Fate/EXTELLA(フェイト エクステラ)のネタバレ解説・考察まとめ

『Fate/EXTELLA』(フェイト エクステラ)とは、『Fate/stay night』を原作とする2016年発売のアクションゲームである。『Fate/EXTRA』で描かれた「月の聖杯戦争」後の世界を舞台に、新世界の支配権を懸けてサーヴァントたちがしのぎを削りあう。プレイヤーはサーヴァントを操作し、多くの敵を薙ぎ倒していく。

目次 - Contents

『Fate/EXTELLA(フェイト エクステラ)』の概要

『Fate/EXTELLA』(フェイト/エクステラ)とは、TYPE-MOONのビジュアルノベル『Fate/stay night』を原作とする2016年11月10日より発売されたアクションゲーム。英霊(サーヴァント)を操作して多くの敵を倒していく、ハイスピードサーヴァントアクションである。
対応機種はPlayStation 4、PlayStation Vita、Nintendo Switch、Windows(Steam)、iOS(10.0以上)、Android(6.0以上)。原作担当のTYPE-MOONとマーベラスが開発し、発売はマーベラスが行う。
『Fate/EXTELLA』は、Fateシリーズで繰り広げられる聖杯を巡る戦い「聖杯戦争」の後の物語を、奈須きのこの新規書き下ろしシナリオで描いたタイトルである。Fateシリーズのキャラクター達が作品の枠を越えて集結しており、全16騎のサーヴァントで、一騎当千の爽快なアクションを楽しめる
2017年7月20日に発売されたNintendo Switchでは、これまでに配信されたDLC衣装30種類以上に加え、ネロの新衣装「解放の花嫁衣装」を収録している。

『Fate/stay night』の世界観を継承しつつも、RPGというジャンルで新たな可能性を切り開いた『Fate/EXTRA』。後に『Fate/EXTRA CCC』のリリースや、漫画化・ドラマCD化など、Fate/EXTRAシリーズとして多彩な発展を遂げた。

『Fate/EXTELLA(フェイト エクステラ)』のあらすじ・ストーリー

プロローグ

霊子コンピュータ・ムーンセル・オートマトンの中にある霊子虚構世界「SE.RA.PH.」を舞台とした月の聖杯戦争で勝利したマスターとネロ。2人は指輪・レガリアを授けられ、かつて対峙した他のサーヴァントたちと共に「SE.RA.PH.」の整備を始める。しかしもう一つのレガリア・同じマスターを携えた玉藻の前が彼らの前に立ちふさがる。
サーヴァントたちは新世界の支配権を懸け、しのぎを削りあうことになる。しかし、その舞台となるムーンセルそのものもまた、もう一つの危機を迎えていた。

『Fate/EXTELLA(フェイト エクステラ)』のゲームシステム

戦闘

各勢力には将と副官のサーヴァントが存在し、領域の支配権である「レジムマトリクス」を得るため、「セクター」と呼ばれる拠点を奪い合う。プレイヤーは敵よりも先に15カウントのレジムマトリクスを奪取し、敵総大将となるサーヴァントの撃破を目指す。先に15カウント奪われた場合、HPが残っていても敗北となる。

進め方

イベントなどで進軍することはないため、進軍・防衛は必ずプレイヤーが操作するサーヴァントがやらなければならない。プラントやサーヴァントがいるセクターからマーカーが伸びていき、自セクターに到達すると進行が開始される。ただし、進軍元であるセクターに侵入している間はマーカーの伸長は一時的に停止し、プラント・サーヴァントを撃破できればマーカー自体が消滅する。
レジムマトリクスが完成すると、セクターにボスサーヴァントが出現する。ポータルという転送装置が出現し、そこからボスがいる部屋へワープする場合もある。

令呪

マスターの身体にきざまれた文様。最大三画で、一画毎にサーヴァントに対する絶対命令権となる。今作では出撃毎に令呪が最大3回分まで再装填されるようになった。

『Fate/EXTELLA(フェイト エクステラ)』の登場人物・キャラクター

マスター

主人公

CV:阿部敦(男性)/石川由依(女性)

月の聖杯戦争の勝利者。性別は選択し、名前は自由に設定することができる。男主人公は白い神官服、女主人公は白いワンピースのような服を身に着けている。
ある事情から精神・魂・肉体の3つに分断されている。

ネロ・クラウディウス陣営

主将:セイバー/ネロ・クラウディウス

CV:丹下桜

月の聖杯戦争を勝ち抜いたサーヴァント。尊大で我侭な少女だが、認めた人間には敬意を払う。主人公のことも強く信頼している。

副官:アーチャー/無銘

CV:諏訪部順一

真名を持たない赤い外套を纏った弓兵。皮肉屋で冷徹だが、面倒見が良い。器用で何でもこなせる。

bird88483
bird88483
@bird88483

Related Articles関連記事

Fateシリーズのサーヴァント(英霊・幻霊・神霊)まとめ

Fateシリーズのサーヴァント(英霊・幻霊・神霊)まとめ

『Fateシリーズ』とは、TYPE-MOONによる『Fate/stay night』を始めとしたゲーム、アニメ、漫画などの作品の総称である。どんな願いでも叶うという「聖杯」を求める魔術師たちのバトルロワイヤル「聖杯戦争」やそれに関わる人々を描く。 サーヴァントは魔術師が聖杯戦争のために呼び出す使い魔であり、莫大な魔力によって構成される。本来、呼び出される英霊や幻霊などは使い魔として扱うには手に余るため、クラスという器に押し込めている。

