Fate/Apocrypha(フェイト アポクリファ)のネタバレ解説・考察まとめ
『Fate/Apocrypha』とは、ビジュアルノベルゲーム『Fate/stay night』の外伝作品、及びそこから派生したアニメと漫画作品である。「聖杯」と呼ばれる万能の力を持った杯を巡り二つの陣営に分かれた14人の魔術師(マスター)と14騎の英霊(サーヴァント)が戦い、競い合う「聖杯大戦」を描く。アニメは2017年7月から12月まで全25話構成で放送された。
CV:諏訪部順一
ゴルドが召喚した剣兵の英霊で、胸元と背中が開いた鎧に身を包み、大剣を携えた威風堂々たる騎士。剣兵の英霊に相応しい剣技を兼ね備え、不死身の肉体を活かし、攻撃を受けることを前提とした捨て身の戦法を得意としている。しかし、伝承にある通り、その不死身の肉体を獲得することになった魔竜の血を唯一浴びていない背中だけが弱点となっている。
真名は中世ドイツの英雄叙事詩「ニーベルンゲンの歌」に登場する、竜殺しの異名で知られる大英雄・ジークフリート。強敵との死力を尽くした戦いを望み、戦場での嘲笑を良しとせず、そして弱者への一方的な暴力を嫌い目の前で蹲る者がいれば、例え命令を無視してでも助けようとするなど、義を重んじる高潔たる勇士として名を残している。
真名を明かすことで致命的な弱点が露呈することを恐れたゴルドによって普段は喋ることを禁止されており、生前から他者の頼みを聞き続けてきたため、ゴルドの指示を基本的に承諾する。しかし、この命令が結果として意志の疎通を放棄することに繋がっており、ゴルドとの相互理解を妨げ、結果として瀕死のジークを見て彼を助けるために自分の心臓を与えるという最悪の事態にもつれ込むことになった。
ゴルド・ムジーク・ユグドミレニア
CV:大川透
黒のセイバーのマスターで、現在は没落しつつある錬金術師の名家・ムジーク家の継承者である肥満体の中年男性。ムジーク家の過去の栄光と血筋に固執する傲慢で小心者な人物で、一族の盟主であるダーニックを除き同胞達にも高圧的に振舞う。しかし魔力のパスの分割というシステム干渉を実現するなど、魔術師としては優秀。
その小心者ぶりから黒のセイバーの弱点が露呈することを極度に恐れ、喋ることを禁止するという命令を下したが、結果として自分のサーヴァントとのコミュニケーションを放棄する形となって連携が取れなくなる。そして、令呪の無駄遣いなど失態を繰り返すことになり、挙句に叛逆と自害という形で黒のセイバーを失い、黒陣営の中で最初に聖杯大戦から脱落したマスターとなった。
黒のアーチャー
CV:武内俊輔
フィオレが召喚した弓兵の英霊で、森のように大らかで清らかな雰囲気を持つ青年。黒の陣営では参謀としてのポジションについている。
誰に対しても礼儀をもって接し、常に柔らかな物腰を崩さない好青年で、マスターのフィオレとは教師と教え子という良好な関係を築けている一方で、サーヴァントたちからの信頼も厚い。
真名はギリシャ神話に登場するケンタウロス族の大賢者・ケイローン。多くの英雄たちを育ててきた逸話で知られており、本来の姿では真名が容易に露見してしまうことから一部の能力の抑制と引き換えに人の姿で召喚されている。
そして、射手座の原型としての逸話も持っていることから弓の使い手としてはトップクラスの能力を誇り、さらに多くの英雄を育てた経緯から弓術だけでなく格闘戦にも優れているという隙のなさを持ち合わせている。
フィオレ・フォルヴェッジ・ユグドミレニア
CV:赤崎千夏
黒のアーチャーのマスターで、可憐な印象だが、ダーニックの後継者として注目されるほどの才能の持ち主である少女。独自のアレンジを加えて作り出した数々の「接続強化型魔術礼装(ブロンズリンク・マニピュレーター)」は三流の魔術師でも一流を仕留めると言われる程の逸品である。特異体質によって歩くことができず車椅子生活を強いられており、自分の足で立って歩けることを聖杯への願いに託して聖杯大戦に望んでいる。
幼い頃、父が連れてきた犬が魔術の実験台という目的がわからずにペットとしてかわいがっており、一週間後にその犬が父の魔術の実験によって死亡するという悲劇に見舞われる。それ以降は犬の死を夢に見るようになり、弟のカウレスが手を握ってあげないと眠れないようになってしまう。
聖杯大戦が進む中でダーニックが命を落とした後、後継者としてユグドミレニア一族を率いていかねばならない立場となるが、犬の死のトラウマを含め、マスターとして冷酷非情になり切れない人格と精神的な脆さから当主には不向きなのではないかとカウレスと黒のアーチャーから心配されていた。
黒のランサー
CV:置鮎龍太郎
