ナミヤ雑貨店の奇蹟(小説・映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『ナミヤ雑貨店の奇蹟』とは東野圭吾の長編小説および、それを基に2017年に制作された日本映画。監督は廣木隆一、脚本を斉藤ひろしが手がけ、主演は山田涼介と名優・西田敏行が務めた。なんとなく悩み相談窓口を始めたナミヤ雑貨店の主・浪矢雄治は手紙のやり取りを通じ、様々な悩みを持つ人たちの人生を変えていく。雑貨店は過去と現在が繋がる不思議な場所となり、現実から逃げ続けてきた青年・矢口敦也を感化させていく。雄治と敦也の奇蹟の一夜の交流を描いた、心温まるファンタジー・ドラマである。

『ナミヤ雑貨店の奇蹟』の概要

『ナミヤ雑貨店の奇蹟』とは東野圭吾の長編小説および、それを基に2017年に制作された日本映画。監督は廣木隆一、脚本は斉藤ひろしが手がけた。全国343スクリーンで公開され、映画観客動員ランキングで初登場第1位となった。この作品は映画界でも高い評価を受けており、第41回日本アカデミー賞優秀作品賞受賞や優秀監督賞、田村晴美役の尾野真千子が優秀助演女優賞を、浪矢雄治役の西田敏行が優秀助演男優賞を受賞している。主演の山田涼介は、第91回キネマ旬報ベストテンで新人男優賞を受賞した。日本以外にも、中国・香港・台湾・韓国・シンガポール・マレーシアで公開された。
ストーリーがカットされた部分はあるが、2013年、2016年、2017年に舞台化もされている。

この作品は、ナミヤ雑貨店店主との手紙がつなぐ奇跡を綴った物語である。1980年代頃、ナミヤ雑貨店を営む店主・浪矢雄治(なみやゆうじ)は、妻を亡くし生きる意味を見失っていた。そんな時になんとなく始めたのが、手紙での悩み相談であった。人生に迷う様々な悩みをもった人たちが、ナミヤ雑貨店の郵便口に手紙を投函していく。その手紙の返事を1通1通雄治が書いて、店横の牛乳瓶を入れる箱に返事を入れておくという仕組みであった。手紙で相談するうちに相談者たちには変化が見られるようになり、道を踏み外してもまた前を向いて人生を再生させていく。時が経ち、廃屋となった雑貨店に身を隠すため、矢口敦也(やぐちあつや)・小林翔太(こばやししょうた)・麻生幸平(あそうこうへい)の3人が転がり込む。一通の手紙が来たことから、この場所が過去と繋がっていることに気が付いた3人は、過去の人物との手紙のやり取りを通じて、自身の過去を見つめ直すようになる。

『ナミヤ雑貨店の奇蹟』のあらすじ・ストーリー

ナミヤ雑貨店の店主

ナミヤ雑貨店の店主、浪矢雄治(なみやゆうじ)。妻・浪矢(なみや)を亡くし、生きがいを失っていたが、なんとなく始めた「悩み相談」が口コミで広がり、様々な人の「よき相談相手」として有名になる。「将来宇宙飛行士になるのが夢だが、乗り物酔いをしてしまうので諦めたほうがよいでしょうか」という相談に対して、「宇宙飛行士も船乗りも、初めは誰もが乗り物酔いをしてしまうと聞いた。まだ諦めるのは早い。あなたの夢が叶うのを願っている」といった返事を店の掲示板に貼り出していた。また、深刻な悩みについては、店横の牛乳瓶を入れる箱に返事が入っている仕組みを作った。こうして雄治は、町の新聞にも取り上げられるほど有名になり、相談に乗ることに生きがいを感じ始めるのだった。

時が経ち、ある夜、廃屋となった浪屋雑貨店に矢口敦也(やぐちあつや)・小林翔太(こばやししょうた)・麻生幸平(あそうこうへい)の3人が忍び込む。誰もいないはずの店内に、郵便口から一通の手紙が落ちてきたのだ。その手紙は32年前に書かれた悩み相談で、3人はその手紙に返事を書くことにしたのだった。

