奥田民生になりたいボーイと出会う男すべて狂わせるガール(民生ボーイと狂わせガール)のネタバレ解説・考察まとめ

『奥田民生になりたいボーイ 出会う男すべて狂わせるガール』とは大根仁が監督を務め、2017年に公開された恋愛エンターテイメント映画。原作は『週刊SPA!』で2014年に短期連載、2015年に残りのエピソードを加えて単行本が発売された、渋谷直角による漫画。
奥田民生に憧れるコーロキ・ユウジはライフスタイル雑誌編集部へと異動となる。そんな中仕事で出会ったファッションプレス社員、天海あかりに出会い一目惚れし、晴れて付き合うことに。しかしあかりは男を狂わせるとんでもない魔性の女だった。

『奥田民生になりたいボーイと出会う男すべて狂わせるガール』の概要

『奥田民生になりたいボーイ 出会う男すべて狂わせるガール』とは大根仁が監督を務め、2017年に公開された恋愛コメディ映画作品である。原作は『週刊SPA!』で2014年に短期連載し、2015年に残りのエピソードを加えて単行本が発売された、渋谷直角による漫画『奥田民生になりたいボーイ 出会う男すべて狂わせるガール』。
大根仁監督は1968年12月28日生まれで、東京都出身。大根仁監督の主な作品としては『モテ期』(2011年)、『バクマン。』(2015年)、『SUNNY 強い気持ち・強い愛』(2018年)が挙げられる。
全国257館で上映され、興行収入4億円。主演は妻夫木聡、ヒロインは水原希子が務めた。

奥田民生に憧れる35歳、コーロキ・ユウジ(演:妻夫木聡)は家電雑誌からおしゃれなライフスタイル雑誌編集部へと異動となる。おしゃれな人たちの高度な会話に四苦八苦しつつも奮闘するコーロキ。そんな中、コーロキは仕事で出会ったファッションプレス社員、天海あかり(演:水原希子)に出会い一目惚れ。晴れてコーロキはあかりの付き合うこととなった。しかしあかりは周りの男たちは狂わせるとんでもない魔性の女だったのだ。
奥田民生の珠玉のナンバーにのせて、コーロキの大人の青春がポップに描かれる、恋愛エンターテイメント映画。

