幻想水滸伝III(幻水III)のネタバレ解説・考察まとめ

『幻想水滸伝III(幻水III)』とは、コナミが制作する「幻想水滸伝シリーズ」の一作品で、2002年に発売されたロールプレイングゲームである。略称は「幻水III」で、宿星を持つ108人の仲間を集めて戦うところは中国の『水滸伝』をモチーフにしている。個性豊かなキャラクターたちが織り成す人間関係と、ドラマティックなストーリーが魅力。幻水IIIはシリーズ内で唯一、複数の主人公が登場する点や、初採用となった3Dポリゴンのグラフィックでも注目された。対応するプラットフォームはPlayStation 2。

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『幻想水滸伝III(幻水III)』の概要

『幻想水滸伝III(幻水III)』とは、1990年代に大ヒットした「幻想水滸伝シリーズ」の第3弾として、2002年7月11日にコナミから発売されたロールプレイングゲームである。「幻想水滸伝シリーズ」はファンから「幻水」の略称で親しまれ、『幻想水滸伝III』の略称も「幻水III」となっている。中国の『水滸伝』をモチーフにしており、宿星を持つ108人の仲間を集めて戦う仕組みは前2作から引き継がれた。物語として描かれるのは幻水IIから約15年後の世界。陰謀が渦巻く中で、懸命に生きる人々の姿がドラマティックに展開するのが魅力。これまでのシリーズでは主人公が1人だったが、幻水IIIではヒューゴ・クリス・ゲドという3人の主人公が登場する。同じ出来事を、3人それぞれの視点で描くことで物語に深みを持たせている。グラフィックは一新され、前2作の2Dドット絵から3Dポリゴンに変化して注目を集めた。対応するプラットフォームはPlayStation 2。PS3に対応した「ゲームアーカイブス」でもダウンロード販売されている。

『幻想水滸伝III(幻水III)』のあらすじ・ストーリー

『幻想水滸伝III』のストーリーは、3人の主人公である「ヒューゴ編」・「クリス編」・「ゲド編」を中心に、「トーマス編」・「ルック編」・「コロク編」といったサブ要素を含めた全6編で構成されている。全体的なストーリーは第1章から第5章まで時系列に進んでいくが、各キャラクターごとにあらすじを紹介すると内容が重複してしまうため、ここでは物語内で起こる大きな戦いや出来事にフォーカスを当てて紹介していく。

第1章:休戦協定の決裂~カラヤ村への奇襲まで

『幻想水滸伝II』で描かれた「統一戦争」が終結してから約15年。長らく険悪な関係にあったゼクセン連邦とグラスランドは、和平の道を探って交渉を続けていた。ようやく休戦の協定を結ぶ段階まで交渉が進展し、グラスランドにある6つの部族(シックスクラン)からゼクセン連邦あてに、各族長の親書を送ることとなった。
グラスランドに住むカラヤ族の少年ヒューゴは、族長の息子という立場で親書を届けるため、ゼクセン連邦の首都へ向かう。ゼクセン連邦の評議会へ親書を提出しようとしたヒューゴだが、対応した職員に冷たくあしらわれ、3日間通いつめてようやく手渡すことができた。

同じころ、正式に休戦協定を結ぶ日時が決まり、ゼクセン連邦とグラスランドから5人ずつが出席することとなった。ゼクセン連邦で騎士団の団長代行を務めるクリスも、その1人として会談の場へ向かった。
手続は順調に進められたが、突然グラスランドのリザード族とカラヤ族の兵士たちが現れ、武器を構えてクリスたちへ襲いかかってきた。会談が行われる直前、リザード族の大空洞にいた族長のゼポンが、ゼクセン連邦の兵士によって暗殺されたのだ。怒りに燃えながら攻め寄せるリザード族とカラヤ族の兵士たち。暗殺のことは知らず、何が起こったかわからないクリスは、なんとか戦場から脱出した。騎士団で参謀を務めるサロメは、カラヤ族の村を奇襲するようクリスへ提案。手薄になっているカラヤの村が襲われたと聞けば、カラヤ族の兵士たちも退却するだろうという狙いだった。クリスは提案を受け入れ、カラヤの村へと向かった。

