ジャンゴ 繋がれざる者(映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『ジャンゴ 繋がれざる者』とは、2012年のアメリカのリビジョニスト西部劇。ドイツ人賞金稼ぎキング・シュルツに助けられた黒人奴隷ジャンゴ・フリーマンが生き別れた妻ブルーム・ヒルダをを取り戻す物語。監督・脚本はクエンティン・タランティーノ、出演はジェイミー・フォックス、クリストフ・ヴァルツ、レオナルド・ディカプリオ、サミュエル・L・ジャクソン。アカデミー賞では5部門ノミネートされ、脚本賞と助演男優賞を受賞。興行成績も、タランティーノは前作の『イングロリアス・バスターズ』を超えて大ヒットを記録した。
『ジャンゴ 繋がれざる者』の概要
『ジャンゴ繋がれざる者』とは2012年に公開のリビジョニスト西部劇で、クエンティン・タランティーノの7作目の監督作品。
元々「マカロニ・ウェスタン」好きで知られるタランティーノが古典的な西部劇ではあまり語られることがなかった、当時のアメリカ社会が、南部を中心に内包していた黒人奴隷制度に対して、独自の視点で切り込んでいる。この試みが、リヴィジョニスト西部劇(あまりにも単純な勧善懲悪を修正し、リアリズムを追求する考え方)と高く評価された。
世界で高い評価を受け、アカデミー賞では5部門ノミネート、内、脚本賞と助演男優賞を受賞。タランティーノの脚本賞受賞は代表作『パルプ・フィクション』以来2度目。
助演男優賞を受賞したヴァルツについても、タランティーノ監督の前作『イングロリアス・バスターズ』に続いての快挙となった。
タランティーノと今回初タッグを組む、レオナルド・ディカプリオが冷酷な農場主を怪演する。興行成績も非常に高く、アメリカ・世界共に、タランティーノ作品で最高収益を上げた『イングロリアス・バスターズ』を超えて大ヒットを記録した。
南北戦争直前のアメリカ南部テキサス。ドイツ人賞金稼ぎキング・シュルツは、追跡中の賞金首の手がかりとなる黒人奴隷ジャンゴ・フリーマンを手に入れた。
奴隷制を嫌悪するシュルツは、賞金首を仕留めたあとジャンゴを解放する。シュルツは、ジャンゴが生き別れの妻ブルームヒルダを探していることを知り賞金稼ぎの相棒にすることを条件に2人でブルームヒルダを探す旅にでるのだった。
やがて2人はブルームヒルダがミシシッピのキャンディ農園に所有されていることを知る。シュルツとジャンゴは奴隷の買い付けを装って農園主カルヴィンに近づく。
『ジャンゴ 繋がれざる者』のあらすじ・ストーリー
ジャンゴの解放
南北戦争間近の1858年、当時のアメリカでは黒人が差別され、奴隷制度が当然のように施行されていた。その日も、奴隷商人により、奴隷が新しい地主の元へと運ばれているところだった。しかし、彼らを乗せた乗り物の前に、元歯科医で賞金稼ぎをしているドイツ人のキング・シュルツがたちふさがる。
シュルツは、いぶかしむ奴隷商人をよそに、今追っている賞金首の「スペンサー三兄弟」という人物に関して奴隷たちに聞いて回る。すると、奴隷の中のジャンゴ・フリーマンという男が「ああ、知っているよ」と、反応を示したのだった。シュルツは移送していた男にジャンゴを売ってくれるように頼むが、彼らは「売り物ではない」とそれを拒む。怪しんだ奴隷商人が、銃に手をかけた瞬間、シュルツは彼らに向けて発砲しジャンゴを連れ去って行ったのだった。奴隷嫌いであるシュルツは、共にスペンサー三兄弟を捉えることをジャンゴに依頼する。無事に彼らを捉えた暁には、ジャンゴの自由は今後永遠に保障される上、当時にとっては大金である75ドル、更に馬も貰うことができる。それを聞いたジャンゴはその依頼を受けることとしたのであった。
道中で立ち寄った町で、馬に乗ったジャンゴは人々に数奇な目で見られる。酒場にジャンゴが入ると店主はびっくりする。「ニガーは出ていけ」とジャンゴを出すように促す。しかし、シュルツに聞き入れて貰えないため、保安官を呼びに店の外に飛び出して行ってしまった。シュルツは、店主が呼んできた保安官を見るやいきなり撃ち殺してしまう。そして店主に「次は連邦保安官だ」と言い放った。やがて連邦保安官が大勢連れ現れ、酒場を囲む。店内では、ジャンゴが不安そうにシュルツを見ていた。シュルツは落ち着き、両手を上げて外に出た。シュルツは「ポケットに手配書がある」とポケットから手配書を出した。先ほど撃った保安官は名前を偽った賞金首だった事を連邦保保安官に説明した後に、「では、連邦保安官200ドルを頂戴します」と堂々と言ったのだった。シュルツを連邦保安官は呆然と見てている。ジャンゴも呆気にとられ、一言「たまげたな」と感心していた。
