PLANET OF THE APES/猿の惑星(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『PLANET OF THE APES/猿の惑星』とは2001年に公開されたティム・バートンによるアメリカ映画。1968年の『猿の惑星』をリメイクした作品である。オリジナルの基本的な設定を踏まえつつ、物語やキャラクターは大きく変更。近未来を舞台に、人間が猿に支配される惑星に不時着した宇宙飛行士のレオが、人間を解放するための戦いを繰り広げる姿が描かれる。世界中でヒットしたが、賛否両論分かれる作品となり、第22回ゴールデンラズベリー賞では最低リメイク賞、最低助演男優賞、最低助演女優賞を受賞した。

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『PLANET OF THE APES/猿の惑星』の概要

『PLANET OF THE APES/猿の惑星』(原題:Planet of the Apes)とは2001年に公開されたティム・バートン監督、マーク・ウォールバーグ主演によるアメリカ映画で、1968年のオリジナル映画『猿の惑星』をリ・イマジネーション(リメイク)した作品である。オリジナル作の猿が人間を支配するという基本的な設定を踏まえながらも、物語やキャラクターを大きく変更。ティム・バートンならではのビジュアルとスタイルが特徴的な作品となっている。オリジナル作品に出演したチャールトン・ヘストンとリンダ・ハリソンがカメオ出演した。

2029年、宇宙探索基地「オベロン」は磁気嵐による宇宙空間の異常を発見し、特別な訓練を受けたチンパンジー、ペリクリーズを調査のため送り出す。しかし、通信が途絶し、訓練を行なっていた宇宙飛行士のレオは上官の制止を無視して救出に向かう。レオの探査ポッドは磁気嵐に飲み込まれ、ある惑星に不時着する。そこは高い知能を持つ猿に原始的な人間たちが支配される「猿の惑星」だった。レオは人間を猿の支配から解放するための戦いを繰り広げる。

世界中でヒットを記録し、特殊効果は評価されたものの、ストーリーと結末については多くの批判を受け、賛否両論分かれる作品となった。第22回ゴールデンラズベリー賞においては、最低リメイク賞、最低助演男優賞(チャールトン・ヘストン)、最低助演女優賞(エステラ・ウォーレン)を受賞している。
そのためか続編が作られることはなく、4つの続編が作られたオリジナル作品、その後のリブートシリーズとは独立した作品となった。

京都出身のメイクアップアーティストであり、現代美術家であるカズ・ヒロ(佐和一宏・辻 一弘)がメイクアップととして参加している。

『PLANET OF THE APES/猿の惑星』のあらすじ・ストーリー

猿の惑星への不時着

2029年、米空軍宇宙探索基地USSオベロン号は、深宇宙と呼ばれる土星付近の宇宙空間に展開し、探査活動を行なっていた。オベロン号には人間の他に最先端の遺伝子操作により高度な知能を得た類人猿が乗艦しており、宇宙飛行士のレオ・デヴィッドソンはその訓練に従事していた。

ある日、付近の宇宙空間で奇妙な磁気嵐が発見され、チンパンジーのペリクリーズが乗った探査機が調査に向かうが、探査機は磁気嵐に飲み込まれ、行方不明となる。レオはペリクリーズを救出するため、無断で探査機に乗り込み、磁気嵐に突入する。しかし、自身も磁気嵐に飲み込まれ、未知の惑星に墜落してしまう。そこは知能を持つ猿たちが文明を築き、人間を奴隷として支配する世界だった。

猿の支配と人間の反乱

レオはすぐに人間狩りをする猿の軍隊に捕らえられる。猿の社会では、支配者が強硬な反人間主義を掲げ、人間を動物以下と見下している。一方で、人間に同情的な猿もいて、有力な政治家の娘・アリは人間の権利を主張していた。

レオはアリの助けを得て、他の捕らわれた人間たち、アリ、アリを守るクラルを率いて脱出する。自身が乗ってきた探査機にたどり着いたレオは、回収した通信機器を利用して、オベロン号もこの惑星に到着していることを知る。