そのころゼクセン連邦の首都で親書を渡し終えたヒューゴは、宿泊している宿屋がゼクセン連邦の兵士によって包囲されていることに気づく。身の危険を感じたヒューゴは、同行したジョー軍曹や親友のルルと共に宿屋を脱出。包囲を突破して首都から逃げ出したところで、カラヤの村が襲われていると聞き、急いで故郷へと戻った。村に着いたヒューゴたちが目にしたのは、焼き討ちされる故郷の姿だった。その視線の先には、騎士団を指揮するクリスの姿があった。怒りに燃えたヒューゴの親友ルルが剣を抜き、クリスの背後から斬りかかっていく。クリスは反射的に剣を動かし、ルルを切り捨てた。相手が少年だったことに気づいて動揺するクリスと、親友を失ったヒューゴ。一触即発の空気となったが、カラヤ族の援軍が到着したとの知らせを受け、クリスは撤退を指示してヒューゴたちの目の前から去って行った。親友を失い、失意に暮れるヒューゴ。

時間を少しさかのぼって、リザード族の族長が暗殺される直前。ハルモニア神聖国の辺境警備隊で小隊長を務めるゲドも、調査のためグラスランドへ来ていた。約50年前に活躍した「炎の英雄」とその部下たちが出没しているとの噂を確かめるためだ。リザード族の大空洞を訪れたゲドは、族長のゼポンと会談した後、ゼクセン連邦の騎士団が大空洞へ攻め寄せてきたことを知る。大空洞の入り口に向かうと、そこには騎士団の先頭に立つクリスの姿があった。クリスは、今日は顔見せに来ただけだと言い残し、すぐに退却していった。大空洞に戻ったゲドは、族長のゼポンが暗殺されて息絶えているとの知らせを受ける。休戦協定は暗殺のための陽動だったかと激怒するリザード族の兵士たち。軍を編制して、休戦協定の会場であるアムル平原へと向かった。後にわかったことだが、この時にゲドが見たクリスとゼクセン騎士団の兵は魔導士が見せた幻影であり、暗殺のぬれぎぬをゼクセンへ着せるための陰謀だったのだ。怒りに燃えるリザード族を止めるすべもなく、ゲドはハルモニア神聖国のカレリアへと戻っていった。

第2章:大空洞の戦い~イクセ村での戦いまで

クリスのカラヤ村奇襲により、リザード族とカラヤ族の兵士は村へ退却し、思惑どおりに戦闘は収まった。居城であるブラス城に戻ったクリスは、休む間もなく評議会から呼び出しを受け、首都のビネ・デル・ゼクセへ向かう。評議会へ出席したクリスに対し、今度はリザード族の大空洞を攻めるよう指示が出された。通常であれば準備だけで2ヶ月はかかるところだが、出陣を急かせる評議会の態度に割り切れない思いを抱くクリス。
指示に従いリザード族の大空洞を攻めて戦果を上げたクリスは、新しい族長のデュパと対峙する。言葉を交わしている最中に伝令が到着し、グラスランド東方にハルモニア神聖国の地方軍が攻め寄せたとの急報が入る。評議会からの指示は至急退却せよとの内容だった。戦闘をやめて退却し、ブラス城に帰着したクリスだが、評議会からの急報があまりに早すぎたことに疑念を抱く。まるでハルモニアが攻めてくるのがわかっていたような、評議会らしからぬ素早い動きだった。評議会メンバーに真相を問いただすべく、クリスは配下のルイスを連れて首都へ向かう。だがその途中、クリスは極度の疲労のため落馬し、気を失ってしまった。
ブラス城のベッドで目覚めたクリスは、サロメが代わりに首都へ向かったことを知る。休息を取ってようやく回復したクリスだが、その脳裏には、カラヤ村の奇襲で斬ってしまった少年ルルの姿が消えずに残っていた。また、クリスには行方不明となって生死もわからない父親がいるが、その父親の鎧がカラヤ村にあったことを思い出していた。思い悩むクリスを見かねて、部下のパーシヴァルが声をかけ、気分転換にイクセの村の豊穣祭を見に行くことを提案した。クリスたちがイクセ村に着くと、1人の女性が村人たちに逃げるよう呼びかけているのを見かける。村人たちはまともに取り合わなかったが、そこにリザード族の兵士が攻め寄せ、忠告は現実のものとなった。
村人たちを風車のある高台へ避難させつつ、リザード族の攻撃を防ぐクリスとパーシヴァル。その場に居合わせた謎の男ナッシュの加勢も得て、少しずつ風車の高台まで退いていく。リザード族の兵士に混ざって、ヒューゴの兄貴分であるカラヤ族のジンバも攻撃に参加していた。クリスに一騎打ちを挑むジンバ。剣を合わせた瞬間、父のことを知りたければ「炎の英雄」を追えと、ジンバは小声でクリスの耳元にささやいた。直後にジンバは剣を引き、クリスにはかなわないと白旗を上げる。時を同じくして、ゼクセン騎士団の兵も到着したため、リザード族の兵たちは村から引き上げていった。
居城に戻ったクリスは、ジンバが耳元でささやいた言葉について考える。父親が死んでいるのか生きているのか、自分の目で確かめたい。だが同時に、首都から戻ってきたサロメから、評議会のきな臭い話を耳にする。評議会の中には、ハルモニアと手を結ぼうとする一派と、それを阻もうとする一派がいて、鋭く対立しているという。何かが起ころうとしているゼクセン連邦。大事な時期ではあるが、父親の行方を知りたいという強い想い。悩むクリスに部下たちは、いったん騎士団から離れて父親の行方を探すよう背中を押した。部下の忠告を受け入れ、イクセ村で味方になった謎の男・ナッシュと共に、クリスは単独で父親を捜す旅に出る。

