真アサシン/ハサン・サッバーハ/呪腕のハサン(Fateシリーズ)の徹底解説・考察まとめ
真アサシン(ハサン・サッバーハ)は『Fateシリーズ』に登場する暗殺者のサーヴァントの1人。『Fate/stay night』では"Heaven's Feel"(間桐桜ルート)で間桐臓硯により召喚される。
真名はハサン・サッバーハ。イスラム教の伝承に残る暗殺教団の教主「山の翁」の1人であり、呪腕のハサンという異名を持つ。元は特筆すべきものがない平凡な暗殺者だったが、魔神の右腕を手に入れたことで山の翁の党首になる。
真アサシン(ハサン・サッバーハ/呪腕のハサン)の概要
真アサシン(ハサン・サッバーハ)は『Fateシリーズ』に登場する暗殺者のサーヴァントの1人。サーヴァントは願いを叶える大釜・聖杯の助けを得たマスターによって召喚・使役される「英霊」であり、アサシンは暗殺者のクラスを指す。『Fate/stay night』ではイレギュラーな方法で召喚されたアサシン、佐々木小次郎が登場する。真アサシンは3つあるルートのうちの1つ"Heaven's Feel"(間桐桜ルート)でのみ、間桐家を牛耳る老人・間桐臓硯(まとうぞうけん)によって、その佐々木小次郎を媒介に召喚される。どちらもクラスは「アサシン」だが、小次郎と区別するためにこちらは真アサシンと表記される。
真名はイスラム教の伝承に残る暗殺教団の教主「山の翁」の1人であるハサン・サッバーハ。「ハサン・サッバーハ」とは特定の個人ではなく、その名を継いだ歴代の山の王たちから成る英霊候補の亡霊の群れを指している。冬木市の聖杯戦争では、このハサン・サッバーハの中から誰かが召喚される。間桐臓硯に召喚されたハサン・サッバーハは「呪腕のハサン」の異名を持つ人物で、右腕が魔神のものになっている。本来の名はハナムであったが、「ハサン・サッバーハ」を襲名するために自らの顔や恋しい人と共に捨てた。しかしそれを後悔している面もあるようで、「本来の名前であるハナムと本来の顔を取り戻し、初代ハサン・山の翁に成り代わること」を聖杯に託す願いとしている。
真アサシン(ハサン・サッバーハ/呪腕のハサン)のプロフィール・人物像
身長:215cm
体重:62kg
イメージカラー:白(月光)
属性:秩序・悪
パラメータ:筋力B / 耐久C / 敏捷A / 魔力C / 幸運E / 宝具C
スキル:気配遮断A+ / 投擲(短刀)B / 風除けの加護A / 自己改造C
CV:稲田徹
真アサシンは髑髏の仮面をつけ黒いローブを身に纏っている。右腕は棒のような見た目である。髑髏の仮面の下の顔は自らの手でそぎ落としたため無い。本来の名は「ハナム」だがハサン・サッバーハを襲名するにあたり捨て去った。暗殺者という立場上からか、主の命令には忠実であり、主君が劣勢に立たされても裏切ることはない。また多少無理な命令でも黙って従う。殺しはあくまで仕事であり、殺人に対して快楽などは覚えていない。
能力的にはアサシンらしく、諜報・隠密行動に長けている。戦闘スタイルも黒塗りの短刀を投擲するアウトレンジ戦法が基本で、罠を使用することもある。逃げ足は速いが直接的な戦闘は得意ではなく、他のサーヴァントと比べると能力が低い。しかし自己改造スキルによって他のサーヴァントの心臓を取りこむことで知性と能力を増強することができる。一方で人格が取り込んだ人物の影響を受けてしまう。
真アサシン(ハサン・サッバーハ/呪腕のハサン)の宝具・必殺技:妄想心音(ザバーニーヤ)
ランク:C
種別:対人宝具
レンジ:3~9
最大捕捉:1人
性精霊である魔神シャイタンの右腕。普段は長い布に包まれている。これは赤い異形の腕であり、対象に触れることで、エーテル塊による心臓の二重存在(コピー)を作り出すことができる。作り出したコピーを握りつぶすことによって対象本人の心臓を破壊し、呪殺を成立させる。幸運や魔力によっては対抗されうる。
人を罰するものであるため、人のものではない心臓は呪えない。また原作者が言うには「この宝具は即死ではない」とのこと。理由としては、サーヴァントは心臓を破壊しても耐えられる場合があるため。即死とするには内部破壊の効果が必要。
真アサシン(ハサン・サッバーハ/呪腕のハサン)の来歴・活躍
ハサン・サッバーハを襲名するハナム
真アサシンは元々、何事もそれなりにこなせるものの突出した能力がない平凡な暗殺者だった。しかし彼はイスラム教の伝承に残る暗殺教団の教主「山の翁」の名を求め、人としての名である「ハナム」や自らの顔、恋しい女を捨て、遂には右腕を生贄に魔人の右腕を手に入れる。そうして彼は「ハサン・サッバーハ」を襲名し「呪腕のハサン」の異名をとるまでになった。
しかしハサンになる過程ですべてをなげうったために、彼には何も残らず「誰でもない何者か」に成り果てていた。彼は本来の名前である「ハナム」と本来の顔を取り戻し、初代ハサン「山の翁」に成り代わることを願うようになる。
『Fate/stay night』
『Fate/stay night』では"Heaven's Feel"(間桐桜ルート)でのみ、真アサシンは登場する。このルートでは間桐臓硯が聖杯を手に入れるべく、暗躍する。真アサシンは臓硯によって、キャスターのサーヴァントによって召喚されるというルール違反で召喚されたアサシン(佐々木小次郎)を媒介に召喚される。しかし召喚直後は不完全な状態だったため、知性が低く言葉もたどたどしかった。そして召喚直後に異変を察知したランサーのサーヴァントと戦闘になる。実力差から追い詰められる真アサシンだが、柳洞寺の湖まで逃げたところでランサーが黒い影に飲み込まれた。この黒い影はこの世全ての悪(アンリマユ)というサーