聖戦士ダンバイン(アニメ)のネタバレ解説・考察まとめ
『聖戦士ダンバイン』は、1983年から富野由悠季が名古屋テレビと日本サンライズで放送・制作したロボットアニメである。
異世界と地上で起こる戦争に巻き込まれた人々がおのれの愛と憎しみ、エゴに翻弄され自滅していくさまを残酷なまで丁寧に描き切っている。 美しいファンタジー風の世界観と救いようのない人の業のコントラストが特色である。
『聖戦士ダンバイン』の概要
『聖戦士ダンバイン』は、1983年(昭和58年)2月5日から1984年(昭和59年)1月21日まで放送された、富野由悠季が名古屋テレビと日本サンライズで放送・制作したロボットアニメである。
現代の東京に住む高校生ショウ・ザマは、海と大地の間にあると言われている異世界バイストン・ウェルに召喚されて聖戦士と呼ばれる騎士にさせられた。異世界バイストン・ウェルとショウの故郷である地上を巻き込んだ泥沼の戦争の中で、ショウや仲間たち、敵の戦士たちが愛と憎悪をぶつけ合いながらそれぞれの人生を生き抜こうとする群像劇である。
中世ヨーロッパに似た異世界を舞台にしたり、鋼鉄製の巨大ロボットではなく昆虫の羽を使った小型の機体が出てくるなど、新ジャンルに挑戦した意欲的な作品である。劇中に登場するオーラバトラーは全高が7メートル前後と比較的小型で生物のようなデザインであるため、これまでのロボットが持つ直線的なデザインとは違う印象があり、ダンバインがほかのロボットアニメと一線を画す要素となっている。
放映当時の日本ではファンタジー的世界観が一般には浸透していなかったのと、当時の造形技術では複雑な曲線で構成されたオーラバトラーは玩具化・プラモデル化が難しかったため、評価は芳しく無く商業的にも不振に終わった。しかし日本のサブカルチャー界にファンタジー文化が浸透していくに従って次第に再評価されていき、それを追う形でプラモデル造形技術の向上によって製造可能となったリアルな外見の玩具が発売。作品自体と合わせて好評を博している。
『聖戦士ダンバイン』のあらすじ・ストーリー
異世界での戦い
20世紀末の日本。 東京に住む高校生ショウ・ザマは、バイクで走行中突然わけのわからない空間に転移させられた。そこは中世ヨーロッパを思わせるバイストン・ウェルと呼ばれる異世界だった。
ショウの他にもアメリカ人のトッド、ロシア人のトカマクも同時に召喚されていたが、3人共それぞれの母国にいたのに同時に同じ場所に召喚され、それぞれの母国語で話しているのに会話は普通に通じていた。この世界は一体何か、何のために、誰がこの世界に呼んだのかと戸惑うショウ達。程なくショウたちを召喚を指示した男が現れた。彼はアの国の地方領主ドレイク・ルフトと名乗った。
ドレイクは長きにわたって繰り広げられてきた戦乱を収めるため、バイストン・ウェルを統一するという野心を持っていた。その野心はバイストン・ウェルの平和のためであり私心に基づいたものではなかったが、争いを好まない実の娘リムルには理解されず、逆に妻のルーザはその野心に便乗して自分の思うままに夫や、愛人と噂されている同盟国クの国のビショット国王を利用して権力をふるおうと画策していた。そのためにリムルをビショットと政略結婚させることも辞さないのがルーザという女だった。
妻の野心に気づかず、娘を案じつつもおのれのエゴに逆らえないドレイクは、バイストン・ウェル統一のための戦力として地上人のロボット工学博士ショット・ウェポンを召喚した。ショットもドレイク並みの野心家であり、地上でかなわなかった自作ロボットの製作を異世界で実現させるべく辣腕を振るった。 ドレイクはショットの持つ技術を、ショットはドレイクの持つ権力を、互いの野心を成就させるため利用しあう関係となっていく。
そしてショットはおのれの才能の粋を集めたオーラバトラーを開発させたが、オーラバトラーの操縦には人間の生体エネルギーであるオーラが必要であった。バイストン・ウェルの住人より地上の人間の方がオーラ力(ちから)が生まれつき強いというデータはショットを召喚した時点で判明しているため、オーラバトラーのパイロットとしてショウたちは召喚されたのだ。
ドレイクやショットの野心やバイストン・ウェルの国際事情も知らず、地上に帰る方法もわからぬままオーラバトラー・ダンバインのパイロットになったショウは、初陣の場で敵側であるギブン家の聖戦士マーベル・フローズンと出会い、彼女からドレイクに手を貸すことをなじられる。なじられる理由がわからないショウはもやもやした気持ちを抱える。
翌日ショウは、昨日の戦闘の和平交渉に向かうルフト家の騎士バーンに同行したいと申し出た。マーベルに会いたかったし、地上に帰れる手段が見つかるかもしれないと思ったからだ。交渉の場であるギブン家の館でショウはマーベルの姿を発見した。交渉が始まるが、ギブン家がバーンを金でとりこもうとしたのでバーンの怒りを買い交渉は決裂、戦闘状態に入る。このバーンの行動はドレイクへの忠誠心からではなく、ギブン家を滅ぼして手柄を立て、出世するためであった。
バーンのやり口に怒りと疑問を感じたショウは、マーベルの存在が気になっていたこともあり、ダンバインに乗ってルフト家を出奔しギブン家の聖戦士となった。初めはドレイクのスパイと思われていたショウだが、闘いの日々の中マーベル、ギブン家の後継者ニー、ギブン家代々の家臣の娘キーン、ニーに入れ込んでいるミ・フェラリオ(子供の妖精)チャムと、時には口論し、時には励ましあいながら絆を深めていった。
それぞれの野心
アの国の隣国ミの国を攻撃するドレイクを止めるべく、オーラシップ「ゼラーナ」で移動するショウたちだが、 ギブン家のメンバーだけでは圧倒的に戦力不足だった。アの国以外の国とのつてがないため、本来ならタブーとされているフェラリオ(広義での妖精)の国に協力を要請しに向かう。フェラリオの長ジャコバ・アオンは、地上人によって開発されたオーラバトラーなどの兵器をバイストン・ウェル各国の領主がこぞって求めている現状を憤っていた。フェラリオはコモン(バイストン・ウェルの人間)や地上人に協力はできないとにべもない上、地上人はフェラリオによって召喚されたのでフェラリオもこの戦いと無関係ではないという事実を認めようとしなかった。ショウたちは何も収穫を得ないままフェラリオの国を追い出され、そのままミの国の救援に向かった。
ミの国へ援軍に行ったショウだが、戦力不足の不利は否めずドレイク軍の進軍を防げなかった。ミの国の国王夫妻は死亡、一人娘のエレ王女を助けたショウたちはエレの母の実家であるラウの国へ行った。エレの祖父にあたるラウの国のフォイゾン王はエレの両親の結婚をいまだ認めておらず、孫娘であるエレにも冷たく当たった。
その頃、ドレイク軍は戦力拡充のために新たな地上人を召喚していた。 その中にかつて所属していたアメリカ軍での先輩アレンがいたこと、同期のショウは敵であるギブン家で戦果を上げている事実がトッドを焦らせ、ルフト家の騎士ガラリアとひそかに手を組む。地上人に対抗意識を持っているガラリアだが、彼女なりの思惑があるのかトッドに協力することになる。このあとすぐショウと再戦するも実戦経験を積みオーラ力がパワーアップしたショウに勝てず、トッドは機体を落とされ行方不明となり、むざむざトッドを失ったガラリアは戦果を挙げられないことをバーンに嘲笑された。
ドレイクはミの国を壊滅させた後、アの国のフラオン・エルフ国王への反逆の意を示した。エルフ王は以前から無能のレッテルを貼られていたため、アの国民はドレイク軍の大義名分を信じて称賛した。バーンはドレイク軍尖兵として国王軍を圧倒していたが救援に駆けつけたショウのダンバインに完膚なきまでに叩きのめされ、それ以来ショウを宿命のライバルとして執拗に追いかけるようになる。
ガラリアはドレイク軍の技術者ゼット・ライトを誑し込んで新型オーラバトラーを手に入れた。 ゼットはショットとともに召喚された技術者だが、ドレイクからはそれなりに評価されてはいてもショットの影で冷や飯食いをしている境遇を打破するため、ガラリアのあからさまな誘惑に乗っていた。
ショットはドレイクを倒して自分がバイストン・ウェルを支配するという野心を愛人であるミュージィ・ポーにほのめかす。国王軍に勝利したドレイクが本格的にバイストン・ウェル支配に向けて行動している裏で、ドレイク軍を構成するメンバーそれぞれの野心がうごめいていた。
ショウ、地上へ戻る
アの国王の城を攻撃してきたドレイク軍を迎え撃つショウたち。 その戦いの際にショウとガラリアは、互いのオーラ力が共振して意図せずに地上とバイストンウェルを繋ぐ道、オーラロードを開いてしまい地上へと飛ばされた。ショウはダンバインごと東京にある実家に飛ばされ両親と再会するが、元々家族関係はうまくいっていないうえ、地上世界を混乱させるだけの存在となってしまったショウを、両親は受け入れなかった。一方ガラリアはオーラバトラーを未確認機と判断した防衛隊(自衛隊のような組織)機を破壊し、それを止めようとしたショウとの戦いで多くの東京都民の死傷者を出してしまった。
ガラリアは秩父方面に逃亡、ショウは防衛隊に投降して取り調べを受ける。 ガラリアは慣れない地上で戸惑い、追跡してくる地上人を次々と殺害しながら逃亡を続ける。ショウは、防衛隊が各地で暴れるガラリアの対応に追われるすきをついて脱走し、ガラリアを説得するが聞き入れてもらえない。そうしている間に防衛隊のヘリでショウの両親がやってきて、ショウは一旦防衛隊基地に戻った。父はショウを信じるといったが、母は自分の息子が東京を壊滅させたなどと信じたくない、母親の手で殺した方がいいという理不尽な理屈を並べ、防衛隊員から奪った銃でショウを撃った。ショウはけがはしなかったが両親の元には帰れないと悟り、自分はショウではなく宇宙人だと嘘をついて再びガラリアの説得に向かった。
ガラリアはいまだに地上の防衛隊の戦闘機を撃墜し続けてきたが、その内の一機を落とそうとしたとき、そのパイロットの子どものオーラがその機体をかばう姿を見た。かつて敵前逃亡した父親のせいで辛酸をなめてきた過去を思い出し、戦闘意欲を失ったガラリアの元にショウが来た。バイストンウェルに帰還するため協力しようとのショウの申し出を、精神的に弱ってきたガラリアは受けた。地上に飛ばされたときの状況を再現するべく二人のオーラ力を全開して同時に上空へ急上昇したところ、オーラロードの再生に成功した。二人の機体はそのオーラロードを通過していきガラリアの目にバイストンウェルの光景が見えたその時、ガラリアの機体はオーラロードの負荷に耐えられなくなり四散した。 その結果、ショウだけ地上に取り残された。
聖戦士ショウ
ガラリアの死に悲観するショウだったが防衛隊からの執拗な攻撃を食らい、地上に居場所がないことを実感した。 なんとしてでもバイストンウェルに帰還しようとオーラ力を全開にするショウ。何とかオーラロードを開いてバイストンウェルに帰還したショウは、隠遁生活をしていたミの国のエレ王女と再会した。ショウが一人でオーラロードを開けたのは、エレが怪鳥に襲われ助けを求めた時の霊力(テレパシー)とショウのオーラ力が共振したからであろうとショウは推測した。エレの力はすごいのだとエレの祖父であるフォイゾン王に伝えればエレはラウの国へ戻れるかもしれないと思ったショウは、行方不明になったニーたちを探す前にラウの国へ向かった。
フォイゾン王は、ショウからエレの消息やエレの能力についての話を聞いて安心したように見えたが、まだエレを城に迎える気はなかった。その代わりにショウを聖戦士として認め、共に戦おうと誓った。ショウはフォイゾン王からニーたちの居場所を教えてもらい、彼らの無事を知って安心した気持ちで移動した。地上での両親との別れで傷ついたショウにとって、バイストン・ウェルの仲間たちの存在が唯一の救いであった。
ドレイクが新たに召喚した地上人、ジェリルたちの攻撃に苦戦しているニーたちを、地上でさらにパワーアップしたショウが救った。マーベルはショウに抱きつき、無事な帰還を心から喜んだ。
それから数日後、ニーを想ってリムルが一人でドレイクの館から脱走し、ゼラーナに転がり込んだ。しかし戦力にならずスパイ扱いされているリムルは、ニーたちのお荷物にしかならなかった。
その頃、度重なる失敗のせいで正規軍から降格されたバーンは、打倒ショウに執念を燃やしていた。そして、ショウとの戦闘中行方不明になっていたトッドはドレイクの元には戻らず、アの国の同盟国でルーザの不倫相手であるクの国のビショット王の下に身を寄せ、ショウとは自分の都合によって時には敵、時には味方になるという関係になっていく。リムルは、ゼラーナとドレイク、ビショット連合軍との戦いの最中に、ビショットの命令でリムル奪回の任についていたトッドによって連れ戻された。
ラウの国とともにドレイク、ビショット連合軍と戦うショウたち。ショウとトッドの幾度目かの交戦中に再びオーラロードが開いたが、今回は地上ではなく赤い嵐の玉と呼ばれる異次元空間に飛ばされた。ショウはそこに閉じ込められていたナの国の女王シーラを救い出した。洞察力の鋭いシーラから聖戦士としての力量を買われたショウは、ドレイクの野望を打ち砕きバイストンウェルに平和を取り戻すため、ナの国がダンバインをベースに開発した新型オーラバトラー、ビルバインを与えられる。しかしドレイク、ビショット連合軍の圧倒的戦力によってフォイゾン王は戦死し、必然的に孫であるエレがラウの国の女王となった。
泥沼となった戦いの中で、ショウは黒騎士と名乗る黒いオーラバトラーを操る戦士に付きまとわれるようになった。黒騎士とは、素性を隠しショットの配下となってショウを倒そうとしているバーンの仮の姿だった。
フェラリオの長であるジャコバ・アオンは今まで人間界には干渉しなかったが、このまま人間同士の戦況が泥沼化していけばバイストンウェルそのものが崩壊すると判断した。そして自分の生命力すべてを捧げて、バイストンウェルにいるすべてのオーラバトラーと戦艦、そのクルーを地上へと追放したのだった。
再び地上へ
ジャコバによる強制送還によって、バイストンウェルにいたオーラバトラーと戦艦は、すべて地上に送られた。
ドレイク、ショット、ビショットは二度とバイストンウェルに戻れないかもしれないと思いながらも、どうせ地上に来たのなら地上の覇権を握ろうと行動を開始した。ショウたちはドレイクたちの野望を阻止するためエレやシーラと合流して態勢を整える。
地上の国々は突如現れたオーラバトラーに対し、それぞれの国の事情で対処していた。次第に地上の平和のためショウ、シーラ、エレたちに協力する国(イギリス、ノルウェーなど)と、バイストンウェルの技術力を得るためドレイク、ショット、ビショットに協力する国(アメリカ、ソ連、ギリシャ、オーストラリアなど)に分かれるようになっていった。
各国を巻き込んだ戦いの中で、地上には憎しみのオーラばかりが増していった。
その憎しみに取り込まれたジェリルやトッドはおのれのエゴを肥大化させ、そのエゴがオーラ力を暴走させた。 肥大化するオーラ力によってオーラバトラーの外見が巨大に見え、しかも戦闘力は格段に上昇するハイパー化である。しかし物理的精神的負荷に耐えきれずジェリルもトッドも自滅していった。ショウも戦いの連続でオーラ力が増していく中、いつ自分も憎しみのオーラに取り込まれるか知れないという不安とも戦わねばならなかった。
浄化
ドレイク、ビショット連合軍VSシーラ、エレ連合軍との泥沼の戦いは、終わりが見えなかった。
ドレイクは自分の今までの行動はルーザの悪しきオーラに影響されていた、いわばルーザに操られていた故であり、しかもルーザはバイストンウェルにいたころからビショットと不義を犯していたことにやっと気づいていた。ドレイクと共に戦うショットは地上をわがものにしようとの野心を実現させるため、いつドレイクを裏切ろうか虎視眈々と機会を狙っていた。ビショットはドレイク同様ルーザにいいようにされながらドレイクと形だけの同盟関係を続けていた。対してシーラとエレは、これ以上地上を戦火に巻き込むのを良しとせず、戦いを終わらせるためには自分の命と引き換えにしてでもドレイク、ビショットを討つしかないと覚悟を決めた。ショウたちもシーラ、エレに従った。
地上の国々は初めのうちはそれぞれの思惑に従いドレイクたちやシーラたちに協力していたが、核兵器も通用しない、ハイパー化したら核兵器以上の破壊力を持つなどの威力を目の当たりにし、自分たちには手に余る技術だと悟って自然と手を引いていった。バイストンウェル住人同士で勝手につぶし合ってくれればそれでいいと思うようになっていたのだ。憎しみのオーラだけが戦域に広がり数多の命が散っていき、ショウは憎しみの権化となったバーンと相打ちになった。
激しい戦いの中、すべての元凶であるドレイク、ショット、ルーザ、ビショットの死亡を確認したシーラは、自分のオーラ力をすべて解放した。シーラのオーラは地上にあるオーラバトラーや戦艦、そのクルーすべてを破壊し、戦闘空域を浄化した。テレビ中継でその模様を見ていた各国首脳やショウ、マーベルの両親は、戦いの結末に呆然とした。外に出ていたチャムだけが浄化の光から生き残り、アメリカ軍に救助された。軍艦の中で気が付いたチャムは、アメリカ軍の人に自分が知るバイストンウェルでの出来事をすべて話した。
ある月夜。 自分の知る物語を語り終えたチャムは軍艦から姿を消した。チャムがバイストンウェルに帰れたかどうかは誰にもわからない。 チャムが語ったバイストンウェルの物語だけが地上に残されたのだった。
『聖戦士ダンバイン』の登場人物・キャラクター
主要人物紹介
ショウ・ザマ
CV:中原 茂
東京の東吉祥寺在住の日本人で年齢は18歳。漢字表記は座間祥。仕事ばかりでかまってくれず、秘書を愛人に持つ父、教育評論家でありながら息子を理解もせず自分の地位にしか興味を示さない母と、家庭環境には恵まれていなかった。親に頼れない反動からか、護身術として空手の心得がある。 顎についているバッテンの形の小さい古傷が外見上の特徴である。
