幻想水滸伝II(幻水II)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『幻想水滸伝II』は1998年12月17日にコナミから発売されたPlayStation用RPGである。略称は『幻水II』、『幻想水滸伝』シリーズの第2作目。
主人公を含めた合計108人の個性豊かな仲間を集め、ハイランド王国との戦いに臨む物語。サイドストーリーやミニゲームなどのやり込み要素もたくさん用意されている。
キャッチコピーは「その強さがあれば、全てを守れると思った」。このセリフは主要キャラクターの思いであり、袂を分つ根幹にもなっている。

戦闘・イベント

武器と戦闘システム

武器はキャラクターが元々装備しているものを「鍛冶屋」で鍛え、強化していくシステムになっている。強化することにより、名前が変わるものもある。戦闘パーティの人数は6名で前列3人、後列3人に配置するが、各々の武器により攻撃できる範囲が決まっている。以下の3種類に分類されている。敵も同様の隊列を組んでいるため、1度の戦闘で最大で6体の敵が出現する。
・Sレンジ…前列にキャラを配置しないと攻撃できない。前列の敵のみ攻撃可能。
・Mレンジ…前列後列どちらでも攻撃可能。前列に配置した場合、全ての敵への攻撃が可能。後列に配置した場合、前列の敵のみ攻撃可能。
・Lレンジ…前列後列どちらでも攻撃可能。
戦闘は敵味方1ターンずつ攻撃を行い、「たたかう(物理攻撃)」「ぼうぎょ」「もんしょう(魔法)」「アイテム」「いっしょに(2~3名での協力攻撃)」「いれかえ(隊列の入れ替え)」のコマンドからキャラそれぞれの行動を選択する。

戦争イベント

ストーリー中数回発生し、シミュレーションRPG形式で進行する。フィールド上を動くコマとして部隊がある。部隊は仲間になったキャラからリーダー1人、副官2人を選び構成する。キャラにより広範囲移動、回復魔法、攻撃魔法などの特殊能力が使える。基本的にダメージを2回受けたユニットは戦線離脱となる。
戦争イベントは敵を全て倒すのが目的ではなく、イベント開始時に軍師シュウ(別キャラの場合もある)が目的を説明するので、達成すれば勝利となる。また必ず撤退・敗北になる場合もある。

料理イベント

本拠地でハイ・ヨーを仲間にするとレストランを開店させイベントが始まる。ハイ・ヨーが元々在籍していた「黒竜料理会」から差し向けられた刺客がやってきての料理対決となる。
仲間になっているキャラから4人が審査員として選ばれ、前菜・メイン・デザートの3種を5点満点で採点し勝敗を決める。キャラにはそれぞれ「甘党」「中華好き」など好みの設定がされている。勝利すると新たなレシピを入手でき、ストーリー形式で次の刺客が現れていく。

本拠地

建物の規模

主人公がリーダーとなって新同盟軍が発足すると、本拠地ができる。仲間になった人数に応じて本拠地が大きくなる。
Lv.2 人数31人〜 4階建てになる
Lv.3 人数63人〜 5階建てになる
Lv.4 人数101人〜 6階建てになる

酒場

レオナが担当している。パーティーの入れ替えができる。仲間たちの憩いの場にもなっている。

倉庫

バーバラが担当している。不要なアイテムを預かってくれる。最大60個まで。

軍師

アップルが担当している。戦争イベント時の部隊編成(リーダー、副官)をする。

約束の石板

ルックが担当している。仲間集めの現状確認ができる。108星の星名・名前が確認できる。

目安箱

仲間からの意見やメッセージがランダムで届く。時々攻略に関係あるものが紛れている場合もある。

エレベーター

アダリーを仲間にすると完成する。本拠地内1〜5Fまでの移動が簡単に。アダリーは「えれべーた」と呼んでいる。

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@taishinomurai0

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