シカゴ(映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『シカゴ』とは、監督ロブ・マーシャルメインキャストにレニー・ゼルウィガー、リチャード・ギア、キャサリン・ゼタ=ジョーンズの3人を起用したミュージカル映画。
1920年代、ショービジネスと犯罪の町シカゴを舞台に、スターを夢見る主人公が、殺人を起こし刑務所に収容されながらもスターへの道を上る様子を描いている。
キャッチコピーは「この街では、銃弾一発で有名になれる」
近年のアメリカ映画において、ミュージカル映画はヒットしないと言われていたが、そのジンクスを覆した作品ともいわれている。
『シカゴ』の概要
『シカゴ』とは、アメリカのミュージカル映画で監督はロブ・マーシャル、脚本はビル・コンドンが務め、メインキャストは『ブリジット・ジョーンズの日記』で主演を務めたレニー・ゼルウィガー、『プリティ・ウーマン』などで有名なリチャード・ギア、『幸せのレシピ』主演のキャサリン・ゼタ=ジョーンズの3人が務めている。
ブロードウェイの同名ミュージカルを斬新な映像表現を用いて見事に映画化した作品であり、アメリカ映画において、ミュージカル映画はヒットしないと言われていたが、そのジンクスを覆した作品ともいわれるほど大ヒットしたミュージカル映画である。
第60回ゴールデングローブ賞では作品賞(ミュージカル・コメディ部門)・主演男優賞(ミュージカル・コメディ部門)・主演女優賞(ミュージカル・コメディ部門)の3部門を受賞し、第75回アカデミー賞でも作品賞、助演女優賞、美術賞、衣装デザイン賞、音響賞、編集賞の6部門を受賞した。
キャスト陣が自ら演じたミュージカルシーンにおけるダンスや歌の迫力も話題の一つとなった。
さらにダンスの振り付けは振付師でもある、監督自らが行っている。
キャッチコピーは「この街では、銃弾一発で有名になれる」。
1920年代、ショービジネスと犯罪の町シカゴを舞台に、スターを夢見るロキシーは、キャバレーの専属歌手ヴェルマのステージを憧れを抱きながら眺める毎日を送っていた。
そんなある日、ロキシーは愛人のショーに嘘をつかれたことに腹を立て愛人を撃ち殺し、逮捕される。
拘置所に送られたロキシーは、そこで憧れのヴェルマに出会う。
ヴェルマも不倫した夫と妹を殺害した罪に問われていたのである。
しかし、ヴェルマはマスコミ操作に長けた弁護士であるビリーの手腕により、罪人でありながらも一躍スターに上り詰める。
ロキシーも同じくビリーを雇い、スターへの道をのし上がろうと考えるのであった。
『シカゴ』のあらすじ・ストーリー
事件発生
1920年アメリカのシカゴにある人気のナイトクラブ、そこの目玉ショーはケリー姉妹のパフォーマンスである。
しかし、この日クラブに来たのは姉であるヴェルマ一人であった。
出番ぎりぎりに到着したヴェルマは慌てた様子でカバンにしまってあった拳銃を隠し、手についた血を洗い流すと、衣装に着替え何事もなかったかのようにステージに上がり、「All That Jazz」を歌い上げる。
しかし、曲が終わるころに何人かの警察がクラブを訪れた。
彼らはヴェルマが夫と実の妹を殺害したとし、彼女を逮捕しに来たのであった。
そんなヴェルマのラストステージを偶然見ていたのが、彼女に憧れスターを夢見るが現実は冴えない自動車修理工、エイモスの妻であるロキシー・ハート。
ロキシーは、このクラブに不倫相手であるフレッド・ケイスリーと訪れていた。
ショーの途中でフレッドに連れられロキシーは帰宅をする。
フレッドはクラブにコネを持っており、ロキシーを舞台に立たせるようにオーナーに掛け合うと言っており、それを信じていたロキシーであったが、話に進展がない。
しびれを切らしたロキシーはフレッドを問い詰めると、フレッドはクラブにコネなどはなく、ロキシーと寝るためについた嘘であったと白状する。
そのことを聞いたロキシーは逆上し、家のタンスに隠してあった拳銃でフレッドを撃ち殺してしまう。
刑務所の女性棟に収監されてしまうロキシー。
地区検事長であるマーティンはロキシーが逮捕された際、マスコミの前で彼女を極刑にすると発言していた。
