
言峰綺礼とは、Fateシリーズの登場人物である。聖職者でありながら、悪しか愛せない歪んだ破綻者。『Fate/stay night』では、第五次聖杯戦争の監督者を務める。聖杯戦争に巻き込まれた衛宮士郎に対して、聖杯戦争の概要とルールの説明を行いつつ、暗躍する。また、前日譚である『Fate/Zero』では、アサシンのマスターとして第四次聖杯戦争に参戦した。魔術師・遠坂時臣の弟子であり、聖杯戦争において表向きは敵対しつつも裏では結託して彼を補佐していた。
言峰綺礼の概要
言峰綺礼とは、TYPE-MOONのゲーム『Fate/stay night』をはじめとした、Fateシリーズに登場する登場人物である。『Fate/stay night』では、冬木教会の神父であり、第五次聖杯戦争の監督者である。聖堂教会から魔術協会へ鞍替えしたが、なおも聖堂教会に在籍している食わせものである。『Fate/stay night』のどのルートにおいても、聖杯戦争に巻き込まれた衛宮士郎(えみやしろう)に対して、聖杯戦争の概要とルールの説明を行いつつ暗躍する。全ルートにおいて出番の多い重要なキャラクターであり、ルートによっては黒幕となる。
また、前日譚である『Fate/Zero』では、アサシンのマスターとして第四次聖杯戦争に参戦した。魔術師・遠坂時臣(とおさかときおみ)の弟子であり、聖杯戦争において表向きは敵対しつつも裏では結託して彼を補佐していた。
言峰綺礼のプロフィール・人物像
誕生日:12月28日
星座:山羊座
血液型:B型
年齢:38歳(奈須きのこの「28歳の時、父・璃正を失い、非公式ではあるが司祭職を与えられた」という一問一答でのコメントより。)/34歳(小説版『Fate/Zero』1巻にて1967年生まれと書かれており、当時24歳となる。)
身長:193cm
体重:82kg
イメージカラー:黒
特技:特になし
好きなもの:悲運、苦しみ
苦手なもの:信頼、幸福
天敵:衛宮切嗣
テーマ曲:丘の上の教会
CV:中田譲治
由緒正しき聖職者の息子として生まれ、幼少期は父である言峰璃正(ことみねりせい)の巡礼の旅に同行し、世界中を巡った。また、十代の頃から代行者見習いとして修練を積む
しかし彼自身は、普通の人間が美しいと感じる事すべてを美しいと感じることができず、多くの人間が醜いと感じる事柄に愛着を感じる、生まれながらの破綻者である。本人はこの持って生まれた己が「悪」の異常性に苦悩し、空虚な自身を満たす何かを求め、苦しい青年時代を送る。青年時代はこの歪みを矯正しようとしていたが、第四次聖杯戦争(『Fate/Zero』)を通して達観。
神を信じて仕え、道徳や倫理を理解し、それが正しいと思いながらも、自らの生まれついての悪への嗜好を満たす為に行動する外道となった。
『Fate/stay night』では、冬木市にある言峰教会を任されている神父となっており、遠坂凛(とおさかりん)の兄弟子、かつ第二の師匠であり後見人。監督者をしながら聖杯戦争を煽り、参加者たちの殺し合いなどが自分にとってより愉しくなるように誘導していたが、彼自身は聖杯に願う望みなどは何も持っていない。
言峰綺礼の能力
黒鍵
代行者特有の投擲剣「黒鍵」の使い手である。
八極拳
実戦で鍛え上げられた八極拳の達人である。ただし、彼の八極拳は正当な八極拳ではなく人体破壊術となっている。
言峰綺礼の来歴・活躍
『Fate/Zero』
第五次聖杯戦争の10年前に行われた第四次聖杯戦争において、言峰綺礼はマスターとして参加している。第四次聖杯戦争の約2年前、妻の病死後に令呪が発現したことから、父・言峰璃正(ことみねりせい)と親交のあった魔術師・遠坂時臣(とおさかときおみ)の弟子として魔術を学んでいた。そして教会や父の思惑などもあり、開戦後は表向きは時臣と対立を演じつつ、裏では補佐をしていた。
召喚したサーヴァントはアサシン(ハサン)。開戦まもなく、時臣のサーヴァントであるアーチャー(ギルガメッシュ)に倒され、脱落。
そんな中、マスターの一人である衛宮切嗣(えみやきりつぐ)の経歴にシンパシーを感じた綺礼は、「自身が見つけられなかった答えをこの男なら見つけ出したのではないか」と感じ、切嗣のことを執拗に付け狙うようになる。一方、綺礼自身は時臣のサーヴァントであるアーチャーに目を付けられ、自身の本質を突き付けられる。そしてアーチャーの教唆に乗った綺礼は、時臣を殺害。アーチャーと再契約し、戦いの中で裏から愛憎劇を仕立て上げ、徐々に悪の悟りを開いていく。
その後は切嗣との死闘を繰り広げるが、聖杯の泥を浴びたことで意識を消失。目覚めた直後に切嗣に殺害されるが、その後聖杯が破壊されたことで溢れ出した穢れた泥を浴びたアーチャーが受肉し、契約を通して綺礼も復活を遂げる。そして自身の本質を悟り、「この世全ての悪」の誕生を見届ける決意を固める。
『Fate/stay night』
