ガサラキ(アニメ)のネタバレ解説・考察まとめ

『ガサラキ』とは、サンライズが1998年に製作したSFアニメである。『装甲騎兵ボトムズ』を手掛けた高橋良輔が監督を務めた。戦場にて戦車や兵士と共にリアルロボットが活躍するミリタリーSFとしながらも、その物語の根幹には、平安時代以前から脈々と伝わる「ガサラキ」の伝承とその謎を据える。主人公「ユウシロウ」が、秘技「ガサラの舞」の演者として周囲の野望や思惑に利用されながらも、ヒロイン「ミハル」と出会うことで次第に自我を取り戻し、みずからの出自や前世からの因果を追い求めていく物語が展開される。

高山臨巳

CV:菅原淳一

第3実験中隊所属のTA操縦士。28歳。階級は隊長の速川に次ぐ少佐。B小隊の隊長でコールサインは「フォーカス3」。北沢大尉とコンビを組む。非常に責任感の強い性格で、隊員の心身に目を配る。民間人の身でベギルスタンに派遣されることになったユウシロウに、「必ず無事に連れて帰る」と宣言して励ます。撤収作業で神経質になっている鏑木と北沢を落ち着かせようと、内心冷や汗をかきながら取りなすなど、気苦労が絶えない。終盤の豪和ビル攻防戦では被弾したフォーカス4をかばい、機関砲を斉射して敵を引きつけるが、別方向からのLOSATで狙撃され、TAの下半身を損失するほど大破し、重傷を負う。

北沢淳(きたざわ じゅん)

北沢淳

CV:岩永哲哉

第3実験中隊所属のTA操縦士。24歳。階級は大尉。B小隊隊員でコールサインは「フォーカス4」。斜に構えた性格で、何かと影響力を行使してくる豪和に対する反感を公言してはばからない。しかしそれは、権威や伝統などに囚われず、自分の目で見たものを信じる性格の裏返しである。豪和から民間人でありながら出向しているユウシロウに対しても、露骨にイヤミを吐いていた。ベギルスタンでのユウシロウの奇行に不信感を募らせていたが、空中で戦闘機をTAで撃墜するという離れ業を目の当たりにして、ユウシロウへの率直な敬意を表した。終盤の豪和ビル攻防戦では最初に被弾したが、高山の身を挺した援護や速川の機転にも助けられ、TA戦における敵機初撃破を成し遂げた。待機中はよく携帯ゲーム機でゲームをしている。

陶見卓郎(すえみ たくろう)

陶見卓郎

CV:林延年

第3実験中隊所属で戦闘指揮車の砲手。25歳。階級は中尉。TA戦闘を戦闘指揮車に搭載された20mmチェーンガンで支援する姿が多くみられる。ベギルスタンでは実戦に出られるかもと逸っていた。

特務自衛隊(17式改実験小隊)

谷口(たにぐち)

谷口

CV:大川透

17式改実験小隊隊長。階級は少佐。コールサインは「SAT-4」。北海道八臼岳演習場にて行われた人体実験の被験者。マイル1より抽出した物質を精製した「インジェクション」と呼ばれる薬剤を投与された結果、搭乗したTAは沼地を疾走して特自の装輪車を振り切り、遙かに熟練しているはずの第3実験中隊TA操縦士を圧倒するほどの格闘能力を発揮する。しかし谷口自身は自我を崩壊させて錯乱し、組み伏せたTAのヘッドカバーを剥ぎ取って、頭上に掲げながら雄叫びを上げるなどの奇行を繰り返した。操縦士に危害を加えなかった様子を見た広川は、谷口に理性が残っているのでは無いかと期待していたが、速川は「首級を上げたのか」とその異常性に戦慄していた。ユウシロウですらその猛威に対抗できず敗退する。しかし特化大隊の砲撃を浴びる寸前にユウシロウに救出された後、ようやく小康状態になり救助された。その際「今は閾に至らずんば七支の剣の傷となるべし」という謎の和歌を呟いた。

山根(やまね)

CV:不明

17式改実験小隊隊員で階級は少尉。コールサインは「SAT-3」。北海道八臼岳演習場にて行われた人体実験の被験者。実験開始から115分30秒で昏倒、最初の脱落者となる。 完全に精神が変質し、救護班の隊員達を素手で殺傷し、発砲されると怯えたような所作を見せた後に意識を失った。

北村(きたむら)

CV:中嶋聡彦

17式改実験小隊隊員。北海道八臼岳演習場にて行われた人体実験の被験者。コールサインは「SAT1」。2番目に脱落し、心肺停止に陥った。

亀野(かめの)

CV:不明

17式改実験小隊隊員。北海道八臼岳演習場にて行われた人体実験の被験者。コールサインは「SAT2」。北村のすぐ後に脱落し、心肺停止に陥った。

桑島(くわじま)

CV:森川智之

特自の技術士官。階級は大尉。山根が昏倒するのを目の当たりにして、実験の中止を進言したが、米谷は聞く耳を持たなかった。谷口とユウシロウの対戦で機能相転移の現象が起こったときには、技術者の性なのか知的興奮を抑えられなかった様子。

クーデター派

西田啓(にしだ ひらく)

西田啓

CV:岸野幸正

国学者。経済発展と引き換えに人心の荒廃した日本を見るに堪えず、みずからの目を日本刀で裂いて盲人となった。統制下における国家再生を唱え、近代化以前の美徳あふれる日本を取り戻そうという思想を訴え、日本国民に清貧を強いてでも高潔な精神を取り戻すべしと説く。クーデターによる国政の奪取を前提としたその主張は過激ながら、政治家や自衛隊の内部に多くの賛同者を得ている。別の思惑を抱いて接近してきた一清に、豪和の秘伝であるはずのガサラキの伝承を語って驚愕させる。米国が仕掛けてきた穀物モラトリアムを事前に察知しており、反撃として日本が保有する対米資産を全放出することで米経済に大打撃を与えるべく画策する。米国がTAを使って直接攻撃を仕掛けてくる事を予見し、速川を説得することで第3実験中隊のクーデター派への協力を取り付ける。米国の攻撃をしのぎ、米国大統領とホットラインで会話後、「事を収める」として割腹自殺した。

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