家政婦のミタ(ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ
『家政婦のミタ』とは、2011年10月から12月まで日本テレビ系で放送された、訳ありな過去を持つ完璧な家政婦を題材としたテレビドラマ。タイトルの由来は市原悦子主演で有名な『家政婦は見た!』のパロディ。頼まれたことは何でもやるが、常に無表情でミステリアスな家政婦・三田 灯が、一家離散の危機にある阿須田家に派遣される。命令されれば犯罪行為でもやってしまう三田だが、その行動によって家族は絆を取り戻していくというストーリー。最終回は40.0%を記録した。
三田の笑顔
希衣から「お母さんになってほしい」と言われた三田は、婚姻届を恵一に渡す。それに対して恵一は一旦返事を保留する。
お母さんになった三田は人が変わったように、家計が苦しいからと言って質素な食事にしたり、子供を叱るようになった。そんな中恵一が胃潰瘍になり入院する事になり、家の事は全て三田に任せる事になった。
しかし三田の行動はエスカレートしていき、ついには凪子の仏壇を捨てようとする。それを見た結が「三田さんは、もうお母さんじゃなくていい」と言うと、三田は黙って家を出てしまう。
クリスマスイブになり自宅でパーティーを行う事にした阿須田家は、そこに三田も招待する。三田を交えた家族で食事を楽しんでいると、希衣は「三田さんと別れたくない」と泣き出す。しかし三田は「明日から沖縄で家政婦として働く事になっている」と、冷たく答える。
そんな三田に、最後の命令として「笑って欲しい」と言う恵一。「亡くなった旦那と息子は、あなたが笑わない事など望んでいない。あなたはロボットではなく生きている人間なのだから」と恵一が説得すると、三田は皆に微笑みかける。
翌日、阿須田家は三田を見送る為バス停にやって来たが、希衣だけは三田が離れていく事の寂しさから見送りには来なかった。バスに乗り込んだ三田を追いかけて、希衣が走り出したバスを追う。それに気づいた三田はバスを止めてもらい、バスを降りると希衣は三田に「大好きです」と書いた折り紙を渡す。改めて阿須田家に別れを言い、三田は再びバスに乗り込んでいく。そんな三田を見送った阿須田家は、歌いながら自宅に戻っていく。
『家政婦のミタ』の登場人物・キャラクター
主人公
三田灯(みた あかり/演:松嶋菜々子)
本作の主人公。必要最低限のこと以外は口にせず、ロボットのように無機質な態度である。最愛の夫と息子を失い、葬儀の場で実母と義両親から全責任を押し付けられ、「もう謝らなくていい。何もしなくていい。ただもう死ぬまで二度と笑うな」と罵倒されて、二度と笑わないと誓うようになる。家政婦として、家事全般はもちろんのこと、あらゆる仕事を完璧にこなす。簡単な作業から犯罪行為まで、その内容に関係なく「承知しました」の一言で何でもやってしまう。休日には決まって遊園地内の飲食コーナーでファミリーセットを買って席に座り、そこから閉園まで全く動かず何かを見つめるように過ごしている。
阿須田家
阿須田恵一(あすだ けいいち/演:長谷川博己)
阿須田家の大黒柱であるが、父親としての自覚が持てず、凪子の死後も崩壊寸前の家族に向き合うことを避けていた。非常に優柔不断で物事をはっきり決められず、面倒事を他人任せにしてしまうところがある。同じ会社に勤める女性と不倫関係にあり、妻の凪子に離婚を迫ったことが彼女が自殺する原因となってしまった。それを長女の結に知られてしまい、子供達からの反発を一身に受けることとなる。
阿須田凪子(あすだ なぎこ/演:大家由祐子)
恵一の妻で、子供たちの母親。結婚後も浮ついている恵一に対して愚痴をこぼしていた。恵一の不倫によって離婚を持ちかけられたことが理由で、その翌日に遺書を遺して近所の川で入水自殺してしまった。
阿須田結(あすだ ゆい/演:忽那汐里)
阿須田家の長女。「結」という名前には、「家族を結びつける」という意味が込められている。家事や弟妹の面倒をまともに見られない自分と葛藤し、精神的に不安定で自暴自棄に陥りやすかった。人生に絶望して三田に自分を刺殺するようにと依頼するが、本当に三田に包丁を向けられた恐怖に加え、三田の言葉や家族の説得によって家族に愛されていたことを実感し立ち直る。その後、父とも和解した後は多少温厚な性格になった。
阿須田翔(あすだ かける/演:中川大志)