『奥田民生になりたいボーイと出会う男すべて狂わせるガール』のあらすじ・ストーリー

コーロキとあかりの出会い

ミュージシャン、奥田民生の「力まないかっこいい生き方」に憧れるコーロキ・ユウジ(演:妻夫木聡)。きっかけは中学生の頃、奥田民生が出演した「ミュージック・ステーション」。他のミュージシャンが豪華に着飾っている中、ジーパンをはいて堂々としていた奥田民生。タモさんにジーパン汚れているよと指摘されると「さっきラーメンの汁こぼしたんで」と答えている姿を見て、コーロキは憧れを抱くようになった。
それから十数年の時が過ぎた。家電雑誌「ゲットガジェ」の編集部からおしゃれなライフスタイル雑誌「マレ」へと異動になったコーロキは、編集長の自宅で歓迎会を開いてもらうこととなった。おしゃれなご馳走におしゃれな会話。ついていけないコーロキに編集部のメンバーが好きなミュージシャンは誰だと聞いた。他のメンバーが最新の洋楽アーティストばかり答える中、コーロキが「奥田民生」と答えると一瞬空気が凍りつく。しかし編集長の木下(演:松尾スズキ)は微笑み、奥田民生のレコードをかけてその場は和むのだった。
ある日コーロキは海外取材へと行く先輩編集者ヨシズミ(演:新井浩文)の引継ぎをするため。ヨシズミと共に女性アパレル会社「GOFFIN&KINGS」へと赴く。そしてファッションプレスをしている天海あかり(演:水原希子)を紹介され、あまりに美しい容姿にコーロキは一目惚れをしてしまう。
「社長の江藤美希子(演:天海祐希)が、最後のページにエッセイが欲しいと言っており、それも村上春樹や又吉クラスに頼みたいらしいんです」と困った顔で言うあかり。コーロキはいいところを見せようと、「自分の人脈をあたってみます!」と言った。
しかし、フリーライターの倖田シュウ(演:リリー・フランキー)に別の仕事で打ち合わせをしていたところ、あかりが頼んでいたエッセイを倖田が書くと言い出した。言葉を濁すコーロキに、江藤社長には俺が言っておくからと言いくるめられる。
再びあかりの会社を訪れた際、エッセイは倖田が書くことになったことを伝えると、あかりはそんな話は聞いてないし勝手に進められるのはとても不愉快ですと怒られてしまう。
コーロキが落ち込む中、倖田からエッセイをメールで送ったから見てくれと電話がかかってきた。コーロキが見てみると、趣旨とはかけ離れた殴り書きのエッセイで、コーロキは倖田を強くダメ出ししてしまう。
翌日編集部に出社するとあかりから電話があり、倖田があかりの会社とマレ編集部を罵倒し、それがまとめサイトに載って炎上していると怒っていた。
コーロキは焦って編集部のメンバーに相談すると、よくあることだから気にしなくていいと皆に慰められる。とりあえず先方には謝りに行こうと木下とコーロキはあかりの会社を訪れる。しかし社長の江藤は怒るどころかむしろ倖田を厄介払いできたと喜んでおり、コーロキも一安心する。
その後あかりはコーロキを飲みに誘い、コーロキに謝罪する。続けてあかりは、倖田にガツンと言ったコーロキに「超かっこいいです」と手を握って言った。そんな楽しい時間を過ごす中、あかりのスマホが何度も鳴り、あかりの顔が曇る。なんでも彼氏が束縛がひどいDV男で、しつこくLINEや電話をしてくるそうだ。怯えるあかりに対しコーロキは「俺なら絶対にそんなことしない。俺と付き合ってください!あなたの全てを守りたいから!」と叫んだ。そして二人は激しくキスを交わし結ばれ、付き合うこととなった。

付き合い始めたコーロキとあかり

コーロキとあかりは海へ行ったり水族館へ行ったり、毎日楽しい日々を過ごした。元気に出社するとヨシズミが海外出張から戻ってきており、コーロキはあかりと付き合うこととなったと報告する。
しかしヨシズミは無言で立ち去り、不審に思ったコーロキはこっそりヨシズミを追いかける。するとヨシズミはひどく怒った様子で電話をしており、聞き耳を立てると電話の相手はあかりだった。なんとあかりが言っていたDV彼氏とは、ヨシズミのことだったのだ。
その晩、コーロキは話を聞こうとLINEであかりに連絡するが、未読のまま返事がこない。ヨシズミとヨリを戻したのではないかと邪推してしまったコーロキはあかりに何度も電話をかけたりLINEを送るが、一切返事はこなかった。
翌日、一睡もできなかったコーロキは早く出社すると、あかりの会社へと直接電話をかけた。ようやくあかりと電話で話すことができたコーロキ。なぜ昨日連絡がこなかったか問いただすと、あかりは「なんか怖い」と言って電話を切ってしまう。焦ったコーロキは、長文の謝罪のLINEを送ってしまうのだった。
それから夜になったが、長文の謝罪も一向に未読無視のまま。焦ったコーロキはあかりの帰社時間を狙って会社の出口で待ち伏せしてしまう。するとあかりはここじゃ嫌だからと居酒屋へと向かうのだった。
居酒屋へと入るとあかりは、昨日スマホを会社に忘れてしまい連絡できなかった。出社後連絡しようとしたが、コーロキが先に電話をかけてきたと言った。そしてそれに続け「私、怒る人大嫌い」とコーロキに言う。それに対しコーロキは謝り、あかりは許す。そしてそのままコーロキの部屋で一夜を過ごすのだった。

仕事に奮闘するコーロキ

ある日、マレの雑誌の企画であかりをタイアップ企画に使おうという話が出た。メンバーの女子社員が、あかりは意外に毒舌で面白くていいんじゃないかと言う。毒舌な部分を見たことのないコーロキは少し違和感を覚えた。そしてミーティング終わりに木下は言葉を濁しながら、ヨシズミはしばらく休むことになったと伝えた。そしてコーロキはその引き継ぎを頼まれ、美上ゆう(演:安藤サクラ)というコラムニストの連載担当も引き継ぐこととなった。メンバーが言うには、彼女は猫好きで恐ろしく原稿を書くのが遅いらしい。
美上の担当になった話をあかりにすると、「美上ゆうさんと仲良くなりたい」とあかりが言い、コーロキは軽い気持ちで「合わないと思う」と答えた。それにあかりはカチンときて喧嘩してしまう。あかりが怒って立ち去ってしまう中、偶然木下が居合わせ、コーロキとあかりが付き合っているのを知られてしまった。おしゃれな飲み屋に入りコーロキを慰める木下。そんな中あかりから謝罪のLINEが入り、コーロキとあかりは仲直りしてその晩共に過ごすのだった。
翌朝、あかりは土曜日に京都出張があるので、日曜に一緒に京都デートしようと誘う。コーロキは金曜に雑誌が校了なので、土曜日には京都に行けると伝えた。
そして金曜日、残りは美上の原稿だけで順調なコーロキ。しかし美上から電話が入り、飼っている猫の一匹が逃げ出し原稿が書けないと言うのだ。結局金曜日には原稿があがらず、土曜日まで仕事を持ち越してしまったコーロキは、あかりに電話で強く責められてしまう。
うなだれて美上の愚痴を言いながら原稿を待つコーロキ。見かねた木下は「作家は最高の原稿を書く。それをお前が納期に間に合わせる。作家に丸投げしてぼーっとしてるのがお前の仕事か?雑誌つくってるのは誰なんだよ?俺たちなんだよ!」と喝を入れた。
木下の言葉が響いたコーロキは、美上と共に逃げた猫を捜すことにした。そして二人の努力の甲斐あって、逃げた猫の捕獲に成功するのだった。
無事原稿を書けることとなった美上だが、猫を必死で捜すコーロキを見て、そのことを新たに書きたい美上は言った。そして「奥田民生になりたいボーイ、夜明けのキャットファイト」というタイトルでなんとか土曜の夜に原稿は完成するのだった。
新幹線の最終時間に間に合わせようと急いで会社へと戻るコーロキ。そこに突然ヨシズミが現れた。そしてコラムと共に載せるイラストの間違いを指摘し、去っていく。慌ててコーロキは美上に連絡して描き直してもらうが、そのせいで新幹線には間に合わなかった。コーロキがあかりに電話をかけるとあかりは激怒する。「なんでもっと早く連絡を入れてくれないの。あたしの気持ち、考えてくれてないよね。やっぱり合わないよ私たち。別れよ」と言ってあかりは電話を切った。
そしてヨシズミは京都へ向かっており、あかりと一夜を共にするのだった。

パーティーの悲劇

それからあかりとは連絡がとれず、酒に溺れてやつれていくコーロキ。ある日の夜、コーロキは自分のスマホが誰かに乗っ取られていることに気づく。ヨシズミの仕業だと思ったコーロキは、あかりの会社が主催するパーティーへ行くとあかりにLINEをして向かった。
華やかなパーティーが開かれる中、コーロキがあかりの元へ向かうと、同じようにあかりの前に木下とヨシズミが現れた。なんとスマホを乗っ取っていたのは木下で、さらにヨシズミをこのパーティーに呼んだのも木下だと言う。
続けて木下は「あかりと結婚をする」と宣言し、コーロキとヨシズミをきっぱり諦めさせるために呼び出したと言った。ところがそれを聞いたあかりは木下にそんなつもりはないと答えた。
あかりはコーロキ、木下、ヨシズミと並行して付き合っており、「みんなこう言えば喜ぶんだろうな」と思うことを言ってあげただけだと言う。
しかしもちろん納得いかず、ヨシズミはあかりに掴みかかる。そしてそのヨシズミの顔を木下はカッターナイフ切り刻んだ。
そして木下は「愛してるよ、あかり」と言いあかりにカッターナイフを振りかざすが、コーロキが背後からワインの瓶で頭を殴り、木下を気絶させた。
コーロキはこの状況に戸惑いながらも「本当のあかりを見せてよ」と言った。するとあかりは「今見せてるよ。コーロキさんの思う私が本当の私だよ」と笑い、コーロキに深いキスをする。そしてそのまま笑顔でコーロキをプールへ突き落とし笑顔で去っていくのだった。
その騒動で木下は逮捕、ヨシズミは命に別状はないが会社を辞め、雑誌「マレ」は廃刊となってしまうのだった。それから週刊誌やネットでこの事件は話題となり、コーロキ、木下、ヨシズミは実名で取りざたされたが、当事者のあかりの名前は一切出なかった。