真実の発見

セード将軍が率いる猿の軍団に追われるレオたちは、惑星の「禁断の聖地」へと向かう。そこにあったのは、数千年前に墜落して遺跡と化したオベロン号の残骸であった。
オベロン号に残された航海日誌から、オベロン号の墜落後、宇宙ステーション内の猿たちが反乱を起こし、人間を支配する社会を築いたことが判明する。
すべてを知ったレオは深く絶望するが、やがてこれまで猿に抵抗する術をまったく持たなかった人間たちが、レオの噂を聞きつけて次々と聖地へと集まってくる。

最終決戦と地球への帰還

やがて、人間の抹殺を目論むセードが率いる猿の大軍も、聖地へとやってきた。やがて戦いの火蓋が切って落とされる。激闘の最中、突如猿たちが崇める「神の使い」が降臨する。それは、レオがかつて訓練し、磁気嵐に飲み込まれて行方不明となったチンパンジーのペリクリーズだった。
これにより猿と人間の争いは中断する。これに納得がいかないセードはなおも抵抗を試みるが、その最中にオベロン号の遺跡の中に閉じ込められてしまい、抵抗するものはいなくなった。
この出来事を通じて、猿と人間は平和的に共存を目指す方向へと進み始める。

レオはもう一度、磁気嵐に突入することで元の時代に戻れるのではないかと考える。探査機を修復し、皆に別れを告げたレオは磁気嵐に突入。無事に元の時代の地球へと帰還したかに思えたが、そこはリンカーン記念堂にセードが捧げられ、地球そのものが猿に支配される世界へと変貌していた。

『PLANET OF THE APES/猿の惑星』の登場人物・キャラクター

主人公

レオ・デイヴィッドソン(演:マーク・ウォールバーグ)

日本語吹き替え:横堀悦夫(ソフト版)、森川智之(日本テレビ版)、平田広明(機内上映版)
オベロン号の乗組員である宇宙飛行士。遺伝子操作された類人猿を用いた宇宙探査の訓練を担当している。
行方不明になったペリクリーズを救出するために探査機に乗って磁気嵐に突入し、猿が支配する謎の惑星に不時着する。ここで彼は猿たちに捕らえられ、人間が奴隷として扱われている厳しい現実を目の当たりにする。
やがて奴隷として扱われている人間たちを率い、反乱を企てる。
「禁断の聖地」で、この惑星が自分の所属していたオベロン号の墜落から生じたものであることを突き止める。
猿と人間の戦いの後、探査機を修復して元の地球に戻ろうとするが、帰還した地球は猿が支配する世界に変わり果てていた。

猿たち

セード(演:ティム・ロス)

日本語吹き替え:山路和弘(ソフト版)、小山力也(日本テレビ版)、江原正士(機内上映版)
猿の軍隊の猿の軍隊の指揮官を務めるチンパンジー。人間を完全に見下し、猿の支配を揺るぎないものとするためにあらゆる手段を講じる冷酷な性格。レオ・デイヴィッドソンを危険視し、レオが導く一団を追い詰め、最終決戦へと突入する。
猿たちが「神の使い」として崇めるペリクリーズの登場して戦いが終わってもそれを認めようとせず、最後まで抵抗する。最終的にオベロン号の遺跡に閉じ込められてしまい、その支配は終焉した。

アリ(演:ヘレナ・ボナム=カーター)

日本語吹き替え:唐沢潤(ソフト版)、田中敦子(日本テレビ版)、日野由利加(機内上映版)
サンダー議員の娘であるメスのボノボ。人間に同情的で心優しいリベラル思想の持主で、人間を奴隷として見下す猿たちの支配体制に疑問を抱いている。
捕らえられたレオ・デイヴィッドソンの知性や勇気に注目し、彼を助ける。やがてレオに恋心を抱く。

クラル(演:ケイリー=ヒロユキ・タガワ)

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