母とは物語中も最後まで折り合いは悪かったが、父とはそれほど険悪ではなく、父の愛人である秘書のことも幼い頃から姉のように慕っている。(キャラクター紹介「ヨーコ・河原」参照)家族との決別の時も「自分は宇宙人だ」と嘘をついて両親を傷つけないように振る舞っているので完全な不良少年というわけではない。
事情も知らずに異世界バイストン・ウェルに召喚されオーラバトラーに乗せられるが、天性の才能を発揮して数日も経たずにダンバインを乗りこなせるようになる。初陣で敵として出会ったマーベルに興味を抱き、その頃からドレイクの方針に疑問を抱いていたこともあってマーベルのいるギブン家に寝返った。以来、数々の戦いと仲間たちとの交流、地上での両親との別れなどを経て、ショウは一人の人間として、戦士として成長していく。
最後は宿命のライバル、バーンとオーラバトラーを使わぬ生身の体で一騎打ちをする。お互い生の感情をさらけ出しながら剣を交わし、結果相打ちとなる。はっきりとした死亡描写はないが、シーラの浄化によってバイストン・ウェルに帰還したことだけは間違いない。
マーベル・フローズン
CV:土井 美加
アメリカ合衆国テキサス州ダラス出身の大学生。18歳。 実家は牧場を経営。正義感・使命感の強い女性で禅を嗜む。
ショウがドレイク・ルフトの下から離れるきっかけを作り、戦闘でもパートナーとなる。ショウ達が召喚された頃には既にギブン家の聖戦士として戦っていた。ギブン家ではショウに次ぐ力量を持つ聖戦士で、最終的にはショウがビルバインに乗り換えたことでダンバインのメインパイロットとなる。
同い年のショウを常にリードするお姉さん的な存在。はじめはニーを慕っていたが、ショウの告白を受け入れている。しかし、その後もニーと二人きりのときはショウに見せない女性的な顔で接しており、ニーと二人でショウを見守る姿は熟年夫婦のようにも見える。
最終決戦ではダンバインの機体と自分の腹部に致命傷を負い、脱出できないまま機体が爆発、戦死する。
Related Articles関連記事
ガンダムシリーズの宇宙世紀年表まとめ
宇宙世紀とは『機動戦士ガンダム』から『G-SAVIOUR』までの作品間に存在する、架空の歴史である。 いわゆる戦記の体裁を採用しており、主に上記作品群の劇中で描かれた戦争をはじめとした、国家および組織間の闘争に年月を当てはめ、あたかも本当にガンダムワールドの歴史が続いているかのように楽しむ事を可能とした設定となっている。 反面、宇宙世紀のガンダムシリーズは年表に基づいた作劇を行うため、この設定を知らないと作品を理解する事が難しくなるという難点も抱えている。
Read Article
機動戦士ガンダム 水星の魔女(G Witch)のネタバレ解説・考察まとめ
『機動戦士ガンダム 水星の魔女』とは、サンライズによるアニメ作品で、ロボットアニメの金字塔である『ガンダムシリーズ』の作品群の1つ。同シリーズでは7年ぶりのテレビ用作品で、放送前からファンの注目を集めていた。 人類が宇宙に進出し、太陽系に広く勢力を拡大したA.S.122年。アスティカシア高等専門学園に、辺境の地・水星からスレッタ・マーキュリーという少女が編入してくる。やがて彼女を含むパイロット候補生たちは、巨大企業の陰謀に飲み込まれるも、それに懸命に抗っていく。
Read Article
機動戦士ガンダム サンダーボルト(サンボル)のネタバレ解説・考察まとめ
『機動戦士ガンダムサンダーボルト』とは、原案を矢立肇と冨野由悠季、作画を太田垣康男によるガンダムシリーズの漫画作品またはそれを原作とするOVA(オリジナルビデオアニメーション)作品である。 本作は大元の原作であるアニメ『機動戦士ガンダム』とほぼ同じ時代から数か月たった期間を描いた作品である。 地球連邦軍所属のイオ・フレミングとジオン公国軍所属のダリル・ローレンツのダブル主人公で構成され、二人の宿命的な出会いと運命的な殺しあう様を描いている。
Read Article
機動戦士ガンダムSEED(シード)のネタバレ解説・考察まとめ
「機動戦士ガンダムSEED」は2002年10月から2003年9月まで毎日放送・TBS系列で放送されたロボットアニメ。「機動戦士ガンダム」シリーズの中でも新しい世代に向けて作られた、“平成のファーストガンダム”と呼ばれる作品。幼少期の親友でありながら敵対する立場にいる2人の少年と、戦争を終わらせるために戦場に身を投じる中での葛藤や苦悩を描いた壮大なストーリーが見どころ。
Read Article
機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ(鉄オル)のネタバレ解説・考察まとめ
『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』とは、2015年10月から2016年3月に第1期(第1話~第25話)、2016年10月から2017年4月に第2期(第26話~第50話)が放送されたアニメ作品。「機動戦士ガンダム」シリーズの一作である。 火星の民間警備会社に所属する少年の三日月・オーガスは、ガンダム・バルバトスに乗って戦うことになる。生き抜くために戦いを繰り広げる少年少女たちの成長や挫折といった人間ドラマが濃密に描かれている。
Read Article
機動戦士ガンダムUC(ユニコーン)のネタバレ解説・考察まとめ
『機動戦士ガンダムUC』(きどうせんしガンダムユニコーン)とは、福井晴敏による小説、およびそれを原作としたアニメ作品。2007年より小説版が連載され、2010年よりOVA劇場上映および発売された。2016年には『機動戦士ガンダムユニコーン RE:0096』のタイトルでTVアニメ版が放送された。 『機動戦士ガンダム』から続く「宇宙世紀」と呼ばれる世界を舞台に、地球連峰が最重要機密として秘匿する「ラプラスの箱」を巡る陰謀と戦い、その中で苦悩しながら成長していく少年の姿を描く。
