火の鳥(手塚治虫)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『火の鳥』とは漫画界の巨匠、手塚治虫の描く漫画作品。その血を飲むと永遠の命が得られる伝説の鳥である「火の鳥」。この伝説の鳥を巡り、古代から未来へ、未来から古代へ。またミクロからマクロへ、マクロからミクロへと想像を絶するスケールで世界が流転する。文明の進化と衰退、科学の罪、生命進化、人間の心と、「火の鳥」を狂言回しに、あらゆる要素を紡ぎ、手塚治虫が読者へ送る「究極の物語」だ。

CV:なし
登場作:第10作 生命編

22世紀のテレビ局プロデューサー。青居はクローン動物をハンティングする番組で稼いでいたが、視聴者が飽き始めたので「クローン人間をハンティングする番組をはじめよう」と考え実行する。ペルーで火の鳥と人間のハーフの鳥女からクローン技術を受け取るが、勝手に青居本人のクローンが大量生産され、ハンティング番組が始まり、青居の人間もクローンもテレビ番組で狩られる。北海道まで逃亡し、少女ジュネと隠れて暮らす。

青居の最後は雑誌と単行本で異なる。雑誌掲載版では青居がテレビ番組内で殺されるが、単行本版では青居がクローン人間培養工場を爆破する部分が追加されている。また雑誌版では主人公の青井は最後にはっきりとクローンと断定されるが、単行本ではクローンではなく本物の青井であったと示唆がされる(失った指の部分)。

八百比丘尼(左近介)

CV:久保田民絵
登場作:第11作 異形編・第12作 太陽編

異形編と太陽編に登場する異形のものを寺で治療する尼。その正体は左近介で、寺の時空間が無限ループする空間で常に左之介が自分(八百比丘尼)を殺害しにくるループが起きている。

もともと、左之介女は女性で、父の八儀家正から跡継ぎの男として虐待されて育てられた。しかも恋愛関係にあった家老の息子も、父により討ち死にに追いこまれる。

父を恨む左近介は父が致死性の鼻の病に罹患し、治療を八百比丘尼に依頼することを知る。その治療を行わせず、父をこのまま致死性の病で死亡させる目的で、八百比丘尼を殺害すべく山の寺に向かい、比丘尼を斬り殺す。城へ帰る途中、なぜか道が閉ざされ、左近介は比丘尼の寺に閉じ込められる。そこへ、比丘尼の治療を願う村人らが何も知らずに来訪。左近介はやむなく比丘尼に変装し、火の鳥の羽で人々を癒して日々を送り始めた。

やがて己が比丘尼を殺めた罪で過去の世界に流されたこと、そしていずれ来訪する「左近介=過去の自分」に殺される罰を永遠に繰り返すのだと悟る。左近介は最初は取り乱して嘆く。しかし、罪と罰を受け入れ、人のみならず異形の妖怪までもを癒す寛大さを持つようになり、名実ともに八百比丘尼として己の死をも受け入れて死に続ける。

太陽編で、霊界の戦いで傷ついた神々の治療を行っているのは、負った罪の清算で行なっている。

『火の鳥』の名シーン・名場面

「世界だ」(第1作 黎明編)

黎明編ではラスト、クマソ一族は滅ぼされ、主人公ナギの血縁のクマソ一族が火山噴火でできた深いクレーターの深部で生き延びる。
閉じた世界でわずかな日光と水、草を食し、近親相姦で命を繋ぎ生き延びていた。
崖は切り立っており、這い上がる者は転落死し、クレーターからの脱出は不可能とされてきた。

だが、タケルは外の世界への憧れから、崖を這い上がる。なんども危機的状況になるが、そこを火の鳥の励ましもあり、ついにタケルは外の世界へたどり着く。

広く、明るい世界にタケルは感動し、旅をし、妻を見つける。
黎明編はもっとも古い時代を描いているが、この場面がラストシーンになる。閉鎖された閉じた世界が終わり、外の世界が始まる名場面。

猿田、罰として呪いを受ける(第2作 宇宙編)