スペンサー三兄弟との対決
旅の途中に訪れた農場で、シュルツは農場主と話し込む。シュルツを横目に、ジャンゴは一人農場を馬で散策する。すると、偶然にもスペンサー三兄弟のうち2人と出くわすのだった。その2人は、ちょうど奴隷に対してムチを振るおうとしているところだった。咄嗟に動いたジャンゴは、持っていた銃で1人を撃ち殺してしまう。もう1人は、傍においてあった鞭で滅多打ちにし、多くの黒人奴隷が見つめる中射殺する。その騒ぎの中、1人逃げ出して行く男がいた。その男こそが、スペンサー三兄弟の残りの1人だったのだ。騒ぎを聞き、合流したシュルツは急いでその男に照準を合わせると、見事その男を打ち取ってみせた。
スペンサー三兄弟を始末したジャンゴは、シュルツとの約束を無事に果たしたのである。
夜の襲撃
スペンサー三兄弟を殺された農場の者たちは、夜になってシュルツとジャンゴを襲いにくる。
大勢で覆面を被り、たいまつ片手に馬に乗り馬車を囲む。襲われたシュルツとジャンゴは襲われて一貫の終わりかと思いきや、場面は遠くから馬車を眺める2人の姿に切り替わる。
シュルツは冷静に火薬の詰まった馬車を打ち抜き、多くの人間が吹き飛ばされた。逃げ遅れた農場主をジャンゴが狙撃して、見事に仕留める。
シュルツは、ジャンゴに「これからどうするのか」と尋ねる。ジャンゴは、「生き別れた妻のブルームヒルダを探し出して取り戻す」とシュルツに話す。
シュルツは、ジャンゴにブルームヒルダの名は、ドイツの叙事詩『ニーベルンゲンの歌』に登場する、英雄ジークフリートの妻ブリュンヒルトにちなんでいることを教える。
ジャンゴは、灼熱の炎も超えて、ブリュンヒルトを迎えに行ったジークフリートのように、ブルームヒルダを探し出す決意をするのであった。
シュルツは「冬の間は動けないので賞金稼ぎの手伝いをして過し、暖かくなったら、ブルームヒルダの居場所を一緒に探しに行くというはどうか?」とジャンゴに提案する。
ジャンゴは快諾する。こうして世にも珍しい黒人のバウンティーハンターが誕生するのだった。
シュルツと共に賞金首を追うジャンゴは賞金首を狙撃しようとするのだが、子供が近くにいたために躊躇してしまう。シュルツはそんなジャンゴに、賞金首が犯した罪の重さを説き、狙撃を実行させる。
ジャンゴは、腹を括って賞金稼ぎを全うするのであった。ジャンゴは筋がよく、シュルツと一緒に旅を続けるうちに、遠距離射撃や近距離での早撃ちを瞬く間にマスターしていく。
シュルツは、成長を見せるジャンゴに仕事を任せ、ジャンゴもシュルツの期待に応えるのだった。
カルビン・キャンディーの農場
暖かくなり、シュルツとジャンゴの2人は約束通りブルームヒルダを探しに行く。奴隷の売買記録からブルームヒルダは悪名の高いカルビン・キャンディーの農場に買われたことが分かった。
2人は策を練り、カルビンの農場にシュルツが黒人格闘家を買い付けに訪れるという設定で農場に向かう。
カルビンは最初は怪訝そうな雰囲気を出すが、シュルツの提示した額が気に入り一気に上客扱いとなる。お目当ての黒人格闘家のいる屋敷を目指して広い農場内を移動している最中、シュルツはカルビンからドイツ語を話す珍し女奴隷がいることを聞き出す。さらにその女奴隷は、ブルームヒルダと同じ位置に焼き印があるという。道中シュルツはジャンゴにその話をする。ジャンゴはブルームヒルダであると確信し移動を続ける。
その先で、戦えなくなって逃亡した黒人格闘家が木に登っているのを発見した。カルビンは黒人格闘家を容赦なく犬に襲わせて食わせてしまった。残忍なカルビンに対しシュルツやジャンゴは非常に憤りを感じるが、平静を装って役を演じる。
ブルームヒルダとの再会