Read Article
伝説巨神イデオン(THE IDEON)のネタバレ解説・考察まとめ
『伝説巨神イデオン』は日本サンライズ制作・富野喜幸監督(当時)による日本のアニメ。 地球植民星ソロで発掘された、第6文明人の遺跡かつ変形合体する巨大ロボット「イデオン」と、その力の源「無限力イデ」を巡り、地球人と異星人バッフ・クラン両文明の衝突が発生。 銀河全体を巻き込む果て無き抗争へ発展していき、それを見つめ続けたイデの裁きによる全文明の終焉と全人類の輪廻転生までを描いた「解り合えぬ人々」を主役とした群像劇。 『新世紀エヴァンゲリオン』に強い影響(元ネタ)を与えた作品としても有名である。
Read Article
機動戦士ガンダム(ファースト・初代)のネタバレ解説・考察まとめ
1979年から1980年にかけて日本サンライズによって制作・放送されたロボットアニメ。ファンが多く知名度が高い作品だが、放送当時は視聴率が振るわず打ち切りとなった。 ガンダムシリーズの1作目で「初代(ガンダム)」や「ファースト(ガンダム)」とも呼ばれる。 ガンダムに乗ったアムロやその仲間が各地を転戦しながら、宿敵シャアをはじめ様々な人々との出会いや別れ、戦いを経て成長していく物語である。
Read Article
機動戦士Ζガンダム(ゼータガンダム)のネタバレ解説・考察まとめ
『機動戦士Ζガンダム』とは、1985年から1986年にかけて日本サンライズによって制作・放送されたロボットアニメ。全50話で略称は「Ζ(ゼータ)」。 一年戦争終結から7年、地球連邦軍は増長したエリート組織ティターンズと反地球連邦組織エゥーゴが内紛状態に陥っていた。学生だったカミーユ・ビダンはその抗争に巻き込まれる中で、様々な出会いや別れ、戦いを経験し、新たなニュータイプとして覚醒していく。
Read Article
新機動戦記ガンダムW(ウイング)のネタバレ解説・考察まとめ
『新機動戦記ガンダムW』とは、サンライズ制作の『ガンダムシリーズ』のテレビアニメ。物語の主軸は戦争であるが、本作ではコロニーを支配するためにOZがめぐらす戦略やガンダムに乗るパイロットたちをめぐる人間性と様々な葛藤も描かれている。また日本、西洋、中東、アメリカ、中国をイメージした5機のガンダムが登場し、それぞれのガンダムパイロットの5人全員が主人公役扱いになっている。
Read Article
機動戦士ガンダム00(ダブルオー)のネタバレ解説・考察まとめ
『機動戦士ガンダム00』(きどうせんしガンダムダブルオー)とは、サンライズが製作した日本のオリジナルロボットアニメである。2度のテレビ放映の後に劇場版も公開されている。 宇宙へ進出し、地域格差が現代よりも厳しくなっている地球を舞台に武装組織「ソレスタルビーイング」が戦争根絶を目的として、世界へ宣戦布告する。世界は混乱しながらも一致団結してソレスタルビーイングと戦いを繰り広げていく。
Read Article
ガンダム Gのレコンギスタ(Gレコ)のネタバレ解説・考察まとめ
『ガンダム Gのレコンギスタ』とは富野由悠季氏による日本のアニメーション作品。 技術の頂点を極めた人々が戦争の末に人類を滅亡しかけた宇宙世紀の1000年以上後を舞台にしている。命からがら生き延びた人々は新しい時代を「リギルド・センチュリー(R・C)」と名付け、さらには同じ轍を踏まぬよう技術に制限をかけ再び繁栄を初めていた。 明るく純粋無垢な主人公ベルリ・ゼナム、少し世話の焼けるお嬢様アイーダ・スルガンの二人の成り行きで始まった世界の仕組みを知る旅の物語である。
Read Article
機動戦士ガンダム 第08MS小隊(08小隊)のネタバレ解説・考察まとめ
『機動戦士ガンダム 第08MS小隊』とは、1年戦争当時、東南アジアのジャングル地帯でジオン軍の開発する新兵器を巡る攻防と、それに関わる若き連邦士官とジオン軍女兵士との関係を描いた外伝作品。 ビデオ11作と完結編で構成されており、1996年から1999年にかけて発売された。陸戦が主体で、リアルな戦場を描いた作品であるとともに、戦時下の兵士の苦悩を描いている。ガンダムシリーズには珍しく、特別なガンダムが活躍する話ではない。
Read Article
機動戦士ガンダム THE ORIGIN(オリジン)のネタバレ解説・考察まとめ
『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』とは、アニメ「機動戦士ガンダム」の作画監督を務めた安彦良和が原作アニメ設定やストーリーを再構築したコミカライズ(マンガ化)作品をアニメ化したもの。 アニメ化に際し、原作マンガの描いた79年の原作アニメの前日談の部分を再構築し、原作アニメにつながるストーリーとなっている。79年のアニメでは主人公アムロ・レイの好敵手であるシャア・アズナブルが本作の主人公として描かれている。
Read Article
機動戦士ガンダムSEED FREEDOM(シード フリーダム)のネタバレ解説・考察まとめ
『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』(きどうせんしガンダムシード フリーダム)とは、TVアニメ『機動戦士ガンダムSEED』シリーズのその後を描いた、福田己津央監督による2024年公開のアニメ映画。キャッチコピーは「私の中にあなたはいます。 あなたの中に私はいますか?」 。 2度に渡って世界を絶滅戦争の危機から救ったキラ・ヤマトは、仲間たちと共に地球の小国に招かれ、策謀によって全滅の危機に陥る。この時恋人のラクス・クラインが誘拐されたことを知ったキラは、彼女を取り戻すべく再び戦場に赴く。
Read Article
機動戦士ガンダムΖΖ(ダブルゼータ)のネタバレ解説・考察まとめ
