奥田民生になりたいボーイと出会う男すべて狂わせるガール(民生ボーイと狂わせガール)のネタバレ解説・考察まとめ

『奥田民生になりたいボーイ 出会う男すべて狂わせるガール』とは大根仁が監督を務め、2017年に公開された恋愛エンターテイメント映画。原作は『週刊SPA!』で2014年に短期連載、2015年に残りのエピソードを加えて単行本が発売された、渋谷直角による漫画。
奥田民生に憧れるコーロキ・ユウジはライフスタイル雑誌編集部へと異動となる。そんな中仕事で出会ったファッションプレス社員、天海あかりに出会い一目惚れし、晴れて付き合うことに。しかしあかりは男を狂わせるとんでもない魔性の女だった。

『奥田民生になりたいボーイと出会う男すべて狂わせるガール』の名言・名セリフ/名シーン・名場面

木下「作家は最高の原稿を書く。それをお前が納期に間に合わせる。作家に丸投げしてぼーっとしてるのがお前の仕事か?雑誌つくってるのは誰なんだよ?俺たちなんだよ!」

喝を入れる木下

美上の飼い猫が脱走し、原稿が遅れてしまった際、コーロキはただ愚痴を言いながら会社のデスクに座っていた。そんな中、木下はコーロキに向かって「作家は最高の原稿を書く。それをお前が納期に間に合わせる。作家に丸投げしてぼーっとしてるのがお前の仕事か?雑誌つくってるのは誰なんだよ?俺たちなんだよ!」と喝を入れた。その言葉が響いたコーロキは美上のもとへ駆け出し、一緒に猫探しを手伝う。そして見事原稿を完成させるのだった。

あかり「今見せてるよ。コーロキさんの思う私が本当の私だよ」

コーロキにキスをして笑顔で去っていくあかり

コーロキ、ヨシズミ、木下それぞれの理想の女性を演じて付き合っていたあかり。最後にコーロキが「本当のあかりを見せてよ」と言ったのに対し、「今見せてるよ。コーロキさんの思う私が本当の私だよ」と笑ってあかりは答えてキスをした。コーロキはあかりから、自分を変えるのではなく、「他人に見える印象」を変えれば人生それなりにうまくいくということを学んだのだ。

3年後の今と昔の自分を重ね涙するコーロキ

昔の自分の幻を見るコーロキ

3年後「他人に見える印象」を変え、売れっ子の出版プロデューサーとなったコーロキ。立ち食い屋のラジオから奥田民生の曲が流れ、目の前に若かりし頃の自分の姿の幻が見えた。確かに周りから見れば羨ましがられる人生となったコーロキ。しかし奥田民生のようになりたいと理想を描いていた戻れない過去の自分が眩しくて、コーロキは思わず泣いてしまった。

『奥田民生になりたいボーイと出会う男すべて狂わせるガール』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話

妻夫木聡はリアル「民生ボーイ」だった

コーロキの部屋。壁には妻夫木聡の私物のギターが飾られている。

妻夫木聡はもともと奥田民生氏の大ファン。原作を読み、これをやりたいと映画化を希望したことで企画が実現したのだとか。コーロキの部屋に飾られていた、奥田民生モデルの限定発売された白いギターは妻夫木聡の私物である。映画舞台挨拶ではサプライズで奥田民生の直筆サイン入りギターをプレゼントされ、「マジで?嘘でしょ?本当に!?」と混乱しながらも喜んでいた。

雑誌「マレ」オフィスのモデルはマガジンハウス社

雑誌「マレ」編集部オフィスはマガジンハウス社の雑誌「POPEYE」や「&Premium」、「GINZA」を制作している編集部がモデルとなっている。映画のクランクイン前に美術チームだけでなく大根監督や妻夫木聡も見学にきたとか。カレンダーやホワイトボードなど細部までマガジンハウス社の編集部を模している。

『奥田民生になりたいボーイと出会う男すべて狂わせるガール』の主題歌・挿入歌

ED(エンディング):奥田民生「CUSTOM」

作詞 - 奥田民生 / 作曲- 奥田民生 / 歌- 奥田民生

「CUSTOM(カスタム)」は、2001年10月24日に発売された奥田民生12枚目のシングル。奥田民生がなぜ曲を書いて歌うのか。そうして出来た曲を聴いてくれ、届いてほしいという思いがこもったバラード曲。

劇中歌:奥田民生「奥田民生になりたいボーイに贈るプレイリスト」

作詞 - 奥田民生 / 作曲- 奥田民生 / 歌- 奥田民生

劇中に使用されている奥田民生の珠玉の名曲群をコンパイルしたアルバム。
1. 息子
2. 愛のために
3. 674
4. ハネムーン
5. 海へと(LIVE SONGS OF THE YEARS バージョン)
6. 近未来
7. スカイウォーカー
8. ギブミークッキー
9. チューイチューイトレイン
10. 花になる
11. マシマロ
12. The STANDARD
13. 御免ライダー
14. 月を超えろ
15. CUSTOM(JPNバージョン)

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