風間公親−教場0−(ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ
『風間公親−教場0−』とは長岡弘樹の小説『教場シリーズ』を原作としたサスペンスドラマであり、本作の放送以前にはスペシャルドラマとして『教場』『教場II』が放送されている。
本作の主人公である風間公親(かざまきみちか)が様々な事件を通して犯人と指導していく新人刑事たちの本質を見抜いていくものであり、風間が新人刑事たちとどう向き合うかが注目となっている。
適性のない人間を容赦なく切り捨てる最恐の教官はなぜ誕生したのか、風間公親の刑事時代と過去が描かれる。
6話で風間と遠野が襲われた雑居ビルにおり、十崎の姿を見た配達員。十崎の姿を見て証言しようとするが、はっきりと顔を覚えてはいなかった。『教場II』で憧れていた白バイ警官を目指して警察学校に入学し、風間に指導される。
『風間公親-教場0-』の用語
神奈川県警察本部
本作の舞台であり、風間が指導官として新人刑事の教育にあたっている風間道場もこの場所にある。
風間道場
風間が指導官として新人刑事や若手刑事の育成を行う場所であり、風間の上司である眞堂が考案したもの。新人刑事は、風間からの指導を全て終えれば卒業することができる。
専従捜査チーム
風間と遠野が襲われた件を解決するために組織されたチーム。風間は上司である眞堂にチームの指揮を依頼されるが、新人刑事の教育を理由にこれを拒否している。風間が以前逮捕した十崎が容疑者として浮かび上がっており、彼が警察本部を去った後も捜査を続行している。
『風間公親-教場0-』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
風間公親「目の前の犯人を取り逃がしても、次の世代の捜査能力を育てる方が重要な場合もある」
瓜原はタクシーでの殺人事件の容疑者として浮上した日中弓を尋問していた。瓜原は日中に同情をかけながら犯行を自供させようとしていたが、証拠もないために追い詰めることができなかった。日中が自供しないことを確信した風間は瓜原を止め、彼女は解放されることになってしまった。瓜原は殺人犯を逃がしても良いのかと風間に詰め寄るが、風間は「目の前の犯人を取り逃がしても、次の世代の捜査能力を育てる方が重要な場合もある」と告げる。風間にとって瓜原への指導は、犯人逮捕よりも必要なものであると判断したのだ。風間が新人刑事の育成をどれほど重要視していることがわかる名言である。
風間公親「指導はここまでだ」
風間道場での厳しい指導により、刑事としての1歩を踏み出した教え子たちに送る風間の言葉である。風間は冷徹に刑事としての素質がない者は、容赦なく切り捨ててしまう。しかし、新人刑事たちは諦めることなく風間の指導の下で確実に自分と向き合い、成長していく。そんな、刑事たちの卒業を「指導はここまでだ」という言葉と固い握手で風間は送り出すのだ。厳しいながらも教え子の背中を押す風間なりの激励の言葉である。
風間公親「娘さんと話してみたらどうだ。時間をかけて話せ。今日まで過ごしてきた時間と同じくらいの時間をかけて話せ」
殺害事件の容疑者とし浮上した千寿留には虐待の疑いもあった。風間は聖子に千寿留の虐待を調べるように告げるが、殺人事件と虐待は関係ないと捜査をためらう。風間は聖子自身が虐待事件から目を背けていることに気づいており、彼女の過去を黙って聞く。聖子は仕事の忙しさから娘の虐待を黙認していたことがあり、娘は当時のことを思い出して母に不信感を抱くようになってしまったのだ。娘との向き合い方がわからないと告げる聖子に風間は「娘さんと話してみたらどうだ。時間をかけて話せ。今日まで過ごしてきた時間と同じくらいの時間をかけて話せ」と告げる。親子関係を修復するきっかけになる言葉を聖子に伝えたことで、聖子は娘と再度向き合うのだった。親子の向き合い方を真っすぐに伝えた名言である。
風間公親「お前は既に刑事だ」
風間と遠野が強盗事件の犯人を張り込んでいた際、遠野が不審な人物を発見する。雑居ビルに逃げ込んだ不審な人物を追った遠野は、そのまま職務質問しようとする。しかし、その人物は急に遠野を千枚通しで襲い、犯行を行った人物を確保しようして風間も右目を負傷する。犯人には逃げられてしまい、瀕死の状態の遠野に重傷ながらも風間は近づく。遠野はかつての同級生との約束である刑事になるという夢を強く抱いていた。意識が朦朧とする遠野は「俺は刑事になれますか」と問い、風間は「お前はすでに刑事だ」と告げて彼の名を呼び続けた。人を見抜くことに長けている風間が遠野を刑事と認めた名言である。
風間が自分の体よりも育成を優先させるシーン
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目次 - Contents
- 『風間公親-教場0-』の概要
- 『風間公親-教場0-』のあらすじ・ストーリー
- 冷徹な指導官
- 見抜く眼
- 雨の中の悲劇