刑務所は、ママ・モートンと呼ばれる看守長が仕切っており、囚人たちは彼女に金を渡して口利きをしてもらっていた。
刑務所の中にはロキシーと同じく男を殺した多くの女たちが収監されていた。
その中に憧れであるヴェルマを発見したロキシーは、彼女に話しかけるが冷たくあしらわれてしまう。
ヴェルマは刑務所の中でも目立つ存在であり、ママの一番のお気に入りの囚人であった。
ある日、ロキシーはママとヴェルマが話しているのを偶然聞いてしまう。
ヴェルマはママにお金を渡す代わりに後ろ盾になってもらい、殺人を犯した経歴で名を売り、刑務所から出た後に再びステージに立てる様にクラブとの話をつけてもらっているとのことであった。
その話を聞いたロキシーは、自分もヴェルマと同じように自身の殺人者という経歴を売りにしてステージに立てるようにアドバイスをもらおうと考え、ヴェルマに助言を求めるが、全く相手にされない。
代わりに、ママから女囚人の弁護を主に引き受け、負け知らずのビリー・フリンという敏腕弁護士がいるという事を教えてもらう。
しかし、彼を雇うには莫大なお金がかかるということであった。
ビリー・フリンの登場
ビリーに弁護を依頼するために必要な金額は5000ドル。
ロキシー自身では払えないほどの大金であったが、夫であるエイモスに相談を持ち掛けると彼はその申し出を快諾し、お金をかき集めビリーに弁護を依頼する。
ビリーはマスコミ操作が非常にうまい弁護士であった。
彼のやり方はロキシーの美貌を売りにして、マスコミに注目させ、世間知らずな若い女性が誤って殺人を犯してしまったことを心から悔いているか弱い囚人に仕立て上げ、民衆の同情を買い、無罪を勝ち取ろうというもの。
まず、民衆に注目させるため記者会見を開こうと考えたビリーはイメージ操作の為ロキシーを変身させる。
ビリーはロキシーに地味でダサい洋服を着せ、髪も短く整え、彼の考えたうその生い立ちを覚えさせ淑女に仕立て上げた。
記者会見当日、ビリーの思惑通り、女性新聞記者メアリーを筆頭にマスコミはロキシーに飛びつき彼女の人生をドラマチックに書き上げ、かわいそうな殺人者ロキシーは世間から注目を浴びることとなる。
記者会見から注目を浴びたロキシーは一気にスターの道を駆け上がる。
ロキシーは殺人者であるにも関わらず、世間にはロキシー旋風が吹き荒れる。
元々スターを夢見ていたロキシーは現在の自分の状況に有頂天になるが、その状況が面白くないのがヴェルマ。
彼女はロキシーに注目が集まるまでは殺人者として大注目を集めていたが、最近はだれもヴェルマに対して興味を失っていた。
そこで、彼女はロキシーと手を組み、亡くなった妹の代わりにデュオとして二人でやっていこうと話を持ち掛ける。
しかし、以前ヴェルマに冷たい態度であしらわれていたロキシーはヴェルマの提案を鼻で笑い断る。
ロキシー旋風は飽きられることなく続くものだと思っていたが、ある日、パイナップル農園の大富豪の娘キティが夫と不倫相手2人を殺したという大スキャンダルが持ち上がる。
キティは取材に来たマスコミを蹴り上げ暴言を吐くなどそのじゃじゃ馬っぷりで一気に注目を浴びてしまう。
さらに、彼女の弁護をビリーが引き受けたという話がロキシーの元に届いた。
ロキシーに向いていた世間の目はキティに行ってしまうのかと思ったその時、ロキシーは咄嗟に妊娠していると嘘をついた。
この嘘により、世間は再びロキシーに注目することとなる。
ビリーの興味もキティに向いていたように思えたが、妊娠発言によりビリーは再びロキシーの弁護に対して力を入れることとなる。
再びビリーはロキシーを変身させようと、妊婦用のワンピースを着て手には編み物を持つと言う演出をロキシーに提案したが、以前と違いスターとなったロキシーはその演出が嫌だと断る。
そこからビリーとロキシーの方向性が食い違いが生じ、喧嘩をしてしまう。
ビリーのやり方に反発するロキシーであったが、同じ刑務所にいたハニャクがイリノイ州初の女性処刑者となったニュースを聞き、極刑を免れるにはビリーのやり方を受け入れた方がいいと考えなおし、再びビリーと手を組み、裁判に挑むこととなる。
