ガサラキ(アニメ)のネタバレ解説・考察まとめ

『ガサラキ』とは、サンライズが1998年に製作したSFアニメである。『装甲騎兵ボトムズ』を手掛けた高橋良輔が監督を務めた。戦場にて戦車や兵士と共にリアルロボットが活躍するミリタリーSFとしながらも、その物語の根幹には、平安時代以前から脈々と伝わる「ガサラキ」の伝承とその謎を据える。主人公「ユウシロウ」が、秘技「ガサラの舞」の演者として周囲の野望や思惑に利用されながらも、ヒロイン「ミハル」と出会うことで次第に自我を取り戻し、みずからの出自や前世からの因果を追い求めていく物語が展開される。

米谷寄与武

CV:大川透

豪和技術研究所の研究主任。マイル1の研究とTAの開発に携わる。研究意欲が道徳観を上回る典型的なマッドサイエンティスト。北海道八臼岳演習場での人体実験において、4人中最初の1人が意識不明となった際、特自の技術士官・桑島が実験の中止を進言するも、「たかが25%の落伍」と言い放ち、平気で実験を続行した。「インテリジェンスループ」の理論を提唱したシンボルの研究者に対抗意識を持っており、机上の空論と思っていたその理論を体現するユウシロウとマイル1の関係を解明しようと執念を燃やす。

空知(そらち)

空知

CV:秋元羊介

余流能楽の家元であり、ユウシロウからは「お師匠」と呼ばれる。一清からは空知「検校」と呼ばれているが、検校は鎌倉時代に盲人が就ける役職の最高位であり、盲人である空知に対する敬称として使用しているようだ。「ガサラの舞」を絶やさぬという目的において豪和家と共生関係にあるが、一定の敬意を払われている以外は豪和家に逆らえない立場のようである。13年前に息子の空也を豪和のガサラキ降臨実験で失い、8年前には同様に死亡した憂四郎の身代わりとして、豪和に孫を奪われた。人格改造された孫・ユウシロウに、それでも能楽伝承の望みを託して、幼少の頃から厳しい稽古を課した。自分のルーツを探求するべく旅立つユウシロウを手助けし道を示す。最終話のエンディングでは鬼哭石の里で蔵内の亡骸に手を合わせる姿が描かれた。

脇坂辰巳(わきさか たつみ)

CV:大川透

物語開始直後に豪和市に赴任してきた検事。豪和総研襲撃の際、市民の苦情を黙殺する物々しい検問に異様な空気を感じ、豪和市の闇を独自に調査する。一清の高圧的な態度に挑戦的な態度を見せ、執拗に豪和の闇を暴こうとする動機を、「重苦しい、巨大な怒りに対する怒り」と語る。しかし清春の「その怒り、わたしに預けて頂けませんか」との申し出の後、なんらかのやりとりを経て矛を収める。清春自身が抱える鬱屈に通じるものがあった模様。最終話のエンディングでは、「GOWA」と書かれたファイルがある前で、調べ物をしながら寝落ちしている姿が描かれた。

特務自衛隊(第3実験中隊)

速川保(はやかわ たもつ)

速川保

CV:安井邦彦

ユウシロウも参加する第3実験中隊の隊長。32歳で階級は中佐。生真面目で部下思いの優秀なリーダー。敵勢力圏への急な出撃命令にとまどい、部下の安全を考えて抗議した。猛晴からは「模範的な特自隊員」と皮肉られる。部隊運営以外にも、TA戦闘指揮車から戦闘オペレーションを統括し、優れた判断力と戦術眼で幾度となく中隊の危機を切り抜ける、非常に優秀な指揮官である。西田の丸2日に及ぶ寝食を忘れた説得を受け、クーデター派に参加することを決意する。

徳大寺琢磨(とくだいじ たくま)

徳大寺琢磨

CV:中田和宏

第3実験中隊の副官兼作戦オペレーター。26歳。階級は大尉。恰幅のよい偉丈夫だが敬語で話すことが多い。TA管制のまとめ役を担いつつ、得意の情報収集で速川をサポートする。

