Fate/stay night [Unlimited Blade Works](UBW)のネタバレ解説・考察まとめ
『Fate/stay night [Unlimited Blade Works]』とは、ビジュアルノベルゲーム「Fate/stay night」のアニメ作品で、「聖杯」と呼ばれる万能の力を持った杯を巡り7人の魔術師(マスター)と7騎の英霊(サーヴァント)が戦う物語を描いている。本作はその原作のストーリーのひとつである遠坂凛がヒロインにしたルートを脚本としている。
2014年10月から12月にかけて第1期、2015年4月から6月にかけて第2期がそれぞれ13話ずつで放映された。
『Fate/stay night [Unlimited Blade Works]』の概要
『Fate/stay night [Unlimited Blade Works]』とは、ゲームブランド「TYPE-MOON」と、アニメ制作会社「ufotable」の共同制作プロジェクト第3弾のテレビアニメシリーズ。ゲーム版「Fate/stay night」の3つのルートのうち、ヒロインのひとりである遠坂凛とその契約サーヴァント・アーチャーを主役としたルートが主な物語として描かれている。1stシーズンに2014年10月4日から12月27日、2ndシーズンに2015年4月5日から6月28日まで2クールでそれぞれ放送されている。
ちなみに本作の脚本として選ばれた遠坂凛ルートは、サーヴァントとマスターの契約破棄や離反などが横行し、敵味方の関係がめまぐるしく変化するのが主な特徴となっている。そして、主人公・衛宮士郎を執拗なまでに付け狙うアーチャーの正体と行動理由が明らかになり、さらに士郎も自ら進んでアーチャーを初めとした敵サーヴァントと戦いを繰り広げるなど、士郎およびアーチャーにも焦点があてられているルートにもなっている。
シリーズ構成と脚本についてはufotableが全面的に担当し、「Fate/stay night」の原作者である奈須きのこもその脚本の加筆・修正に加わり、そして制作にあたっての脚本会議に全て出席するなど制作監修を積極的に行っている。その結果、原作「stay night」にはない新規シーンが多く制作・追加され、奈須きのこは自身が手がけたこれらの新規シーンに関しては、「この10年でバージョンアップを果たした『stay night』を踏まえ、一番新しい『stay night』にする」ことを目指して制作監修を行ったとコメントしている。
『Fate/stay night [Unlimited Blade Works]』のあらすじ・ストーリー
聖杯戦争の開幕
日本にある冬木市で、7人の魔術師(マスター)と7騎の英霊(サーヴァント)が「聖杯」の力を追い求めて争う「聖杯戦争」が始まろうとしていた。その戦争に向けて、魔術の名門として名高い遠坂家の跡取り娘である遠坂凜は、屋敷の地下でサーヴァント召喚の儀式を試みる。凛が求めていたのは7騎の中でも最優と称されるセイバーだったが、彼女が召喚したのは弓兵のクラス・アーチャーだった。赤い外套に身を纏ったそのサーヴァントは不遜な態度で、凛は衝動的に3度まで使うことができる絶対命令権「令呪」を発動させてしまう。
令呪の効果もあってアーチャーにマスターだと認めさせた凛は、夜の学校で青い戦装束のサーヴァント、ランサーと戦闘になる。アーチャーは弓兵にもかかわらず二本一対の夫婦剣で槍兵のランサーと張り合う。しかし戦っている場面を衛宮士郎という男子生徒に見られ、ランサーが標的を彼に変えた。士郎は慌てて逃げたもののすぐに追いつかれて槍で貫かれてしまう。
士郎は死んだはずだったが、ランサーが去った後に目を覚ました。その手には赤く輝く宝石がついたペンダントが握られていた。実はランサーを追ってきた凛が魔術で蘇生してくれたのだ。それを知らない士郎はペンダントを持ち帰った。
自宅に帰った士郎は、目撃者が生きていることを察知したランサーから再度襲撃を受ける。魔術でどうにか対抗するが、一時しのぎにしかならず、土蔵まで追い詰められる。ここまでかと思われたその時、士郎の右手に令呪が現れ、青と銀の甲冑を身に纏った小柄な少女、セイバーが召喚された。呆然とする士郎を尻目にセイバーはランサーを撃退すると衛宮邸を飛び出した。そこには凛とアーチャーがおり、士郎は慌ててセイバーの動きを令呪で止める。