『機動戦士ガンダムΖΖ』とはガンダムシリーズの3作目として1986年3月~1987年1月に放映された。スペース・コロニー「サイド1」でジャンク屋を営んでいた「ジュドー・アーシタ」は前作Z(ゼータ)ガンダムの主人公「カミーユ・ビダン」との邂逅によりニュータイプとして目覚めたことをきっかけにモビルスーツのパイロットとして戦火へと身を投じてゆく。
Read Article
機動戦士ガンダムSEED DESTINY(種死・種デス・種運命)のネタバレ解説・考察まとめ
『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』とは、TBS系列で2004年10月9日から2005年10月1日まで放送された『ガンダムシリーズ』の1つに属するロボットアニメ。全50話+特別編。制作はサンライズ、毎日放送。『機動戦士ガンダムSEED』の続編であり、2年後の世界を描く。戦争で家族を失った主人公シン・アスカは、守りたいものを守れる力を欲し軍へ入隊した。しかし、シンの力への渇望と純真すぎる心が、彼自身を戦いの中心へと駆り立て、戦火はより広がって行くのだった。
Read Article
機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY(スターダストメモリー)のネタバレ解説・考察まとめ
機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY(Mobile Suit Gundam 0083)とは、1991年から1992年にかけて、全13話が製作されたOVAシリーズである。アムロ・レイの活躍によって終結した、『機動戦士ガンダム』の戦いの三年後を描く。本作の星の屑作戦によって地球にコロニーが落とされたことで、物語は『機動戦士Ζガンダム』へと続いていく。
Read Article
機動新世紀ガンダムX(エックス)のネタバレ解説・考察まとめ
『機動新世紀ガンダムX』とは、1996年から1997年にかけてテレビ朝日系列にて放映されたアニメ作品。舞台は大きな戦後の世界で、バルチャーと呼ばれる組織が活動する中、厳しい環境を精一杯生き抜く主人公、ガロード・ランを中心に進んでいく。彼の行動が周囲の大人たちを動かし、次第に世界を巡る情勢をも変えていくことになる。
Read Article
機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島(映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島』とは、テレビアニメ『機動戦士ガンダム』の15話「ククルス・ドアンの島」をリメイクした映画作品。ガンダムシリーズの生みの親の1人である安彦良和が監督を務め、同作を見て育ったベテランスタッフが制作に携わっている。 連邦軍の兵士アムロ・レイは、強行偵察中に崖から落ち、敵軍の兵士のククルス・ドアンに救われる。ドアンは脱走兵らしく、島で戦災孤児たちと暮らしていたが、彼を追う者たちがそこに静かに忍び寄っていた。
Read Article
機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争(ポケ戦・ポケなか)のネタバレ解説・考察まとめ
『機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争』とは、1979年から断続的に製作され続けているロボットアニメ『ガンダムシリーズ』の1作品で、「宇宙世紀」と呼ばれる架空の時代の出来事を描いたOVAである。 地球連邦軍の新型モビルスーツ・ガンダムNT-1の奪取または破壊任務を命じられたジオン軍の特殊部隊サイクロプス隊。リボーコロニーで暮らす少年アルは、偶然からサイクロプス隊の面々と交流し、その作戦に加担していく。やがて彼らの戦いはコロニーの命運をも巻き込み、アルに戦争の残酷さを突き付ける。
Read Article
機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ(閃ハサ)のネタバレ解説・考察まとめ
『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』とは、反地球連邦を掲げるテロリストのハサウェイ・ノア、地球連邦の軍人ケネス・スレッグ、謎の美少女ギギ・アンダルシアの運命が交錯し擦れ違っていく様を描いた、2021年公開のアニメ映画。『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』のストーリーに連なる続編的立ち位置であり、『機動戦士ガンダム』シリーズの生みの親、富野由悠季の小説を元に映像化。同シリーズ40周年記念作品として製作された3部作の第1作目で、美しい映像美と壮大な音楽、大迫力の戦闘シーンが魅力の映画作品である。
Read Article
XVX-016 ガンダム・エアリアル(水星の魔女)の徹底解説・考察まとめ
XVX-016 ガンダム・エアリアルとは、『機動戦士ガンダム 水星の魔女』に登場する人型機動兵器MS(モビルスーツ)の1機にして、同作の主役機である。 詳細な出自については謎が多いが、ヴァナディース機関が開発したガンダム・ルブリスを利用して作り出された機体だと思われる。大企業の独断で闇へと葬られたGUNDフォーマットというシステムを利用しており、自律兵装GUNDビットでの攻防一体の戦闘が特色。高性能のAIを搭載しており、メインパイロットのスレッタ・マーキュリーとは姉弟のような絆で結ばれている。
Read Article
機動戦士ガンダムAGE(エイジ)のネタバレ解説・考察まとめ
「機動戦士ガンダムAGE」とは2011年10月から2012年9月までMBS・TBS系列にて放送されたテレビアニメである。突如あらわれた謎の勢力との戦争の中で、主人公(フリット、アセム、キオ)が世代交代していくのが特徴だ。子供向けの絵柄とは裏腹に、敵との戦争の中で各々の異なった葛藤を描いているのも魅力の一つであり、子供から大人まで楽しめる作品となっている。