安宅燐(あたか りん)

安宅燐

CV:高山みなみ

第3実験中隊のTA操縦士。24歳。A小隊隊長で、主にユウシロウとコンビを組む。コールサインは「フォーカス2」。美人だが、性格はフランクで、要領のいいお姉さんキャラ。しかしいざという時は、自らを盾にしてでも仲間を守り、反撃の糸口にする胆力と機転を備える。ミハルを取り戻そうと米軍基地を襲撃しようとするユウシロウを援護したり、懲罰必至にも関わらず自分が全ての罪をかぶろうとしたりするなど、規律より義理人情を優先する性格。自分の容姿に自信があるようで、TA整備の時間短縮をお願いし、整備士にお色気でやる気を出させようとしていた。ベギルスタンでは色仕掛けでヒッチハイクを敢行したが、鏑木が恥じらいながら見せたセクシーポーズに完全敗北している。また常人離れしたタフネスを誇り、緊急搬送されて意識不明の重体になった高山と同様に、TAの下半身が吹き飛ぶほどの被弾をしても手当すら受けずに平気で座っていた。

鏑木かほる(かぶらぎ かほる)

鏑木かほる

CV:日高奈留美

第3実験中隊のTAオペレーターでA小隊を担当する。24歳。中隊の中でも特に堅物で性格をしており、規律を重んじる。民間人でありながら、当然のように兵器開発に駆り出されているユウシロウを心配している。ベギルスタン派遣の際には、速川に毅然とした態度で反対意見を訴える。ユウシロウが突飛な行動の果てに危険な目に遭うと、母親のように叱り厳しく詰問した。しかしユウシロウが必死にミハルを取り戻そうとしている姿を見ると、中隊の情報収集能力を無断使用し、誤報に見せかけた米軍基地への乱入という、前代未聞の問題行動に猛進する。正反対の性格をした安宅となぜか馬が合い、彼女のペースに巻き込まれて普段ではしない行動をしてしまうことがある。ベギルスタンでのヒッチハイクがその最たるもので、安宅のノリにあてられたのか、胸の谷間を見せつけるセクシーポーズを披露して男性ドライバーを急停止させた。

村井沙生(むらい すなお)

村井沙生

CV:丹下桜
第3実験中隊のTAオペレーター。23歳。階級は中尉。B小隊の管制を担当する。愛称の「ムラチュー」は、終盤の豪和ビル攻防戦の最中にすら飛び出したほどなので、よほど定着しているようだ。待機中に焼き芋をこっそりと食べ、小麦などの輸入が制限される食物モラトリアムの影響を「ピザまんがおいしい季節なのに(食べられなくなる)」とぼやくなど、容姿や言動が女子高生のようだが、西田啓著の国学に関する専門書も愛読しているなど、見た目の印象とは裏腹に博学である。また不正や理不尽を毅然と拒絶する芯の強い性格で、清春からTAに必要な設定を提供されて笑顔で感謝していたが、その直後に戦闘データの横流しを依頼されると顔をしかめてそっぽを向いた。ユウシロウがミハルを取り戻そうとしているのに協力し、首都近郊の無数にある米軍施設から横田基地を特定し、指令システムをハック、テロリストが基地内に潜んでいるという偽情報を発信するなど、情報処理に関する実力を見せつけた。

高山臨巳(たかやま のぞみ)

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伝説の勇者ダ・ガーン(Da-Garn)のネタバレ解説・考察まとめ

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『伝説の勇者ダ・ガーン』とは、サンライズによるロボットアニメ。「少年と意思を持つロボットが侵略者に立ち向かう」様を描いた『勇者シリーズ』の第3作目の作品である。前2作から継続しての視聴者を意識して、「エコロジー」をテーマとして取り入れるなど、初期の『勇者シリーズ』の作品の中でも特に高めの年齢層を狙った作劇が繰り広げられたことで知られる。 星々に眠る「伝説の力」を求めるオーボスの先兵が地球に襲来。地球の分身である宝珠「オーリン」を手にした小学生の高杉星史は、伝説の勇者ロボと共に侵略者を迎え撃つ。

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