時計を少し巻き戻して、クリスが評議会の命令によりリザード族の大空洞を攻める直前。ヒューゴは親友ルルを失ったショックを引きずったたま、ジョー軍曹の故郷であるダック村を訪れていた。ダック村では「炎の英雄」を追っているというリリィたち一行と出会う。ヒューゴはリリィたちをリザード族の大空洞まで案内することとなった。リザード族の村に到着したヒューゴは、ゼクセン騎士団が大空洞に襲い掛かっている場面に遭遇する。遠くから様子をうかがっていると、クリスたちゼクセン騎士団は戦闘を中止して引き上げていった。クリスの撤退を見届けて、ヒューゴたちは大空洞に入る。そこには、カラヤの村が急襲された際、逃げ出した村人たちも身を寄せていた。ヒューゴは親友ルルの死を母親のルースへ伝え終えた後、リリィたちと共に「炎の英雄」の情報を集める。「炎の英雄」は約50年前、ハルモニアの支配からグラスランドを開放した伝説の英雄だった。その「炎の英雄」が生きているかもしれないと知ったヒューゴは、彼に会って現状を打破したいと考え始める。

第3章:ビュッデヒュッケ城の攻防戦~アルマ・キナンの儀式まで

無名諸国で母親と暮らしていた青年トーマス。母親が亡くなった際、父親がゼクセン連邦の評議会議員をしているので、自分が死んだ後は父の元へ頼るよう言い残した。母親の遺言に従って父親に会いに行ったトーマスだが、父親の態度は冷たかった。ビュッデヒュッケ城というさびれた城があり、ちょうど城主が空席になっていたため、トーマスを城主にして厄介払いしたのだった。城を訪れたトーマスは、城主という立場に戸惑いつつ、住民たちと心を通わせていく。城の財政状況が厳しいことを知ったトーマスは、城の土地を商人に貸し出して、自由に商売をしてもらうことを提案。城が立つ場所は50年前にゼクセン連邦とグラスランドの共有地に指定されているため、ゼクセンの許可なしで商売を始めることができると判断したのだ。トーマスは近くの村や町を回って出店を募るとともに、城の中に宿屋を作り、訪れてきた人すべてに商売をする気があるかどうか、声かけを始めた。

カラヤ族のヒューゴも、城を訪れた一人だった。「炎の英雄」の部下たちがビュッデヒュッケ城に潜んでいるとの噂を聞きつけたからだ。結局ガセネタだったため空振りに終わったが、城主のトーマスはヒューゴたちを歓迎し、しばらく滞在することになった。
その頃のトーマスは、ゼクセン連邦の評議会ともめている最中だった。城内で許可なく商売を始めたことを評議会が問題視し、因縁をつけてきたのだ。城はゼクセン連邦の領土ではなく許可不要と主張するトーマスに対して、評議会はまったく聞く耳を持たない。ついには、ゼクセンの敵であるヒューゴたちをかくまっていると言いがかりをつけ、城の周りを軍勢で取り囲んで城を明け渡すよう要求してきた。
城を明け渡したくないが、かといってヒューゴたちをゼクセンへ差し出すのも良しとしないトーマスは、ちょうど城に滞在していた軍師のシーザーから策を授けられる。ヒューゴたちをこっそり城から脱出させれば、言いがかりの根拠が消え、兵を引かざるを得なくなるという提案だった。シーザーの策によりヒューゴたちは無事に城から脱出し、いったん評議会の兵たちを退けることに成功した。
しかし評議会はあきらめず、翌日の正午をもって城主の任を解くという新たな通告を突きつけてくる。一晩悩んだトーマスは、城主を続けて武力で抵抗する決意をした。攻め寄せる評議会の兵士たち。トーマスたち城の住人も必死に抵抗する。

