『オーシャンズ12』とは2004年のアメリカの映画である。監督はスティーヴン・ソダーバーグ。本作は「オーシャンズシリーズ」の2作目にあたる。前作でラスベガスの三大カジノのオーナーであるテリー・ベネディクトから1億6,000万ドルを盗んだダニエル(ダニー)・オーシャンと仲間たち。その後ベネディクトに居場所がバレた一行は、利子をつけた全額を返済するよう要求される。そこでチームは返済の不足分を補うため新たな仕事を請け負うが、その最中にファベルジェの卵をめぐり怪盗ナイト・フォックスとの対決が勃発する。
『オーシャンズ12』の概要
『オーシャンズ12』とは2004年のアメリカの映画である。原題は『Ocean's Twelve』。アメリカの公開は2004年10月10日。日本では2005年1月22日に公開されている。監督を務めるのはスティーヴン・ソダーバーグ。本作は「オーシャンズシリーズ」の2作目であり『オーシャンズ11』の続編にあたる。1作目の大ヒットにより実現した2作目である。主演は引き続きジョージ・クルーニー、ブラッド・ピットほか、マット・デイモンやジュリア・ロバーツが登場。本作では新たにキャサリン・ゼタ=ジョーンズ、ヴァンサン・カッセルらが加わり、特別出演者にはアルバート・フィニー、ブルース・ウィリスが名を連ねている。本作では約1億1,000万ドルの予算に対し、約3億6,300万ドルの興行収入を記録した。
ラスベガスのカジノから1億6,000万ドルが盗まれ数年が経過していた。三大カジノのオーナーであるテリー・ベネディクトは犯人のダニエル(ダニー)・オーシャンを筆頭にして犯行に及んだチーム全員の元を訪ねて回った。そこでベネディクトはダニーらに手を出すことはなかったが、2週間以内に利子をつけた全額の返済を要求する。追い詰められたチームのメンバーは再び集結し、言われた通りに返済しようとする。しかしソール・ブルームは1人離脱した。ソールの分を含めた不足分は9,700万ドルに及ぶ。カジノ強盗により、アメリカで仕事を受けることは難しいと判断した一行はヨーロッパのアムステルダムへと移る。そこで情報屋のマツイから仕事を紹介されるが、全てナイト・フォックスと名乗る男によって仕組まれた罠であることが発覚。ダニーらに敵意を向けるナイト・フォックスとの対決が始まった。
『オーシャンズ12』のあらすじ・ストーリー
1億6,000万ドルに利子をつけた全額返済を要求してきたテリー・ベネディクト
数年前にラスベガスのカジノオーナーであるテリー・ベネディクトから1億6,000万ドルを奪ったダニエル(ダニー)・オーシャンとチームの仲間たち。ダニーは再婚しテス・オーシャンと静かに暮らしていた。彼の右腕であるラスティ・ライアンはホテルを経営。他の仲間たちもそれぞれが新しい暮らしをしている。しかしベネディクトが1億6,000万ドルを奪われたままでいるはずがなかった。彼はダニーらに復讐するため、チーム全員の居場所を訪ねる。そして1億6,000万ドルに3年分の利子をつけた全額を返済するよう要求した。その額は約2億ドルに及び、猶予は2週間。だがソール・ブルームは離脱し、彼の返済額が上乗せされトータルの不足分は約9,700万ドル。カジノ強盗によりアメリカでの資金調達が難しいチームは、アムステルダムに向かった。
警察に追われながらナイト・フォックスと勝負することになったオーシャンズチーム
アムステルダムに到着した一行は、情報屋のマツイの紹介により最初のターゲットを骨董売りのヴァン・デ・ヴァウダーに決める。ダニーは彼の持つオランダ東インド会社発行の世界初の株券を狙っていた。だが4日かけて金庫にありつくも株券は無く、代わりに黒い狐の置物が置かれていた。すると付近のスピーカーから謎の男の声が聞こえ、マツイがこの男に雇われていたことが明らかになる。また男は1ヶ月前にベネディクトにも連絡を入れており、彼がチーム全員の情報を流していたことが発覚した。男はナイト・フォックスと名乗り、情報を教える代わりにダニーらに手を下さないようベネディクトに要求。2週間で全額返済させることを約束し、その間は手を下さないことで話が成立していた。
