どうする家康(大河ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ
『どうする家康』とは、2023年に放送されたNHK大河ドラマ第62作。脚本家の古沢良太が新たな視点で主人公の徳川家康の生涯を描く。室町時代後期から江戸時代の日本が舞台。両親と離れ離れになり、駿河国大名・今川義元の人質として孤独な人生を送るものだと思っていた少年はやがて弱小国の主となる。様々な選択をしながら戦いのない世界を目指し、乱世に飛び込んでいく物語である
健康オタクだった徳川家康
家康は健康オタクであったと知られている。
武田信玄を多くの戦国武将が病で倒れたとされる中、家康は70歳過ぎまで元気にいた。
自ら漢方を調合し、携帯していたと言われている。漢方を調合するシーンはドラマの中でも描かれている。
杉野遥亮の苦手意識を変えた大河ドラマへの思い
榊原康政役の杉野遥亮は、時代劇初挑戦で歴史に詳しくない上に苦手意識があったようだが、いざ現場に入ってみると学びも多く楽しみながら演じられたようだ。
時代劇というものに苦手意識があった
――大河ドラマへは初出演となりますが、改めてオファーが来た時のお気持ちをお聞かせください。
俳優という仕事をやっているからには、大河ドラマは一度は出たいと思う、そういう作品だと分かっているんですが、自分は正直、時代劇というものに苦手意識があったんです。歴史に詳しくないので、台本を読むのにすら苦労するんです。でも、今回の台本を読んだ時、すごく面白いと思えました。「こういうふうに歴史に触れられたら、もっと歴史を好きになれただろうな」と思うような台本ですし、いただいた企画書もすごくキラキラしていて楽しそうだったんです。「その世界の一部になれるならうれしいな」という気持ちで、引き受けさせていただきました。
出典: thetv.jp
『東京卍リベンジャーズ』の役名で呼ばれるハプニングがあった山田裕貴
音尾琢磨(鳥居忠元役)3話で登場した、本多忠勝と平岩との喧嘩シーンは、台本に書かれていたよりはるかに長く、内容の濃いものになったそう。殴る、投げられるの応酬が続いた撮影。殺陣師が間違って本多忠勝役の山田裕貴の事を「じゃあドラケンこっちから行こうか」 と、「東京卍リベンジャーズ」の役名で呼んでしまうというハプニングもあったのだとか。
鬼まんじゅうで甦る東海地方での思い出
名古屋銘菓の「鬼まんじゅう」を山田裕貴が差し入れした時の事。
名古屋での撮影が蘇ってくるそうで、その思い出を語った。待合室でみんなで「甲冑重いな」と衣装を着たまま、おしゃべりしている最中に山田裕貴からの差し入れがきたのだ。疲れていたので、この鬼まんじゅうの差し入れには一同救われたのだとか。
松重豊の撮影現場での雰囲気作りの努力
ベテラン俳優の松重豊が、大河ドラマに初めて出演した時のことを、「大河ってもっと敷居が高い感じがあり、緊張すると良い芝居できないっていうのが合った」と語った
。
『どうする家康』の現場では、松本潤がちゃんと仕切って、「硬くない雰囲気を全体で作ってくれたので、僕らも適当にやっているよっていう空気を、僕とか大森南朋とかが出せば、若い人たちもそんなに萎縮することないだろうな」と述べた。
役者の努力を知ることが出来るエピソードである。
役について松本潤が熱弁
役に対する熱い思いを松本潤が熱弁した。最終回の家康が昔を懐かしむ夢のシーンでは、まるで同窓会のようで 家臣の皆が家康に御礼を伝えるシーンは自然に涙が溢れた。「これを話している今でも、涙がでそうになるくらい自然な演技ができた」と語った。
『どうする家康』の主題歌・挿入歌
OP(オープニング):稲本響「暁の空」
作曲したのはピアニストの稲本響。本人仕様の特注ピアノ「Steinway & Sons(New York)」を全国の各コンサート会場やレコーディングスタジオに毎回持ち運ぶという、スタイルを持つ。
1977年大阪府堺市生まれで、映画・ドラマ・舞台の作曲・音楽監督も行う。ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団のトップメンバーとも共演した。
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目次 - Contents
- 『どうする家康』の概要
- 『どうする家康』のあらすじ・ストーリー