猿田の罪は子々孫々に受け継がれている

『火の鳥』の全ての因果の原因、猿田が永久の罰を受けるシーン。

未来編、科学者の猿田、ナナ、牧村は宇宙の流刑星に漂流する。そこで牧田は流刑星で赤ん坊から老人までを永久に繰り返す罰を、流刑星や宇宙全域を支配する火の鳥から受ける。これは牧村が過去に犯した罪によるもの。具体的には、鳥女という宇宙人を妻にしたが、殺害して食したから。科学者の猿田、ナナはそれとは無関係なので、火の鳥から地球へ返すと言われるが、ナナは牧村を罪人でも愛するとし、流刑星に残る。猿田はナナに惚れており、赤ん坊の牧村を殺害すれば、ナナと地球で結婚できると考え、牧村殺害未遂を行う。そこを火の鳥が罰する。

その火の鳥による罰は凄まじいものだった。

具体的には、火の鳥は、
「あなたの顔は永久にみにくく……子々孫々まで罪の刻印がきざまれるでしょう」
「おまけにあなたの子孫は永久に宇宙をさまよいみたされない旅をつづけるでしょう」
「それがあなたへの罰です」
という内容。
加えて火の鳥は「地球へおいき!すぐに!」と猿田を地球へワープさせ、ナナからも引き離す。

『火の鳥』の物語で時間やキャラクターがループするが、猿田に限り、絶対的に救われない理由が決定づけられるのが、この場面。

ヤマトタケルと草薙の剣(第3作 ヤマト編)

ヤマト編で王子オグナは、クマソ一族の長、川上タケルを暗殺し、その名前を継承し「ヤマトタケル」となる。この場面はそのクマソの追ってが放った火に囲まれて、危機的なヤマトタケルが、火の鳥の声で草を切り、脱出する場面。

神話のヤマトタケルと草薙の剣、その場面が『火の鳥』のヤマト編では描かれている。

墓の下からの歌(第3作 ヤマト編)

ヤマト編のラスト。王子オグナ、カジカら大勢が、王の墓の殉死のために生き埋めにされてしまう。しかし全員が火の鳥の血をわずかになめていたため、生命力が高まり、土の下でも生き続けた。
そこで、殉死のために生きた人間を埋めることをやめさせるため、歌を歌い、声を上げるシーン。この声は半年間続く。

この後、殉死の風習は廃止される。

最後の最後で、王子オグナとカジカが恋を実らせ、安らかに二人で永久の眠りにつく名場面。

30億年の時を経て再会する二人(第2作 未来編)

未来編では人類が超水爆の戦争で絶滅。その後、火の鳥の力で地球上に唯一マサトだけが残された。マサト以外の全ての生命が途絶え、孤独に30億年間マサトは過ごす。生命の種を海へまき、地球が育つのを観察し、やがてマサトは創造主などと呼ばれる霊魂だけの存在となる。

そこへ火の鳥が訪れる場面。マサトは昔の面影はなくなり、白い老人状の姿になっている。

マサトはここで火の鳥のコスモゾーン(身体)に取り込まれ、火の鳥の内部でムーピーのタマミと再会し、永遠の一体化を果たす。未来編は人類の最終局面と絶滅と再生を描き、非常に長大な時間が流転し、マサトが生命の種をまく創造主、神だったとして描かれている。マサト本人はタマミと再会し救済され、人類は一からやり直すという場面。

美しい世界(第5作 鳳凰編)

鳳凰編での主人公の一人、片目片腕の我王(猿田)は怒りにまかせ暴れまわる盗賊であった。妻を殺害し、茜丸などを傷つけるなど、乱暴狼藉の限りを尽くす。やがて師である良弁上人と出会い、彫刻を掘るようになる。内に渦巻く怒りをぶつけた彫刻は話題となり、その後、茜丸と勝負する事となる。一度は勝負に勝つものの、過去の狼藉を責められて、残った右腕も切り落とされ、山へと追放される。

そこで我王は、ふと空を見上げるとあるがままの自然、太陽や樹木、空気の美しさに生まれて初めて感動し、涙を流すのがこの場面。

手塚治虫は生命賛美や自然、あるいは共存、人間、医学、ロボット生命など非常に深いテーマを追求している。『火の鳥』のこの場面にも、そのテーマが描写されている。

猿田=我王=鞍馬天狗の最後と火の鳥(第9作 乱世編)

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