ビュッデヒュッケ城内には、ゲドと配下の隊員たちも潜入していた。少し前に時間がさかのぼる。ゲドはビュッデヒュッケ城を訪れる前、ブラス城で旧知の仲であるゼクセン騎士団の参謀サロメと会談していたのだ。サロメは、ゼクセンとグラスランドが休戦することを快く思わない集団がいることを告げる。休戦協定がつぶれてしまったのは、彼らがリザード族の族長ゼポンを暗殺し、ゼクセンの仕業だと濡れ衣を着せたためだった。集団のリーダーである仮面の男はハルモニアの神官将をしているため、近くハルモニア軍の侵攻も始まるだろうと語った。サロメはまた、ゼクセン評議会の中に、賄賂をもらってハルモニアと通じている議員がいることもつかんでいた。サロメは、ハルモニア派の議員を叩き潰して休戦協定を実現し、グラスランドと協力してハルモニアに対抗する戦略を明かす。その上で、これからビュッデヒュッケ城が評議会の軍勢に攻められることになるが、ゲドたちもひそかに城内に潜入し、トーマスたち城の住人を守る方向で動いてほしいと頼んだ。

ゲドたちのひそかな支援を受け、城主トーマスはなんとか攻撃を持ちこたえる。そこに、カラヤ族の族長ルシアからの書状を携えたマーサが城へ帰還した。マーサは城の住人であり、軍師シーザーからの策を受け、実行していたのだ。マーサが持ち帰ってきたのは、城が共有地であることの証文と、城の権利をルシアが安価に買い取り、トーマスに200年貸し出す内容の契約書だった。書状を見せられて動揺する評議会の議員。同時にハルモニアから賄賂をもらっていたことも発覚し、弁明のためあわてて引き上げていった。戦いは城主トーマスの勝利で終わった。
共有地であることの証文には、なぜかゲドの名前もあった。ゲドは50年前にその証文が作られた時、親友と共に立ち会っていたことを告白する。その親友こそが「炎の英雄」と呼ばれた男だった。ゲドは「炎の英雄」に会いに行くと部下たちに宣言し、居場所の近くにあるチシャの村を目指して旅立っていった。

同じ頃、ハルモニアのグラスランドへの侵攻も始まり、チシャの村へ襲いかかっていた。軍の先鋒は、グラスランドの民でありながらハルモニアに従属しているルビーク村の兵士たち。ルビーク村の住人には虫を操る特殊能力があり、虫兵を編制して攻めてきたのだ。
チシャの村には、父の行方を捜して騎士団から離れ、ナッシュと共に行動しているクリスの姿もあった。クリスはチシャの村を守るために戦うこととなり、先鋒の虫兵たちを撃退した。
チシャの村にはクリス以外にも、アルマ・キナンの娘であるユンたちもいた。ユンはチシャの村を守るために軍師シーザーを連れてきた上で、戦闘が終わったらクリスをアルマ・キナンの村に連れていきたいと告げる。
やがてハルモニア軍のディオスたちが攻め寄せてきた。軍師シーザーの策は、入口をしっかり固めて援軍の到着を待つ作戦だった。クリスやチシャの村人たちが奮闘して時間をかせいでいるうちに、ヒューゴ率いる援軍が到着。援軍を見たハルモニア軍は引き上げていった。

クリスとヒューゴは、カラヤ村でルルが斬られて以来の再会を果たす。ケンカ腰になるヒューゴをたしなめるジョー軍曹やシーザー。クリスは多くを語らぬまま、ユンたちの要請に応じてアルマ・キナンの村へと旅立った。
結界を通って村へ向かうクリスとユンの一行だが、途中で黒づくめの男・ユーバーの襲撃を受ける。ユーバーは、ゼクセンとグラスランドの休戦協定をつぶした集団の一員だった。ユーバーを撃退したユンは、彼らが「破壊者」と呼ばれる集団で、世界に存在する「27の真の紋章」の一部を破壊し、秩序を壊そうとしていることを告げる。
アルマ・キナンの村へ着くと、クリスは祭壇の前に案内された。そこでは「27の真の紋章」のひとつである「真の水の紋章」の封印を解く儀式が開かれる。儀式が最後まで執行されると、ユンは精霊となり命を落とす運命にある。反対するクリスと、これが自分の使命だと語るユン。
再び「破壊者」からの攻撃を受けて混乱する中、儀式は執り行われた。ユンは命を落とし、「真の水の紋章」の封印が解かれる。封印が解かれたことにより、炎の英雄の居場所へ通じる道が開かれた。クリスはチシャ村の村長サナの案内を受け、炎の英雄が待つ場所へと向かう。
同じ頃、チシャ村へ滞在していたヒューゴも、炎の英雄に会いたい想いを村長のサナに打ち明ける。彼女に認められてヒューゴも炎の英雄に会えることになった。
ゲドもまた、炎の英雄に会うためチシャの村へ向かっていた。3人の主人公は、同じ場所をめざして歩を進めていく。