ダーニックが召喚した槍兵の英霊で、漆黒の衣装をまとった王者然とした男。ダーニックからは「領王(ロード)」と呼ばれ、合流を果たしていない黒のアサシンを除く他の黒陣営のサーヴァントたちも臣下のように従うほどのカリスマの持ち主。
敵と見なした相手には一切の容赦がないが、味方と見なした相手には寛大な態度で接し、その見解や意見を尊重するという人格者としての一面も持っている。
真名は「串刺し公」の異名で恐れられたワラキアの領主・ヴラド三世。当時最強の軍事力を誇っていたオスマン帝国の侵攻を幾たびも退けた護国の逸話で知られる大英雄である。
ダーニックによって黒の陣営のサーヴァントの中で最初に召喚され、その後、黒の陣営のリーダーとなり、魔術協会によってユグドミレニア討伐に派遣された50人の魔術師部隊をわずか30秒で全滅させ、魔術協会への宣戦布告を果たした。
ダーニック・ブレストーン・ユグドミレニア
CV:檜山修之
黒のランサーのマスターで、魔術協会へ叛旗を翻したユグドミレニア一族の長。
かつて冬木で行われた第三次聖杯戦争にマスターのひとりとして参戦しており、その際に大聖杯を強奪してルーマニアに隠匿してきたため、今回の聖杯大戦を勃発させた黒幕と言える人物である。
魔術師の中でも最高位の称号とされる「王冠(グランド)」の位階に付くほどの鬼才であり、さらに卓越した政治的な手腕の持ち主でもあることから「八枚舌のダーニック」の異名を持つ。さらに実年齢は97歳とかなりの高齢だが、魂を別の肉体と融合させる魔術を施し続けることによって20代から30代の若さを保ち続けている。
また、サーヴァントであるランサーには「王」として傅き、臣下の礼を取っているが、本心では魔術師らしく聖杯戦争におけるただの駒と見下している。
黒のライダー
CV:大久保瑠美
セレニケが召喚した騎乗兵の英霊で、派手に着飾った中性的な美少年。明朗快活、天真爛漫な性格で、召喚された現世の何もかもに興味を示し、手を出さずにはいられない好奇心の塊で、「理性が蒸発している」とまで言われるほど落ち着きがない。しかし助けを求めるものは決して見捨てない騎士道精神の持ち主であり、体躯も筋力も圧倒的に上回る赤のバーサーカーのような強敵を前にしても一歩も怯まず、正々堂々と立ち向かう。
真名はシャルルマーニュ伝説に登場する、彼の12人の配下である「シャルルマーニュ十二勇士」のひとりで随一の美丈夫としても知られるアストルフォ。ちなみに女性のような格好をしているのは、かつて戦友であるローランを静めるためだと主張しており、ルーラーは当初、アストルフォを女性だと思っていたが、入浴中の彼の所に無造作に立ち入ってしまって男だという事実に直面してしまい、強烈なショックを受ける羽目になった。
黒の陣営のサーヴァントの魔力供給源という捨て駒にされるはずだった中、自我に目覚めてその捨て駒となることに恐怖して逃走したジークを助け、彼の友人となり、彼の手助けをする。その後、マスターであるセレニケが戦いで命を落としたことで消滅しかけたが、ジークをマスターとして再契約を行うことで現界が維持され、名実ともに完全にジークの仲間となる。
セレニケ・アイスコル・ユグドミレニア
CV:石上静香
黒のライダーのマスターで、黒魔術を用いた暗殺を生業とする女魔術師。
怜悧な美貌を持つ妙齢の美女だが、その本性は他人を傷つけ、苦しむ姿を見ることに喜びを覚えるかなりのサディストで、他人を殺すことにも抵抗を持たない。自らが召喚した黒のライダーの美しさに心を奪われ、彼に自分の体を迷わず差し出し、肉体関係を強要するほど溺愛しており、独占欲も非常に強い。
ユグドミレニア一族の一員にしてマスターでありながら、聖杯にかけた一族の悲願に興味を持たず、聖杯大戦を黒のライダーを男娼として愛し続けるだけの場としか見ていなく、勝利になど関心はない。また、その黒のライダーへの独占欲の強さから、黒のライダーが入れ込んでいるジークに対して殺意に近い嫉妬の感情を向けている。
黒のキャスター
Related Articles関連記事
Fateシリーズのサーヴァント(英霊・幻霊・神霊)まとめ
『Fateシリーズ』とは、TYPE-MOONによる『Fate/stay night』を始めとしたゲーム、アニメ、漫画などの作品の総称である。どんな願いでも叶うという「聖杯」を求める魔術師たちのバトルロワイヤル「聖杯戦争」やそれに関わる人々を描く。 サーヴァントは魔術師が聖杯戦争のために呼び出す使い魔であり、莫大な魔力によって構成される。本来、呼び出される英霊や幻霊などは使い魔として扱うには手に余るため、クラスという器に押し込めている。
Read Article
キャスター/ジル・ド・レェ(Fateシリーズ)の徹底解説・考察まとめ
