勇者王ガオガイガーFINAL(ガガガ続編)のネタバレ解説・考察まとめ

『勇者王ガオガイガーFINAL』とは、日本のオリジナルロボットアニメ。TVアニメ『勇者王ガオガイガー』の続編であり、全8巻のOVAとして発売された。後に映像が追加された上で、『勇者王ガオガイガーFINAL GRAND GLORIOUS GATHERING』の名でTVでも放送された。
ガオガイガー擁するGGGが、侵略者の脅威を打ち破ってから1年。彼らのかつての仲間の天海護が、地球各地を襲撃する事件が発生する。両者が激突する中、宇宙の命運をも懸けた大異変が彼方の星系で起き始めていた。

『勇者王ガオガイガーFINAL』の概要

『勇者王ガオガイガーFINAL』(ゆうしゃおうガオガイガーファイナル)とは、日本のオリジナルロボットアニメ。
TVアニメ『勇者王ガオガイガー』の続編であり、全8巻のOVAとして発売された。映像化されていないエピソードや設定のみ存在するストーリーがいくつか存在し、それらについてはCDやコミックなどで補完されている。2005年には、新たな映像を追加した上で『勇者王ガオガイガーFINAL GRAND GLORIOUS GATHERING』の名でTVでも放送された。

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ガオガイガー擁するGGG(スリージー/ガッツィー・ギャラクシー・ガード)が、侵略者ゾンダーの脅威を打ち破ってから1年。宇宙各地で今も活動を続けるゾンダーの脅威から人々を守るために地球を発った天海護(あまみ まもる)が、世界各国で破壊活動を続けるという事件が発生する。
GGGの面々はこれに戸惑いつつ、「人死にが出ている以上は他に方法が無い」と力づくでの護の阻止に動き始める。かつての仲間同士が争う凄惨な事態の裏には、地球とは遥かに離れた場所で起きつつある、宇宙の命運にも関わる大異変の存在があった。

『勇者王ガオガイガーFINAL』のあらすじ・ストーリー

勇者王の神話

GGGのスーパーメカノイド・ガオファイガー。主人公の凱の、物語前半の愛機となる。

三重連太陽系で誕生した機界生命体ゾンダーは、ここにあった緑の星、赤の星、紫の星の文明を滅ぼし、宇宙各地に散っていった。緑の星の生き残りで、生まれつきゾンダーに対抗する力を持つ少年ラティオは地球へと逃げ落ち、天海護という名で育てられることとなる。
時は流れ、地球も本格的にゾンダーの攻撃を受ける。この事態を予想していた人類は、GGG(スリージー/ガッツィー・ギャラクシー・ガード)という防衛組織を結成し、緑の星の遺産であるGストーン、サイボーグ戦士・獅子王凱(ししおう がい)、Gストーンによって駆動するスーパーメカノイド・ガオガイガーをもってゾンダーを迎え撃つ。

自分が異星人であることを知らないまま小学生にまで成長した護は、GGGとゾンダーの戦いに巻き込まれ、生まれ持った“ゾンダーに対抗する力”に覚醒する。凱たちGGGの面々は、護の力を「ゾンダーとの戦いに必要不可欠なもの」として協力を要請。護もこれを受け入れ、彼は凱やGGGの面々との間に強い絆を作りつつ、ゾンダーとの戦いを繰り広げていく。
赤の星が対ゾンダー用に作り出した生体兵器アルマこと戒道幾巳(かいどう いくみ)、同じく赤の星のサイボーグ戦士ソルダートJ、彼らが駆る強大無比な機動兵器キングジェイダーの力も借りて、GGGはゾンダーとの戦いに勝利。この際、Gストーンの力で、凱は生機融合体エヴォリュダーという形で生身の肉体を取り戻す。まだ宇宙のどこかにゾンダーに苦しめられている人々がいることを確信した護は、育ての親、凱、仲間たちに別れを告げて、1人宇宙へと旅立っていった。

