ジャンパー(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『ジャンパー』とはスティーヴン・グールドの小説が原作となっている2008年に公開されたアメリカのSFアクション映画である。監督を務めるのはダグ・リーマン。川で溺れかけた際にジャンパーの持つ瞬間移動の能力に目覚めたデヴィッド。力を使いこなせるようになった彼は、銀行から大金を盗み出し自由気ままな暮らしを満喫していた。しかしジャンパーを悪と見なす組織がデヴィッドの殺害を企てる。彼は逃げ切ることができるのか。世界中を瞬間移動できるジャンパーの場所に縛られない型破りなバトルが繰り広げられていく。
『ジャンパー』の概要
『ジャンパー』とは、2008年に公開されたアメリカのSFアクション映画である。アメリカ、香港、アルゼンチンでは2008年2月14日に公開され、日本では同年3月7日に公開されている。 監督を務めるのは『ボーン・アイデンティティー 』 (2002年) や『Mr.&Mrs. スミス』 (2005年) などで有名なダグ・リーマン。主演を務めるのは『スター・ウォーズ』 (2002年〜) シリーズのヘイデン・クリステンセン。同じく『スターウォーズ』 でメイス・ウィンドゥを演じたサミュエル・L・ジャクソンが本作では悪役として出演している。敵対関係にある二人が『スターウォーズ』ファンの間で話題となっていた。
原作はスティーヴン・グールドによるSF小説『ジャンパー 跳ぶ少年』。映画と原作の違いは多く見られる。映画では複数のジャンパーが登場するが、原作はジャンパーが主人公だけであったり、敵がジャンパーの抹殺を使命としている「パラディン」ではなく、テロリストやアメリカのNSA(国家安全保障局)である点などが挙げられる。
そしてジャンパーの能力である瞬間移動だが、この力を使い、彼らは思うままに世界中を飛び回るため、非常に大規模なロケが行われている。撮影に使われた場所はニューヨークからオーストラリア、ロンドン、サハラ砂漠にパリ、ローマ、上海、香港、東京と、デジタル合成によって瞬時に映し出されていく。これらの観光名所がジャンパーの能力を魅力的に見せることで、作品に彩りを与えている。また本作は1時間半ほどに収められており、展開のテンポの良さが好評を得ていた。スピード感あるジャンパーたちの迫力満点のバトルを楽しめる作品に仕上がっている。
ごく普通の高校生であったデヴィッド。しかし真冬の川で溺れたことをきっかけに瞬間移動の能力に目覚める。溺れていたはずがいつの間にか場所が変わり、デヴィッドはアナーバー公立図書館にいた。全身がびしょ濡れなことから溺れたことやテレポートしたことが夢でないことを知る。それから彼は得た力を好き放題に使い、自分は特別であると思い込んでいた。彼は父との二人暮らしの生活から自由になるため資金を集めようと、銀行に忍び込み大金を盗んでいく。こうしてジャンパーの能力によって手に入れた暮らしに満足していたデヴィッド。しかし大金を盗んだことが足跡となり、ジャンパーの抹殺を使命としている組織「パラディン」のリーダーであるローランドの次なるターゲットに選ばれる。
『ジャンパー』のあらすじ・ストーリー
ジャンパーとパラディンの戦いに巻き込まれていくデヴィッド
アメリカ・ミシガン州で暮らす高校生のデヴィッド・ライス。真冬のある日、デヴィッドは幼馴染のミリー・ハリーズにプレゼントを渡した。そのプレゼントをいじめっ子のマーク・コボルトが氷の張っている川の上に投げ飛ばしてしまう。ミリーが止める中、プレゼントを取りに川の上を歩くデヴィッドであったが、氷の膜が割れたことで川に落下。直後パニックに陥るもジャンパーの能力に目覚めたことで瞬間移動し、彼は一命を取り留める。
後にデヴィッドはジャンパーの能力を悪用し、銀行から大金を強奪。彼はその資金を使い悠々自適な暮らしをしていた。だがその裏では、強盗の手口からジャンパーの抹殺を目論む組織「パラディン」のリーダー、ローランド・コックスが動き出していく。しかしそれから8年もの間デヴィッドはパラディンに捕まることなく、父のウィリアム・ライスとの二人暮らしからも脱却しニューヨークに移住。世界中を瞬時に行き来しながら何不自由ない生活を送っていた。