キャスター(ジル・ド・レェ)は『Fateシリーズ』に登場する魔術師のサーヴァントの1人。『Fate/Zero』では快楽殺人者の雨生龍之介が戯れに行った儀式殺人により召喚される。その後セイバーのサーヴァントのことをジャンヌ・ダルクだと思い込み、彼女を追い求めるようになる。 真名はジル・ド・レェ。15世紀にフランスのブルターニュ地方ナントに生まれた貴族で、英仏百年戦争ではジャンヌ・ダルクと共に活躍する。第四次聖杯戦争で召喚されたのは、ジャンヌ・ダルクを失い悪鬼に堕ちた後の彼である。
Read Article
Fateシリーズ(Fate/stay night)のネタバレ解説・考察まとめ
2004年にTYPE-MOONから発売されたテレビゲームおよびそれらを原作としたアニメ、小説、漫画作品。あらゆる願いを叶える万能の杯「聖杯」に選ばれた7人の魔術師と対になる7人の英霊たちが、己の願いを叶えるべく、最後の1組となるまで殺し合う「聖杯戦争」。聖杯戦争に巻き込まれた少年・衛宮士郎は、偶然にも召喚した英霊の少女・セイバーと共に、苦難の道を歩み始める。
Read Article
ギリシャ神話徹底解説・考察まとめ!おもしろくて分かりやすい!
ギリシャ神話とは、古代ギリシャを中心に信じられていた神話体系。オリンポス山に集う12柱を中心に、神々と人間の英雄たちの交流を描いている。女好きの主神ゼウス、その妻で嫉妬深いヘラ、時に勇猛に戦い時に愚行の報いを受ける半神半人の英雄ヘラクレスなど、ギリシャ神話に登場するキャラクターは非常に“人間臭い”ことで知られており、それが神話の人気にも衰退にもつながっていった。 世界中の神話の中でも特に知名度が高く、日本の漫画やアニメなどでも題材として取り上げられることが多い。
Read Article
北欧神話徹底解説・考察まとめ!おもしろくて分かりやすい!
北欧神話(ほくおうしんわ)とは、キリスト教が広まる以前にノルド人(ノース人)が信仰していた神話体系。ノルド人がスカンジナビア半島を勢力圏としていたため、スカンジナビア神話とも呼ばれている。口伝によって伝えられていたが、13世紀頃、アイスランドの詩人スノッリ・ストゥルルソンによって『エッダ』という書物にまとめられた。 「滅亡の運命」が定められた神々の隆盛と終焉を描いており、全体的に暗い印象のエピソードが多い。物語全体の完成度が高く、漫画などの現代の創作物においてもたびたび題材として用いられる。
Read Article
Fate/stay night(フェイト ステイナイト)の名言・名セリフ/名シーン・名場面まとめ
『Fate/stay night』は2004年に有限会社ノーツから発売された伝奇活劇ビジュアルノベルゲーム、およびそれを原作とするアニメ・漫画作品。持ち主のあらゆる願いを叶える「聖杯」を巡って7人の魔術師とサーヴァント(使い魔)が戦う聖杯戦争を描いている。 聖杯戦争を戦うマスターやサーヴァントはそれぞれに強い信念や誇りを持っている。彼らの信念や誇りが垣間見える名言や名シーンは、多くのファンの胸を熱くさせる。
Read Article
Fate/stay night(フェイト ステイナイト)のネタバレ解説・考察まとめ
『Fate/stay night』とは、TYPE-MOONが開発するビジュアルノベルゲームのアニメ作品で、「聖杯」と呼ばれる万能の力を持った杯を巡り7人の魔術師(マスター)と7騎の英霊(サーヴァント)の物語を描いている。本作はその原作のストーリーのひとつであるセイバーがヒロインにしたルートを脚本にしている。2006年1月から6月まで全24話で放送された。
Read Article
Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ(アニメ・漫画)のネタバレ解説・考察まとめ
『Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ』とは、月刊コンプエースで連載されていた漫画、及びそれを原作として2013年に全10話が放送されたテレビアニメ作品である。普通の小学五年生のイリヤスフィール・フォン・アインツベルン(愛称はイリヤ)が「魔術礼装:カレイドステッキ」であるマジカルルビーの力により魔法少女にし転身し、同じ魔法少女である、美遊・エーデルフェルト(愛称は美遊)と協力し、町に散らばるクラスカードを回収する任務をこなしていく。
Read Article
Fate/stay night [Unlimited Blade Works](UBW)のネタバレ解説・考察まとめ