第4章:炎の英雄の誕生~本拠地の決定まで

チシャ村の北方にある洞窟で、ヒューゴ・クリス・ゲドの3人は顔を合わせた。洞窟まで案内してくれたのはチシャ村の村長サナで、彼女は炎の英雄の妻だった。サナは洞窟の奥で、炎の英雄がすでにこの世にいないこと、そしてこの場所に「真の火の紋章」が封印されていることを明かす。真の紋章の持ち主は不老の能力を得るため、通常であれば若い姿で長生きすることができる。50年前、グラスランドに平和をもたらした炎の英雄は、真の火の紋章の力を封印し、サナと共に年老いていく人生を選んだのだ。
頼みにしていた炎の英雄がいないことに失望するヒューゴ。彼らに対してサナはやさしく語りかけた。炎の英雄は最初から英雄と呼ばれていたわけではない。自分の力でグラスランドの諸部族とゼクセンのすべてをまとめあげ、ハルモニアと戦った。だからこそ英雄と呼ばれたのだ。もし真の火の紋章が必要なら、封印を解くことができる。紋章を引き継ぐかどうかはあなた方次第だと。
覚悟を決めたヒューゴは、真の火の紋章を受け継ぐことを決意する(ゲーム中では、クリスやゲドが引き継ぐこともできる)。紋章の化身を倒す試練をクリアしたヒューゴは、真の火の紋章を継承して炎の英雄となった。

チシャ村へ戻ったヒューゴたちは、押し寄せるハルモニア軍との戦闘に突入。中央軍まで投入するハルモニアとの戦力差は圧倒的で、ヒューゴたちは退却を余儀なくされた。いったんダック村まで退却し、グラスランドの諸部族とゼクセンが一体となって対抗する必要性を説いたが、これまで敵対してきた両者の溝は深く、話が一向にまとまらない。
もめている最中にも、容赦なくハルモニア軍は襲ってくる。ダック村でも防ぎきれず、シーザーの策によって村から脱出したヒューゴたちは、ゼクセン騎士団の居城であるブラス城へと逃げ込んだ。
軍師のシーザーは、グラスランドの諸部族とゼクセンだけでは不十分で、北方の諸部族、周辺の国がぜんぶ一体となって戦わないと勝てないと告げる。それでもいがみあうグラスランドの諸部族とゼクセン騎士団。さらに問題なのは、圧倒的な戦力差を見た兵士たちが戦意を失っていることだった。炎の英雄としての役割を自覚したヒューゴは、城内をまわって兵士たちに声をかけ、説得して士気を上げていく。そこへカマロ自由騎士連合やティント軍、ビュッデヒュッケ城など、周辺国からの援軍が続々と駆けつけ、さらに士気が上がっていった。勢いづいた兵士たちは、ついにハルモニアのササライやディオス率いる軍勢を撃退することに成功する。ようやく打ち解けて、仲良く勝利を祝うグラスランドとゼクセンの兵士たち。
態勢が整ったところで、今後はビュッデヒュッケ城を本拠地として、ハルモニア軍に対抗していくことが決まった。戦闘準備を行う中、ヒューゴは封印の解かれた「真の水の紋章」を破壊者が奪おうとしているのを知り、大空洞近くの洞窟へと向かった。そこには破壊者の集団の他に、カラヤ族のジンバもいたが、ジンバは傷を負って倒れていた。真の水の紋章を破壊者に奪われる前に、自分の手に宿そうとして失敗したのだ。ジンバはかつて真の水の紋章を継承したことがあり、炎の英雄やゲドとは親友だった。そしてジンバというのは偽名で、本当の名前はワイアット・ライトフェロー、つまりクリスが追い求めてきた実の父親であることを明かす。ジンバはクリスに対して、真の火の紋章の候補者だったお前なら、真の水の紋章を継承できるはずだと告げ、息絶えた。父の言葉を胸に、クリスは真の水の紋章を継承した。

第5章:ハルモニア神聖国との戦い~古代遺跡での最終決戦まで

ハルモニア神聖国の首都では、クリスに同行していたナッシュが神官将のササライに状況を報告していた。ナッシュはササライの命を受け、破壊者の集団を調べていたのだ。ハルモニアで仮面の神官将の立場にありながら、陰で破壊者として活動するルック。その目的はハルモニアのためではなく、自分が真の紋章を手に入れるために動いているとナッシュは断言した。