3年後のコーロキ

3年後、コーロキは「案野丈(あんのじょう)」と名前を変え、売れっ子の出版プロデューサーとなっていた。ニコ生動画出演の依頼がきたり、東京オリンピックの開会式のアドバイザーもやっている。
そして今日は美上のコラムの単行本発売記念パーティーが行われており、コーロキも顔を出していた。パーティー出席者の女性たちはコーロキに会えて浮き足立っており、美上はコーロキの人の良さや功績を紹介する。
実はあれからしばらくしてコーロキと美上は付き合っており、同棲していたのだ。
次の仕事があるとコーロキはパーティーを去り、合間に立ち食いそば屋へと寄った。
コーロキは奥田民生にはなれなかったものの、それなりに人生をうまくやっていける方法を手に入れていた。自分を変えるのではなく、「他人に見える印象」を変えればいいのだということを、コーロキは、あかりとの付き合いから学んだのだ。
そばを食べている途中、ラジオから奥田民生の曲が流れた。そして目の前に若かりし頃の、奥田民生に憧れていた自分の姿の幻が見える。まだ理想だけを持っていたあの頃の眩しい自分。その姿を見てコーロキは思わず泣いてしまった。
それからそば屋を出てタクシーに乗り込もうとした時、向かいの道からあかりと外国人の男が歩いている姿が見えた。
男は、ダンディで有名なフランス人歌手のセルジュ・ゲンズブールに良く似ており、自分が吸っていた煙草を彼女の口にくわえさせ、そのまま歩いていく。コーロキはその姿を見送った後、無言でタクシーに乗り込んだ。

『奥田民生になりたいボーイと出会う男すべて狂わせるガール』の登場人物・キャラクター

主要キャラクター

コーロキ・ユウジ(演:妻夫木聡)

雑誌編集者、33歳。中学生の頃、音楽番組で見た奥田民生の着飾らない自然なスタイルに衝撃を受け、奥田民生を崇拝している。家電雑誌「ゲットガジェ」からおしゃれライフスタイル雑誌「マレ」の編集部へと異動してきた。仕事の関係であかりと出会い、一目惚れする。純粋で素直な性格だが、それゆえにトラブルや衝突を招くことも。後に「案野丈(あんのじょう)」と名前を変え、売れっ子の出版プロデューサーとなる。

天海あかり(あまみ あかり/演:水原希子)

アパレル会社「GOFFIN&KINGS」のプレス(広報)社員。美人で明るく、スタイル抜群。一般女性ながらも雑誌に載ったり、芸能人と付き合ってもおかしくないレベルと言われている。男性の求めているものが瞬時にわかるので、それにあわせて理想の女となるのが得意。それによって男性は狂わされてく。女子会では盛り上げ役で毒舌と評判。

雑誌「マレ」編集部

ヨシズミ(演:新井浩文)

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彼女(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

彼女(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『彼女』とは、中村珍が描く漫画『羣青』を実写化した2人の女性の逃避行を描くロードムービーである。裕福な家庭に生まれ育った自由奔放なお嬢様である永澤レイは、壮絶なDVに苦しむ篠田七恵のために彼女の夫を殺害する。居場所を失くした2人はそれぞれの罪に苦しみながらも大切な人との時間を守るために逃避行に出る。監督は廣木隆一が務め、ダブル主演である水原希子が永澤レイを、さとうほなみが篠田七恵を演じた。水原とさとうの身も心も曝け出した演技が魅力の作品である。