同じ頃、ダニーらの事件を調査していたユーロポールの敏腕捜査官イザベル・ラヒリは、犯行の手口などから3年前の元恋人であるラスティが事件に関与していることに気付く。そして彼女はナイト・フォックスの事件の捜査にもあたっていたことから、ラスティらがナイト・フォックスの罠にかかったことを知る。そこでラスティに接触を図った彼女は彼の携帯を盗み警戒網を張りながらも、ヴァウダー邸に足跡の証拠を残していたフランク・キャットンを逮捕した。一方のラスティはイザベルが溢したナイト・フォックスの名前から彼が伝説的な大泥棒ギャスパー・ルマークの弟子のフランソワ・トゥルアーであるという情報に辿り着く。そこでダニーはイタリアのコモ湖にてトゥルアーとの接触を試みた。1億6,000万ドルをダニーらが手に入れたことを知ったトゥルアーは、カジノ強盗を成功させた彼らへの嫉妬心から対決を求め、ベネディクトに情報を流したのである。こうしてトゥルアーとチームの対決が始まった。ダニーらが勝てばトゥルアーがベネディクトへの返済を肩代わりすることを条件に、ダニーは勝負を受ける。狙うのはローマの美術館で展示されるファベルジェの戴冠式の"卵"。制限時間は48時間であった。
準備はラスティの繋がりである技術者のローマン・ネーゲルが製作した3Dホログラムと本物をすり替える計画で話が進められていき、一行は当日を迎える。しかしイザベルが事前にチームの情報を警備に共有していたことで、大半が館内に入る前に捕獲される。残ったのはライナス・コールドウェル、バシャー・ター、ターク・モロイのみ。3人はその後、テスに協力を仰ぎ新しい計画を練る。そこでジュリア・ロバーツに似ているテスが彼女になりきり、3人は彼女のボディガードとして同行し美術館を訪れ"卵"を盗み出そうとする。しかし付近のホテルに滞在した際、テスを見かけたブルース・ウィリスが部屋を訪ねてくる想定外の事態に陥る。その後もテスはジュリアを演じ続けるが、本物ジュリアの動向を把握しているイザベルによりテスも含めチームの全員が逮捕された。だがFBIの女性捜査主任に扮したモリー・スターが来たことで一同は事なきを得る。モリーの正体はライナスの母親であり、事情を知った彼女は息子らを助けたのであった。
背後でオーシャンズチームに力を貸していたギャスパー・ルマーク
チームが騒動を起こしている間に"卵"を盗み出すことに成功したトゥルアーが屋敷に戻った時のことである。彼が帰るとそこにはダニーとテスがいた。そこでダニーはトゥルアーに"卵"を盗んだ方法を訊く。トゥルアーは話したら彼が1番であると認めることを条件に2人に美術館の侵入方法から、大ホールのレーザー・センサーを身体能力のみで突破したことなども明かしていく。話を聞き終え彼が1番であることを認めたダニーであったが、トゥルアーの盗んだ"卵"は偽物であることが発覚。チームが逮捕されたのはトゥルアーを欺くための芝居であり、ダニーらはルマークと接触し、彼の助力を得ていたのであった。ルマークは死亡した話も浮上している人物であるが実際は生きており、チームは彼から"卵"が美術館に運ばれる列車や出発時刻を知らされていた。そのため実際にはトゥルアーが動くよりも前、"卵"がローマへ移送される列車内で既にダニーたちは本物のすり替えを完了させていたのである。その後、本物はバッグの中に収められた状態で、ラスティがイザベルを乗せる予定で待機させていたジェット機の中に運び出されていた。その後本物の"卵"を乗せたまま、ルマークの居場所にイザベルとともに訪れたラスティ。彼の正体はイザベルの父親であったのだ。死亡したと思っていた父親と再会したイザベル。2人の様子をラスティは離れた所から見つめていた。そして全額がベネディクトのもとに戻り、一件が落着する。
『オーシャンズ12』の登場人物・キャラクター
オーシャンズチームのメンバー
ダニエル(ダニー)・オーシャン(演:ジョージ・クルーニー)
出典: www.kinobox.cz
吹替:小山力也(ソフト版)/磯部勉(日本テレビ版)
本作の主人公。チームのリーダー。チームをまとめ作戦を立てるのはダニーが中心となって進むが、メンバーは「オーシャンズ」というチーム名からして不服な様子。それぞれが専門とする分野のプロであることを自負しているため、ダニーの子分ではないと主張した。フォローに入ったのはライナスのみ。彼はダニーのアイデアによる作戦であったと伝えるが、さほど効果は無かった。冷静沈着で頭の回転が速い。前作でテスとよりを戻し再婚した。普段はミゲール・ディアズと名乗り、生活している。コネティカット州イーストヘブンで穏やかな暮らしを手にしていたがベネディクトに住居がバレ、利子をつけた全額の返済を要求される。そこで再びチームを招集した。テスと暮らし一線を退こうとするが、気付けば仕事のことを考えている。
ラスティ・ライアン(演:ブラッド・ピット)
吹替:細井治(ソフト版)/堀内賢雄(日本テレビ版)
