たもの同士だからだ」
- 楽団との会食シーン
- 『レッド・ドラゴン』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 映画ハンニバル・レクターシリーズの時系列
- 映画だけではないハンニバル・レクター
- 3度目のレクター博士
- 『レッド・ドラゴン』の主題歌・挿入歌
- 挿入歌: Original Motion Picture Soundtrack「Main Titles」