Read Article

スカサハ(Fateシリーズ)の徹底解説・考察まとめ

スカサハ(Fateシリーズ)の徹底解説・考察まとめ

スカサハは『Fateシリーズ』に登場する槍兵(ランサー)のサーヴァントの1人。『Fate/hollow ataraxia』にてランサー(クー・フーリン)の回想で登場したのち、『Fate/Grand Order』で本格的に参戦。『Fate/EXTELLA LINK』ではプレイアブルキャラクターとして使用できる。 スカサハはアルスター物語群のひとつ『エメルへの求婚』に登場する人物であり、影の国を統べる女王として語られている。またクー・フーリンの師匠としても知られる。

Read Article

セイバー/アルトリア・ペンドラゴン(Fateシリーズ)の徹底解説・考察まとめ

セイバー/アルトリア・ペンドラゴン(Fateシリーズ)の徹底解説・考察まとめ

セイバー(アルトリア・ペンドラゴン)とは、Fateシリーズに登場する剣士のサーヴァントの1人。外見は青いドレスの上に白銀の甲冑を纏った、華奢で目麗しい少女であり、シリーズの顔ともいうべき存在である。『Fate/stay night』ではヒロインを務め、マスターである衛宮士郎のことを献身的に支える。中でも"Fate"(セイバールート)では士郎と両想いになる。真名はアルトリア・ペンドラゴン。すなわちイングランドの伝説的英雄アーサー王である。

Read Article

ギルガメッシュ(Fateシリーズ)の徹底解説・考察まとめ

ギルガメッシュ(Fateシリーズ)の徹底解説・考察まとめ

ギルガメッシュとは、『Fateシリーズ』に登場するサーヴァントの1人。基本的にはアーチャーのクラスだが、『Fate/EXTRA CCC』においてはクラス「なし」になっている。『Fate/Zero』において遠坂時臣によって召喚されたサーヴァントで、その10年後を描いた『Fate/stay night』でも暗躍する。 その正体は古代メソポタミアの『ギルガメシュ叙事詩』など多くの神話に登場する人類最古の英雄王。英雄たちが持つ宝具の原型を所持しているため、対英霊戦における絶対強者として君臨している。

Read Article

ランサー/クー・フーリン(Fateシリーズ)の徹底解説・考察まとめ

ランサー/クー・フーリン(Fateシリーズ)の徹底解説・考察まとめ

ランサー(クー・フーリン)は『Fateシリーズ』に登場する槍兵のサーヴァントの1人。『Fate/stay night』では魔術協会からの派遣魔術師バゼット・フラガ・マクレミッツによって召喚される。しかしそのバゼットが聖杯戦争の監督役である言峰綺礼にだまし討ちを受けて令呪を奪われたため、マスターが言峰になる。 真名はクー・フーリン。ケルト神話における大英雄で、アイルランドの光の皇子である。

Read Article

ライダー/メドゥーサ(Fateシリーズ)の徹底解説・考察まとめ

ライダー/メドゥーサ(Fateシリーズ)の徹底解説・考察まとめ

ライダー(メドゥーサ)は『Fateシリーズ』に登場する騎兵のサーヴァントの1人。『Fate/stay night』ではヒロインの1人である間桐桜に召喚され、その兄の間桐慎二のサーヴァントとなる。真名はメドゥーサ。ギリシャ神話に登場するゴルゴーン3姉妹の末妹である。 『Fate/stay night』では専用ルートがないにもかかわらず、ミステリアスな雰囲気とその美貌から人気が高く、人気投票では第1回、第2回共に4位に入っている。

Read Article

ライダー/イスカンダル(Fateシリーズ)の徹底解説・考察まとめ

ライダー/イスカンダル(Fateシリーズ)の徹底解説・考察まとめ

ライダー(イスカンダル)は『Fateシリーズ』に登場する騎兵のサーヴァントの1人。『Fate/Zero』では魔術師の青年ウェイバー・ベルベットに召喚され、マスターの魔力供給が貧弱であるにもかかわらず驚異的な活躍を見せる。 真名はイスカンダル。アレキサンダー、アレクサンドロスとも呼ばれる古代マケドニアの覇者である。ペルシャやエジプト、西インドといった広域の地を征服し「東方遠征」の偉業を成し遂げたことから「征服王」と謳われる。

Read Article

ルーラー/ジャンヌ・ダルク(Fateシリーズ)の徹底解説・考察まとめ

ルーラー/ジャンヌ・ダルク(Fateシリーズ)の徹底解説・考察まとめ

ルーラー(ジャンヌ・ダルク)は『Fateシリーズ』に登場する裁定者のサーヴァントの1人。『Fate/Apocrypha』ではレティシアという少女に憑依するイレギュラーな形で召喚され、聖杯大戦の管理者を務める。 真名はジャンヌ・ダルク。「オルレアンの乙女」と呼ばれたフランスの英雄である。17歳で故郷を出発し、百年戦争で奇跡とも呼べる活躍をするも、魔女と貶められた果てに19歳で火刑に処される。

Read Article

Fateが正体不明のカウントダウンサイトを公開!EXTRA(エクストラ)続編に期待の声

Fateが正体不明のカウントダウンサイトを公開!EXTRA(エクストラ)続編に期待の声

2016年の3月に、『Fateシリーズ』に関する正体不明のカウントダウンサイトが公開された。背景が『Fate/EXTRA』のサイトと似ていたこと、サイトにあったアスキーアートが『Fate/EXTRA』の主人公の令呪だったことなどから、『Fate/EXTRA』の新作が発売されるのではないかと噂された。その後、カウントが0になり続編の『Fate/EXTELLA』が発表されると、ファンは大盛り上がりだったようだ。

Read Article

目次 - Contents