その後士郎は凛から聖杯戦争について聞き、言峰教会で監督役である言峰綺礼からも話を聞いた。士郎ははじめ、聖杯戦争への参加を渋っていたが、自分がまきこまれた10年前の冬木大火災が聖杯戦争の影響だと知ると、聖杯を悪用されないために参戦を決意した。
バーサーカーとライダー
教会からの帰り道、2人はマスターの1人であるイリヤスフィールという幼い少女の襲撃に遭う。彼女のサーヴァントは巨漢のバーサーカーだ。士郎と凛はセイバーを前衛に、アーチャーを後衛にして迎え撃つ。戦場が教会から山の中へと移り変わり、凛はマスターのイリヤスフィールを追う。激闘の中、アーチャーの放った矢がバーサーカーを貫くが、巨漢の男は倒れず、巻き込まれた士郎が怪我を負ってしまう。イリヤはアーチャーに興味を覚えて撤退を決めた。
士郎の怪我は不思議なことにみるみる回復し、翌日からは普段通りの日常を過ごした。これは士郎の体内にセイバーの宝具「全て遠き理想郷(アヴァロン)」が埋め込まれているためだった。この宝具により、士郎はセイバーから魔力を供給され、傷を癒すことができた。またこの宝具がセイバーを召喚する縁となった。
セイバーを家において学校に来る士郎に苛立ちを隠せない凛。彼女とて聖杯を賭けて争うライバルの1人である。士郎の能天気さが許せず、凛は夕日が差し込む学校で「令呪を渡せ」と襲い掛かる。令呪を失うとマスターの権限もなくなるのだ。逃げ回る士郎と追う凛。しかし突如として女生徒の悲鳴が聞こえ、2人は戦闘を中止して声が聞こえた方へ向かった。凛は倒れている女生徒を見つけると魔術で処置にかかる。その凛めがけて大きな鉄杭が飛来し、士郎は咄嗟に腕で受け止めた。士郎が鉄杭の飛んできた方へ向かうと妖艶な女性の姿をしたライダーのサーヴァントがいた。士郎は彼女に捕らえられてしまうが、女生徒の処置を終えた凛が駆けつけるとライダーは去っていった。
アーチャーの凶刃
ライダーの存在から学校にもう1人マスターがいると考えた士郎と凛は休戦協定を結ぶ。ライダーのマスターはすぐに判明した。弓道部副主将の間桐慎二が自ら士郎に明かしたのだ。慎二は士郎と組みたいようだったが、関係のない人々を襲うやり方を士郎が認められず、物別れとなる。
その夜、士郎は魔術により柳洞寺と呼ばれる寺に連れていかれた。寺で待っていたのはキャスターと呼ばれる魔術師のサーヴァントだ。キャスターの狙いは士郎の令呪だった。しかし間一髪のところでアーチャーに助けられる。アーチャーはキャスターを追い詰めるが、彼女にバーサーカーを倒してもらった方が都合がいいとしてとどめを刺さなかった。キャスターが町の人々の命を糧にしていることを知る士郎は怒る。だがアーチャーの考えが変わることはなく、それどころか士郎を斬りつけるという凶行に出た。
士郎を助けたのはセイバーとアサシンのサーヴァントだった。セイバーは士郎が攫われたことを察知して柳洞寺へ向かったが、門のところでアサシンの足止めに遭っていたのだ。敵であるはずのアサシンは「主を想う張り詰めようも捨てがたい」とアーチャーの足止めを買って出た。
生気を吸い取る結界
無事に帰宅した士郎は翌日、凛からアーチャーの件で謝罪を受ける。そして改めて共闘を確認したあと、校舎が突如として結界に包まれた。慎二の命令でライダーが起動したこの結界は、生徒たちの生気を吸収する。士郎と凛は慎二を探そうとするが、校舎には怪物が出現しており、令呪でセイバーを呼び寄せることに。異変を感じる場所を目指して士郎と凛、セイバーの二手に分かれたところ、セイバーはキャスターの姿を見る。ライダーの結界とは別に、キャスターが怪物を召喚していたのだった。
同じころ、士郎と凛は慎二を発見する。しかし彼の傍でライダーが殺されていた。凛が慎二に誰がやったのかと問い詰めるが、彼は答えずに逃げていった。
ライダーが消滅し、結界が消えたことで生徒たちは一命をとりとめた。セイバーの話からキャスターが今回の件に関わっていたことを知った士郎たちは、キャスターの討伐を決めた。