『Fate/stay night [Unlimited Blade Works]』とは、ビジュアルノベルゲーム「Fate/stay night」のアニメ作品で、「聖杯」と呼ばれる万能の力を持った杯を巡り7人の魔術師(マスター)と7騎の英霊(サーヴァント)が戦う物語を描いている。本作はその原作のストーリーのひとつである遠坂凛がヒロインにしたルートを脚本としている。 2014年10月から12月にかけて第1期、2015年4月から6月にかけて第2期がそれぞれ13話ずつで放映された。
Read Article
Fate/EXTRA Last Encore(アニメ)のネタバレ解説・考察まとめ
『Fate/EXTRA Last Encore』とは、マーベラスエンターテイメントから発売されたゲーム『Fate/EXTRA』を原作とした、2018年1月から放送されたテレビアニメ作品である。舞台は月に存在するあらゆる願いを叶える力を持った霊子コンピューター「ムーンセル・オートマトン」が作った霊子虚構世界「SE.RA.PH」内。月の聖杯(ムーンセル・オートマトン)の使用権を巡り、128人の魔術師(マスター)と英霊(サーヴァント)が戦い、ただ1人の勝者を決める「月の聖杯戦争」を描く。
Read Article
Fate/Grand Order -絶対魔獣戦線バビロニア-(FGOバビロニア)のネタバレ解説・考察まとめ
『Fate/Grand Order -絶対魔獣戦線バビロニア-』とは、スマホアプリゲーム『Fate/Grand Order』から派生したアニメ作品である。魔術王ソロモンによって奪われた人間の歴史を取り戻すため、「聖杯」と呼ばれる万能の力を持った杯を探し求めて時代を渡り歩く魔術師の少年・藤丸立香が、紀元前2700年の古代メソポタミアの世界に降り立って、人類の滅亡を目論む「三女神同盟」に立ち向かう姿を描いた物語となっている。
Read Article
Fate/EXTRA(フェイト エクストラ)のネタバレ解説・考察まとめ
『Fate/EXTRA』(フェイト エクストラ)とは、『Fate/stay night』を原作とした対戦型ダンジョンRPGである。2010年7月22日に発売され、2013年3月28日には続編である『Fate/EXTRA CCC』が発売された。ハードは共にPSPである。 無名の主人公が、己のサーヴァントと共に聖杯戦争を戦い抜く姿が描かれた。 シナリオは奈須きのこ、キャラクターデザインはワダアルコが務めている。 また、2020年7月22日にリメイク作品制作が発表された。
Read Article
Fate/strange Fake(フェイト ストレンジフェイク)のネタバレ解説・考察まとめ
『Fate/strange Fake』(フェイト ストレンジフェイク)とは、あらゆる願いを叶える聖杯を巡って争う何人もの魔術師と、使い魔として彼らに従う伝説の英雄たちの壮絶な戦いを描いた、成田良悟のラノベ作品。もともとは成田が公開したエイプリルフールのネタ企画だったが、完成度の高さから注目され正式な作品となった。 アメリカの片田舎であるスノーフィールドで、突如として聖杯を巡る戦いが勃発。これを利用しようとする者、鎮圧せんとする者、巻き込まれた者たちの思惑が入り乱れ、戦線は混沌を極めていく。
Read Article
衛宮さんちの今日のごはん(Fate×料理)のネタバレ解説・考察まとめ
『衛宮さんちの今日のごはん』とは2016年よりTAaがWebコミック配信サイト『ヤングエースUP』で連載している漫画、およびそれを原作としたアニメ作品。TYPE-MOONのビジュアルノベル作品『Fate/stay night』を題材とした派生作品で、『Fate/stay night』の登場人物の毎日を、「料理」を通して描く作品である。本作は料理上手な主人公、衛宮士郎が登場人物に料理を振る舞ったり、作り方を教えることを中心として物語を紡ぐ、平和な日常ストーリーである。
Read Article
Fate/hollow ataraxia(フェイト ホロウ アタラクシア)のネタバレ解説・考察まとめ
『Fate/hollow ataraxia』は2005年にノーツのゲームブランド・TYPE-MOONから発売された伝奇ビジュアルノベルゲーム。『Fate/stay night』のファンディスクであり、続編にあたる。本作では第五次聖杯戦争の終結から半年後に起きた、「繰り返される4日間」を描いている。前作とは異なり、穏やかでコミカルな日常が多く、第五次聖杯戦争では敵同士だったキャラクターの掛け合いも見られる。
Read Article
衛宮さんちの今日のごはんの料理・食事・食べ物・お菓子・飲み物まとめ
