アーチャー/エミヤ(Fateシリーズ)の徹底解説・考察まとめ

アーチャー(エミヤ)は『Fateシリーズ』に登場する弓兵のサーヴァントの1人。『Fate/stay night』ではヒロインの1人である遠坂凛に呼び出される。当初は記憶が混乱しており自分が何者かも分からなかったが、記憶を取り戻すと主人公の衛宮士郎を敵視し始める。真名はエミヤ。第五次聖杯戦争唯一の未来の時代の英霊であり、正体は衛宮士郎が霊長の抑止力(アラヤ)と契約を交わした存在である。

アーチャー(エミヤ)の概要

アーチャー(エミヤ)は『Fateシリーズ』に登場する弓兵のサーヴァントの1人。サーヴァントとは願いを叶える大釜・聖杯の助けを得たマスターによって召喚・使役される「英霊」であり、アーチャーは弓兵のクラスを指す。『Fate/stay night』ではヒロインの1人である遠坂凛(とおさかりん)に召喚された。乱暴な召喚のせいで当初は記憶が混乱して自分が何者かも分からなかったが、すぐに思い出す。しかしマスターの凛にも自分の正体については明かさなかった。記憶を取り戻してからは、主人公の衛宮士郎(えみやしろう)を敵視し、ルートによっては本気で殺しかける。

真名はエミヤ。つまり正体は衛宮士郎であり、『Fate/stay night』で起きた第五次聖杯戦争では唯一の未来の時代の英霊。サーヴァントは実在したか否かを問わず、人類史や神話・伝承において偉大な功績をあげ、死後もなお人々の信仰の対象とされる英雄の霊格が、人間霊よりも高位である精霊・神霊・聖霊に昇華された存在であり、時間や因果、輪廻からも外れて不変の現象となった後はいつの時代にも呼び出される。つまり未来の英霊が過去の時代に呼び出されることもあるというわけだ。
アーチャーはとある未来の世界において、死ぬ運命にあった100人の命を救うために、霊長の世界の存続を願う願望そのものである「霊長の抑止力(アラヤ)」と契約して死後に英霊となった。士郎は「正義の味方になる」という理想を追い続け、英霊となった後もより多くの人を救えると信じていたが、報われることはなかった。その結果、過去の自分を憎むに至る。

『Fate/EXTRA』ではアーチャーと酷似した、真名が「無銘」というサーヴァントが登場。外見だけでなく特技や能力、宝具までもが共通しているが、パラメータや性格などが異なっている。特に無銘は「正義の味方」を自称しているという点が大きな相違点といえる。その正体について、奈須きのこのコメントは「『Fate/stay night』の彼と同一人物」「ほぼ同一存在(同一人物ではない)」「同一人物ではあるものの、その基本設定が違う」と色々と変化している。

アーチャー(エミヤ)のプロフィール・人物像

身長:187cm
体重:78kg
イメージカラー:赤
属性:中立・中庸
パラメータ: 筋力:D / 耐久:C / 敏捷:C / 魔力:B / 幸運:E / 宝具:???
スキル:対魔力:D / 単独行動:B / 千里眼:C / 魔術:C- / 心眼(真):B
CV:諏訪部順一

アーチャーは浅黒い肌に赤い外套「赤原礼装」を纏った白髪の男である。肌や髪の色が士郎と違うのは、心象世界を具現化する固有結界の魔術の影響。背中が特徴的なキャラクターで、『Fate/stay night』では背を向けた立ち絵が2種類ある。
キザな皮肉屋で、現実主義者。しかし根はお人よしであり、凛はもちろんのこと、敵視する士郎に対してもアドバイスを送ることがある。英霊となってから人間の醜さに辟易して悲観的な性格になっているが、本心では「正義の味方」の理想を諦めきれていない。
戦闘では弓兵にも関わらず、主に夫婦剣を用いた白兵戦を好む。

アーチャー(エミヤ)の宝具・必殺技

宝具はサーヴァントが持つ切り札である。彼らが生前に築き上げた伝説の象徴として、物質化した奇跡のこと。シリーズにおいては宝具の使用は伝説や神話の再現とほぼ同義となる。

無限の剣製(アンリミテッドブレイドワークス)

ランク:E~A++
種別:???
レンジ:???
最大捕捉:???

錬鉄の固有結界、つまりは魔術であって本来は宝具ではないが、アーチャーの象徴ということで宝具扱いになっている。固有結界は心象世界を具現化し、現実世界へ侵食させることで、一定領域を通常とは異なる法則が支配する結界へと創り変える魔術のこと。アーチャーの無限の剣製は数多の剣が、あたかも墓標のように大地に突き刺さっている剣の丘の心象世界となっており、武具を視認するだけでその構造を瞬時に読み取り、複製して心象世界内に貯蔵することができる。投影魔術を用いれば、貯蔵されている武具を現実世界へ出すことも可能だ。ただし、複製品の能力は本来のものよりランクが1つ落ちる。

干将(かんしょう)・莫耶(ばくや)

黒い方が陽剣・干将、白い方が陰剣・莫耶。

ランク:C-
由来:古代中国・呉の刀匠干将と妻の莫耶、及び2人が作った夫婦剣

アーチャーが無限の剣製で作り出した陰陽二振りの短剣。黒い方が陽剣・干将、白い方が陰剣・莫耶である。互いに引き合う性質を持つ。アーチャーは投影の負担が軽いこと、二振りで装備すると能力や宝具としてのランクが上昇することから好んで使用する。

偽・螺旋剣(カラドボルグII)

ランク:A(弓で放った場合の凛の分析)
由来:アルスター伝説の名剣カラドボルグ

本来は螺旋を描く刀身を持つ剣であるが、アーチャーが弓で射出するためにアレンジを施している。真名解放して放たれた際は空間すら捩じ切る貫通力を発揮する。

熾天覆う七つの円環(ロー・アイアス)

ランク:不明(B+の投擲武器をほぼ防ぐ)
種別:結界宝具
由来:ギリシャの英雄アイアスの盾

無限の剣製は基本的には刀剣を複製する魔術だが(剣を造るのが一番魔力効率がいい)、これはアーチャーが唯一得意としている防御用装備である。使い手から離れた武器に対して無敵という概念を持つ概念武装で、真名を解放すると光で出来た7枚の花弁が展開し、それぞれの花弁に対応する7層の丸い防御膜が形成される。1枚1枚が城壁と同等の防御力を持つ。

赤原猟犬(フルンディング)

由来:北欧の英雄ベオウルフが振るった剣フルンティング

『Fate/hollow ataraxia』において使用された魔剣。一度射出されると射手が健在な限り弾かれようとも標的を追尾し続けるという特性を持つ。

絶世の名剣(デュランダル)

由来:シャルルマーニュ伝説の英雄ローランが用いた剣

所有者の魔力が尽きようと切れ味が落ちない名剣。衛宮士郎との戦い時に使用。

鶴翼三連

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