一方、学校から言峰教会に転がり込んだ慎二は、綺礼によって新たなサーヴァントを得ることになる。
キャスターの宝具
キャスターは柳洞寺に陣を敷いている。学校の関係者で柳洞寺に住んでいるのは生徒会長と生徒会顧問の葛木宗一郎だ。葛木が怪しいとにらんだ2人は、彼が1人で帰宅している時に襲撃をすることに。
そしてある夜、凛が夜道を歩く葛木に魔術で攻撃を仕掛けた。攻撃は命中せずにキャスターによって防がれ、葛木がキャスターのマスターだと確定する。士郎は葛木に対して「キャスターの非道な行いを知っているのか」と問いかけるが、彼は気にした風もなかった。そこで今まで姿を隠していたセイバーが葛木に奇襲を仕掛ける。しかしセイバーの刃は人間の葛木によって止められ、返り討ちに遭う。
さらに葛木は凛を気絶させると、士郎に迫る。士郎は「ここで倒れると凛が殺される」と考え、強い武器を望んだ。思い浮かべたのはアーチャーの夫婦剣「干将・莫耶」。彼は土壇場で「投影」という魔術を成功させ、2本の剣を生み出して葛木を倒せずとも退けた。
後日、息抜きに士郎、凛、セイバーの3人でデートに出かける。その帰り道にキャスターの襲撃に遭う。
キャスターは士郎の姉代わりの藤村大河を人質に取り、士郎の令呪を要求した。そしてセイバーに短剣型の宝具「破戒すべき全ての符(ルールブレイカー)」を突き刺すと、士郎の令呪が消えてしまう。彼女の宝具にはあらゆる魔術を初期化する能力があるのだ。この宝具でセイバーのマスターとなったキャスターは、セイバーを凛にけしかけた。それを身を挺して守る士郎。そこに駆けつけたアーチャーがキャスターを撃つと、彼女はセイバーを伴い姿を消した。
キャスターは言峰教会に姿を現した。そして聖杯を手に入れるため、綺礼に襲い掛かった。
一方の士郎は凛の屋敷で手当てを受けていた。意識を取り戻した士郎は夜の街に繰り出して凛を追ったが、凛は彼の身を案じて冷たく突き放した。
アーチャーの裏切り
キャスターによりセイバーを奪われ、凛からも突き放された士郎。彼は10年前の冬木大火災で養父となる切嗣に助けられた時のことを思い出し、再び戦う決意を固め家を飛び出す。
凛は言峰教会に居座るキャスターの討伐に乗り出していた。しかし突然アーチャーが裏切り、自らルールブレイカーに刺されて凛との契約を破棄する。そこに士郎が現れ、孤軍となってしまった凛を庇った。アーチャーが「キャスターの仲間になる代わりにこの場では2人を見逃せ」と言ったことで、2人は無傷で撤退することができた。
士郎はアーチャーの裏切りで気を落とす凛を連れて自宅へ帰る。そして自分の意思で聖杯戦争を続けることを語り、再び凛と共に戦っていくことに。
8騎目のサーヴァントと士郎の歪み
まず2人はセイバーを助けるべく、イリヤ・バーサーカー組に協力を仰ぐことにした。しかし2人がイリヤの居城に向かうと、バーサーカーと黄金の髪のサーヴァントが戦っていた。バーサーカーは致命傷を負っても11回まで蘇生する事が出来る宝具を持つが、黄金のサーヴァントの攻撃は凄まじく、ついに黄金の鎖で動きを封じられてしまう。その隙に黄金のサーヴァントはイリヤの心臓を突き刺した。バーサーカーは最後の力で鎖を引きちぎるも、黄金のサーヴァントの前にあえなく散った。
イリヤの悲惨な最期を見て士郎は黄金のサーヴァントの前に躍り出ていた。そこに慎二が現れ、黄金のサーヴァント・ギルガメッシュを自分のものだと自慢する。ギルガメッシュはイリヤの心臓を抜き取ると慎二を連れて去った。
その後、士郎はイリヤたちの遺体を埋葬した。そこで凛から「士郎の生き方は歪だ」と指摘を受ける。
人間は自分を一番に大切にしなければならないが、士郎は自分をないがしろにしても他人を助けようとする。「人助けが生きがい」でありそれ以外に興味がない。
そんな士郎の歪みは、10年前の冬木大火災を生き残ったこと、養父切嗣の「僕は正義の味方になりたかったんだ」という言葉を聞いたことにより形成されたものだった。
まるで自分のことのように怒る凛の指摘を正しいとしながらも、士郎は自分の「誰かの為になりたい」という思いを曲げなかった。
そこにふらりとランサーが現れ、2人に協力を申し出る。2人は訝しみながらも他に手立てがなく、彼の手を取った。
アーチャーの真意
ランサーを仲間にした士郎たちは再度教会に乗り込む。入り口ではアーチャーが待ち構えており、彼の相手はランサーがすることになった。以前アーチャーと戦った時、ランサーはマスターから相手を倒すなという命令を受けていたことから本気とは言い難かった。しかし今度の戦いは本気である。アーチャーは防戦一方となった。
一方のランサーはアーチャーに対して納得ができない思いを抱いていた。なぜこれだけの実力がありながらキャスター側についたのか。それを尋ねたところアーチャーに挑発され、怒ったランサーは凄まじい威力を誇る破滅の槍を放った。その一撃を、アーチャーは盾を生み出し、腕に重傷を負うものの防いで見せた。その直後、アーチャー裏切りの意図はキャスターを倒すことにあると気づき、ランサーは姿を消した。
アーチャーの相手をランサーに任せて教会に侵入した2人は、葛木、キャスターと戦っていた。そこにランサーとの戦いを終えたアーチャーが割り込み、葛木を庇ったキャスターが重傷を負う。しかしキャスターの消滅が確認された後も葛木は「これは自分が始めたことだ」と言ってアーチャーに挑み、命を落とした。
敵がいなくなったことで一件落着かと思いきや、突如としてアーチャーが士郎に刃を向ける。凛がやめろと言っても「もう契約は切れている」と彼女を剣の檻に閉じ込めてしまった。アーチャーの目的は士郎を殺すこと。そのためにキャスターを利用して凛との契約を切ったのだ。
しかしセイバーが凛と契約を結び、アーチャーの前に立ちふさがる。アーチャーは自身が持つ固有結界「無限の剣製(アンリミテッドブレイドワークス)」を披露して、一瞬の隙をついて凛を攫い、士郎に「アインツベルン城で待つ」と言って去っていった。
理想の末路
教会の外で待っていたランサーはアーチャーが凛をさらったと知るや、士郎に協力すると言った。士郎はセイバーとランサーを引き連れて、アインツベルン城へ向かった。
アーチャーは城に入ってすぐのホールにいた。ランサーを凛のもとへ向かわせると、士郎はアーチャーと対峙した。
この時点で士郎たちは、アーチャーが何者なのか薄々気が付いていた。そしてセイバーが戦いを止めようとしたとき、アーチャーの口から「自分が”守護者”という存在になった衛宮士郎だ」ということが語られる。正義の味方を目指したアーチャーは人助けの果てに、より多くの人間を救えると考え世界と契約して守護者となった。しかし守護者の実態はただ命じられるがままに敵を殺すだけの「掃除屋」で、本当に救いたい人を救うことはできなかった。理想に裏切られた彼は、今の士郎を殺すことで自分が奪ってきた命への贖罪を考えたのである。
一方、凛の救出に向かったランサーは、綺礼の訪問を受けていた。綺礼は凛の父親の死後、10年もの間「駒」として育てていた凛を戦いの中で失ってはつまらないと思い、サーヴァントのランサーに凛を守れと命令していたのだ。綺礼に凛を始末しろと告げられたランサーは、それを拒否する。すると綺礼は令呪を使い、ランサーを自害させた。
しかし自らの槍に貫かれてもランサーはすぐには死なず、隙を見て綺礼を殺害。凛にちょっかいを出す慎二を追い払うと彼女を解放して自ら放った炎の中に消えた。
士郎とアーチャーの戦いは、アーチャー優勢に進んでいた。士郎にもアーチャーが言っていることの正しさが分かる。自分の理想は切嗣からの借り物で、そこに自分の意思はないのだ。だからこそ「偽善では何も救えない」という言葉が士郎に突き刺さる。しかし「自分が偽物であっても、その夢は間違いではない」と宣言。そのまっすぐな思いにかつての願いを思い出したアーチャーは、士郎の剣を受け入れて負けを認めた。
凛が駆けつけた直後、無数の剣がアーチャーを貫いた。現れたのはギルガメッシュ。彼はアーチャーを消滅させ、「この時代の人間を一掃する」という願いを話し去っていった。そしてランサーから逃げ出した慎二と合流すると、彼にイリヤの心臓を埋め込み、聖杯の器に仕立て上げた。
最後の戦い
ギルガメッシュは前回の聖杯戦争で受肉したサーヴァントで、その力はセイバーが詳しかった。話し合いで士郎の「無限の剣製」が対抗策になり得るとして、足りない魔力を補うべく凛と契約する。全ての準備が整ったところで、ギルガメッシュのいる柳洞寺へ向かった。