その頃、ヒューゴたちの本拠地となったビュッデヒュッケ城に、虫兵を操るルビーク村のフランツが傷だらけでたどり着いた。村人がハルモニアの首都クリスタルバレーへ人質として連行されるのを阻止してほしいと頼み込むフランツ。要請を受け、急いでゲドの部隊がルビークの村へ向かうことになった。
村に着くと無人だったが、傷ついた虫兵から祭壇のところに村人が集められていると告げられる。都合よく導かれていくことに不審を抱きながらも、ゲドは案内されるまま祭壇へ向かった。そこには人質となる村人が集められていたが、見えない壁があって近づくことができない。
やがて破壊者のリーダーであるルックとセラが現れた。ルックは、陰謀が明るみになりハルモニア軍の支援が得られなくなったことを告げ、国のためでなく自分のために真の紋章を集めていることを明かす。その上で、ゲドが持っている真の雷の紋章を渡すよう迫った。抵抗するゲドだが、ルックが持つ真の風の紋章とセラが手に入れた真の土の紋章の2つを同時に使われ、真の雷の紋章を奪い取られてしまう。2つの紋章の力を合わせれば、均衡が崩れて強引に奪い取ることができるのだ。目的を果たしたルックたちはその場を去って行った。

クリスの元にはアルマ・キナン村のユミィが訪れていた。村が何度も襲われているので助けてほしいとの要請だった。引き受けて城を出たクリスだが、ユミィは破壊者のセラが化けていた偽物だった。セラは土と雷の2つの紋章を使い、クリスが持つ真の水の紋章を奪い去っていった。

ヒューゴの元にもまた、ブラス城が襲われたので助けてほしいとの連絡が入る。戦場に到着したヒューゴは、破壊者のルックに真の火の紋章を奪われてしまう。ルックはついに目当てだった5つの真の紋章すべてを手にしたのだった。
ルックは真の火・水・土・雷の紋章の力を結集し、その力を使って真の風の紋章を破壊することを宣言する。世界を統べる力を持つ真の紋章が1つでも破壊されれば、大陸ひとつが吹き飛ぶほどの破壊力を持っている。ルックは破壊の儀式を行うため、古代の儀式で使われていた遺跡へと向かった。
破壊者の一員であるセラとユーバーがその場に残り、ヒューゴたちに襲いかかる。その背後には多くのハルモニア軍が付き従っていたが、実際は本物の兵士ではなく、召喚された人外の軍勢だった。だが、あまりにも大量な召喚はセラを激しく消耗させ、限界を超えたセラが倒れると軍勢は消え去り、破壊者たちは退却していった。

戦況を見た軍師のシーザーは、今こそ攻勢に出るべきだと進言する。本物のハルモニア軍を率いたササライとディオスもやってきて、ヒューゴに加勢すると宣言した。世界の破壊を企むルックたちの行動は、ハルモニアにとっても害悪だったのだ。ルックが向かった儀式の場所は、ナッシュが把握していた。リザード族の大空洞の北に古代遺跡がある。かつて儀式が行われていたその場所にルックはいるとの言葉を信じ、古代遺跡へ向かう一同。
古代遺跡には中央の大舞台と、それを取り囲む4つのステージがあった、中央の大舞台に真の風の紋章が設置されており、それを囲むステージに残る4つの真の紋章が配置されている。ルックを止めるには、まず4つの真の紋章を取り戻した上で、最後に真の風の紋章を取り返さなければならない。
遺跡の入口には、破壊者の一員であるアルベルトがいたが、ルックを見限って戦わずに去って行った。4つの紋章を着実に取り戻して、中央の大舞台に迫っていくヒューゴたち。途中、阻止しようと襲いかかってくるユーバーも撃破。ついに中央の大舞台でルックと対峙し、最終決戦に突入した。
激闘の末、ルックを倒すことに成功。遺跡全体が激しい振動に見舞われ、建物が崩れ落ちていく。ヒューゴたちは急いで遺跡から脱出したが、ルックはセラと共にその場に残り、やがて息絶えた。
戦いに勝利し、グラスランドとゼクセン連邦に平和が戻った。あらためて休戦の交渉が再開されたが、ゼクセン評議会の承認がなかなか得られない。相変わらずの評議会にあきれる一同。
グラスランド諸部族の族長とゼクセン騎士団の面々は、次に会う場所が休戦協定なのか、戦場になるかはわからないが、お互いの立場を守って決着をつけようと約束し、それぞれの故郷へと戻っていった。