- 悲劇の中でも
- 怒りの矛先
- 導き出した答え
- 『風間公親-教場0-』の登場事物・キャラクター
- 主要人物
- 風間公親(かざまきみちか/演:木村拓哉)
- 神奈川県警察本部
- 瓜原潤史(うりはらじゅんじ/演:赤楚衛二)
- 隼田聖子(はやたせいこ/演:新垣結衣)
- 遠野章宏(とおのあきひろ/演:北村匠海)
- 鐘羅路子(かねらみちこ/演:白石麻衣)
- 中込兼児(なかごめけんじ/演:染谷将太)
- 眞堂丈史(しんどうたけし/演:小林薫)
- 伊上幸葉(いがみゆきは/演:堀田真由)
- 谷本進一(たにもとしんいち/演:濱田崇裕(ジャニーズWEST))
- 尾山柔(おやまやわら/演:結木滉星)
- 阿部悦子(あべえつこ/演:中島亜梨沙)
- 柳沢浩二(やなぎさわこうじ/演:坂口憲二)
- 警察学校関係者
- 四方田秀雄(よもだひでお/演:小日向文世)
- 神奈川県警察本部の人物の関係者
- 瓜原和泉(うりはらいずみ/演:斉藤由貴)
- 隼田ゆかり(はやたゆかり/演:諏訪結衣)
- 遠野の同級生(演:井上音生)
- 中込ふき(なかごめふき/演:余貴美子)
- 中込明子(なかごめあきこ/演:大西礼芳)
- 1話の登場人物
- 日中弓(ひなかゆみ/演:内田理央)
- 芦沢健太郎(あしざわけんたろう/演:久保田悠来)
- タクシー運転手(演:マギー)
- 益野紳祐(ますのしんすけ/演:市原隼人)
- 益野麗華(ますのれいか/演:山田詩子)
- 益野才佳(ますのさいか/演:堤千穂)
- 海藤克剛(かいとうかつたけ/演:勝矢)
- 高橋(演:小早川真由)
- 斎藤幸真(さいとうゆきま/演:伊藤正之)
- 2話の登場人物
- 佐柄美幸(さがらみゆき/演:宮澤エマ)
- 佐柄研人(さがらけんと/演:川原瑛都)
- 諸田伸枝(もろたのぶえ/演:山田キヌヲ)
- 3話の登場人物
- 椎垣久仁臣(しいがきくにおみ/演:佐々木蔵之介)
- 宇部祥宏(うべよしひろ/演:浅利陽介)
- 一色颯太(いっしきそうた/演:西垣匠)
- 4話の登場人物
- 萱場千寿留(かやばちずる/演:生見愛瑠)
- 浦真幹夫(うらまみきお/演:淵上泰史)
- ラウラ(演:ダニエラ・レプレ)
- 嘉野邦江(かのくにえ/演:しのへけい子)
- 5話の登場人物
- 戸守研策(ともりけんさく/演:水沢林太郎)
- 梨多真夫(なしだまさお/演:野間口徹)
- 6話の登場人物
- 向坂善則(こうさかよしのり/演:筒井道隆)
- 苅部匠吾(かるべしょうご/演:城桧吏)
- 苅部達郎(かるべたつろう/演:浜田信也)
- 苅部朝子(かるべあさこ/演:遊井亮子)
- 7話の登場人物
- 筧麻由佳(かけいまゆか/演:瀧本美織)
- 元木伊智朗(もときいちろう/演:前原瑞樹)
- 佐久田肇(さくたはじめ/演:大村わたる)
- 椿あさみ(つばきあさみ/演:行平あい佳)
- 8話の登場人物
- 名越哲弥(なごしてつや/演:小池徹平)
- 小田島澄香(おだしますみか/演:ソニン)
- 西田徹(にしだとおる/演:渋谷謙人)
- 梅津俊彦(うめづとしひこ/演:三浦誠己)
- 9話の登場人物
- 篠木瑤子(しのきようこ/演:早見あかり)
- 加茂田亮(かもたりょう/演:金井勇太)
- 牧村冬一(まきむらとういち/演:細田喜彦)
- 10話の登場人物・キャラクター
- 仁谷継秀(にたにつぐひで/演:岡田義徳)
- 仁谷清香(にたにきよか/演:竹下景子)
- 田瀬葵(たせあおい/演:中村ゆりか)
- 11話の登場人物・キャラクター
- 清家総一郎(せいけそういちろう/演:北大路欣也)
- 甘木紗季(あまぎさき/演:森カンナ)
- 甘木保則(あまぎやすのり/演:馬場徹)
- 福留憲明(ふくどめのりあき/演:三河悠冴)、溝口豊(みぞぐちゆたか/演:上谷圭吾)
- その他の登場人物・キャラクター
- 十崎波瑠(とざきはる/演:森山未來)
- 鳥羽暢照(とばのぶてる/演:濱田岳)
- 『風間公親-教場0-』の用語
- 神奈川県警察本部
- 風間道場
- 専従捜査チーム
- 『風間公親-教場0-』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- 風間公親「目の前の犯人を取り逃がしても、次の世代の捜査能力を育てる方が重要な場合もある」
- 風間公親「指導はここまでだ」
- 風間公親「娘さんと話してみたらどうだ。時間をかけて話せ。今日まで過ごしてきた時間と同じくらいの時間をかけて話せ」
- 風間公親「お前は既に刑事だ」
- 風間が自分の体よりも育成を優先させるシーン
- 教え子が命を落として涙するシーン
- 風間公親「警察学校は職質のやり方を教えていないのか」
- 『風間公親-教場0-』の主題歌
- 主題歌:Uru「心得」
- 『風間公親-教場0ー』の裏話・トリビア・小話/エピソード・逸話
- 明石家さんまのサプライズ出演
- 風間の裏バディ役に坂口憲二
- 8話に登場する澄香の裏設定