クリスマスに起こった丸光園の火事

父・松岡健夫(まつおかたけお)が病気で倒れ、家業の魚屋を継ぐか、ミュージシャンになるという自分の夢を追い続けるか悩んでいた松岡克郎(まつおかかつろう)。ナミヤ雑貨店への悩み相談の手紙のやり取りを通して意思を固め、父からの後押しも得て夢を追う決意する。克郎は丸光園という児童養護施設へ慰問に訪れた。クリスマスパーティーで楽器を演奏したり歌を歌ったりして、子供たちを喜ばせていた。克郎は何曲かクリスマス曲を歌った後に、自ら作曲したオリジナル曲を披露する。その曲に興味を示したのが水原セリ(みずはらせり)だった。克郎に自ら歩み寄り、曲について質問する。「さっきの2番目に演奏した曲ってなんていう曲ですか?」「あれは僕のオリジナル曲」「タイトルは?」「REBORNっていう。再生って意味」この克郎のオリジナル曲にセリは惚れ込んだのだった。
その夜、丸光園で火事が発生する。突然の火事に慌てて逃げる職員と園児たち。だが、セリが弟の姿がないことに気づく。すぐさま助けに行こうとするセリだが、職員に止められてしまう。その状況を見た克郎は、とっさにセリの弟を助けに行くことにした。テラスに取り残された小さな弟を見つけ、抱えて走る。出口から逃げるように出て行こうとしたその時、焼け崩れた大きな柱が克郎の行く手を阻む。足を取られて身動きが取れなくなってしまった克郎は、セリの弟を出口へ向かわせ、自分はここで命を絶つことを覚悟したのである。こうして克郎は「これで自分の足跡は残せたかな。負け戦だったけど」と父との約束を胸に、亡くなったのだった。

「迷える子犬」との出会い

身を隠している敦也たち3人に、過去からまた新たな相談者の手紙が届く。差出人は「迷える子犬」と書かれていた。彼女の名前は田村晴美(たむらはるみ)。晴美は、高校まで出してもらった大叔母夫婦が経済的困難に陥っているため、まとまったお金を必要としている。そんなときに、ホステスとして働いている店の常連から「店を持たせてやるから愛人にならないか」と誘われ、気持ちが揺れていることを相談したのだった。その相談の手紙を読んだ敦也は、自分も経験したような暗い過去が晴美にも待ち受けていることを悟り、返事を書くまでもないとあきれてしまう。だが、翔太と幸平はそうならないためにも返事を書き、具体的なアドバイスをしてやらないといけないのだと言った。自分の暗い過去から目を背けられず、人を信じられないでいる敦也は「人の運命ってもんは、そう簡単に変えれるもんじゃねえだろ!」と強く反論した。反抗的な敦也はこの手紙のアドバイスだけで、晴美がどこまで夢を叶えられるのかを試すかのように、「ならこの返事、俺に書かせろよ」と筆を取った。高度経済成長期にあわせて経済の勉強をしておくことを伝え、物件を購入したり、株式を買ったりするとよいと、具体的なアドバイスを返事に書いたのだった。
はじめは手厳しい内容に失望する晴美だったが、その後は、敦也からの具体的なアドバイスを忠実に守っていった。そして、立派なオフィスを構え会社を経営し、社長として見事成功をおさめたのだった。手紙のアドバイスを信じた晴美は、見事運命を変えることができたのである。

悩み相談の限定復活

敦也たち3人が身を隠すためにナミヤ雑貨店に入ってから数人の悩み相談を受けたが、32年前から手紙が送られてくる理由はいまだ分からずにいた。特にそれについて話し合うわけでもなく、3人それぞれで朝までの時間を潰して過ごしている。
しばらくして、携帯を見ていた翔太が、あるウェブサイトを見つけた。敦也と幸平に慌てて見せたそのサイトは「ナミヤ雑貨店相談窓口の復活について」である。この復活は、ナミヤ雑貨店店主・浪矢雄治の命日である12月20日にあわせて「相談者のその後の様子を聞かせてもらうために悩み相談を復活させてほしい」と、雄治が息子の浪矢貴之(なみやたかゆき)に生前伝えていた要望だった。これを見た翔太は、雄治の亡くなった日が32年前の今頃であることに気づいた。3人が身を隠しているその日は「12月19日」である。そして今、自分たちが体験している「過去との不思議な手紙のやり取り」は、きっとこの日付に関係しているのだと言った。それを聞いた敦也は「確かめてみる」と2人にシャッターの郵便口を見張らせ、何も書いていない白紙の便箋を1枚手に取り、郵便口に入れた。だが、その白紙の便箋は、郵便口を見張っていた2人のもとには届かなかった。
こうして、敦也が郵便口に入れた白紙の便箋は、32年前の皆月曉子(みなづきあきこ)と雄治のもとへ届いた。雄治は、敦也が入れた手紙の中身をさっそく見てみるが、差出人も書いてない白紙の便箋1枚だったため、曉子と2人で微笑んだのだった。