阿須田家の長男で中学2年生。「翔」という名前には、「家族のピンチに駆けつける」という意味が込められている。母の死の真相を知ってからは恵一を激しく拒絶するようになる。三田に、「家族を守りたい」という責任感を誰より強く秘めていると指摘されたことで改心した。三田の事を、母親の生まれ変わりではないかと疑っている。
阿須田海斗(あすだ かいと/演:綾部守人)
阿須田家の次男で小学6年生。「海斗」という名前には、「家族が困った時に解答を見つける」という意味が込められている。クラスを牛耳っている古田からテストのたびにカンニングへの協力を強要されている。冷静で現実的な考え方に長けており、父の不倫を知った結と翔が激怒して絶縁を望んだ際も、代わりにどうやって生活していくのか冷静に問うた。
阿須田希衣(あすだ きい/演:本田望結)
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目次 - Contents
- 『家政婦のミタ』の概要
- 『家政婦のミタ』のあらすじ・ストーリー
- 家政婦のミタの登場
- 凪子の自殺の秘密
- バラバラになる家族
- 誘拐された希衣
- 翔の暴走
- 自暴自棄になった結
- 家族の再結成
- 三田の過去
- 三田の自殺未遂
- 三田の葛藤
- 三田の笑顔
- 『家政婦のミタ』の登場人物・キャラクター
- 主人公
- 三田灯(みた あかり/演:松嶋菜々子)
- 阿須田家
- 阿須田恵一(あすだ けいいち/演:長谷川博己)
- 阿須田凪子(あすだ なぎこ/演:大家由祐子)
- 阿須田結(あすだ ゆい/演:忽那汐里)
- 阿須田翔(あすだ かける/演:中川大志)
- 阿須田海斗(あすだ かいと/演:綾部守人)
- 阿須田希衣(あすだ きい/演:本田望結)
- 晴海家政婦紹介所
- 晴海明美(はるみ あけみ/演:白川由美)
- 三田タミ(みた タミ/演:柳谷ユカ)
- 結城家
- 結城うらら(ゆうき うらら/演:相武紗季)
- 結城義之(ゆうき よしゆき/演:平泉成)
- 義之の妻
- 皆川家
- 皆川真利子(みながわ まりこ/演:佐藤仁美)
- 皆川翼(みながわ つばさ/演:中西龍雅)
- 皆川功(みながわ いさお/演:池田政典)
- 三田の親族
- 三田直也(みた なおや/演:神尾佑)
- 三田純(みた じゅん/演:藤本哉汰)
- 三田の義母(演:赤座美代子)
- 三田の義父(演:須永慶)
- 市川(いちかわ)
- 仁村(にむら)
- 仁村(にむら)
- 仁村美彦(にむら よしひこ)
- サワイホーム
- 風間美枝(かざま みえ/演:野波麻帆)
- 名取(なとり/演:関戸将志)
- 住谷(すみたに/演:増田雄二)
- 今田(いまだ/演:白石唯菜)
- 大家(演:石田由紀子)
- 受付嬢(演:堀まゆみ)
- 重役(演:滝澤晴幸、窪田圭志)
- 警備員(演:和田亮太)
- 常務
- 常務の娘
- その他
- 小沢拓也(おざわ たくや/演:斉藤秀翼)
- 大場(おおば/演:勝地涼)
- みさわ幼稚園保育士(演:沢井美優)
- ファーストフード店員(演:森田彩華)
- 桝太一(演:桝太一)
- ゲスト
- 古田(演:大朏岳優)
- 古田の仲間(演:吉田翔、内田純)
- 6年2組担任(演:矢柴俊博)
- エアガンショップの店員(演:森山米次)
- 天野(演:春風ひとみ)
- 2年A組生徒(演:井手雅紀、飯田のえる)
- バスケットボール部員(演:岡田隆之介、桑代貴明)
- 警察官(演:渡辺憲吉)
- 店長(演:内藤浩次)
- 病院の看護師(演:大杉亜依里)
- レストランの店長(演:比佐一成)
- 建築会社の社長( 演:半海一晃)
- 『家政婦のミタ』の用語
- 家政婦
- 晴海家政婦紹介所
- 虹が丘ニュータウンプロジェクト
- 『家政婦のミタ』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- 三田灯「承知しました」
- 三田灯「49日とは、死んだ人の魂が49日間はこの世にいて、その後あの世に旅立つと言われているので、その日にお別れをし、死んだ人のことはもう忘れようと、生き残った者達の都合で決めた日のことです。」
- 最終回を放送 最後にミタが笑顔を見せた
- 『家政婦のミタ』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 続編の話があったが消滅した
- 韓国でリメイクされている
- 3つの家政婦ドラマが存在する
- 『家政婦のミタ』の主題歌・挿入歌
- 主題歌:斉藤和義『やさしくなりたい』