農場内を移動し、目的の屋敷につくと奴隷の中でも特に権力を持ったスティーブンが現れる。スティーブンは馬に乗ったジャンゴに対し嫌悪感をあらわにし、ジャンゴが客として屋敷に泊まることに非常に難色を示すが、カルビンの一喝で渋々従う。
そしてシュルツとジャンゴはブルームヒルダとの関係性を隠した上で、ドイツ語を話せる女奴隷である彼女に会って久しぶりに母国語で話したいとカルビンに願い出る。何も知らないカルビンは疑うことなくシュルツとジャンゴにブルームヒルダ会わせる。そして、ようやく再会を果たしたジャンゴとブルームヒルダは、抱擁をかわし喜ぶのであった。
ジャンゴの事が気に入らないため様子を伺うスティーブン。そして、食事の時にジャンゴとブルームヒルダのぎこちないやり取りからスティーブンは何かを察する。そこでブルームヒルダが以前鞭で打たれた背中の傷を皆に見せるのだった。隠してはいるが反応をしてしまうジャンゴを見て、2人が夫婦であることを突き止めてしまう。
スティーブンはカルビンを食事の席から呼び出し、奴隷格闘家の売買は噓で、実は「ブルームヒルダを手に入れることが目当てだった」と告げる。それを知ったカルビンは激高し、シュルツにブルームヒルダの売買を法外な額で提示する。
企みを見抜き、してやったりのカルビンに対してシュルツは非常に嫌悪感を抱くが取引に応じる。書類の出来るまでの間、書斎を見ていたシュルツは、カルビンが敬愛する、三銃士の作者デュマの話をする。話の最後にデュマが黒人系だとカルビンに囁く。その事を知らずにいたカルビンは下を向いてしまう。そして、シュルツは書類が出来ると素早く金を払い、サインをして取引は成立する。しかし、腹の虫の収まらないカルビンは、「南部では最後の握手がされるまでが取引だ」と言って握手を要求する。これまでの経緯から心底カルビンを軽蔑しているシュルツは握手を断るが、執拗に握手を迫られ仕方なく握手に応じる。
握手の瞬間に奴隷を犬に食べさせる場面がフラッシュバックし、思わずシュルツはカルビンを射殺してしまう。次の瞬間、カルビンの手下の銃撃でシュルツも命を落とす。
ジャンゴとブルームヒルダの解放
怒り狂ったジャンゴは、次々とその場にいた白人達を殺していく。しかし、流石のジャンゴも弾が切れ、ブルームヒルダを人質にしたスティーヴンには敵わず捕らえられてしまう。そしてジャンゴは再び奴隷として売り飛ばされてしまった。途中、ジャンゴは運搬人にカルビンの農場に賞金首が4人いることを話し、始末すれば合法な大金を手に入れることができると、取引を持ち掛ける。ジャンゴの話を信じた運搬人はジャンゴの縄を外す。縄を外されたジャンゴはすぐさま運搬人を殺害し、そのトラックの中にいた他の奴隷たちを解き放つ。そしてジャンゴは、再びキャンディの屋敷へと戻るのであった。ジャンゴは最後にシュルツの亡き骸に別れを告げると、まだ残っていた白人達に次々と制裁を下していく。そして最後に残ったスティーブンもろとも屋敷をダイナマイトで破壊したジャンゴは、妻を連れて走り去っていくのだった。
『ジャンゴ 繋がれざる者』の登場人物・キャラクター
メインキャラクター
ジャンゴ・フリーマン(演:ジェイミー・フォックス)
主人公。奴隷の身であったが、シュルツが探すスペンサー三兄弟を知っていたためシュルツに解放される。スペンサー三兄弟を倒した後も、シュルツと共に賞金稼ぎをしながら妻であるブルームヒルダを探す旅にでる。
旅の途中、シュルツに銃の扱い方を教わり、多くの賞金首を倒しながら賞金稼ぎとして成長していく。
ドクター・キング・シュルツ(演:クリストフ・ヴォルツ)
賞金稼ぎの男性。スペンサー三兄弟を狙う為、ジャンゴを買い取る。黒人奴隷制度を嫌悪しており、ジャンゴを自由人として扱い賞金稼ぎの相棒にする。射撃の腕も一流で、乗馬して逃げていく人間の頭をライフルで撃ち抜く腕を持っている。ジャンゴの話を聞き、彼の妻ブルームヒルダを助ける旅に同行する。
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これだけ観ておけば話の種に困ることはない、名作だけに絞った映画ランキングを作りました!タイタニックやゴッド・ファーザーなど、映画好きなら全て観ておいて当たり前の作品ばかりです!もしまだ観たことがない映画があれば、この機会に是非鑑賞してみてください!