『衛宮さんちの今日のごはん』はTAaによる、『Fate/stay night』のスピンオフ漫画。『Fate/stay night』が殺伐とした魔術師の戦いを描いているのに対し、『衛宮さんちの今日のごはん』は料理を主軸に、舞台である「冬木市」での平和な日常が描かれる。 本作にはたくさんの料理・食事・食べ物・お菓子・飲み物が登場する。只野まこと監修のもと調理法が分かりやすく描写されている他、料理を通して衛宮士郎や間桐桜、遠坂凛といった主人公およびヒロインのバックボーンも深掘りされている。
Read Article
2024年7月夏アニメ(前期アニメ)まとめ
2024年7月期に放送される夏アニメを50音順に紹介する。2024年7月夏アニメは、人気シリーズの続編が多数ラインナップされている。アニメの放送情報や配信情報、声優・スタッフ、あらすじなどの情報をわかりやすくまとめた。
Read Article
Fate/Grand Order(FGO)のネタバレ解説・考察まとめ
「Fate/Grand Order」とは2015年に配信を開始したスマートフォン用アプリゲーム。原作は2004年に発表されたゲーム「Fate/stay night」で、Fateシリーズのキャラクターや今作のオリジナルキャラなどを召喚して戦うRPG。2016年の年末に第一部のストーリーが完結し、大きな話題となった。その後も動きがあるたびに話題を呼ぶ大人気ゲーム。
Read Article
Fate/Zero(フェイト ゼロ)のネタバレ解説・考察まとめ
『Fate/Zero』とはニトロプラスの虚淵玄の伝奇ライトノベル、及びそこから派生したアニメと漫画作品である。 「聖杯」と呼ばれる万能の力を持った杯を巡り、7人の魔術師(マスター)と7騎の英霊(サーヴァント)が戦い、競い合う「聖杯戦争」を描いた物語で、アニメは2011年1月から第1期が全13話、2012年4月から第2期が全12話構成で放送された。
Read Article
ダンガンロンパ3 -The End of 希望ヶ峰学園-(未来編・絶望編・希望編)のネタバレ解説・考察まとめ
『ダンガンロンパ3 -The End of 希望ヶ峰学園-(未来編・絶望編・希望編)』とは、ゲーム第1作であり2013年にアニメ化もされた『ダンガンロンパ 希望の学園と絶望の高校生』、および第2作『スーパーダンガンロンパ2 さよなら絶望学園』の続編として制作されたアニメ作品。主人公の苗木誠を含む”希望”と呼ばれる15人が、”絶望”によるコロシアイゲームに強制参加させられる未来編、かつて希望だった者たちが絶望へと変貌する過去を描く絶望編、物語が終結する希望編の3つのストーリーで構成されている。
Read Article
アーチャー/エミヤ(Fateシリーズ)の徹底解説・考察まとめ
アーチャー(エミヤ)は『Fateシリーズ』に登場する弓兵のサーヴァントの1人。『Fate/stay night』ではヒロインの1人である遠坂凛に呼び出される。当初は記憶が混乱しており自分が何者かも分からなかったが、記憶を取り戻すと主人公の衛宮士郎を敵視し始める。真名はエミヤ。第五次聖杯戦争唯一の未来の時代の英霊であり、正体は衛宮士郎が霊長の抑止力(アラヤ)と契約を交わした存在である。
Read Article
ロード・エルメロイII世の事件簿(The Case Files of Lord El-Melloi II)のネタバレ解説・考察まとめ
『ロード・エルメロイII世の事件簿』とは、TYPE-MOON作のビジュアルノベルゲーム『Fate/stay night』シリーズのスピンアウト小説である。 過酷にして熾烈な第四次聖杯戦争を生き延びたウェイバー・ベルベットは、ロード・エルメロイII世と名を変えて時計塔の講師となっていた。魔術師たちの総本山である時計塔は権謀術数のるつぼでもあり、陰謀、策略、不可思議な事件には事欠かない。エルメロイII世もまたそれらに次々と巻き込まれ、内弟子のグレイや自身の教室の生徒たちと共に解決していく。
Read Article
ランサー/クー・フーリン(Fateシリーズ)の徹底解説・考察まとめ
ランサー(クー・フーリン)は『Fateシリーズ』に登場する槍兵のサーヴァントの1人。『Fate/stay night』では魔術協会からの派遣魔術師バゼット・フラガ・マクレミッツによって召喚される。しかしそのバゼットが聖杯戦争の監督役である言峰綺礼にだまし討ちを受けて令呪を奪われたため、マスターが言峰になる。 真名はクー・フーリン。ケルト神話における大英雄で、アイルランドの光の皇子である。
Read Article
セイバー/アルトリア・ペンドラゴン(Fateシリーズ)の徹底解説・考察まとめ