ロキシーの裁判
いよいよ、ロキシーの裁判の日。
マスコミも裁判所に駆け込み、世間はロキシーの裁判に注目していた。
ビリーは裁判員、記者たちを自分のペースに巻き込み、裁判を優位に進めていく。
さらに、証言台にエイモスを呼び、ロキシーのお腹の子はエイモスの子だと信じさせ、二人は抱き合い感動的な場面を演出した。
ロキシー自身もビリーの打ち合わせどおり、殺人を起こしてしまったかわいそうな女性を演じ裁判員たちの同情を煽る。
さらに、最後には感情が高まり気絶をしてしまうという演出まで披露した。
それにより、マスコミや世間はロキシーに対し好感を覚えるのである。
しかし、優位であると思われたロキシーの立場であったが、ヴェルマが証言台にたったことにより雲行きが怪しくなる。
ヴェルマは証言台に収監中に書いていたロキシーの日記を持ち込んだ。
これは、ママの元に匿名で届いたもので、それをヴェルマに渡し、ロキシーを陥れるために持ち込まれたものであった。
ロキシーは日記に、「フレッドはいい気味、二度でも三度でも殺したい」と彼女の本心を赤裸々につづっていた。
一気に立場が悪くなるロキシー。
しかし、反対尋問の際、ビリーはヴェルマに彼女の起訴を取り下げる代わりにロキシーに不利なことを発言するという取引を持ち掛けているということを指摘する。
さらに、ロキシーの日記の中から法律用語のような言葉が使われていることを挙げ、検事が日記を捏造し、ママに送り付けたという話を仕立て上げ、窮地を乗り切った。
そして、全ての裁判が終わり、いよいよ注目の判決の時。
裁判所の前ではロキシーが有罪と無罪の2種類号外が用意されていた。
ロキシーに下された判決は無罪であった。
無事無罪を勝ち取ったロキシーは大喜びをするが、同時刻、裁判所の前で女性が夫と弁護士を射殺する事件がおこる。
その瞬間、マスコミはロキシーの前から去り、事件現場に向かい、誰もロキシーに対し興味を持たなくなってしまった。
一躍時の人となると思っていたロキシーであったが、一発の銃弾によって世間の興味は彼女から去ってしまった。
そんなロキシーを見て、ビリーは「新しい血に飛びつくのがシカゴだ」と声をかける。
さらに、日記をママに送り付けたのは自分で、内容も書き加えたとビリーは白状し、ロキシーの前から去っていく。
ロキシーの元に残ったのはエイモスだけであった。
エイモスはうなだれるロキシーにやさしく「家に帰ろう」と声をかけるが、もう芝居をする必要がなくなったロキシーは妊娠はうそであると白状し、エイモスも彼女の元を去ってしまう。
次々と興味が移り行くシカゴで、釈放されたロキシーはすでに世間から忘れられた存在になっていた。
自分を売り込みにナイトクラブに行くが、オーディションでは雑な扱いを受け、どこにも雇ってもらえず落ちぶれていた。
そんなロキシーの前に、裁判を終え釈放されたヴェルマが訪れる。
ヴェルマ自身も釈放後はロキシーと同じく、誰からも注目されず、落ちぶれていると告げる。
しかし、殺人者は数多くいるものの、2人組の殺人者は珍しいから再度注目を浴びることができるのではないかとヴェルマは言い、ロキシーと手を組もうと提案する。
残された道はそれしかないとロキシーはヴェルマとデュオを組んだ。シカゴの大きな劇場で殺人をネタにしたショーで大喝采を浴び、成功を収める二人なのであった。
『シカゴ』の登場人物・キャラクター
ロキシー・ハート(演:レネー・ゼルウィガー)
歌手を夢見る女性。
浮気相手にだまされ口論の末殺害、刑務所に入れられてしまう。
しかし、裁判で注目を浴びるのを逆手にとり、スターになろうと目論む。
愛人であるフレッドの嘘に簡単に騙されたり、裁判の際ビリーが作った嘘の生い立ちを覚えるのに苦労をしていたりと少し頭が悪い。
世間の注目が自分から離れそうになると妊娠していると咄嗟に嘘をつくなど計算高さも持ち合わせている。
ヴェルマに憧れを抱いていたが、刑務所でヴェルマから冷たくあしらわれて以来、犬猿の仲である。
ヴェルマ・ケリー(演:キャサリン・ゼタ=ジョーンズ)
元ナイトクラブの看板ダンサー。