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目次 - Contents
- 『ジャンゴ 繋がれざる者』の概要
- 『ジャンゴ 繋がれざる者』のあらすじ・ストーリー
- ジャンゴの解放
- スペンサー三兄弟との対決
- 夜の襲撃
- カルビン・キャンディーの農場
- ブルームヒルダとの再会
- ジャンゴとブルームヒルダの解放
- 『ジャンゴ 繋がれざる者』の登場人物・キャラクター
- メインキャラクター
- ジャンゴ・フリーマン(演:ジェイミー・フォックス)
- ドクター・キング・シュルツ(演:クリストフ・ヴォルツ)
- ブルームヒルダ(演:ケリー・ワシントン)
- キャンディー農場の悪役
- カルビン・キャンディ(演:レオナルド・ディカプリオ)
- スティーヴン(演:サミュエル・L・ジャクソン)
- その他
- ビリー・クラッシュ(演:ウォルトン・ゴギンズ)
- スペンサー“ビッグ・ダディー”ベネット(演:ドン・ジョンソン)
- ララ・リー・キャンディー=フィッツウィリー(演:ローラ・カユーテ)
- レオニード・モギー(演:デニス・クリストファー)
- ディック・スペック(演:ジェームズ・ルッソ )
- エース・スペック(演:ジェームズ・レマー )
- ブッチ・プーチ(演:ジェームズ・レマー )
- ミニー(演:ミスティ・アッパム )
- マーシャル・ギル・テイタム(演:トム・ウォパット )
- テネシー・ハリー(演:レックス・リン )
- ロジャー(演:クーパー・ハッカビー )
- エリス(演:ドク・デュハム)
- ビッグ・ジョン・ブリットル(演:M・C・ゲイニー)
- カーティス(演:ブルース・ダーン )
- ウィルソン(演:ネッド・ベラミー)
- アメリゴ・バセッピィ(演:フランコ・ネロ )
- ランディ(演:ジョナ・ヒル )
- フランキー レクィント・ディッキー鉱業社の従業員(演:クエンティン・タランティーノ )
- 女性トラッカー(演:ゾーイ・ベル)
- トラッカー・レックス(演:ロバート・キャラダイン)
- トラッカー(演:ジェームズ・パークス)
- トラッカー・チェニー(演:トム・サヴィーニ)
- ディッキー鉱業社の従業員(演:マイケル・パークス)
- 『ジャンゴ 繋がれざる者』の用語
- 奴隷制度
- リビジョニスト西部劇
- マカロニ・ウェスタン
- バウンティハンター(Bounty hunter)
- マンディンゴ
- 『ジャンゴ 繋がれざる者』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- キング・シュルツ 「われを忘れて大げさに振る舞っているだけですかな? それとも殺す意図があって銃を私に向けておられるのかな?」
- キング・シュルツ 「言い換えれば連邦保安官、あなたは私に200ドルの借りがある」
- キング・シュルツ 「そして、地獄の業火を越える。 ブルームヒルダにその価値があるから」
- ジャンゴ・フリーマン 「ヤツよりも少しだけアメリカ人に慣れてるだけだ」
- キング・シュルツ 「アレクサンドル・デュマは黒人だ」
- キング・シュルツ 「あなたとは2度と会いたくないので、こう言いましょう。”さらばだ”」
- キング・シュルツ 「申し訳ない…耐えられなかった」
- ジャンゴ・フリーマン 「アウフヴィーダーゼン」
- ジャンゴ・フリーマン 「俺は1万人に1人のニガーだ」
- 『ジャンゴ 繋がれざる者』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- ジャンゴというタイトルはイタリアの西部劇映画『ジャンゴ』から
- ブルームヒルダの名前の由来は英雄ジークフリートの妻ブリュンヒルトから
- キャンディー農場の名前はタランティーノが子供の時に遊んだボードゲームから
- カルビンのフランスかぶれっぷりが分かるシーンが登場
- 特殊効果を使わず撮影したカルビンの銃撃シーン
- 本当に怪我を負いながら演技をしたディカプリオ
- ジャンゴ役の候補に挙がっていたのはマイケル・K・ウィリアムズとウィル・スミス
- 『ジャンゴ 繋がれざる者』の主題歌・挿入歌
- OP(オープニング):Luis Bacalov「Django」
- 挿入歌:Ennio Morriconeの「Un Monumento」
- 挿入歌:Franco Micalizziの「Trinity: Titoli」
- ED(エンディング):「Ode to Django (The D Is Silent)」