宇宙消滅の危機

ゾンダーのような宇宙からの脅威に対抗するため、GGGは新たなスーパーメカノイド・ガオファイガーを完成させる。そんな折、地球の各地で「Qパーツ」と呼ばれる超常的な物体が発見される。恐るべき復元力を持つこれを巡って争いが起きる中、突如宇宙へと旅立ったはずの護が姿を現す。
護はGGGが確保したQパーツを強奪し、大きな被害をもたらす。凱たちは混乱しながらも護を追撃し、Qパーツを取り戻すも、この時“自分たちの前に現れた護がQパーツによって複製されたもの”だったことを知る。

Qパーツは本当の名をパスキューマシンといい、「三重連太陽系の復元」のために用いられているものだった。しかしそのために地球を含む他の宇宙の物質が搾取され、最終的には消滅するとも予測される。GGGはこれを「宇宙全体の危機」として、三重連太陽系に出向いての事態の解決を図る。
最新鋭の機体や装備を持ったGGGが、本当に起きているのかも分からない三重連太陽系の異変の千代宇佐のために出撃することは、地球の人々にとっては容易には受け入れられない話だった。それでも国連上層部の、状況を正確に把握している一部の者たちの配慮により、「国連に造反したGGGを地球から追放する」という形で、凱たちは三重連太陽系へと向けて無事に出発したのだった。

ソール11遊星主の罠

三重連太陽系では、地球と瓜二つの惑星がGGGを待ち構えていた。これがパスキューマシンによって複製されたものであることは明らかだったが、調査しても調査しても手掛かりらしい手掛かりがつかめい中、GGGの隊員たちはあまりにのどかな“複製された地球”の空気に触れて次第に気力を失っていく。
実はこれこそが三重連太陽系に潜むソール11遊星主の用意した罠であり、特殊な粒子によってGGGの隊員たちから戦意と勇気を奪うのがその目的だった。エヴォリュダーだった凱だけはこの罠に引っかからず、自分たちに起きた異変を敏感に感じ取り、ただ1人敢然と戦いに赴く。

ソール11遊星主たちはこの事態をも見越しており、1人奮戦する凱は敵の罠によって少しずつ力を奪われ、ついにガオファイガーは大破。凱も囚われの身となってしまう。
この時になって、GGGの隊員たちの一部が正気を取り戻し、反撃のために動き出す。そのために彼らが頼ったのは、GGG以前に三重連太陽系の異変に気付いてこの地に赴き、ソール11遊星主に敗れて虜囚となったソルダートJとキングジェイダーだった。

究極の破壊神の顕現

GGGの隊員たちの手で救出されたソルダートJは、キングジェイダーを駆って反撃に転じる。しかしそんな彼の前に現れたのが、ソール11遊星主によって洗脳された凱だった。大破したガオファイガーの代わりに、凱はかつて三重連太陽系で作られた「ガオガイガーのオリジン」に搭乗させられており、その力はそれまでの比ではないほどに強力になっていた。
激しい戦いの末、キングジェイダーまでもが倒されそうになるも、ここに“パスキューマシンによって複製された”GGGのロボットたちが駆け付けたことで窮地を切り抜ける。パスキューマシンは三重連太陽系の復元のため無差別に周囲の物質を復元しており、GGGのロボットたちもその対象となっていたのだった。

しかし代わりにGGGのロボットたちは壊滅。洗脳が外れかけていた凱は、「複製とはいえ、自分の手で賭け掛けのない戦友たちを破壊してしまった」と絶望するが、ここにソール11遊星主の罠を自力で食い破り正気を取り戻したGGGの隊員たちが駆け付ける。仲間たちの激励と、本物のGGGのロボットたちの参戦により凱は勇気と戦意を取り戻し、ガオガイガーのオリジンの力を解放。究極の機体、ジェネシックガオガイガーを手に入れる。
予想外の事態に驚くソール11遊星主だったが、再び巧妙な連携と狡猾な罠により凱たちを追い詰めていく。知恵と勇気と絆の力でこれを打ち破り、ソール11遊星主たちを壊滅させる凱たちだったが、彼らはパスキューマシンの力で自らを複製させて無限に復活する。これに対抗し、GGGは最後の切り札であるゴルディオン・クラッシャーでパスキューマシンの中枢であるピサ・ソールを破壊。ついにソール11遊星主を撃破し、彼らによる宇宙消滅の危機を回避する。

