斉藤和義(せっちゃん)の徹底解説まとめ

斉藤和義(さいとうかずよし)とは、1966年6月22日生まれの日本を代表するシンガーソングライター。181cmの高身長や飄々とした佇まいから滲み出る色気が、彼の生き方やロックンロールなサウンドをさらに惹き立てている。2017年でデビュー24周年。原発ソングを歌った事でさらにスポットを浴びた時期もあった。

斎藤和義の概要

1966年6月22日生まれ、栃木県出身。飾りすぎない素直で時に過激な歌詞と、その気持ちをそのまま語りあげるかのような歌い方が魅力である。そのメインの活動と並行し様々なアーティストへのプロデュースも手がけている。
一度サビを聴いたら頭に残るキャッチーな楽曲が各メディアへの起用やヒット曲の要因である。レコーディング時はドラムやピアノ等の録音も自ら手がける作品もあることから、マルチプレイヤーなミュージシャンだと言える。ライブ中の堂々とした立ち振る舞いや、原発事件に対して自分の思想をストレートに発言した出来事からも、彼が真のロックンローラーであることが伝わる。

斉藤和義の人物像

原発反対ソングを「Ustream」という動画共有サービスにて生配信した。
影響を受けたアーティストは邦楽から洋楽まで数多く、例えば「The Rolling stones」や「RCサクセション」の名が挙げられる。デビュー前はメタルに傾倒しており、ギターを担当して早弾きも行っていた。プッシュされている音楽は大衆的ではあるが根っからの音楽マニアであり、精力的に他アーティストとも交流している。今は亡き日本を代表するロックンローラー「忌野清志郎」とは特に親交が深かったとの事。
既婚者であり、第一子が泣き喚いた時にどうしていいかわからず、メタルを聴かせる行為に至ったという子供のような逸話もある。
色気があることで知られる。それを表すエピソードとして、現場入りしたスタッフの一人が彼を見た瞬間に思わず見とれてしまい、抱かれたいと感じたという話が挙げられる。
主に、ロックと言えば浮かぶであろう革ジャンやジャケットを着用、長すぎる足にデニムを纏う。時折卑猥な発言も漏らすが、それすらも許されてしまう程の魅力が彼の紡ぐ言葉やライブパフォーマンスに全面に出ている。その例えとして「彼女は言った」の歌詞が挙げられたり、「君の顔が好きだ」をライブで歌った際に女性の体を表す単語を卑猥な言葉に変換して歌ったりしていることが挙げられる。その他彼の魅力としては、SNSで歌詞や自身の事を否定されてもそれに対し新作の歌詞で反論するという、自分の思った事を動じずに作品に変えてしまうところだ。そして彼の醸し出す色気とセットになる。これら自我の強さと色気が、斉藤和義という強烈な存在を音楽業界に示し続けている。

斉藤和義のディスコグラフィ

青い空の下

1993年9月26日リリース、ファーストアルバムである「青い空の下」。
全6つの収録曲の中から「Rain Rain Rain」がシングルカットされている。
このアルバムにはデビューシングルである「僕の見たビートルズはテレビの中」も収録されている。
斉藤和義のはじまりを感じさせてくれる名盤のひとつ。

素敵な匂いの世界

1994年3月24日 発売。先行シングルである「君の顔が好きだ」を含むオリジナルアルバム。
斉藤和義2枚目のアルバム。シングルCDの中からは「彼女」が収録されている。ブルースやサイケ、ポップ等様々な音楽ジャンルを斉藤和義なりに消化させていることが感じられるアルバムとなっている。

WONDERFUL FISH

1995年2月1日発売。フジテレブ系列「ポンキッキ」のオープニングテーマに起用された「歩いて帰ろう」を含む斎藤和義通算3枚目のアルバム。編曲家として宮内和之が参加。その他の収録曲は、シングル発売されたCDの中から「ポストにマヨネーズ」や「deja vu」が選ばれている。
大衆に受け入れられやすいサウンドも魅力的だが、おしゃれな雰囲気の曲もあり、飽きのこない魅力が感じられる一枚。

FIRE DOG

斎藤和義通算4枚目のスタジオアルバム。前作のアルバムに引き続き編曲家として宮内和之が参加。また、このアルバムの制作期間中当時に斎藤和義と同じ事務所の後輩であったフラワーズカンパニーが、コーラスと演奏者として参加している。収録曲にはシングル発売されたCDの中から「大丈夫」「砂漠に赤い花」「通りに立てば」が選ばれている。先行シングルも収録されており、そのほのぼのとしたムードとロックなナンバーとの対比がとても心地の良い一作となっている。

ジレンマ

1997年2月26日発売。斎藤和義通算5枚目のアルバム。
作詞・作曲・編曲・演奏。プロデュースを全て斎藤和義一人で手がけた作品。本作以降のアルバムは全て自身のセルフプロデュースで制作されることになる。このことから、本当の意味でのミュージシャンとしてのデビューができた気がすると語っている。収録曲にはシングル発売されたCDの中から「郷愁」「幸福な朝食 退屈な夕食」が選ばれている。
メロディよりも、リズムやリフを強調した楽曲が多く収録されている。

Because

1997年12月26日発売。斎藤和義通算6枚目のアルバム。
このアルバムに収録されている「歌うたいのバラッド」は後にMr.Childrenの桜井和義がカバーしており「沿志奏逢2」に収録されている。
前作と同じく、斎藤和義が自身をミュージシャンと自覚するための一歩になるアルバムとなる。
フォークロック調な曲が斉藤和義の魅力だと改めて感じさせられる一枚。

COLD TUBE

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