『幻想水滸伝III(幻水III)』のゲームシステム

トリニティ・サイト・システム

トリニティ・サイト・システムで主人公を選択する画面。章が進むごとに炎が大きくなっていく。

『幻想水滸伝III』では主人公が3人いるため、トリニティ・サイト・システムを採用している。トリニティとは一般的に三位一体を意味し、3つの要素が最終的にひとつにまとまっていくことを指している。ゲーム内で起こる戦争や出来事を、3人の視点でそれぞれ見ていくことで、ストーリーの全貌を把握できる利点がある。さらにトーマスやコロクのほか、108人が揃った状態で初めてプレイできるルックの視点で描いたサブストーリーも用意され、より深く物語を楽しめる仕組みとなっている。

バトルシステム

『幻想水滸伝III』では、前作と同様に6人編成のパーティーが基本となり、「おまかせ」機能で戦闘を自動化する仕組みも搭載されている。ここでは主にIIIで変更された点を紹介する。

フリーポジショニングバトルシステム

パーティーでの戦闘画面。

前作までは6人が前衛と後衛に分かれ、それぞれのポジションから攻撃する仕組みだったが、『幻想水滸伝III』では前衛・後衛の区別がなくなった。戦闘エリアの中を自由に動き回って攻撃する形となり、敵も同様に動き回るため、ポジション取りが重要となる。このため、紋章による魔法攻撃では味方が巻き込まれないよう注意する必要がある。

バディシステム

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がんばれゴエモン〜ゆき姫救出絵巻〜(ゲーム)のネタバレ解説・考察まとめ

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『がんばれゴエモン〜ゆき姫救出絵巻〜』は1991年にコナミ株式会社からスーパーファミコン専用ソフトとして発売されたアクションゲームである。スーパーファミコン専用ソフトとして展開されたがんばれゴエモンシリーズの第1作目である。正義の義賊ゴエモンが、エビス丸とともに、ゴエモンを捕らえようとする岡っ引きたちを蹴散らしながら、日本全国を駆け巡る。江戸城や忍者屋敷、首里城などの特徴的な風景や各地の名産品などがゲーム内で表現されている。全9すてぇじを攻略できればエンディングとなる。

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サイレントヒル4 ザ・ルーム(SILENT HILL 4: THE ROOM)のネタバレ解説・考察まとめ

サイレントヒル4 ザ・ルーム(SILENT HILL 4: THE ROOM)のネタバレ解説・考察まとめ

『サイレントヒル4 ザ・ルーム』は2004年6月にコナミにより発売されたホラーアドベンチャーゲーム『サイレントヒル』シリーズの4作目である。対応ハードはPlayStation 2とPlayStation 3だ。 今作はこれまでのシリーズとは違い、サイレントヒルの街を歩きクリーチャーを倒すわけではなく、主人公の住むアパートの一室、302号室が拠点となる。主人公の住む302号室から地下鉄の世界、森の世界、水牢の世界、建物乱立の世界、病院の世界、アパートの世界という6つの舞台を行き来する。

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サイレントヒル(SILENT HILL)のネタバレ解説・考察まとめ

サイレントヒル(SILENT HILL)のネタバレ解説・考察まとめ

『サイレントヒル』は、コナミが1999年に発売したサバイバルホラーゲームだ。主人公ハリーは養女シェリルとの休暇で観光地サイレントヒルを訪れるが、事故で娘を見失う。霧に覆われた不気味な町で娘を探すうち、悪夢のような裏世界を行き来することになる。奇怪な生物との戦いや謎解きを通じ、町の秘密と娘の運命に迫る。心理的恐怖を重視した独特の世界観で、後のホラーゲームに多大な影響を与えた作品である。

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がんばれゴエモン〜でろでろ道中 オバケてんこ盛り〜(ゲーム)のネタバレ解説・考察まとめ

がんばれゴエモン〜でろでろ道中 オバケてんこ盛り〜(ゲーム)のネタバレ解説・考察まとめ

『がんばれゴエモン〜でろでろ道中 オバケてんこ盛り〜』とは、1998年にNINTENDO64対応ソフトとしてKONAMIより発売された横スクロールアクションゲーム。NINTENDO64版『がんばれゴエモン』シリーズの2作目に当たる。ゴエモン達がシスタービスマルによる悪行を止め世界を救うストーリー。今作では2人プレイ対応になり、協力プレイが可能になっている。オープニングに影山ヒロノブ、挿入歌を水木一郎といった超有名アニソン歌手が担当している。

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サイレントヒル3(SILENT HILL 3)のネタバレ解説・考察まとめ

