ガサラキ(アニメ)のネタバレ解説・考察まとめ

『ガサラキ』とは、サンライズが1998年に製作したSFアニメである。『装甲騎兵ボトムズ』を手掛けた高橋良輔が監督を務めた。戦場にて戦車や兵士と共にリアルロボットが活躍するミリタリーSFとしながらも、その物語の根幹には、平安時代以前から脈々と伝わる「ガサラキ」の伝承とその謎を据える。主人公「ユウシロウ」が、秘技「ガサラの舞」の演者として周囲の野望や思惑に利用されながらも、ヒロイン「ミハル」と出会うことで次第に自我を取り戻し、みずからの出自や前世からの因果を追い求めていく物語が展開される。

17式は五本指のマニピュレーターを備えているが、より細かい人間レベルの作業を行うために、手首部に三本指のサブマニュピレーターを備える。先端にカメラを備え、人間の手で出来ることのほとんどを代行できる。前屈すれば足下のものを拾うことも出来る程度に伸張する。グレネードランチャーユニットとの選択式になっている。

降着姿勢

輸送時や格納時などに取る待機姿勢。体育座りの要領で足を折り畳んだ状態で腰を下ろし、臀部のランディングギアを展開して腰掛けるようにして関節を固定する。足の甲にあるボルトで地面に固定することもある。

コネクトスーツ

パイロットトスーツ。身体の各種情報を収集して指揮車両に送るセンサーを兼ねている。また遠隔操作で操縦士にインジェクション(各種薬剤)を注射する機能も持つ。戦闘中や機動中の衝撃を和らげるため、主に肩部や背部に緩衝パッドがつけられている。また、ヘルメットは口元以外をすっぽり覆うようになっており、ヘッドアップディスプレイによって外部カメラの映像を投影する仕組みになっている。

インジェクション

オペレーターが遠隔操作で、操縦士にインジェクションを投与する画面

TA操縦士に投与される薬剤の総称。便宜上アルファベットで分類されており、戦闘指揮車用からオペレーターの操作により遠隔操作で投与(注射)される。C液による精神安定作用やD液の強力な覚醒効果が描かれている。17式改実験中隊が投与されたインジェクションは、メンタルバースト時にユウシロウの体内に分泌される特殊なタンパク質と酷似した成分を、マイルⅠから抽出し生成した免疫グロブリンで、嵬に匹敵するTAへの適応性を目指して開発された。一清はユウシロウに比肩する手駒を揃えるべく、このインジェクションの実用化を急いでいた。しかし投与された操縦士は全員が身体・精神に変調をきたし、錯乱して暴れ回る者や心肺停止に陥るものが続出した。

イシュタルMk-Ⅱ

イシュタルMk-Ⅱ

作中では一貫して「フェイク」と呼ばれており、「イシュタルMk-Ⅱ」「メタルフェイク」などの名称は設定や玩具展開に使用された。「Mk-Ⅱ」と銘打ってはいるが、「Mk-Ⅰ」に相当する機体は作中には登場しない。

開発過程は豪和の骨嵬とほとんど同じであり、シンボルの方が研究を始めたのは早かった。しかし中国大陸某所から発掘した骨嵬はすでに風化が進んでおり、その復元には膨大な時間と予算が費やされ、研究はなかなか進まなかった。近年になって人工筋肉の培養に成功、足りない部分を機械に置き換えた複製体を作り上げた。しかしそれ以上の成果は出せず、シンボルの上層部から失望交じりに「フェイク(まがいもの)」と呼ばれ、そこからフェイクと呼ばれるようになった。やがてフェイクを2足歩行型兵器に転用する計画がもちあがる。そうして完成した「イシュタル」は画期的な兵器になったが、シンボルにとっては「ナダへ至るステップ」の途上の産物に過ぎなかった。砂塵をものともせずに逆に攪乱に使用するなど兵器としての完成度は豪和の17式より高く、サブマミュピレーターは地面を掘削してサンプルを回収したり、監視システムをクラッキングしたりと特殊工作もこなす。専用武装も豊富で、実験的な装備も積極的に採用している。

初登場は第3話で、主力戦車や戦闘装甲車で構成された国連軍地上部隊の首都カハへの侵攻を、近郊の砂漠地帯で迎え撃った。本来市街戦を想定したイシュタルMk-Ⅱだったが、のちに米軍に売り込むためのデモンストレーションを兼ねて、あえて平野で奇襲した。国連軍地上部隊は見たことのない兵器に近接戦闘を挑まれ、対処できずに壊滅的打撃を受けて撤退を余儀なくされた。その後神殿の丘を制圧した第3実験中隊を強襲し、史上初の2足歩行型兵器同士の戦闘を繰り広げる。完成度に勝るイシュタルMarkⅡは砂塵による動作不良を起こした17式を圧倒するが、砂嵐の襲来で水入りとなる。更に潜伏していた廃墟を調査しにきた第3実験中隊を、デコイやECMを用意して待ち伏せ攻撃する。しかし前に出すぎたミハルが包囲されたことで、鹵獲の危機に陥り撤退する。その際ユウシロウの17式が発射したリフティングウインチのアンカーが腕部に命中しており、「フェイクの人工筋肉」という最重要機密を敵に渡す失態を犯す。それを取り戻すべく、豪和技研を襲撃、更に豪和の秘密を暴くために鬼哭石の里にも潜入する。しかしそこに居合わせたユウシロウが骨嵬・朱天を目覚めさせる。最新鋭の兵器であるはずのイシュタルMk-Ⅱは蹂躙され、その残骸は爆破処理された。その後米軍に納入された4機が、日本クーデター派による対外資産放出をニューヨーク証券取引所始業前に阻止すべく、東京都内に侵入、豪和インダストリー東京本社ビルを襲撃する。屋内を高速で移動するオプションやEMガンなどの先進兵器を駆使して第3実験中隊を追い詰めるが、チームワークとバックアップ、さらにはユウシロウが起こした最大のメンタルバーストにより全機撃破された。

イシュタルMarkⅡの装備・機能

イシュタルMk-Ⅱの武装・装備は17式の装備よりも先進的、かつ高火力なものが多い。これはシンボルの資金力と開発力が働いているものと思われる。終盤にはENガン(電磁レールガン)を装備した機体も登場した。

65mm速射機関砲

イシュタルMarkⅡの基本的な携行火器。肩部のウエポンラックに取り付けられ、装弾数40発で毎秒3発の連射が可能。マガジン方式で予備弾倉を携行でき、継戦能力が高い。装甲戦闘車両の装甲を貫通する威力を誇る。状況に応じて各弾種を使い分けることも可能。

LOSAT

肩部ウエポンラックに取り付けられるミサイルランチャーから発射される高速徹甲誘導弾。米軍ですら実用化に至っていない先進兵器である。清春は「超高速で戦車の装甲を打ち抜く、最新鋭のミサイル」と説明していたが、作中の描写では、むしろ驚異的な誘導性能が目立っていた。例として挙げると、屋上から空に向けて発射しているにもかかわらず、直下を走行中の車両に弧を描くように命中していた。また戦車に体当たりされて押し合いをしている最中に発射した弾体が、乗員ハッチに飛び込む場面もあった。なお、同名の試作兵器は現実に米軍でも研究・開発されていた。こちらは超高速で発射することで回避を困難にし、炸薬を使わず運動エネルギーで敵装甲を破壊するコンセプトで開発された。従って作中の描写とは真逆に、標的めがけてほぼ一直線に飛んで行くミサイルである。しかし実用化が困難で2004年に開発中止になっている。

グレネードランチャー

肩部に固定される榴弾砲。口径などは不明だが、骨嵬・朱天に直撃した際は、右腕と脇腹の鎧を吹き飛ばす威力を見せた。

エリコン機関砲

スイスのエリコン社が開発した機関砲をイシュタルMarkⅡが搭載できるように改造したもの。豪和ビル襲撃に使用された。HESH(粘着榴弾)を発射し、豪和ビルエントランス前の巨大な石柱を、数発で削り取った。

ギロチン

イシュタルMarkⅡ独特の近接兵器。カニバサミ状のブレードで対象を拘束し、内蔵されたチェーンソーカッターで攻撃する。17式のマニピュレーターを一撃で破壊する威力を見せた。

EMガン(電磁レールガン)

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伝説の勇者ダ・ガーン(Da-Garn)のネタバレ解説・考察まとめ

伝説の勇者ダ・ガーン(Da-Garn)のネタバレ解説・考察まとめ

『伝説の勇者ダ・ガーン』とは、サンライズによるロボットアニメ。「少年と意思を持つロボットが侵略者に立ち向かう」様を描いた『勇者シリーズ』の第3作目の作品である。前2作から継続しての視聴者を意識して、「エコロジー」をテーマとして取り入れるなど、初期の『勇者シリーズ』の作品の中でも特に高めの年齢層を狙った作劇が繰り広げられたことで知られる。 星々に眠る「伝説の力」を求めるオーボスの先兵が地球に襲来。地球の分身である宝珠「オーリン」を手にした小学生の高杉星史は、伝説の勇者ロボと共に侵略者を迎え撃つ。

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