そうして人生を謳歌する自由を手にしながら、誰とも共有できない孤独をデヴィッドは抱える。そんな時に訪れたのがミリーの実家であった。彼は今でもミリーを恋慕っていたのである。再会後デヴィッドはミリーをデートに誘う。ミリーの夢であったローマ旅行。二人は空白の時間を埋めるように愛し合う。だがデヴィッドはジャンパーであることを打ち明けていなかった。旅行の最中に、ジャンパーの宿命から逃れることはできないのだと彼は知る。デヴィッドの正体を突き止めたパラディンが襲いかかってきたのだ。
その時になって、これまでずっとデヴィッドをマークしていた人物、グリフィン・オコナーが姿を現す。彼もまたジャンパーであり、5歳から能力に目覚めていた。力を多用しているデヴィッドに注意を向けていたのだ。ローマで遂にパラディンがデヴィッドに襲いかかってきた時、グリフィンは忠告をする。その後刺客からは逃れるもののミリーに詳細を話せないまま、彼女と共にデヴィッドは警察に連れて行かれた。
しかし捕まったデヴィッドに力を貸す者が現れる。5歳の頃に姿を消した母、メアリー・ライスであった。事態が飲み込めないながらもメアリーに言われるまま、デヴィッドはミリーを連れてローマを後にする。彼はここでも彼女に真実を一切話すことができず、ローマのデートは二人が別れることで終了した。
ジャンパーの新人デヴィッド対パラディンのリーダー・ローランドの戦い
一難去ったと思ったが、デヴィッドの知らぬ間にローランドが彼の実家を訪ねていた。メアリーのことを訊きにきたのである。夜の訪問者にウィリアムは構える。彼はローランドの協力要請に反抗し、デヴィッドが自宅を訪れた頃には倒れた状態で見つかった。ウィリアムのその後については描かれていない。デヴィッドが父のことを説明しようとすれば、話が遮られていた。
グリフィンとデヴィッドは期間限定で手を組むことになる。なかなか話に乗らなかったグリフィンだが、どこまでも追いかけてくるデヴィッドにグリフィンのほうが折れることで決まった。だかそうしている間にもローランドは計画を進め、今度はミリーの家に向かっていく。デヴィッドはすぐさま彼女の所へ行った。ローランドの到着までにミリーを安全な場所へ連れ出さなければならない。しかしデヴィッドが説得しようとするものの彼女は折れなかった。焦るデヴィッドはジャンパーの説明をするよりも、実際に瞬間移動を使ってみせる。今度はミリーがパニックに陥る番であった。デヴィッドは咄嗟に彼女を連れグリフィンの隠れ家に瞬間移動するが、この判断がローランドの前にジャンプ・スカーと呼ばれる空間の裂け目を残すこととなった。
その後、事態はグリフィンの予想した通りに進む。ローランドがジャンプ・スカーからワームホールを通り、隠れ家にやってきたのだ。そしてミリーが連れ去られ、デヴィッドはローランドの待つミリーの自宅へジャンプするしかなくなる。ワームホールで繋がったミリーの自宅でローランドとの決戦が始まる。デヴィッドはパラディンの武器に対抗できるような武器を持ってはいない。彼にあったのは瞬間移動の能力のみ。だがこの力を過去最大限まで発揮したデヴィッドは建物の一角ごと瞬間移動させることに成功する。アパートの一部と共に大きな川に落下したデヴィッド、ミリー、ローランド。そのまま今度は冒頭でテレポートしたアナーバー公立図書館へと飛び、ミリーの安全を確保する。そして最後にはローランドをグランドキャニオンの洞に置き去りにすることで、ローランドとの戦いは幕を閉じた。
パラディンの一員であったメアリー
ローランドとの戦いが終わりメアリーの自宅を訪ねたデヴィッド。家の扉を開けたのは娘のソフィーであった。何も言わずに出て行ったメアリーだが、彼女はパラディンの一員だったのだ。5歳の時には既にデヴィッドは覚醒していたのだと彼女は言う。デヴィッドを守るには離れるしかなかった。そしてメアリーは彼がパラディンに捕まらないよう知らないところで守り続けていた為に、デヴィッドは8年もの間自由に生きていられたのであった。
ローランドを仕留めなかったデヴィッドだが、彼がもしグランドキャニオンから生還した際には再びの戦闘を余儀なくされる。そしてたとえローランドが死亡したとしても、組織が残る限りデヴィッドは戦い続けなければならない。ミリーとの幸せを噛み締めながらも、ジャンパーとして戦う日々は続いていく。
『ジャンパー』の登場人物・キャラクター
デヴィッド・ライス(演:ヘイデン・クリステンセン、マックス・シエリオット(少年時代)、ライアン・グランザム(5歳の頃))