正門から侵入を試みたセイバーの前にはアサシンが立ち塞がった。アサシンはセイバーと再戦するために待っていたのだ。一方裏門から侵入した士郎と凛の前にはギルガメッシュが現れる。士郎がギルガメッシュを引き受け、凛は肉の塊となった慎二の救出へ向かった。
強大な敵との戦いに苦戦する士郎。だがアサシンとの戦いを制してきたセイバーには「ここは任せろ」と言って凛のもとへ急がせる。そして戦いの中で自分の能力が”武器を生み出す”ものではなく”複製した武器を内包する空間を作る”ものだと理解し、果てなき荒野に無数の剣が突き刺さる固有結界を発動させた。士郎はギルガメッシュが射出する武器を次々と叩き落として肉薄すると、彼の腕を切り落とした。その直後、ギルガメッシュの体に穴が開いた。凛がセイバーや消滅を免れたアーチャーの助力で、聖杯から慎二を引きはがすことに成功したのだ。その結果、聖杯が代わりの器としてギルガメッシュを求めた。ギルガメッシュは引きずり込まれまいと士郎に鎖を巻きつけたが、どこからともなく飛来したアーチャーの矢に貫かれ、そのまま穴に引き込まれて消滅した。
セイバーは聖杯の破壊に力を使い切り、消滅してしまった。そして最後のサーヴァントであるアーチャーも消滅しかけていた。彼は凛に「私を頼む」と言い残して消えていった。
2年後、士郎と凛は魔術師たちの総本山であるロンドンの「時計塔」にいた。いずれアーチャーと同じ道を進むかもしれないと危惧する士郎に、凛は自分がついていると示し、「大事なのはどこに辿り着くか」だと説いたのだった。
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「背中で語る男」アーチャーとは?戦術・固有結界・詠唱・名言などから、その正体を紐解いていく。衝撃の過去にも遡りつつ、おもしろネタである「かっこいいポーズ」や「フィィィィッシュ!!」にも焦点を当ててみる。
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聖杯戦争で勝てる最強のサーヴァントランキング【Fateシリーズ】
『Fateシリーズ』ではあらゆる願いを叶えるとされる万能の願望機・聖杯を巡る聖杯戦争の模様が描かれる。聖杯戦争に参加する魔術師たちは、サーヴァントという英霊を使い魔として従える。ここではサーヴァントの性格や所有する宝具、強さなどから、召喚すると聖杯戦争を勝ち抜くことができそうなサーヴァントをランキング形式でまとめた。
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Fateシリーズの登場人物・キャラクターまとめ【Fate/stay night・Fate/Zero】
『Fateシリーズ』はどんな願いも叶う万能の願望機「聖杯」を賭け、魔術師たちがサーヴァントを呼び出して戦う聖杯戦争の模様を描く作品。『Fate/stay night』では半人前の魔術師、衛宮士郎がセイバーと共に第五次聖杯戦争を戦い、『Fate/Zero』では士郎の養父衛宮切嗣が第四次聖杯戦争を戦っている。 ここでは『Fate/stay night』『Fate/Zero』に登場するキャラクターをまとめた。
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Fateシリーズのサーヴァントまとめ【真名も公開!】
サーヴァントとは『Fateシリーズ』に登場する使い魔のことで、その正体は英霊という、生前は英雄と呼ばれた者たちのことである。聖杯戦争で召喚される際にはセイバーやアーチャー、ランサーといったクラスに割り振られる。召喚者であるマスターとの関係は様々で、良好な関係を築いている者もいれば、マスターと殺し合いをしたサーヴァントも存在する。
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【Fate】騎士王「セイバー」とは
餌付け可能!腹ぺこ王の異名を持つ「セイバー」とは?キャラ情報・宝具・過去から第4次聖杯戦争中の姿にも迫りつつ、その正体を紐解いていく。可愛さ爆発のセイバー画像まとめも!