サイレントヒル3(SILENT HILL 3)のネタバレ解説・考察まとめ

『サイレントヒル3』は、2003年にコナミからリリースされたサバイバルホラーゲームで、『サイレントヒル』シリーズの第3作目にあたる。プレイヤーは主人公ヘザー・メイソンを操作し、異常な世界での冒険を通じて、彼女の過去と向き合う物語が描かれる。本作は、シリーズ初作と直接リンクしており、深遠で不気味な世界観と心理的恐怖が特徴。グラフィックや音響が緊張感を生み出し、ストーリー性やキャラクター描写の丁寧さが高く評価されている。

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がんばれゴエモン〜ネオ桃山幕府のおどり〜(ゲーム)のネタバレ解説・考察まとめ

がんばれゴエモン〜ネオ桃山幕府のおどり〜(ゲーム)のネタバレ解説・考察まとめ

『がんばれゴエモン〜ネオ桃山幕府のおどり〜』は、コナミが1997年8月7日に発売したNINTENDO64用ゲーム。日本中をステージに変えようと企むネオ桃山幕府の陰謀を止める為に義賊のゴエモンと忍者のエビス丸が仲間と協力し日本中を救うストーリー。『がんばれゴエモン』シリーズの中で初めて3Dのアクションゲームとなっている。主題歌は影山ヒロノブ、挿入歌は水木一郎というアニソン界の大御所が担当、更に挿入歌をオペラ歌手が担当し楽曲にかなり力を入れている。

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悪魔城ドラキュラ(スーパーファミコン版)のネタバレ解説・考察まとめ

悪魔城ドラキュラ(スーパーファミコン版)のネタバレ解説・考察まとめ

『悪魔城ドラキュラ』とは、コナミにより1991年10月31日に発売されたスーパーファミコン専用のホラーアクションゲームである。人気シリーズ『悪魔城ドラキュラ』の初のスーパーファミコン用ソフトであり、前作と比較しグラフィックや操作性が大幅に向上した。 舞台はかつて世界征服を企てた魔王が人間界から追放されてから100年後の中世ヨーロッパ。一筋の稲妻により封印されていた魔王が復活し人間界へと舞い戻ってきた。本作の主人公であるベルモンド一族の青年シモンは先祖伝来のムチを手に取り悪魔城へと向かう。

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遊☆戯☆王デュエルモンスターズ8 破滅の大邪神(ゲーム)のネタバレ解説・考察まとめ

遊☆戯☆王デュエルモンスターズ8 破滅の大邪神(ゲーム)のネタバレ解説・考察まとめ

『遊☆戯☆王デュエルモンスターズ8 破滅の大邪神』とは、コナミから発売されたゲームボーイアドバンス専用のゲームソフトで、『遊☆戯☆王オフィシャルカードゲーム デュエルモンスターズ』を題材としたゲームの8作目。原作『遊☆戯☆王』のバトルシティ編後の完全オリジナルストーリーであり、大邪神レシェフを倒すために、世界各地に散った千年アイテムを探す旅を描いている。OCG(オフィシャルカードゲーム)のルールとは異なる独自のルールを採用しており、難易度が非常に高い作品となっている。

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DanceDanceRevolution(ダンスダンスレボリューション・ダンレボ)のネタバレ解説・考察まとめ

DanceDanceRevolution(ダンスダンスレボリューション・ダンレボ)のネタバレ解説・考察まとめ

DanceDanceRevolutionとは1998年に稼働を開始した、コナミ(現コナミアミューズメント)製のアーケード用音楽シミュレーションゲーム。コナミの音楽ゲームシリーズ、BEMANIシリーズの第3弾として登場した。足元にある4つのパネルを踏むことで実際にダンスをしているかのように楽しめるゲームで、現在シリーズ第16作目である「DanceDanceRevolution A20(エースツーオー)」が日本を始めとした世界各地で稼働している。「ダンレボ」や「DDR」の略称で親しまれている。

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サイレントヒルの珍歴史!お化け屋敷化や謎解きゲームが登場?静岡県がサイレントヒル県に改名された?

サイレントヒルの珍歴史!お化け屋敷化や謎解きゲームが登場?静岡県がサイレントヒル県に改名された?

『サイレントヒル』といえば、最恐ホラーゲームとして名高いですよね。そんな『サイレントヒル』には数々の珍歴史があるようなので、この記事でまとめました。たとえば、静岡県が「サイレントヒル県」と改名されるとか、「サイレントヒルのうた」が病的すぎる歌詞だったりとかですね。他にもいろいろあるので、ゲームをプレイしたことのある方なら面白く読めるかもしれません。

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