海のはじまり(ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ

『海のはじまり』とは2024年にフジテレビ系の「月9」で放送されたテレビドラマ。主人公の月岡夏は、大学時代の元恋人の南雲水季の死をきっかけに海という少女と出会う。その少女が夏の実子であることが判明し、娘の存在を知った夏は戸惑いながらも父親としての役割を果たそうと葛藤を繰り返しながら奮闘していく様子が描かれている。また、本作は「親子の愛」がテーマであり登場人物の様々な「家族」の形もリアルに描かれている。

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『海のはじまり』の概要

『海のはじまり』とは2024年7月1日から9月23日までフジテレビ系「月9」の枠で放送されたテレビドラマである。主演は目黒連。生方美久脚本のオリジナル作品で、監督は風間太樹、プロデューサーは村瀬健と2022年に社会現象を巻き起こした同じくフジテレビ系のドラマ『silent』チームが再び集結している。東京の印刷会社で働く主人公・月岡夏(つきおかなつ)は化粧品メーカーで働く百瀬弥生(ももせやよい)と交際している。ある日、夏は大学時代に交際していた恋人・南雲水季(なぐもみずき)の訃報の連絡を受け葬儀に向かう。夏は葬儀の場で海(うみ)という少女と出会うが、その子が水季の娘だということを知った夏は驚きを隠せない。そして、水季の母親から自分が海の父親であると知らされたのだ。自分に娘の存在がある事を知った夏は戸惑い苦しみながらも父親としての役割を果たそうと奮闘していく。「親子の愛」をテーマに、夏と海、そして登場人物たちのさまざまな形の家族のつながりを描く愛の物語である。また、目黒連が体調不良により一時活動を休止し、その療養を受け8月26日の第9話は1週放送延期されることになり、代わりに水季と津野のエピソード・特別編「恋のおしまい」が放送されたことでも話題を呼んだ。
本作はTVerが発表した「2024年夏期 総合番組再生ランキング」において、7月〜9月期に配信された全ての番組の中で1位となったほか、MIPCOM BUYERS' AWARD for Japanese Drama グランプリ、第121回ザテレビジョンドラマアカデミー賞 主演男優賞(目黒蓮)、Yahoo!検索大賞2024 ドラマ部門3位、TVstationドラマ大賞2024の主演男優賞(目黒蓮)、TVerアワード2024 ドラマ大賞、第34回TV LIFE年間ドラマ大賞の作品賞など数々の賞を受賞している。

『海のはじまり』のあらすじ・ストーリー

元恋人の訃報と娘との出会い

大学時代、ふとしたきっかけで交際することなった月岡夏(つきおかなつ)と南雲水季(なぐもみずき)。幸せな日々を送っていた2人だったがある日、水季は中絶同意書を夏に手渡しサインを求める。衝撃を受けながらも他の選択肢もないのかと水季に問う夏だが、押し切られ同意書にサインする。後日、水季が大学を辞めたと知り電話をする夏だが、一方的に別れを告げられてしまう。それから7年後、東京の印刷会社に勤める夏は恋人の百瀬弥生(ももせやよい)と新たな人生を歩み始めていた。そんなある日、同級生から水季が亡くなったという訃報を受け、夏は元恋人の死の実感が湧かないまま葬儀に向かう。夏がそこで出会ったのは南雲海(なぐもうみ)という少女で、水季との間にできた子どもだと聞かされた。水季は夏の知らないところで子どもを生み育てていたのだ。水季の同僚の津野晴明(つのはるあき)にこの7年のことを何も知らないことに驚かれ、水季の母・南雲朱音(なぐもあかね)には父親をやる意思がなくてもこの7年の水季のことを想像して欲しいと告げられ言葉を失う夏であった。
夏は弥生に、水季の葬儀で出会った海が自分の子どもであること、水季の妊娠は知っていたが堕ろしたと思っていて産んだことは知らなかったと正直に伝えた。一方で弥生も中絶の経験をした過去があった。当時の交際相手との子どもだが、このことは夏に明かさず、自分が海の母親になることも選択肢に入れて欲しいとだけ伝えた。
娘の海とちゃんと向き合うと決意した夏だが、弥生は夏に父親になるのか、親権や戸籍はどうするのかと迫る。結論を急かそうとしている弥生に夏は苛立ちを覚えるが、後日弥生は夏に中絶をしていた過去を打ち明けた。夏は気にせず海の母親になるという選択肢を嬉しく思ったのだが、弥生は自分の為に海の親になりたかっただけで許しが欲しい訳ではないと自分を責めた。
夏は自分の家族にも海のことを打ち明ける。夏の母・月岡ゆき子(つきおかゆきこ)と義父・月岡和哉(つきおかかずや)、義弟・月岡大和(つきおかやまと)が弥生との結婚の報告だと勘違いして浮かれている中、夏は自分に7歳の娘がいて弥生との子ではないと勇気を出して告白する。それを聞いた家族は隠していたことに難色を示したが、海の存在を受け入れてくれた。
水季は子宮頸がんが原因でこの世から去っていた。夏は津野から水季が妊娠中に資格の勉強をしていたことや海が生後三ヶ月から勤務していたこと、子育てで自分の時間が取れず病気が発覚してからはもう手遅れで最低限の治療しかできなかった事を聞く。