Read Article
ダリルバルデ(水星の魔女)の徹底解説・考察まとめ
ダリルバルデとは、『機動戦士ガンダム 水星の魔女』に登場する人型機動兵器MS(モビルスーツ)の1機で、同作に登場するジェターク・ヘビー・マシーナリー社製の最新鋭機。 タイプとしては分厚い装甲を売りとする重MSで、それを意識させないだけの高い出力と機動力を持つ。両腕とシールドにドローンシステムを搭載しており、これを利用した立体的な戦闘を持ち味としている。最新型の意志拡張AIにより、完全なオートパイロットで戦闘を行うことも可能だが、反応が早過ぎて陽動に引っかかりやすいという弱点を持つ。
Read Article
MD-0032G グエル専用ディランザ(水星の魔女)の徹底解説・考察まとめ
MD-0032G グエル専用ディランザとは、『機動戦士ガンダム 水星の魔女』に登場する人型機動兵器MS(モビルスーツ)の1機で、同作の登場人物であるグエル・ジェタークの専用機。 ジェターク・ヘビー・マシーナリーの主力商品ディランザを、同社の御曹司であるグエルに合わせてカスタム化した機体。出力など全体的な性能の強化に加え、近接兵器として十字の刃を成すビームパルチザンを装備。頭部のブレードアンテナには羽根飾りのような白い装飾をつけている。物語の1話で華々しく登場し、ガンダム・エアリアルと交戦した。
Read Article
ガンダムビルドメタバース(アニメ)のネタバレ解説・考察まとめ
『ガンダムビルドメタバース』とは、『ガンダムシリーズ』の世界観をモチーフとする体感型オンラインゲームを舞台に、少年の葛藤と成長を描いた2023年のオリジナルアニメ。ガンプラをテーマにする『ビルドシリーズ』の5作目で、前作までのキャラクターが次々とゲスト出演したことで話題となった。 ホウジョウ・リオは、ガンプラを用いて遊ぶ「ガンダムメタバース」に夢中なハワイ在住の少年。近所のホビーショップの店員であるウルツキ・セリアに師事してガンプラ制作の腕を上げつつ、様々なライバルと戦っていく。
Read Article
機動戦士Vガンダム(ヴィクトリーガンダム)のネタバレ解説・考察まとめ
『機動戦士Vガンダム』(きどうせんしヴィクトリーガンダム)とは、1993年に放送されたロボットアニメ。『ガンダムシリーズ』の作品の1つで、「宇宙世紀」と呼ばれる時代の中で繰り広げられる戦争を描いている。物語後期の主人公機であるV2ガンダムは「光の翼」という特徴的な武装を持ち、その見栄えの良さから後に様々な作品で同様の装備が用いられた。 地球の不法居住者で暮らす少年ウッソ・エヴィンは、リガ・ミリティアとザンスカール帝国の戦争に巻き込まれ、その中でパイロットとしての類稀な素質を開花させていく。
Read Article
機動戦士ガンダムUCのモビルスーツ・モビルアーマー・艦船・兵器まとめ
機動戦士ガンダムUC(機動戦士ガンダムユニコーン RE:0096)は福井晴敏による小説、およびそれを原作としたアニメ作品。 機動戦士ガンダムから続く宇宙世紀を舞台に、重要機密であるラプラスの箱を巡る戦いに巻き込まれた少年の葛藤と成長を描く。 緻密に練り込まれた物語もさることながら、戦闘シーンも見所の一つであり、それを彩る兵器であるモビルスーツ、モビルアーマーも幅広い層から人気を集めている。
Read Article
機動戦士ガンダム0083のモビルスーツ・モビルアーマー・艦船・兵器まとめ
機動戦士ガンダム0083(Mobile Suit Gundam 0083)は、OVAとして発売されたアニメ作品である。1991年より全13話が発売、1992年にはOVAを編集した総集編が劇場公開された。地球連邦軍と、ジオン軍残党デラーズフリートとの戦いを描く。シリーズ作品である「機動戦士ガンダム」と「機動戦士Ζガンダム」の間をつなぐ物語として制作され、両者の空白の期間を埋めるものとなっている。
Read Article
鉄血のオルフェンズ(鉄オル)のモビルスーツ・モビルアーマー・艦船・兵器まとめ
『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』は『ガンダムシリーズ』のロボットアニメの1つで、第1期が2015年に、第2期が2017年に放送された。『機動戦士ガンダム』などの宇宙世紀作品とは別の世界観を舞台としており、少年兵の三日月・オーガスの活躍を描いている。 本作にも『ガンダムシリーズ』おなじみの兵器モビルスーツやモビルアーマー、大規模な戦いには欠かせない艦船や兵器が登場する。
Read Article
ガンダムシリーズの仮面キャラ・仮面の人まとめ
『機動戦士ガンダム』を第一作とするガンダムシリーズには、素顔を仮面やマスク、サングラスなどで隠した仮面キャラが登場する。ここでは、ガンダムシリーズにたびたび登場する仮面キャラ・仮面の人を一覧でまとめた。ガンダムの代名詞とも言える有名キャラクター「シャア・アズナブル」や、「歴代仮面キャラの中で最も腹黒い」とまで言われた「マクギリス・ファリド」などを紹介している。
Read Article
機動戦士ガンダム 水星の魔女のモビルスーツ・モビルアーマー・艦船・兵器まとめ
『機動戦士ガンダム 水星の魔女』とは、サンライズによるアニメ作品で、ロボットアニメの金字塔である『ガンダムシリーズ』の作品群の1つ。人型機動兵器MS(モビルスーツ)のパイロットを目指す少女たちが、彼女たちを飲み込まんとする巨大企業や大組織の陰謀に抗っていく様を描いている。 『ガンダムシリーズ』はリアル路線のロボットアニメとして知られており、作中に登場するロボットはあくまでも“兵器”として扱われている。ここでは、『機動戦士ガンダム 水星の魔女』に登場するMSなどの兵器を紹介する。
Read Article
ラクス構文とは!?元ネタ・使い方・トリビア・反応など徹底解説!