ダニーの右腕。作戦の実務を支える相棒。前作のカジノ強盗が成功した後に、ロサンゼルスのウェスト・ハリウッドでホテル経営を始める。だが経営は上手くいっておらず、盗んだ資金の分け前も底を尽きていた。そのため個人の返済額がもっとも多い人物であり、その額は2,500万ドル。中学からホテル経営の経験があるルーベンから見ると、ラスティは全部を頑張り過ぎているため、無理は禁物と忠告を受けている。所持している17台の愛車のうちの1台を、ベネディクトによって爆破された。3年半前のローマでイザベルと付き合っていたが、ラスティの起こしたブルガリ事件の捜査を彼女が担当し、自身が犯人であることが特定されかけ逃走。刑事である彼女の捜査情報を盗むために近づいたものの、ラスティは彼女を愛していた。そのためラスティは行方をくらました後も彼女の動向を探り、遠目で様子を見ている。その様子が警察に撮られていた。また彼がヴァウダー邸で使用した強盗方法は、過去にイザベルから聞いたものである。そのため彼女は犯行現場を訪れた際に、ラスティが関与している事件であることにすぐに気付く。また彼はイザベルの父親が泥棒であることを把握していた。だが父親は彼女が9つになる前にロシアで捕まり死亡したと聞かされている。
ライナス・コールドウェル(演:マット・デイモン)
吹替:竹若拓磨(ソフト版)/桐本琢也(日本テレビ版)
「黄金の指を持つスリ」の異名を持つスリ師。イリノイ州のシカゴでベネディクトに見つかり、車内で返済を要求されている。凄腕の詐欺師である両親と暮らしている。父親のボビー・コールドウェルは伝説的な大泥棒であり、本作では母親がFBIに扮して逮捕されたチームのメンバーを解放した。カジノ強盗で得た資金を元手に地元のシカゴで窃盗団を作るため後輩の育成にあたるが、上手くいっていない。それでも使用した金額は100万ドルほどであり、返済の不足分は700万ドル。ダニーらが一斉に逮捕された際、ライナスはバシャー、タークとともに免れ、テスの力を借りて"卵"を盗もうとする。その際のリーダーのような振る舞いが2人の反感を買った。前作で思うような仕事を与えてもらえなかったライナスは、今度こそ重要な役に配置されるよう自らラスティと交渉する。そこでマツイとの交渉に同行する許可が出た。しかし彼らは特殊な隠語を使用するため、ラスティから見てライナスが参加するのはまだ早かった。本当に自信があることを条件に参加の許可が出るが、結果は悲惨なものでありラスティは頭を抱えた。
バシャー・ター(演:ドン・チードル)
出典: ameblo.jp
右の男性。
吹替:大黒和広(ソフト版)/檀臣幸(日本テレビ版)
爆発物・兵器の専門家。「人間火薬庫」として知られている。ロンドンでラッパーとして活動しているバシャーがラジオの収録をしていた際に、ベネディクトに見つかる。彼はカジノ強盗の分け前を使い音楽活動をしていた。返済額の不足分は900万ドル。ダニーらが一斉に逮捕された際、彼はライナス、タークとともに逃れている。そこでテスの協力を仰ぎ、バシャーはジュリアのボディーガードに変装する。
バージル・モロイ(演:ケイシー・アフレック)
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ゴッドファーザー PART III(映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『ゴッドファーザー PART III』とは、イタリア系移民のNYマフィアを描いた三部作「ゴッドファーザー・シリーズ」の第3弾。脚本マリオ・プーゾ、監督フランシス・フォード・コッポラ、主演アル・パチーノで贈る、1990年公開の作品だ。2020年には公開30周年を記念し、『ゴッドファーザー〈最終章〉:マイケル・コルレオーネの最期』と改題し、再編集版が公開された。コルネオーレファミリーの2代目ボスとなったマイケル・コルネオーレの最後を描いている。
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マネー・ショート 華麗なる大逆転(映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『マネー・ショート 華麗なる大逆転』とは2015年に公開されたアメリカの社会派ドラマ映画である。監督はアダム・マッケイ。空前の住宅ブームが起きていた2005年のアメリカ。しかし金融トレーダーのマイケル・バーリは住宅市場が近い将来に崩壊することを予見し「クレジット・デフォルト・スワップ(CDS)」という金融取引に目をつけた。マイケルから始まり、社会の枠から外れた者たちが巨額の利益を手にするまでを描いた実話ベースのストーリー。銀行や政府の不正、成功に伴う痛みなどにも切り込んでいく。