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ブラッシュアップライフ(ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ

ブラッシュアップライフ(ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ

『ブラッシュアップライフ』とは、2023年1月に日本テレビで放送されたタイムリープ系ヒューマンコメディドラマである。脚本はバカリズム。主演は安藤サクラで、夏帆や木南晴夏などが出演する。市役所に勤務する近藤麻美は、ある時交通事故に遭って、33歳で亡くなってしまう。しかし死後の世界の受付で、来世でオオアリクイへの転生を告げられた麻美は徳を積んで再び人間に生まれ変わるために、赤ん坊から人生をやり直すこととなる。本作はザテレビジョンドラマアカデミー賞などで、多数の賞を受賞し高く評価された。

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【剛力彩芽】雰囲気美人なだけで本当はブスな女性芸能人まとめ【水原希子】

【剛力彩芽】雰囲気美人なだけで本当はブスな女性芸能人まとめ【水原希子】

すごく清楚で美人なイメージがあるけれど、よく見たらそうでもない(?)女性芸能人っていますよね。この記事では、そんな彼女たちについてまとめました。まぁ、「ブス」という言葉はやはり人聞きのいい言葉ではないですから、「個性的」な顔立ちとでもいっておきましょう。そんな彼女たちだって、自分の使命の舞台で輝いている姿は、十分に美しいといえるのではないでしょうか。

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【失恋ショコラティエ】放送禁止レベル!?月9なのにエロすぎる松潤と水原希子のラブシーンまとめ

【失恋ショコラティエ】放送禁止レベル!?月9なのにエロすぎる松潤と水原希子のラブシーンまとめ

2014年に放送された松本潤主演のドラマ『失恋ショコラティエ』。月9枠での放送でありながら、そのラブシーンがエロすぎる、濃厚すぎるとして話題になりました。月9といえば若年層でも視聴できる時間帯ですが、ラブシーンがこれだけ濃密だともはや放送禁止レベルかも…。ファンからは悲鳴が聞こえてきそうですね。

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中国・韓国・日本の美人が大集合!2020アジアンビューティーランキング!

中国・韓国・日本の美人が大集合!2020アジアンビューティーランキング!

美しい黒髪と黒く輝く瞳が特徴的な、「アジアンビューティー」こと中国・韓国・日本の美女たち。ここでは、そんな東洋美女たちの人気ランキングを作りました。海外映画好きなら、写真を見るだけで「あの人か」とピンと来るはず。もしあなたが知らない美女があれば、この機会に是非名前を覚えていってください。

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有名インスタグラマー202人まとめ!水原希子やローラなど【モデル】

有名インスタグラマー202人まとめ!水原希子やローラなど【モデル】

写真が楽しい!プライベートが垣間見えるinstagram。モデルで有名なインスタグラマーを202人まとめました!水原希子など人気の人達ばかりなのでぜひ最後までご覧ください! 水原希子は、主に日本で活動する女性ファッションモデル、女優。本名は、オードリー・希子・ダニエル。アメリカ合衆国テキサス州ダラス生まれ、兵庫県神戸市育ち。妹はモデルの水原佑果。

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ドラマ『若者たち2014』が低評価だった理由とは?主演級の俳優が揃っているのに何故視聴率が低かった?

ドラマ『若者たち2014』が低評価だった理由とは?主演級の俳優が揃っているのに何故視聴率が低かった?

2014年、フジテレビの開局55周年記念企画として、1966年に放送された『若者たち』というTVドラマがリメイクされた。タイトルは『若者たち2014』。妻夫木聡が主演を務め、その他に瑛太、満島ひかり、蒼井優、長澤まさみなど主演級の若手キャストが出演することが発表された時は話題になった。しかしいざ放映が開始されると視聴率は低迷し、評価も低かった。 何故『若者たち2014』はこんなにも低評価で終わってしまったのか。人気俳優が揃っていたにも関わらず視聴率が低迷してしまった理由をまとめる。

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