- 桶狭間の戦い
- 幼馴染との再会
- 生き別れの母との再会
- 瀬名奪還作戦
- 今川家の滅亡と武田信玄との確執
- 三方ヶ原合戦
- 真・三方ヶ原合戦
- 岡崎クーデター勃発
- 瀬名の平和への願いと別れ
- 本能寺の変
- 命懸けの伊賀越え
- 新たな覇者秀吉誕生と家臣の裏切り
- 豊臣秀吉 最期の時
- 関ヶ原の戦い
- 大坂の陣
- 神の君と言われた徳川家康
- 『どうする家康』の登場人物・キャラクター
- 徳川団
- 徳川家康(とくがわいえやす)/神の君(かみのきみ/:松本潤)
- 瀬名(せな)/築山殿(つきやまどの/演:有村架純)
- 松平信康(まつだいらのぶやす/演:細田佳央太)
- 五徳(ごとく/演:久保史緒里)
- 亀姫(かめひめ/演:當間あみ)
- 奥平信昌(おくだいらのぶまさ/演:白洲迅)
- 徳川秀忠(とくがわひでただ/演:森崎ウィン)
- 江(ごう/演:マイコ)
- 於愛の方(おあいのかた/演:広瀬アリス)
- お万(おまん/演:松井玲奈)
- 於大の方(おだいのかた/演:松島菜々子)
- 水野信元(みずののぶもと/演:寺島進)
- 阿茶局(あちゃのつぼね/演:松本若菜)
- 関口夫婦
- 関口氏純(せきぐちうじずみ/演:渡部篤郎)
- 巴(ともえ/演:真矢みき)
- 徳川家家臣
- 本多忠勝(ほんだただかつ/演:山田裕貴)
- 井伊直政(いいなおまさ/演:板垣李光人)
- 石川数正(いしかわかずまさ/演:松重豊)
- 酒井忠次(さかいただつぐ/大森南朋)
- 榊原康政(さかきばらやすまさ/演:杉野遥亮)
- 鳥居元忠(とりいもとただ/演:音尾琢磨)
- 夏目広次(なつめひろつぐ/演:甲本雅裕)
- 平岩親吉(ひらいわちかよし/演:岡部大)
- 大久保忠世(おおくぼただよ/演:小手伸也)
- 服部半蔵(はっとりはんぞう/演:山田孝之)
- 今川団
- 今川義元(いまがわよしもと/演:野村萬斎)
- 今川氏真(いまがわうじざね/演:溝端淳平)
- 武田団
- 武田信玄(たけだしんげん/演:阿部寛)
- 武田四郎勝頼(たけだしろうかつより/演:眞栄田郷敦)
- 織田団
- 織田信長(おだのぶなが/演:岡田准一)
- お市(おいち/演:北川景子)
- 豊臣団
- 豊臣秀吉(とよとみひでよし/演:ムロツヨシ)
- 茶々(ちゃちゃ/演:北川景子)
- 豊臣秀頼(とよとみひでより/演:佐久間龍斗)
- 千姫(せんひめ/演:原菜乃華)
- 初(はつ/演:鈴木杏)
- 『どうする家康』の用語
- 城
- 岡崎城
- 小牧山城
- 浜松城
- 駿府城
- 伏見城
- 名古屋城
- 二条城
- 江戸城
- 戦
- 長篠の戦い(ながしののたたかい)
- 賤ヶ岳の戦い(しずがたけのたたかい)
- 本能寺の変(ほんのうじのへん)
- 山崎の戦い(やまざきのたたかい)
- 小牧長久手の戦い(こまきながくてのたたかい)
- 小田原攻め(おだわらぜめ)
- その他
- 五大老(ごだいろう)
- 武家諸法度(ぶけしょはっと)
- 参勤交代(さんきんこうたい)
- 『どうする家康』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- 徳川家康「わしはやつらに懸けたんじゃ! やつらなら必ずやり遂げる、そう信じておる。命懸けで働いておるものを笑うな!」
- 瀬名「奪い合うのではなく、支え合うのです」
- 瀬名「安寧の世を作りなされ」
- 徳川家康「弱い自分がここまで来れたのはあなたがいてくれたから」「ありがとう我が友」
- 徳川家康「この戦は、徳川が汚名を着る戦となる。信長や秀吉と同じ地獄を背負い、あの世へ逝く。それが最後の役目じゃ」
- 徳川家康「乱世の代は我らで十分。私とあなたで全てを終わらせましょう」
- 『どうする家康』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 家康から千姫へ贈られたぺんすうは日本最古の鉛筆
- 健康オタクだった徳川家康
- 杉野遥亮の苦手意識を変えた大河ドラマへの思い
- 『東京卍リベンジャーズ』の役名で呼ばれるハプニングがあった山田裕貴
- 鬼まんじゅうで甦る東海地方での思い出
- 松重豊の撮影現場での雰囲気作りの努力
- 役について松本潤が熱弁
- 『どうする家康』の主題歌・挿入歌
- OP(オープニング):稲本響「暁の空」