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Fateシリーズの名言・名セリフまとめ!「Fate」から「hollow ataraxia」まで
『Fate/stay night』は元々成人向けゲームとして発売されたが、「燃えゲー」と称されるほど熱い展開ばかりで、その人気から全年齢向けにリメイクされた作品である。その流れを汲んで『Fateシリーズ』ではプレイヤー・視聴者の胸を熱くさせる展開が多く、その中で数多くの名言・名セリフが生まれている。
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【Fateシリーズ】冬木市の聖杯戦争の歴史まとめ!『Fate/stay night』『Unlimited Blade Works』『Heaven's Feel』で分岐
『Fate/stay night』や『Fate/Zero』の舞台となる冬木市では、第五次まで聖杯戦争が行われた。詳細が描かれたのは第四次と第五次のみだが、聖杯戦争の歴史が語られる中で第一次や第二次、第三次での様子も明らかになっている。ここでは冬木市の聖杯戦争がどのように行われてきたのか、その歴史をまとめた。
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セイバー(Fateシリーズ)の種類・真名・その違いについてまとめてみた
『Fateシリーズ』の「セイバー」とはサーヴァントのクラス名であり、シリーズでは多くのセイバーが登場する。加えて社長である武内崇の趣味から顔がそっくりであるため、セイバーの違いが分かりにくくなっている。ここでは各作品に登場するセイバーの真名や服装など、その違いについてまとめた。
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Fateのギルガメッシュが使用した宝具の解説まとめ
『Fateシリーズ』に登場するギルガメッシュは、古代メソポタミアのギルガメシュ叙事詩など多くの神話で人類最古の英雄王と称される英霊である。彼の本来の宝具はたった2つであるが、後の世に伝わる宝具の元になった「原典」を全て自分の宝物庫のなかに保管していることから、多くの宝具を所有している。ここではシリーズで登場したギルガメッシュの宝具をまとめた。
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目次 - Contents
- 『Fate/stay night [Unlimited Blade Works]』の概要
- 『Fate/stay night [Unlimited Blade Works]』のあらすじ・ストーリー
- 聖杯戦争の開幕
- バーサーカーとライダー
- アーチャーの凶刃
- 生気を吸い取る結界
- キャスターの宝具
- アーチャーの裏切り
- 8騎目のサーヴァントと士郎の歪み
- アーチャーの真意
- 理想の末路
- 最後の戦い
- 『Fate/stay night [Unlimited Blade Works]』の登場人物・キャラクター
- 衛宮士郎(えみや しろう)
- セイバー
- 遠坂凛(とおさか りん)
- アーチャー
- ランサー
- 藤村大河(ふじむら たいが)
- 間桐桜(まとう さくら)
- 間桐慎二(まとう しんじ)
- ギルガメッシュ
- 言峰綺礼(ことみね きれい)
- イリヤスフィール・フォン・アインツベルン
- バーサーカー
- ライダー
- 葛木宗一郎(くずき そういちろう)
- キャスター
- アサシン
- 『Fate/stay night [Unlimited Blade Works]』の世界観・用語
- 聖杯(せいはい)
- 聖杯戦争(せいはいせんそう)
- マスター
- サーヴァント
- 『Fate/stay night [Unlimited Blade Works]』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- 「開口一番それか。とんでもないマスターに引き当てられたものだ」
- 「今日から私もここに泊まるから。それじゃあ奥の座敷を使おうー!」
- 「さらばだ。理想を抱いて溺死しろ」
- 「一成、何も言わず裸になれ」「なんですとぅ!?」
- 「バーサーカーは、強いね……」
- 「聖杯が欲しいのだろう? ならばくれてやろう。大事なものは、二度と手放さないようにな」
- 『Fate/stay night [Unlimited Blade Works]』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- エピローグで登場したセイバーに縁のある地
- 「プロローグ」の放送中に奈須きのこが実況
- 『Fate/stay night [Unlimited Blade Works]』の主題歌・挿入歌
- OP
- 綾野ましろ『Ideal White』
- Aimer『Brave Shine』
- ED
- Kalafina『believe』
- Kalafina『ring your bell』
- 挿入歌
- LiSA『This Illusion』
- Aimer『LAST STARDUST』