出典: eiga.com
吹替:浪川大輔(劇場公開版・テレビ朝日版)
少年時代吹替:小林良也(劇場公開版 )/浪川大輔(テレビ朝日版)
命の危機に瀕しジャンパーの能力に目覚めた主人公。その時は高校生であったが、無自覚ながらも本当に目覚めていたのは5歳の時であった。超人的な能力を得たことでその能力を駆使し、嫌だった父との暮らしから解放される。誰ともジャンパーであることを共有できず、ジャンプによる世界各地の思い出は増えながらも孤独に生きていた。
ミリー・ハリーズ(演:レイチェル・ビルソン、アナソフィア・ロブ(少女時代))
左の女性。
吹替:斉藤梨絵(劇場公開版)/沢城みゆき(テレビ朝日版)
少女時代吹替:浅井清己(劇場公開版)/沢城みゆき(テレビ朝日版)
デヴィッドの幼馴染であり、彼が幼い頃から思いを寄せていた人物。世界中の色々な所に行ってみたいと夢を見ていたミリー。彼女の願いを簡単に叶えることできる能力をデヴィッドは得ていた。ジャンパーであることが打ち明けられず、何も知らされずにパラディンとの戦いに巻き込まれていく。いつまでも秘密を打ち明けられないデヴィッドへの怒りを露わにする。喜怒哀楽の豊かな女性。
ローランド・コックス(演:サミュエル・L・ジャクソン)

出典: netflix-fan.jp
吹替:玄田哲章(劇場公開版)/銀河万丈(テレビ朝日版)
ジャンパーを狙う組織「パラディン」のリーダー。白髪の男性。デヴィッドが銀行強盗をした際の足跡から、すぐにジャンパーの仕業であることに気付いていたローランド。ジャンパーの能力は神のものであり、人間が持つべきではないと主張する。ローランドは彼の正義の元でジャンパーを狩り続けていた。
グリフィン・オコナー(演:ジェイミー・ベル)

出典: 5star-blog.com
吹替:伊藤健太郎(劇場公開版)/山口勝平(テレビ朝日版)
5歳の時にジャンパーの力に目覚めている人物。デヴィッドと歳の近い雰囲気の男性。所構わず瞬間移動するデヴィッドを偶然見つけ、彼の監視をしていた。両親をパラディンに殺されており、母はローランドによって死亡。その復讐のためパラディンと戦っている彼もまた孤独な人物であった。
メアリー・ライス(演:ダイアン・レイン)

出典: ameblo.jp
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目次 - Contents
- 『ジャンパー』の概要
- 『ジャンパー』のあらすじ・ストーリー
- ジャンパーとパラディンの戦いに巻き込まれていくデヴィッド
- ジャンパーの新人デヴィッド対パラディンのリーダー・ローランドの戦い
- パラディンの一員であったメアリー
- 『ジャンパー』の登場人物・キャラクター
- デヴィッド・ライス(演:ヘイデン・クリステンセン、マックス・シエリオット(少年時代)、ライアン・グランザム(5歳の頃))
- ミリー・ハリーズ(演:レイチェル・ビルソン、アナソフィア・ロブ(少女時代))
- ローランド・コックス(演:サミュエル・L・ジャクソン)
- グリフィン・オコナー(演:ジェイミー・ベル)
- メアリー・ライス(演:ダイアン・レイン)
- ウィリアム・ライス(演:マイケル・ルーカー)
- マーク・コボルト(演:テディ・ダン、ジェシー・ジェームズ(少年時代))
- ソフィー(演:クリステン・スチュワート)
- 『ジャンパー』の用語
- ジャンパー
- パラディン
- ワームホール
- 『ジャンパー』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- デヴィッド・ライス「ウソは言えない。」/ミリー・ハリーズ「本当のことも?」
- 家族のためにローランドの要求を拒否したウィリアム
- グリフィン・オコナー「お前はヒーローじゃない。ジャンパーだ。女を助けたりしない。」
- 『ジャンパー』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 一般の車が走行中に撮影された猛スピードで走る車のシーン
- 同作の続編として製作されたドラマ『インパルス』
- シーンの繋ぎ目の撮影に苦労したというクリステンセン
- 『ジャンパー』の主題歌・挿入歌
- 主題歌:ジョン・パウエル「A Jump Off」