ガサラキ(アニメ)のネタバレ解説・考察まとめ

『ガサラキ』とは、サンライズが1998年に製作したSFアニメである。『装甲騎兵ボトムズ』を手掛けた高橋良輔が監督を務めた。戦場にて戦車や兵士と共にリアルロボットが活躍するミリタリーSFとしながらも、その物語の根幹には、平安時代以前から脈々と伝わる「ガサラキ」の伝承とその謎を据える。主人公「ユウシロウ」が、秘技「ガサラの舞」の演者として周囲の野望や思惑に利用されながらも、ヒロイン「ミハル」と出会うことで次第に自我を取り戻し、みずからの出自や前世からの因果を追い求めていく物語が展開される。

広川顕郎(ひろかわ あきお)

広川顕郎

CV:拡森信吾

特務自衛隊で参謀と勤めており、階級は中佐。西田の思想に深く共鳴しており、実行役として首相や自衛隊幹部とのパイプ役として暗躍する。資金提供を申し出てきた一清を西田に引き合わせたのも彼である。非常に冷徹な態度で、安宅からは「三角頭」などと影口を叩かれていたが、ユウシロウが横田基地に乱入した件について、広川自身が責任を引き受け不問に付すなど、決して融通の利かない性格では無い。米国の攻撃をしのいだ後、西田の態度に違和感を覚え駆けつけ、自害現場の第一発見者となる。

柴崎(しばさき)

CV: 中博史

特務自衛隊の航空分門の技術士官。階級は少佐。広川の手引きで西田に引き合わされ、その思想に心酔してクーデター派に参加する。西田の前で一清や大川と共に計画の細部を詰める会合に参加しているあたり、クーデター派でも主要メンバーと思われる。

大川(おおかわ)

CV:森川智之

特務自衛隊の教育担当参事官。階級は少尉。西田の思想に共鳴し、クーデター派に参加する。広川の案内で西田に会い、一清や柴崎と共に計画の細部を詰める会合に参加していることから、クーデター派の主要メンバーであると思われる。

日本政府関係者

柏田(かしわだ)

法務大臣。憲法7条の観点から第3実験中隊の派兵を強硬に反対する。しかし地方遊説に向かう途中で交通事故に遭い、他界する。一清はこの事故を予見していたそぶりを見せる。反対派がいなくなったことで、第3実験中隊の派兵が実現した。

シンボル

ファントム・F・フィーゼラー

ファントム・F・フィーゼラー

CV:宮崎一成

世界規模のコングロマリット企業でありながら謎多き組織であるシンボルの支配者。幹部達にすらその姿を見せることなく、音声で指示を伝えるときでさえ、ボイスチェンジャーを使って徹底的に正体を秘匿していた。その正体は、「ナダの民」と呼ばれる不老長寿の民族。自身のことを「かつて嵬であった」と語っており、ナダの民でありながら嵬であるという、特殊な存在であるらしい。非常に理知的で友好的に見えるが、その反面喜怒哀楽が欠落しており、他益的に見えても、すべて自分の目的を果たすために計算された行動をとっている。豪和とは別のルートで「ナダ(ガサラキの神事の別名)」を追い求めている。ミハルが実験中に制御不能になったときは、酸欠状態にして意識を奪うなど、非常な指示も平然と下す。しかしその一方で、ベギルスタンで逃亡中のユウシロウとミハルに手を差し伸べるなどもした。「2000年の彷徨」をしてきたという趣旨の発言があり、ほぼ紀元前から人類史に繰り返し干渉し、ナダ=ガサラキとの邂逅を目指していた。作中での一番古い年代では天智2年(668年)に朝鮮半島で起こった「白村江の戦い」にて、ユウシロウの前世と出会っている描写がある。平安時代には叡如という僧侶になりすまし、朝廷の奥深く、皇后の側について奸計を巡らせていた。現代までにシンボルという巨大組織を作り上げる。最終回でついに「ナダ=ガサラキの神事」の完遂に立ち会い、ガサラキの正体である第5惑星人の知性集合体と邂逅する。ガサラキとの対話の中で執念から解放され、みずからもガサラキの一部となっていった。

メス

メス

CV:徳弘夏生

シンボルの最高幹部である評議員のひとり。主にナダの神事を探求する計画を担っている。ミハルも彼が管理していた。シンボルの最大の行動理念である「ナダ」へ迫るために、ミハルを過酷な実験に供する。しかし、長く彼女と過ごすうち、父性愛を抱くようになり、何かとその身を案じるようになる。シンボルに戻って決別を告げに来たミハルを見送る。最終回のカットでは、ガサラキが去った後、ミハルの無事を見届けるように上空のヘリから見守っていた。

ギュンター

ギュンター

CV:森川智之/高木渉(2話)

シンボルの科学主任。主にGSポイント(閾と同一)におけるナダの神事を再現する実験現場を取り仕切っていた。知的好奇心旺盛な性格。みずからコンソールに付くことは無く、腕組みをしながら部下の背後から指示を飛ばす姿が多く見られた。同時に月の裏側にある「ポイントG-9」を観測していたが、観測衛星が月の地表に墜落させられたときは、初めて表情を変え驚愕していた。

イシュタルMk-IIパイロット

イシュタルMk-IIパイロット

CV:山崎和佳奈

ミハルと共にイシュタルMk2を駆って、豪和総研と鬼哭石の里を襲撃したひとり。コールサインはF2。鬼哭石の里でミハルが骨嵬・朱天に打ち倒されているところに援護に入る。その異様な姿に慄きながらも、火器の照準を慎重に調整して、有効打を浴びせることに成功。しかし片腕を吹き飛ばされて激昂した朱天に組み敷かれ、あっという間に蹂躙される。指揮官が遠隔で自爆装置を作動させ、脱出を指示されるが、射出装置が動作せず、機体の爆発に巻き込まれた。指揮官が「回収した」と報告していたが、コンソールにはコンディションが「DEAD」と表示されていたので、死体を回収したという意味と思われる。

ベギルスタン共和国

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