パルプ・フィクション（映画）のネタバレ解説・考察まとめ
『パルプ・フィクション』とは、クエンティン・タランティーノ監督による1994年公開のクライム映画である。主演はジョン・トラボルタ、共演はサミュエル・L・ジャクソン、ユマ・サーマン等。アカデミー賞脚本賞とカンヌ映画祭パルムドール賞を受賞した。ギャングであるヴィンセントと相棒ジュールズは、ボスからの命令でスーツケースを取り返すべく、アパートに潜入する。3つの異なる犯罪エピソードから構成されており、ストーリーの時系列と映画の時系列が異なる構成が話題を呼んだ。バイオレンスと乾いた笑いに満ちた傑作群像劇。
日本語吹替：山寺宏一
本作のもう一人の主人公である中年ボクサーである。父親の形見の腕時計を忘れた恋人ファビアンに罵声を浴びせるなど、気性が荒い性格の男。ギャングのボス、マーセルスに八百長試合を持ち掛けられ承諾するが、彼を裏切り試合に勝つ。その後恋人ファビアンと共に逃走を図る。
ウォレス一家
ミア・ウォレス（演：ユマ・サーマン）
日本語吹替：勝生真沙子
ギャングのボス、マーセルスの妻。元は女優をしており、魅力的な黒髪の女性である。自由奔放な性格の持ち主。ヴィンセントと一夜限りのデートを行い、いいムードになるも、ヘロインの過剰摂取により気を失う。
マーセルス・ウォレス（演：ヴィング・レイムス）
日本語吹替：玄田哲章
ギャングのボスであり、ヴィンセントやジュールズを従える存在である。愛妻家で、妻ミアの足をマッサージした男をバルコニーから突き落とすなど、過激な性格を持つ。八百長試合を裏切ったブッチを追い奔走する。
その他
ファビアン（演：マリア・デ・メディロス）
日本語吹替：伊藤美紀
ボクサーブッチの恋人である。ブッチが大切にしている腕時計を忘れてしまい、ブッチに激怒され泣き出してしまう。
パンプキン（演：ティム・ロス）
日本語吹替 ：安原義人
コーヒーショップ強盗である。彼女のハニーバニーと一緒に強盗を行う。
ハニー・バニー（演：アマンダ・プラマー）
日本語吹替 ：安達忍
彼氏のパンプキンに協力しコーヒーショップ強盗を行う。その場で強盗の誘いにのってしまうノリの良さを持つ。本名はヨランダ。
ランス（演：エリック・ストルツ）
日本語吹替 ：宮本充
麻薬の売人である。ヘロインの過剰摂取で気を失ったミアにアドレナリンを注射する。
ジョディ（演：ロザンナ・アークエット）
日本語吹替 ：田中敦子
ランスの妻で、全身にタトゥーをしている。ランスがミアの応急処置をするときにランスと口論になる。
ジミー（演：クエンティン・タランティーノ）
日本語吹替：立木文彦
ジュールズの友人である。ヴィンセントとジュールズが誤って殺害してしまった死体を彼の家に運びこんだ際に、ジュールズ達に激怒する。コーヒーを入れるのが上手でおしゃべりな性格である。
ザ・ウルフ（演：ハーヴェイ・カイテル）
日本語吹替：西村知道
見た目は紳士だが、その正体はマーセルス配下の冷静沈着かつ完璧主義者の掃除屋（トラブル解決人）。誤って人質を撃ち殺してしまったヴィンセントとジュールズに対して指示を行い、殺害の形跡を消す。本名はウィンストン。
クーン大尉（演：クリストファー・ウォーケン）
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目次 - Contents
- 『パルプ・フィクション』の概要
- 『パルプ・フィクション』のあらすじ・ストーリー
- プロローグ
- ミアとのデート
- ブッチの時計
- ジミーとザ・ウルフ
- エピローグ
- 『パルプ・フィクション』の登場人物・キャラクター
- 主要人物
- ヴィンセント・ベガ（演：ジョン・トラボルタ）
- ジュールズ・ウィンフィールド（演：サミュエル・L・ジャクソン）
- ブッチ・クーリッジ（演：ブルース・ウィリス）
- ウォレス一家
- ミア・ウォレス（演：ユマ・サーマン）
- マーセルス・ウォレス（演：ヴィング・レイムス）
- その他
- ファビアン（演：マリア・デ・メディロス）
- パンプキン（演：ティム・ロス）
- ハニー・バニー（演：アマンダ・プラマー）
- ランス（演：エリック・ストルツ）
- ジョディ（演：ロザンナ・アークエット）
- ジミー（演：クエンティン・タランティーノ）
- ザ・ウルフ（演：ハーヴェイ・カイテル）
- クーン大尉（演：クリストファー・ウォーケン）
- バディ・ホリー（演：スティーヴ・ブシェミ）
- マーヴィン（演：フィル・ラマール）
- ブレット（演:フランク・ホエーリー）
- ロジャー（演：バー・スティアーズ）
- 4番目の男（演：アレクシス・アークエット）
- 『パルプ・フィクション』の用語
- パルプ・フィクション
- ジャック・ラビット・スリム
- 『パルプ・フィクション』の名言・名セリフ／名シーン・名場面
- パンプキンとハニー・バニー
- ツイストコンテスト
- ヴィンセントを撃ち殺すブッチ
- 人質を誤って殺してしまうヴィンセント
- 『パルプ・フィクション』の裏話・トリビア・小ネタ／エピソード・逸話
- 時系列と異なる編集
- ジミーを演じているのは監督自身
- ポップカルチャーへの愛
- 制作背景
- 出演俳優のその後
- 仮タイトルは「ゴッサム・シティ」だった
- 『ボディーガード牙』へのオマージュシーン
- ミア蘇生シーンの撮影
- ダンスコンテストのトロフィーは盗品
- 拷問シーンでのBGM
- 話題となった“F”ワードの回数
- 『パルプ・フィクション』の主題歌・挿入歌
- 主題歌：Dick Dale & His Del-Tones「Misirlou」
- 挿入歌：Kool & The Gang「Jungle Boogie」
- 挿入歌：Chuck Berry「You Never Can Tell」
- 挿入歌：Al Green「Let’s Stay Together」