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【トリビア・伏線】ファイト・クラブの徹底解説・考察まとめ【ネタバレ】
『ファイト・クラブ』とは1999年公開のアメリカ映画。鬼才と呼ばれるデヴィッド・フィンチャーが監督を務めた。不眠症の”僕”は自分とは正反対の自信家でマッチョな男タイラーと出会い、男同士が素手で殴りあう「ファイト・クラブ」と言う組織を結成していく。殴り殴られることで自分の存在意義を確認するが、やがて組織はテロリズムに傾いてき、”僕”は衝撃の事実を知ることとなる。 巧妙に張り巡らされた伏線とサブリミナル効果、ラストシーンの解釈、製作時のトリビアなどをネタバレ解説していく。
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芸能人・海外セレブたちのウェディングドレス姿まとめ!和装も紹介
女性なら誰もが一度は憧れる純白のウェディングドレス。デザインも様々で、選ぶだけでも大変そうですよね。この記事では、日本の芸能人や海外セレブたちが披露してきたウェディングドレス姿の画像を集めました。どのドレスも本当にステキ。そして、それを着ている女性たちがまた溜息が出るほど美しい…。
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目次 - Contents
- 『オーシャンズ12』の概要
- 『オーシャンズ12』のあらすじ・ストーリー
- 1億6,000万ドルに利子をつけた全額返済を要求してきたテリー・ベネディクト
- 警察に追われながらナイト・フォックスと勝負することになったオーシャンズチーム
- 背後でオーシャンズチームに力を貸していたギャスパー・ルマーク
- 『オーシャンズ12』の登場人物・キャラクター
- オーシャンズチームのメンバー
- ダニエル(ダニー)・オーシャン(演:ジョージ・クルーニー)
- ラスティ・ライアン(演:ブラッド・ピット)
- ライナス・コールドウェル(演:マット・デイモン)
- バシャー・ター(演:ドン・チードル)
- バージル・モロイ(演:ケイシー・アフレック)
- ターク・モロイ(演:スコット・カーン)
- イエン(演:シャオボー・チン)
- フランク・キャットン(演:バーニー・マック)
- リヴィングストン・デル(演:エディ・ジェイミソン)
- ルーベン・ティシュコフ(演:エリオット・グールド)
- ソール・ブルーム(演:カール・ライナー)
- テス・オーシャン(演:ジュリア・ロバーツ)
- ヨーロッパで生活する人々
- フランソワ・トゥルアー(演:ヴァンサン・カッセル)
- イザベル・ラヒリ(演:キャサリン・ゼタ=ジョーンズ)
- ギャスパー・ルマーク(演:アルバート・フィニー)
- マツイ(演:ロビー・コルトレーン)
- ローマン・ネーゲル(演:エディー・イザード)
- ヴァン・デ・ヴァウダー(演:ヘンリー・ツェニー)
- 三大カジノの関係者
- テリー・ベネディクト(演:アンディ・ガルシア)
- ベネディクトの手下の双子(演:デヴィッド・ソルタグ & ラリー・ソルタグ)
- ブルーザー(演:スコット・L・シュワルツ)
- その他
- ブルース・ウィリス(演:本人)
- 音楽プロデューサー(演:ジャレッド・ハリス)
- モリー・スター(演:チェリー・ジョーンズ)
- 『オーシャンズ12』の用語
- デニス・クエイド
- ファベルジェの卵
- ロスト・イン・トラストレーション
- 『オーシャンズ12』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- ダニー・オーシャン「頭から離れない。どこに行ってもすぐに策略を考える。ずっとやってきた。やめられん。」
- ダニー・オーシャン「自己顕示欲のために人を巻き込むとはな。後悔するぞ。」
- ルーベン・ティシュコフ「第一負けたと思っていない。ウソみたいだが本当だ。」
- 『オーシャンズ12』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 作品内で活躍するメンバーの人数を表している映画タイトルの数字
- ジュリア・ロバーツが本人役として出演したことでカメオ出演を果たしたブルース・ウィリス
- 配当をめぐった訴訟合戦防止のために役者のトレーラに仕掛けられていた隠しカメラ
- 『オーシャンズ12』の主題歌・挿入歌
- ED(エンディング):デイヴ・グルーシン「Acension to Virginity」
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