MD-0032G グエル専用ディランザ（水星の魔女）の徹底解説・考察まとめ
MD-0032G グエル専用ディランザとは、『機動戦士ガンダム 水星の魔女』に登場する人型機動兵器MS（モビルスーツ）の1機で、同作の登場人物であるグエル・ジェタークの専用機。
ジェターク・ヘビー・マシーナリーの主力商品ディランザを、同社の御曹司であるグエルに合わせてカスタム化した機体。出力など全体的な性能の強化に加え、近接兵器として十字の刃を成すビームパルチザンを装備。頭部のブレードアンテナには羽根飾りのような白い装飾をつけている。物語の1話で華々しく登場し、ガンダム・エアリアルと交戦した。
MD-0032G グエル専用ディランザの概要
MD-0032G グエル専用ディランザとは、『機動戦士ガンダム 水星の魔女』に登場する人型機動兵器MS（モビルスーツ）の1機で、同作の登場人物であるグエル・ジェタークの専用機。MS開発の最大手大手ベネリットグループの“御三家”ことジェターク・ヘビー・マシーナリーによって製造された。
グエルはジェターク・ヘビー・マシーナリーの御曹司であり、彼が通うアスティカシア高等専門学園には「決闘」というルールが存在する。これは“生徒同士の揉め事をMSによる模擬戦で解決する”というもので、MS産業に関わる会社にとっては絶好のお披露目の場にして実験場となっていた。ジェターク・ヘビー・マシーナリーのCEOであるヴィム・ジェタークはこの点と息子のグエルがMSパイロットとして優れた才能を持っていたことに注目し、彼に専用機を与えて会社の名を高めようと考える。
こういった経緯の末に製造されたのが本機である。ジェターク・ヘビー・マシーナリーの主力製品であるディランザをグエルの趣味に合わせてカスタマイズしたもので、もともとの重装甲とそれを思わせない機動力を強化し、さらに接近戦用の兵装として十字型の刃を生成するビームパルチザンを装備。機動力を維持したまま、攻撃力と防御力を高いレベルで両立する傑作機となった。ブレードアンテナには羽根飾りのような白い装飾がついているが、これには特に意味は無い。
グエルはこの機体で決闘に連戦連勝し、学園最強のパイロットの証である「ホルダー」の称号を獲得。これにより理事長にしてベネリットグループの総帥であるデリング・レンブランの娘ミオリネ・レンブランとの婚約が決定。ヴィムのグループ内での発言力という意味でも大きな貢献を果たす。
しかし結果としてグエルは増長し、強引なアプローチを嫌ったミオリネには毛嫌いされた上、編入生のスレッタ・マーキュリーによって完膚無きまでに敗れる。グエルはプライドをへし折られた上にヴィムから「会社の信用を潰す気か」と叱責され、再起を図っていくこととなった。
MD-0032G グエル専用ディランザの機体スペック
型式番号：MD-0032G
頭頂高：18.2m
重量：89.4t
開発組織：ジェターク・ヘビー・マシーナリー
所属組織：ジェターク・ヘビー・マシーナリー、アスティカシア高等専門学園
主なパイロット：グエル・ジェターク
MD-0032G グエル専用ディランザの兵装・特殊装備
ビームライフル
熱線を撃ち出して敵を攻撃する、作品世界のMSにとっては一般的な射撃武器。
決闘で用いる際は、相手のパイロットへの危険度を下げるため、意図的に出力が抑えられている。
ビームパルチザン
機体の全長と同等の長さの棒状の兵器で、先端に十字型のビームの刃を生成する。
グエルはこの武器の扱いに長けており、ただ攻撃するだけでなく威嚇のために振り回すなど曲芸めいたことまでやっていた。
ビームサーベル
MSサイズのバトン程度のような形状をした兵器。一端からビームの刃を生成し、これを敵に押し付けることで装甲を焼き切る。
胸部ビームバルカン
機体の胸に装備されたビームバルカン。MS同士の戦闘においては決定打になることは稀であり、牽制に用いられることが多い。
羽根飾り付きブレードアンテナ
索敵用のブレードアンテナ。アスティカシア高等専門学園の決闘では、先にこのブレードアンテナを破壊された側が負けとなる。
白い羽根飾りに特に効果は無く、装飾的な意味合いしかない事実上のデッドウェイト。機体サイズ的に本物の鳥の羽根ではなく、模造品だと思われる。
グエルの「俺は絶対に負けない（＝ブレードアンテナを壊されることなどありえない）」という強い自負が見て取れる装備。スレッタに敗北し、その自負ごとブレードアンテナを破壊された際は無数の羽根が飛び散り、非常に幻想的で美しい光景となった。
MD-0032G グエル専用ディランザのパイロット・関連人物
グエル・ジェターク
本機のパイロット。アスティカシア高等専門学園パイロット科の3年生。
学園屈指の技量を持つMSパイロットで、自分の好みの戦法に合わせてカスタマイズされた専用ディランザで連戦連勝していた。生まれにも才能にも恵まれていたため増長するが、実力自体は確かな上に意外と素直な性格で、その傲慢な振る舞いのわりに学園での評判は悪くない。
スレッタの持ち込んだガンダム・エアリアル（以下エアリアル）に完膚無きまでに敗北し、それを必死に受け止めながら再起していく。
グエル・ジェターク（水星の魔女）の徹底解説・考察まとめ - RENOTE [リノート]
renote.net
グエル・ジェタークとは、『機動戦士ガンダム 水星の魔女』の登場人物で、アスティカシア高等専門学園パイロット科の3年生にしてトップエース。
ジェターク・ヘビー・マシーナリーの御曹司で、人型機動兵器MS（モビルスーツ）の操縦では学園内でも屈指の実力者。不遜にして尊大、自信家にして野心家、自分の力と権力を絶対の物と信じて疑わない傲慢な性格。親同士が決めた婚約者のミオリネ・レンブランに強引に迫り続けていたが、編入生のスレッタ・マーキュリーに敗れたことでその運命が大きく変わっていく。
ヴィム・ジェターク
ジェターク・ヘビー・マシーナリーのCEO。グエルの父親。
息子のMSパイロットとしての資質に目を付け、会社の宣伝も兼ねて専用機を作らせる。グエルの快進撃に気をよくしていたが、彼が敗北すると「会社に泥を塗る気か」と一転して暴力込みの叱責を浴びせた。
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