英雄たちの伝承

戦いに勝利し宇宙を救ったGGGだったが、その結果三重連太陽系は消滅しようとしていた。この空間からの脱出は事実上不可能だと判断した凱たちは、戦いの中で合流し幼いながらに必死に協力してくれた護と戒道だけは救おうと、残った力の全てを使って彼らを地球へと送り届ける。

これにより護と戒道は、それぞれに地球での家族や友人と再会。彼らの口からGGGの勇姿は地球の人々に伝えられることとなる。護は「脱出不可能とはいえ、凱たちが諦めるはずがない。彼らはいつかきっと地球に帰ってくる」と信じ、その時のために今度は自分が地球の平和を守る一助になろうと決意する。
そして11年後。凱たちを信じ続けた護の想いは、思いもよらぬ形で実現することとなる。

『勇者王ガオガイガーFINAL』の登場人物・キャラクター

主要人物

獅子王凱(ししおう がい)

CV:檜山修之

GGGの機動隊長にして、ガオファイガー、ジェネシックガオガイガーのパイロット。前作におけるゾンダーとの戦いの果て、Gストーンの力によって生機融合体エヴォリュダーへと進化した。

天海護(あまみ まもる)

CV:伊藤舞子

生まれつきゾンダーに相反する力を持った、緑の星出身の少年。ゾンダーの急襲によって緑の星が滅ぶ際、後にガオガイガーの中核ユニットとなるメカライオン・ガイガーによって地球へと送り込まれた。
凱と知り合い、GGGと共にゾンダーとの熾烈な戦いを経験した後、「ゾンダーによって苦しめられている宇宙の他の星の人々」を救うために地球を発った。ソール11遊星主による宇宙消滅の策謀についても把握しており、独自に立ち回ってGGGを援護した後、物語中盤で合流する。

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ガンダムビルドメタバース(アニメ)のネタバレ解説・考察まとめ

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『ガンダムビルドメタバース』とは、『ガンダムシリーズ』の世界観をモチーフとする体感型オンラインゲームを舞台に、少年の葛藤と成長を描いた2023年のオリジナルアニメ。ガンプラをテーマにする『ビルドシリーズ』の5作目で、前作までのキャラクターが次々とゲスト出演したことで話題となった。 ホウジョウ・リオは、ガンプラを用いて遊ぶ「ガンダムメタバース」に夢中なハワイ在住の少年。近所のホビーショップの店員であるウルツキ・セリアに師事してガンプラ制作の腕を上げつつ、様々なライバルと戦っていく。

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熱血最強ゴウザウラー(エルドラン)のネタバレ解説・考察まとめ

熱血最強ゴウザウラー(エルドラン)のネタバレ解説・考察まとめ

『熱血最強ゴウザウラー』(ねっけつさいきょうゴウザウラー)とは、サンライズ製作のロボットアニメ。『エルドランシリーズ』の第3作にしてTV版最終作である。月面から恐竜時代までを駆け抜けるシリーズ最大のスケールと、物語が進むに連れてシリアスさを増していくストーリーが特徴。「心」が生み出す力をテーマとしており、これを巡る敵との交流も見所の1つである。 外宇宙からの侵略者たる機械化帝国により、人類は危機に陥る。地球の守護神エルドランから巨大ロボットを授かった小学生たちが、力を合わせてこれに立ち向かう。

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機動戦士Vガンダム(ヴィクトリーガンダム)のネタバレ解説・考察まとめ

機動戦士Vガンダム(ヴィクトリーガンダム)のネタバレ解説・考察まとめ

『機動戦士Vガンダム』(きどうせんしヴィクトリーガンダム)とは、1993年に放送されたロボットアニメ。『ガンダムシリーズ』の作品の1つで、「宇宙世紀」と呼ばれる時代の中で繰り広げられる戦争を描いている。物語後期の主人公機であるV2ガンダムは「光の翼」という特徴的な武装を持ち、その見栄えの良さから後に様々な作品で同様の装備が用いられた。 地球の不法居住者で暮らす少年ウッソ・エヴィンは、リガ・ミリティアとザンスカール帝国の戦争に巻き込まれ、その中でパイロットとしての類稀な素質を開花させていく。

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