セイバー(アルトリア・ペンドラゴン)は『Fateシリーズ』に登場する剣士のサーヴァントの1人。『Fate/stay night』ではヒロインを務め、マスターである衛宮士郎のことを献身的に支える。中でも"Fate"(セイバールート)では士郎と両想いになる。真名はアルトリア・ペンドラゴン。すなわちイングランドの伝説的英雄アーサー王である。
Read Article
真アサシン/ハサン・サッバーハ/呪腕のハサン(Fateシリーズ)の徹底解説・考察まとめ
真アサシン(ハサン・サッバーハ)は『Fateシリーズ』に登場する暗殺者のサーヴァントの1人。『Fate/stay night』では"Heaven's Feel"(間桐桜ルート)で間桐臓硯により召喚される。 真名はハサン・サッバーハ。イスラム教の伝承に残る暗殺教団の教主「山の翁」の1人であり、呪腕のハサンという異名を持つ。元は特筆すべきものがない平凡な暗殺者だったが、魔神の右腕を手に入れたことで山の翁の党首になる。
Read Article
キャスター/メディア(Fateシリーズ)の徹底解説・考察まとめ
キャスター(メディア)は『Fateシリーズ』に登場する魔術師のサーヴァントの1人。『Fate/stay night』ではアトラム・ガリアスタという魔術師に召喚されるが、そりが合わずにキャスターは彼を殺害して逃亡する。魔力不足で消滅の危機に陥っていたところで葛木宗一郎に助けられ、契約を結ぶ。 真名はメディア。ギリシャ神話に登場する裏切りの魔女である。
Read Article
ライダー/メドゥーサ(Fateシリーズ)の徹底解説・考察まとめ
ライダー(メドゥーサ)は『Fateシリーズ』に登場する騎兵のサーヴァントの1人。『Fate/stay night』ではヒロインの1人である間桐桜に召喚され、その兄の間桐慎二のサーヴァントとなる。真名はメドゥーサ。ギリシャ神話に登場するゴルゴーン3姉妹の末妹である。 『Fate/stay night』では専用ルートがないにもかかわらず、ミステリアスな雰囲気とその美貌から人気が高く、人気投票では第1回、第2回共に4位に入っている。
Read Article
ギルガメッシュ(Fateシリーズ)の徹底解説・考察まとめ
ギルガメッシュは『Fateシリーズ』に登場するサーヴァントの1人。基本的にはアーチャーのクラスだが、『Fate/EXTRA CCC』においてはクラス「なし」になっている。『Fate/Zero』において遠坂時臣によって召喚されたサーヴァントで、その10年後を描いた『Fate/stay night』でも暗躍する。 その正体は古代メソポタミアの『ギルガメシュ叙事詩』など多くの神話に登場する人類最古の英雄王。英雄たちが持つ宝具の原型を所持しているため、対英霊戦における絶対強者として君臨している。
Read Article
アサシン/佐々木小次郎(Fateシリーズ)の徹底解説・考察まとめ
アサシン(佐々木小次郎)は『Fateシリーズ』に登場する暗殺者のサーヴァントの1人。『Fate/stay night』ではキャスターのサーヴァントによって、柳洞寺の山門を触媒にするというイレギュラーな方法で召喚される。そのため正式な暗殺者のサーヴァントではなく、アサシンのクラス特性をほぼ失っている。 真名は佐々木小次郎(ささきこじろう)。日本有数の剣豪・宮本武蔵の好敵手として語られる剣士なのだが、その存在があやふやなため「燕返し」を成しえた普通の農民が召喚された。
Read Article
バーサーカー/ヘラクレス(Fateシリーズ)の徹底解説・考察まとめ
バーサーカー(ヘラクレス)は『Fateシリーズ』に登場する狂戦士のサーヴァントの1人。『Fate/stay night』ではイリヤスフィール・フォン・アインツベルンに召喚される。第五次聖杯戦争が始まる前から召喚されており、バーサーカーは喋らないまでもイリヤと父娘のような関係性を築いている。 真名はヘラクレス。ギリシア神話における大英雄で、キャスター以外の全クラスの適性を持つ武人である。第五次聖杯戦争においては最強のサーヴァントと評されている。
Read Article
男の娘が登場するおすすめアニメまとめ!『マクロスΔ』『Fate/Apocrypha』など
ここでは男の娘が登場するおすすめアニメと、男の娘キャラクターをまとめた。『魔王様、リトライ!』のユキカゼ、『Fate/Apocrypha』のアストルフォ、『Re:ゼロから始める異世界生活』のフェリスなどを紹介している。
Read Article
Fate/stay night[UBW] に隠された「アーチャー=衛宮士郎」の共通点と伏線に迫る!