「ラクス構文」とは、アニメ映画『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』でヒロインのラクス・クラインが発したセリフを元にしたネットスラング。 敵であるアコードから主人公キラ・ヤマトへの愛情が必要から生じたものだと揶揄されたラクスは、「必要だから愛しているのではありません、愛しているから必要なのです」と反論。理路整然としながらも彼女の心情を適切に表した言葉として、作品を代表する名言・名セリフの1つとなった。ラクス構文とはこれを現実に持ち出して、「より正確な因果関係の順序」を訴えるものである。
Read Article
ガンダム Gのレコンギスタ(Gレコ)の名言・名セリフ/名シーン・名場面まとめ
『ガンダム Gのレコンギスタ』とは、「機動戦士ガンダム」シリーズの続編で、全26話のアニメシリーズ。 ∀(ターンエー)ガンダム以来、ガンダムのTVアニメシリーズとしては15年ぶりの富野由悠季監督作品である。また後年にはテレビシリーズを基に再編された劇場版も制作されている。 独特な演出とセリフ回しはファンから富野節とも呼ばれ、小気味良いテンポで展開されていくストーリーの中で、物語中の状況の変化と共に数々の名台詞が存在している。
Read Article
機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ(鉄オル)の名言・名セリフ/名シーン・名場面まとめ
『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』とは、第一期、第二期と25話ずつに分けて全50話が放送されたガンダムのテレビアニメシリーズ。 本編と同時に小説や漫画などで展開された公式外伝「月鋼(げっこう)」や、第一期と第二期の間の時期の金星を舞台にした物語という設定のスピンオフ作品で、アプリゲームとして発表された「ウルズハント」なども後年制作されている。 本編では主人公の三日月・オーガスとオルガ・イツカらの結成した「鉄華団」の壮絶な戦いが描かれている中で、数々の名セリフが物語を味わい深くしている。
Read Article
タグ - Tags
目次 - Contents
- 『聖戦士ダンバイン』の概要
- 『聖戦士ダンバイン』のあらすじ・ストーリー
- 異世界での戦い
- それぞれの野心
- ショウ、地上へ戻る
- 聖戦士ショウ
- 再び地上へ
- 浄化
- 『聖戦士ダンバイン』の登場人物・キャラクター
- 主要人物紹介
- ショウ・ザマ
- マーベル・フローズン
- ギブン家
- ニー・ギブン
- チャム・ファウ
- キーン・キッス
- ドレイク軍およびルフト家
- ドレイク・ルフト
- ルーザ・ルフト
- リムル・ルフト
- バーン・バニングス
- ガラリア・ニャムヒー
- ショット・ウェポン
- トッド・ギネス
- トカマク・ロブスキー
- ミュージィ・ポー
- ゼット・ライト
- アレン・ブレディ
- ジェリル・クチビ
- アの国
- フラオン・エルフ
- クの国
- ビショット・ハッタ
- ミの国
- ピネガン・ハンム
- パットフット・ハンム
- ナの国
- シーラ・ラパーナ
- エル・フィノ
- ベル・アール
- ラウの国
- フォイゾン・ゴウ
- エレ・ハンム
- フェラリオの国
- シルキー・マウ
- ニクス・ティタン
- ジャコバ・アオン
- 地上に住む人々
- シュンカ・ザマ
- チヨ・ザマ
- ヨーコ・川原
- トルストール・チェシレンコ
- 『聖戦士ダンバイン』の用語
- バイストン・ウェル
- オーラ力(ちから)
- オーラマシン
- 聖戦士(せいせんし)
- フェラリオ
- ガロウ・ラン
- ハイパー化
- 『聖戦士ダンバイン』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- 「バイストン・ウェルの物語を覚えているものは幸せである。 心豊かであろうから。 それゆえに、ミ・フェラリオの語る次の物語を伝えよう」
- シルキーの涙
- 「私とゼット殿と同じようによくなじむオーラバトラーだ」
- 「うさぎはなんで目が赤い?」
- 父をかばう息子のオーラ力
- 「わたしは、騎士の出のはずだ!」
- 毛布を掛けられるバーン
- ハイパージェリル
- トッドの死
- ルーザに射殺されるリムル
- 「俺は人は殺さない、その怨念を殺す!」
- 物語の終わり
- 聖戦士ダンバインの裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- EDに出てくるフェラリオの正体はエル・フィノ
- 英語が分かるショウ
- 赤い三騎士
- 国の名前の由来
- 農耕士コンバイン
- 『聖戦士ダンバイン』の主題歌・挿入歌
- OP(オープニング): MIO『ダンバインとぶ』
- ED(エンディング):MIO『みえるだろうバイストン・ウェル』
- 挿入歌 :小出広美『青のスピーチ・バルーン』
- 挿入歌:小出広美『水色の輝き』