Fate/Apocrypha(フェイト アポクリファ)のネタバレ解説・考察まとめ

『Fate/Apocrypha』とは、ビジュアルノベルゲーム『Fate/stay night』の外伝作品、及びそこから派生したアニメと漫画作品である。「聖杯」と呼ばれる万能の力を持った杯を巡り二つの陣営に分かれた14人の魔術師(マスター)と14騎の英霊(サーヴァント)が戦い、競い合う「聖杯大戦」を描く。アニメは2017年7月から12月まで全25話構成で放送された。

ランク:C
種別:対軍宝具
レンジ:1~50
最大捕捉:100人

善の魔女・ロジェスティラから託された宝具。音色を聞いた妖鳥が恐怖で逃げ出すといわれる角笛で、一吹きすることで場にいる全ての敵の精神に恐怖や動揺を植え付けて混乱、撹乱させることができる。通常は腰に下げられるサイズだが、使用時には巨大化する。

黒のキャスター:王冠・叡智の光(ゴーレム・ケテルマルクト)

ランク:A+
種別:対軍宝具
レンジ:1~10
最大捕捉:100人

黒のキャスターが生前に完成を願って着工を続けたが、最期まで叶うことのなかった、「原初の人間(アダム)」を模倣である至高のゴーレム。
宝具とは通常、既に完成したものであり、発動する際に必要とされる条件を除けば宝具そのものに必要な素材など存在しないが、この宝具はその中でも「単体の英霊が所有するには余りにも巨大なもの」「未完成であるために伝説に刻まれたもの」という数少ない「例外」に入る部類であり、起動するには黒のキャスターが現界するには現代の物質を使って製造する必要がある。

使われる材料は土・木・石といった自然物で、大きさは約15mで、自然の雄大さをそのまま取り込んだような外観で「美しい」「神々しい」と称されることがある。また、一度宝具として召喚すると無尽蔵に周りにあるもの全てを食らって自分の力とし続けようとするため、それを抑制、コントロールできる「心臓」となるほどの力と素質を持った魔術師が必要となる。そのため、黒のキャスターは当初はゴルドに目をつけていたが、後にマスターであるロシェがその条件に見合った素材であると判断し、シロウたち赤の陣営に手を出させない条件を取り付け、ロシェを心臓へと組み込むという裏切り行為を平然と行った。

存在するだけで周囲を旧約聖書に登場した「楽園(エデン)」に作り変える能力を持っており、さらに地に足をつけることで大地から祝福を受けることで復元・再生することもできる。そして、黒曜石の剣を生み出しての近接戦闘も可能で、敵対した者全ての動きや技を把握するほどの凄まじい学習能力を持ち合わせており、攻撃能力を飛躍させることもできる。

黒のアサシン:暗黒霧都(ザ・ミスト)

ランク:C
種別:結界宝具
レンジ:1~10
最大捕捉:50人

かつてロンドンを襲った膨大な煤煙によって引き起こされた硫酸の霧による大災害を再現する宝具で、ユグドミレニア城塞やトゥリファスの街でジークやルーラーたちを大いに苦しめた毒の結界。

魔術師ならばダメージを受け続け、一般人ならば数分もしないうちに死に追いやり、サーヴァントならばダメージを受けないが素早さを奪われるという凶悪な効果を持つ。

黒のアサシン:解体聖母(マリア・ザ・リッパー)

ランク:D~B
種別:対人宝具
レンジ:1~10
最大捕捉:1人

黒のアサシンが武器として使用するナイフで、「時間帯が夜」「対象が女性(または雌)」「霧が出ている」の三つの条件を満たすと、対象を問答無用で解体された死体にするという一撃必殺の真価を発揮する宝具。
前項の「暗黒霧都」での霧を発生させても使用することができるため、実質上使用制限がないに等しい。さらにこの宝具の効果を防ぐには物理的な防御力ではなく、呪いなどの魔術的なものへの耐性が必要となる。

しかし、この宝具はあくまでも女性を対象としている以上、女性以外の対象への特攻効果は働かず、ただの切れ味の良いナイフとなる。さらに防ぐことはできなくてもその場のやり方次第での回避は可能であり、作中では赤のセイバーが襲撃を直感で察知し、さらに剣から力を放出することで霧を吹き飛ばして回避してみせている。

黒のバーサーカー:乙女の貞節(ブライダル・チェスト)

ランク:C
種別:対人宝具
レンジ:1
最大捕捉:1人

黒のバーサーカーが主な武器として扱う、枝状の放電流を纏う戦槌(メイス)。打撃はもちろん、先端の球体に纏った放電流による電撃でダメージを与えることができる。
また、先端の球体は彼女の心臓そのものとなっており、黒のバーサーカーは戦闘時以外も肌身離さず所持している。周囲の滞留魔力を吸収して己のものとする力があり、魔力消費がかさみがちなバーサーカーとしては費用対効果の優れた宝具といえる。

黒のバーサーカー:磔刑の雷樹(ブラステッド・ツリー)

ランク:D~B→D~B+
種別:対軍宝具
レンジ:1~10
最大捕捉:30人

「乙女の貞節」を地面に突き立てることで、聳え立つ大樹を彷彿とさせる広範囲への電撃を繰り出して複数の敵を攻撃する宝具。
その威力は非常に強力だが、この宝具を使用すると黒のバーサーカーは生命活動を完全に停止し、消滅してしまうことから、自爆と言っても過言ではない。
作中では赤のセイバーに剣で串刺しにされたジークがこの電撃を受けることで蘇生しており、空中庭園の最終決戦では彼がさらなる力を引き出す切っ掛けとなった。

赤のセイバー:不貞隠しの兜(シークレット・オブ・ペティグリー)

ランク:C
種別:対人(自身)宝具
レンジ:0
最大捕捉:1人

赤のセイバーが被っている兜で、生前、出自を隠すために母・モルガンから与えられ、正体を明かすまで被り続けた兜であるとされている。
この兜を被っている限り、宝具やその他能力といった情報はマスターでも見ることはできず、剣の技や意匠、戦闘での印象から正体を推測、想起させることも阻害するため、真名を推理することすらできなくなる。さらに装備中は若干ではあるが、毒などの外部からの干渉を阻害する能力も持つ。

赤のセイバー:燐然と輝く王剣(クラレント)

ランク:C
種別:対人宝具
レンジ:1
最大捕捉:1人

赤のセイバーが主な武器として扱う白銀の剣で、「如何なる銀より眩い」と讃えられる、アーサー王伝説に登場した名剣。
元々はアーサー王の武器庫に保管されていた王位継承を示すための剣であり、アーサー王の「勝利すべき黄金の剣(カリバーン)」と勝るとも劣らぬ価値を持つ宝剣であるが、赤のセイバーは了承なくこの剣を強奪したことで本来より能力と価値が落ちている。

赤のセイバー:我が麗しき父への叛逆(クラレント・ブラッドアーサー)

発動形態になったと同時に、赤く激しく輝くクラレント。

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