弥生との別れ

夏は朱音に認知する思いが固まったことを伝え、実家の家族にも海の父になると宣言し、海にも父親になる意思を伝えた。そんな時、夏は朱音から手紙を渡される。海の親になると決めたら渡して欲しいと水季から預かっていたと言うのだ。封を開けると中には夏に宛てた手紙の他に「夏くんの恋人へ」と書かれた物もあった。夏はその手紙を弥生に渡し、自分達がこれからどうするか話し合おうと伝えるが曇った表情の弥生。弥生は自分の本音が言えなくなってしまっていた。
ある日夏と弥生と海の3人はショッピングモールに出かけるが、終始愛想笑いで表情の浮かない弥生。夏はそんな様子が気にかかり、別れたいのかと問うが別れたくない、これでいいのだと弥生は答える。夏は弥生が母親になれば楽になると思った、無神経に水季の話しばかりして甘えていたと本音を伝えるが弥生は考えがまとまらない。夏はさらに弥生に水季からの手紙を読むように促し、別れたくない、3人でいたいと伝える。その夜、弥生は水季からの手紙を開封する。そこには「中絶をするつもりだったが他人の言葉に影響された。海を選んだことは正しい選択だったと思えている。あなたもあなたの幸せの為に自分で選択してください」と書かれていた。実は水季は中絶を決心したとき、病院の待合室のノートに「中絶し罪悪感を抱えている。どちらを選択してもそれはあなたの幸せの為です。あなたの幸せを願います」という書き込みを見つけていた。その文面を書いたのはなんと弥生で、水季は弥生の言葉に影響され中絶を思いとどまり出産することを決めていたのだった。
日を改め弥生は夏に正直な気持ちを告げる。最初は3人でいて居心地が良かったが、ずっとどこかに水季がいて仲間はずれのような疎外感があり、水季に嫉妬心が芽生えて辛かったのだと言う。夏と2人でいたかった、海の母親にはならず別れたいと打ち明けた。夏もまた海を選ぶと答え、2人は別れの道を選ぶことになった。

海のはじまり

3年以上交際していた弥生と別れた夏は、海と2人暮らしを始める決意をしていた。
夏は海を転校させたくない為、転職も視野に入れ悩んでいたが職場の先輩の藤井博斗(ふじいひろと)に反対され、津野にも海はずっと南雲家にいさせてもらえばいい、子育てをなめているのかと辛辣に言われる。頭を抱える夏だが、海に一緒にいたいから転校して欲しいと説得し海は水季と過ごした場所から離れ転校することを決意する。
夏のアパートで2人での暮らしが始まったが、海は水季がいたことを実感していたいのに、夏に水季の話しはしなくていいと言われ否定された気持ちになっていた。
海は自分がいるから弥生や朱音達や津野が寂しい思いをしている、自分は最初からいなければ良かったのかと夏に本音をぶつけた。さらになぜ水季がいた時に父親になってくれなかったのかと夏を責めた。夏は涙を流しうなだれることしかできなかった。
海に2人でいるのが寂しい時はどうすればいいか問われた夏は、行きたいとこに行って会いたい人に会えばいいと優しく答えた。2人は水季が確かに「いた」ということをようやく分かち合えた。
2人は水季が遺した夏への手紙を読んでいた。そこには内緒で産んだことは後悔しておらず、夏はいなかったが海と過ごせて幸せだったことが書かれていた。そして海と生きることを選んでくれてありがとうと綴られていた。手紙を読み終わり、夏は内容が半分ほどしか理解できなかったと言う海に、海のことが大好きだという事と水季は幸せだったということを代弁した。
その手紙の裏に「追伸」があることに気付いた夏。そこには「海はどこから始まっているか分かりますか?始まりは曖昧で、終わりはきっとない。父親らしいことなんてできなくていいからただ一緒にいて」と記されていた。
夏と海は海岸を歩いていた。歩きながら後ろを振り返る海に「いるよ」と優しく微笑みかける夏。それは今まで一緒にいられなかったけどこれからは違うという海へのメッセージのようでもあり、水季の手紙の追伸に綴られていた「ただ一緒にいて」の答えのようでもあった。

『海のはじまり』の登場人物・キャラクター

主要人物

月岡夏(つきおかなつ/演:目黒蓮)

本作の主人公。東京の印刷会社に勤務している。温厚な性格で流されやすく、不器用。自分で決めるのが苦手で人に合わせてしまう。幼い頃に両親が離婚し、母親に引き取られた。

百瀬弥生(ももせやよい/演:有村架純)

夏の恋人。化粧品メーカー勤務。妥協を許さない性格で生真面目。夏の元恋人・水季の死をきっかけに人生に大きな変化が訪れる。

月岡家

月岡大和(つきおかやまと/演:木戸大聖)

夏の義理の弟。幼い頃に母親を亡くし、父の和哉が再婚をして夏と兄弟になった。

月岡和哉(つきおかかずや/演:林泰文)

夏の義理の父親。時には厳しく夏を導いてくれる存在。

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