第五次聖杯戦争において、綺礼は父の後を継いで正式にこの闘争の監督役に就任する。しかし裏では、聖杯戦争参加者バゼット・フラガ・マクレミッツをだまし討ちし、彼女から令呪とサーヴァントのランサーを奪う。さらに、第四次聖杯戦争で受肉していたギルガメッシュと合わせてサーヴァントを二体保有した状態で、他の参加者をより苦しめるべく暗躍を始める。
"Fate"(セイバールート)
綺礼は第五次聖杯戦争の監督役として進行を管理するため、ストーリーの冒頭から関わる。何も知らないままマスターとなってしまった衛宮士郎(えみやしろう)に聖杯戦争の概要やルールを説明し、さらに彼の心の傷を抉ることで、参戦を煽った。その一方で、正体不明なランサーのマスターとして暗躍し、士郎やセイバーの行動をたびたび妨害。
物語の終盤では士郎と対峙し、自身の愉悦のために聖杯を利用しようと画策する。そして聖杯の力を得るものの、士郎に敗北することになる。
Fateシリーズ(Fate/stay night)のネタバレ解説・考察まとめ - RENOTE [リノート]
renote.net
2004年にTYPE-MOONから発売されたテレビゲームおよびそれらを原作としたアニメ、小説、漫画作品。あらゆる願いを叶える万能の杯「聖杯」に選ばれた7人の魔術師と対になる7人の英霊たちが、己の願いを叶えるべく、最後の1組となるまで殺し合う「聖杯戦争」。聖杯戦争に巻き込まれた少年・衛宮士郎は、偶然にも召喚した英霊の少女・セイバーと共に、苦難の道を歩み始める。
"Unlimited Blade Works"(遠坂凛ルート)
Fateルートと同様に、綺礼は第五次聖杯戦争の監督役としてストーリーの冒頭から関わる。しかしUBWルートでは、より自身の欲望のために積極的に行動を起こす。自身の弟子である遠坂凛を試すような言動をたびたび行い、キャスター陣営の暗躍を黙認。さらに利用するなど、裏で糸を引く。
物語の終盤では、士郎とイリヤスフィール・フォン・アインツベルンの前に立ちはだかり、自身の過去やその目的などを語る。士郎との最終決戦では、成長した士郎とアーチャーに敗北した。
Fate/stay night [Unlimited Blade Works](UBW)のネタバレ解説・考察まとめ - RENOTE [リノート]
renote.net
『Fate/stay night [Unlimited Blade Works]』とは、ビジュアルノベルゲーム「Fate/stay night」のアニメ作品で、「聖杯」と呼ばれる万能の力を持った杯を巡り7人の魔術師(マスター)と7騎の英霊(サーヴァント)が戦う物語を描いている。本作はその原作のストーリーのひとつである遠坂凛がヒロインにしたルートを脚本としている。
2014年10月から12月にかけて第1期、2015年4月から6月にかけて第2期がそれぞれ13話ずつで放映された。
"Heaven's Feel"(間桐桜ルート)
HFルートでは、他のルートと異なり、物語の中盤まで言峰綺礼の目的や行動が隠されている。表向きは他のルートと同様に、聖杯戦争の監督役として、進行を管理している。士郎や凛に対して直接の敵対的な行動はしないものの、ヒロインである間桐桜(まとうさくら)の異変や聖杯の汚染について、何か知っているような素振りを見せる。
物語の終盤になり、聖杯の力を利用して自身の内なる空虚を満たす、つまり愉悦を得るという真の目的や、聖杯に対する執着が明らかになる。聖杯の依代となりつつある間桐桜の存在を利用し、聖杯を完全に降臨させようと画策。最終決戦においては聖杯の力を得て士郎の前に立ちふさがるが、士郎たちとの総力戦において最終的に敗北。彼の愉悦が満たされることはなかった。
言峰綺礼の関連人物・キャラクター
衛宮士郎(えみやしろう)
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目次 - Contents
- 言峰綺礼の概要
- 言峰綺礼のプロフィール・人物像
- 言峰綺礼の能力
- 黒鍵
- 八極拳
- 言峰綺礼の来歴・活躍
- 『Fate/Zero』
- 『Fate/stay night』
- "Fate"(セイバールート)
- "Unlimited Blade Works"(遠坂凛ルート)
- "Heaven's Feel"(間桐桜ルート)
- 言峰綺礼の関連人物・キャラクター
- 衛宮士郎(えみやしろう)
- 遠坂凛(とおさかりん)
- 衛宮切嗣(えみやきりつぐ)
- アーチャー(ギルガメッシュ)
- 言峰綺礼の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- 「だが、それがいい」
- 「聖杯に願う望みなど、私には無い」
- 言峰綺礼の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- ファンから付いた愛称「麻婆神父」