丸光園とナミヤ雑貨店が結んだ不思議な縁

会社経営で社長として成功をおさめた晴美は、大叔母夫婦への資金援助も達成し、敦也の手紙のアドバイスを忠実に実行したおかげで充実した生活を送っていた。だが、ある日秘書から丸光園の経営状況が怪しくなっていることを聞かされる。晴美は以前、元園長の皆月良和(みなづきよしかず)に世話になっており、丸光園の火事の後に資金援助をしたことでもつながりがあった。そんな思い入れのある丸光園を経営破綻からなんとか救いたいと、独自で調査を進めていたのである。経営破綻の危機を招いた原因は、プライベートで補助金を不正に利用していた現園長の刈谷守(かりやまもる)だった。そのため晴美は、原因追及のために何度か丸光園に足を運んでいたのである。
だが、丸光園の経営の話は「謎の女社長が丸光園を潰す計画を立てている」と、出身者の敦也たちの耳に悪い噂として届いてしまっていた。その噂を耳にした敦也たち3人は、その女社長が晴美であるとも知らず「丸光園を潰されるわけにはいかない」「懲らしめてやる」と強盗に入る計画をひそかに立てる。その夜、強盗に押し入った3人は、晴美をガムテープで縛り、金品を盗んで逃走した。
隠れ家にしているナミヤ雑貨店に戻ると、奪った晴美の所持品や金品を3人で確認した。所持品を確認する敦也は「田村晴美」と書かれた名刺と、それと一緒に入っていた「ナミヤ雑貨店様へ」と書かれた手紙を見つける。その手紙を開封してみると、なんと差出人は「迷える子犬」となっていた。敦也は慌てて2人にこれを共有する。3人とも動揺を隠せないでいた。

人を信じることで変えられる運命

女社長が持っていた手紙の差出人が「迷える子犬」と書かれていることに理解が追いつかず、慌てて状況を整理する3人。その手紙は、晴美が12月20日の相談窓口の復活にあわせて書いたものだったのだ。手紙には、敦也がアドバイスした通りに人生を選択し歩み、見事成功を収めることができたことの報告と、夢を叶える手助けをしてくれたことへの感謝が綴られていた。この手紙を読んだ敦也は、さらに混乱する。どうぜ読んでももらえていないと思っていた手紙をしっかり受け取り、さらに、手紙の中だけのアドバイスを信じて忠実に守った晴美の行動と気持ちが理解できなかったのである。「この子には幸せになってほしい」と願い、最初に返事を書いた翔太と幸平は、罪悪感から晴美のもとへ戻ると宣言した。それでも強盗に入ったことで警察に捕まりたくない敦也は、どうしていいか分からない様子で「勝手にしろ!」と言い放った。
2人が隠れ家から走り出し、1人になった敦也。朝を迎え、12月20日になっていることに気がつく。これからどうしていくべきか検討もつかないまま、ふと、昨夜出した白紙の便箋の返事はどうなったのかが気になった。店横にある牛乳瓶を入れる箱をのぞくと、そこには1通の手紙が入っていた。そこには「名無しの権兵衛様へ」と書かれている。33年前に亡くなった雄治からの返事が書かれていた。雄治なりに、白紙で出された手紙の意味を考えてみたという内容は「白紙であることはあなたの心を表していて、自分の道が見えていないのではないか」という解釈だった。雄治は「あなたの未来はまだ白紙です。白紙だからどんな未来も描けます。すべてがあなた次第なのです」と可能性は無限に広がっていることを最後に綴った。
この手紙を読んだ敦也は、過去に引きずられるのではなく、自由な未来に向かって進むことを決めた。こうして、先に走り出した2人を追いかけていったのだった。

『ナミヤ雑貨店の奇蹟』の登場人物・キャラクター

主要人物

矢口敦也(やぐちあつや/演:山田涼介)