Fate/stay night [Unlimited Blade Works]における最大の秘密と言っても過言ではない「アーチャー=衛宮士郎」のキーワード。それ故に、本編ではこれを示唆する伏線・共通点が巧妙に描かれています。物語途中で気づいちゃった人もそうでない人も、とりあえず踏まえておいて損はないであろうシーンを振り返っていきましょう。
Read Article
【Fate/stay night】マスター&サーヴァントと声優陣まとめ
PCゲームから始まった大人気コンテンツ『Fate』の人気を支える登場人物たち。主人公の衛宮士郎を筆頭に、第5次聖杯戦争に参加したマスターとサーヴァントをご紹介。彼らに生命を吹き込むキャスト陣の情報にも迫る。
Read Article
【Fate】世界最古の英雄王「ギルガメッシュ」とは
またの名を「世界最古の厨二病」。黄金に光り輝く「ギルガメッシュ」とは?キャラ情報・宝具・名言・愉悦などから、その正体を紐解いていく。
Read Article
【Fate】双剣使いの弓兵「アーチャー(エミヤ)」とは
「背中で語る男」アーチャーとは?戦術・固有結界・詠唱・名言などから、その正体を紐解いていく。衝撃の過去にも遡りつつ、おもしろネタである「かっこいいポーズ」や「フィィィィッシュ!!」にも焦点を当ててみる。
Read Article
【Fate】騎士王「セイバー」とは
餌付け可能!腹ぺこ王の異名を持つ「セイバー」とは?キャラ情報・宝具・過去から第4次聖杯戦争中の姿にも迫りつつ、その正体を紐解いていく。可愛さ爆発のセイバー画像まとめも!
Read Article
タグ - Tags
目次 - Contents
- 『Fate/Apocrypha』の概要
- 『Fate/Apocrypha』のあらすじ・ストーリー
- 黒と赤の聖杯大戦
- ホムンクルスの逃亡
- 本性を現すシロウ・コトミネ
- 黒のアサシン
- 空中庭園の最終決戦
- 『Fate/Apocrypha』の登場人物・キャラクター
- 主人公とヒロイン
- ジーク
- ルーラー
- 黒の陣営のマスター・サーヴァント
- 黒のセイバー
- ゴルド・ムジーク・ユグドミレニア
- 黒のアーチャー
- フィオレ・フォルヴェッジ・ユグドミレニア
- 黒のランサー
- ダーニック・ブレストーン・ユグドミレニア
- 黒のライダー
- セレニケ・アイスコル・ユグドミレニア
- 黒のキャスター
- ロシェ・フレイン・ユグドミレニア
- 黒のアサシン
- 六道玲霞(りくどう れいか)
- 黒のバーサーカー
- カウレス・フォルヴェッジ・ユグドミレニア
- 赤の陣営のマスター・サーヴァント
- 赤のセイバー
- 獅子劫界離(ししごう かいり)
- 赤のアーチャー
- 赤のランサー
- 赤のライダー
- 赤のキャスター
- 赤のアサシン
- シロウ・コトミネ
- 赤のバーサーカー
- 『Fate/Apocrypha』の世界観・用語
- 聖杯(せいはい)
- 聖杯戦争(せいはいせんそう)
- マスター
- 令呪(れいじゅ)
- サーヴァント
- 宝具(ほうぐ)
- ルーラー:我が神はここにありて(リュミノジテ・エテルネッル)
- ルーラー:紅蓮の聖女(ラ・ピュセル)
- 黒のセイバー:幻想大剣・天魔失墜(バルムンク)
- 黒のセイバー:悪竜の血鎧(アーマー・オブ・ファヴニール)
- 黒のアーチャー:天蠍一射(アンタレス・スナイプ)
- 黒のランサー:極刑王(カズィクル・ベイ)
- 黒のランサー:鮮血の伝承(レジェンド・オブ・ドラキュリア)
- 黒のライダー:この世ならざる幻馬(ヒポグリフ)