妹とケリー姉妹というコンビを組んで活躍していたが、夫と妹の浮気現場に遭遇し2人を殺害し刑務所に入れられた。
しかし、酒に酔っていて何も覚えていないと証言し、無罪を勝ち取った。
殺人の経歴を生かしてショービズ界への返り咲きをもくろんでいる。
ロキシーが逮捕されるまでは世間が大注目している殺人者であった。
プライドが高いが、ショービジネスに返り咲くために手段は択ばず、仲が悪いロキシーとすら手を組んで活動しようと考えている。
刑務所を牛耳っているママの一番のお気に入りである。
ビリー・フリン(演:リチャード・ギア)
女性囚の弁護で負け無しの敏腕弁護士であるが弁護料が高額でも有名。
金と名声、私利私欲に目がない男である。
巧みな話術で周りをだまし、無罪を勝ち取るのが彼の手段となっている
マスコミを巧みに操り、印象操作でロキシーを淑女に仕立てあげ、ロキシーを無罪にした。
弁護料は高額であるが、彼に依頼する囚人が後をたたない。
メイトロン・“ママ”・モートン(演:クイーン・ラティファ)
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目次 - Contents
- 『シカゴ』の概要
- 『シカゴ』のあらすじ・ストーリー
- 事件発生
- ビリー・フリンの登場
- ロキシーの裁判
- 『シカゴ』の登場人物・キャラクター
- ロキシー・ハート(演:レネー・ゼルウィガー)
- ヴェルマ・ケリー(演:キャサリン・ゼタ=ジョーンズ)
- ビリー・フリン(演:リチャード・ギア)
- メイトロン・“ママ”・モートン(演:クイーン・ラティファ)
- エイモス・ハート(演:ジョン・C・ライリー)
- バンドリーダー(演:テイ・ディグス)
- キティ・バクスター(演:ルーシー・リュー)
- メアリー・サンシャイン(演:クリスティーン・バランスキー)
- マーティン・ハリソン(演:コルム・フィオール)
- フレッド・ケイスリー(演:ドミニク・ウェスト)
- ハニャク(演:エカテリーナ・シェチェルカノワ)
- ジューン(演:デイドレ・グッドウィン)
- アニー(演:デニーズ・フェイ)
- リズ(演:スーザン・マイズナー)
- ニッキー(演:チタ・リヴェラ)
- 陪審長(演:ロッド・キャンベル)
- 『シカゴ』の用語
- all that jazz
- 1920年代のアメリカ
- 『シカゴ』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- ミュージカルシーン
- ロキシーの瞳
- 『シカゴ』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 劇中のヴェルマの髪型は彼女を演じたキャサリンが希望したもの
- ロキシー役は別の女優がやる予定であった
- ビリー・フリンはジョン・トラボルタが務めるはずだった
- ポスターのクレジットでもめていた
- 実際にシカゴでおこった事件がもとになっている
- 『シカゴ』の主題歌・挿入歌
- ED(エンディング):ヴェルマ・ケリー、ロキシー・ハート『I Move On』
- 挿入歌:ヴェルマ・ケリー『All That Jazz』
- 挿入歌:ロキシー・ハート『Funny Honey』
- 挿入歌:メイトロン・“ママ”・モートン『When You're Good to Mama』
- 挿入歌:ヴェルマ・ケリー『Cell Block Tango』
- 挿入歌:ビリー・フリン『All I Care About』
- 挿入歌:ビリー・フリン、ロキシー・ハート『We Both Reached for the Gun』
- 挿入歌:ロキシー・ハート『Roxie』
- 挿入歌:ヴェルマ・ケリー『I Can't Do It Alone』
- 挿入歌:エイモス・ハート『Mister Cellophane』
- 挿入歌:ビリー・フリン『Razzle Dazzle』
- 挿入歌:ヴェルマ・ケリー、メイトロン・“ママ”・モートン『Class』
- 挿入歌:ヴェルマ・ケリー、ロキシー・ハート『Nowadays』