児童養護施設「丸光園」出身。母親は今までいろんな男性に騙されて、父親がいないまま敦也を生んだ。生まれてからは丸光園で育ったものの、敦也も母親と同じくろくな生活を送らずに、同じく丸光園出身の翔太や幸平たちと強盗をやっている。3人の中ではリーダー的存在である。
自分のもつ暗い過去から「運命とはそう簡単に変わらないものだ」と思い込み、人を信じることができないでいる。

小林翔太(こばやししょうた/演:村上虹郎)

敦也・幸平たちと同じく、丸光園出身である。幼少期に親からひどい虐待を受けていたために、施設に入所した。敦也・幸平とは丸光園で出会い、今はろくな生活を送らずに、裕福な人の自宅を狙って強盗をやっている。ある時逃走用の車が動かなくなり、身を隠す場所として空き家になっていたナミヤ雑貨店を見つけた。過去との手紙のやり取りに不信感を抱く敦也をよそに、幸平と2人で返事を書くことにした。

麻生幸平(あそうこうへい/演:寛一郎)

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おっさんずラブ(ドラマ・映画・漫画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

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『おっさんずラブ』とは、2018年にシーズン1、2019年にシーズン2が放送された、男同士の恋愛を描いたテレビドラマシリーズである。ダメ男である春田創一に、上司で既婚者である黒澤武蔵をはじめとする男性たちが想いを寄せていくというピュアなラブストーリーとなっている。敬遠されがちな男性同士の恋愛というテーマであるが、2018年の「新語・流行語大賞」ベスト10選出をはじめ大きな反響を起こし、ボーイズラブ作品がメジャー化してゆくきっかけとなった。

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ステキな金縛り(三谷幸喜)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

ステキな金縛り(三谷幸喜)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『ステキな金縛り』とは三谷幸喜が監督したコメディ映画。三谷幸喜が生誕50周年に作られたエンターテイメント作品である。ストーリーはドジっ子弁護士の宝生エミが殺人事件を担当。被告人のアリバイを証明できるのは落ち武者の幽霊だけ。弁護士と落ち武者の幽霊が協力して、被告人の無罪を証明するために奮闘する映画になっている。主人公の宝生エミ役を演じた深津絵里は、第35回日本アカデミー賞で主演女優賞にノミネートされ、その他の豪華キャストに落ち武者の幽霊・更科六兵衛役を西田敏行、速水弁護士役を阿部寛が演じている。

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牙狼<GARO> ハガネを継ぐ者(牙狼ハガネ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

牙狼<GARO> ハガネを継ぐ者(牙狼ハガネ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『牙狼<GARO> ハガネを継ぐ者』(ガロ はがねをつぐもの)とは、雨宮慶太が監督を務める特撮作品。『牙狼〈GARO〉』シリーズの作品の1つで、キャッチコピーは「未来に、継げ」。 魔界の住人ホラーから人々を守って戦い続ける魔戒騎士の道外流牙は、ある時魔戒法師のコヨリから「クレアシティに来てほしい」との依頼を受ける。クレアシティでは最近ホラーの出現が多発し、大きな事件が起きることが予想されていた。しかしクレアシティを担当する魔戒騎士白羽創磨は流牙の介入を快く思わず、彼に敵愾心を剥き出しにする。

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小さいおうち(小説・映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

小さいおうち(小説・映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『小さいおうち』とは、中島京子の同名小説を元に2014年に映画化された日本の恋愛映画である。山形から東京に女中奉公に上がった布宮タキ(ぬのみや)は、赤い屋根のちいさなおうちに住む平井時子(ひらいときこ)の元で働いていた。時子はその外見と内面から、誰でも虜にしてしまう女性だった。そして時子は夫の部下である板垣正治(いたがきしょうじ)と道ならぬ恋をしてしまい、日本も戦争への道を着実に進み始めていた。この作品は昭和という激動の時代を生きていた人々の、血の通った温かい生活と小さな秘密を描いた物語である。

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天皇の料理番(2015年のドラマ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