- 黒のライダー:触れれば転倒!(トラップ・オブ・アルガリア)
- 黒のライダー:魔術万能攻略書(ルナ・ブレイクマニュアル)
- 黒のライダー:恐慌呼び起こせし魔笛(ラ・ブラック・ルナ)
- 黒のキャスター:王冠・叡智の光(ゴーレム・ケテルマルクト)
- 黒のアサシン:暗黒霧都(ザ・ミスト)
- 黒のアサシン:解体聖母(マリア・ザ・リッパー)
- 黒のバーサーカー:乙女の貞節(ブライダル・チェスト)
- 黒のバーサーカー:磔刑の雷樹(ブラステッド・ツリー)
- 赤のセイバー:不貞隠しの兜(シークレット・オブ・ペティグリー)
- 赤のセイバー:燐然と輝く王剣(クラレント)
- 赤のセイバー:我が麗しき父への叛逆(クラレント・ブラッドアーサー)
- 赤のアーチャー:訴状の矢文(ポイポス・カタストロフェ)
- 赤のアーチャー:神罰の野猪(アグリオス・メタモローゼ)
- 赤のランサー:日輪よ、具足となれ(カヴァーチャ&クンダーラ)
- 赤のランサー:梵天よ、地を覆え(ブラフマーストラ)
- 赤のランサー:梵天よ、我を呪え(ブラフマーストラ・クンダーラ)
- 赤のランサー:日輪よ、死に随え(ヴァザヴィ・シャクティ)
- 赤のライダー:疾風怒濤の不死戦車(トロイアス・トラゴーイディア)
- 赤のライダー:彗星走法(ドロメウス・コメーテース)
- 赤のライダー:勇者の不凋花(アンドレアス・アマラントス)
- 赤のライダー:宙駆ける星の穂先(ディアトレコーン・アステール・ロンケーイ)
- 赤のライダー:蒼天囲みし小世界(アキレウス・コスモス)
- 赤のキャスター:開演の刻は来たれり、此処に万雷の喝采を(ファースト・フォリオ)
- 赤のアサシン:虚栄の空中庭園(ハンキングガーデンズ・オブ・バビロン)
- 赤のアサシン:驕慢王の美酒(シクラ・ウシュム)
- 赤のバーサーカー:疵獣の咆哮(クライング・ウォーモンガー)
- シロウ・コトミネ:右腕・悪逆捕食(ライトハンド・イヴィルイーター)/左腕・天恵基盤(レフトハンド・キサナドゥマトリクス)
- 『Fate/Apocrypha』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- 獅子劫と赤のセイバー
- ジークと黒のライダーの出会い
- 黒のライダー「僕はあの子を見捨てないって誓ったんだ!!」
- ジーク「俺に命を与えてくれた英雄はジークフリートなんだろ?だったらせめて俺は、その半分でいいから名乗りたい。彼のこと、一生忘れたくないから」
- シロウ・コトミネの正体
- ジークに甘いルーラー
- ルーラー「その通りです。私は自分を聖女とは思いません」
- 赤のアサシン「あの男がどこまで進むのか、どこまで見せてくれるのか、今はそれを期待している」
- 赤のキャスター「ああ、だがしかし――主役は我輩が演じたかったなぁ!」
- 天草四郎と赤のアサシンの別れ
- 『Fate/Apocrypha』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 原作とアニメに登場しなかったサーヴァント
- ダビデ
- 武蔵坊弁慶(むさしぼう べんけい)
- ゲオルギウス
- 坂田金時(さかた きんとき)
- 赤のセイバーとアーサー王の決闘
- 赤のライダーの弱点
- 赤のアーチャーの耳と尻尾
- 召喚の触媒として使われた円卓の欠片
- 黒のセイバーの生前の最期
- ルーラーの武器
- 『Fate/Apocrypha』の主題歌
- オープニング(OP)
- EGOIST:英雄 運命の詩
- LiSA:ASH
- エンディング(ED)
- GARNiDELiA:Désir
- ASCA:KOE