天皇の料理番(2015年のドラマ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『天皇の料理番』とは、宮内省大膳職司厨長を務めた秋山徳蔵の生涯をモデルとしたドラマで、TBSテレビ60周年特別企画として制作された。2015年4月に放送され、脚本は森下佳子が担当する。主演は佐藤健で、黒木華や桐谷健太などが出演している。秋山篤蔵は両親に海産物問屋の松前屋の婿養子にさせられ、そこの跡取りとして働き始める。そんな彼があることをきっかけに、日本一の料理人になるという夢を持ち、奮闘するという物語。平均視聴率は14.9%を記録し、東京ドラマアウォード2015などで数々の賞を受賞した。

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ガリレオ(小説・ドラマ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

ガリレオ(小説・ドラマ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『ガリレオ』とは、ガリレオと称される物理学者・湯川学を主人公とした東野圭吾の連作推理小説。小説を原作にフジテレビ系の月9シリーズにて連続ドラマとして映像化された。主演は福山雅治。 湯川の大学の同級生である警視庁の刑事草薙から、湯川が事件の相談を受けるところから物語は始まる。事件捜査には興味がない湯川だが、人の頭部だけ燃える、見えるはずのないものが見えたなど、一見すると超常現象とも取れる不可解な事件に対し科学者として興味を持った時にこれらの謎の解明に挑む。

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DESTINY 鎌倉ものがたり(映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

DESTINY 鎌倉ものがたり(映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『DESTINY 鎌倉ものがたり』とは、2017年に公開された映画で、西岸良平の人気コミック『鎌倉ものがたり』を実写映画化したファンタジー作品である。監督は、日本アカデミー賞最優秀賞を受賞した山崎貴。主演に堺雅人と高畑充希を迎え、ほかにも大物俳優が勢揃いしている。ストーリーは魔物や幽霊が一緒に生活するという鎌倉が舞台。夫婦の周りでは奇妙な出来事が起こり、自分たちの謎が解き明かされていく作品だ。夫婦の絆を感じることができる温かい映画作品である。

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カムカムエヴリバディ(ドラマ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

カムカムエヴリバディ(ドラマ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『カムカムエヴリバディ』とは、NHK連続テレビ小説の第105作目となるテレビドラマ。2021年11月1日から2022年4月8日まで放送された。 連続テレビ小説史上初となる3人のヒロイン、安子(やすこ)、娘のるい、孫のひなたの親子3世代にわたる家族の物語である。安子の生まれた1925年(大正14年)から物語はスタートし、ひなたがアメリカでキャスティングディレクターとして活躍する2025年までの100年を描いている。

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ON 異常犯罪捜査官・藤堂比奈子(猟奇犯罪捜査班)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

ON 異常犯罪捜査官・藤堂比奈子(猟奇犯罪捜査班)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『ON異常犯罪捜査官・藤堂比奈子(猟奇犯罪捜査班)』とは、内藤了が執筆したミステリー小説『猟奇犯罪捜査班・藤堂比奈子』シリーズを原作に制作したフジテレビ系列のドラマで、2016年に火曜夜10時ドラマ枠で放送された。新米刑事の藤堂比奈子は異常犯罪者にとても興味をもっていた。どんな気持ちで殺人をしどこでそのスイッチが入るのか興味深いと捜査するが、そこには自分の生い立ちなど関わっており、物語が進むにつれて比奈子の過去や現在の謎にも迫っていくストーリーになっている。

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VIVANT(ドラマ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

VIVANT(ドラマ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『VIVANT』とは、は2023年7月から同年9月までにTBS系「日曜劇場」枠で放送されたアドベンチャードラマ作品。サラリーマンの乃木憂助は、自身にかけられた誤送金の疑いを晴らすためバルカ共和国に向かう。バルカの地で乃木を巻き込んだ自爆テロ事件は、やがて暗躍する国際テロ組織、そして乃木の正体へと繋がっていく。国内外から集結した豪華俳優陣やモンゴルで撮影された大スケールの映像、そして、予想を超える展開が連続するストーリーが見どころとなっている。

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トドメの接吻(ドラマ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

トドメの接吻(ドラマ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『トドメの接物』とは、日本テレビ系で2018年に放送されたテレビドラマ。主人公の堂本旺太郎が、謎の女とキスをする度にタイムリープをする現代ファンタジーである。主演は山崎賢人、共演は門脇麦や新田真剣佑、新木優子、菅田将暉など、人気俳優が名を連ねた。タイムリープのためだけだったキスが、愛のあるものに変化していくところが見どころである。

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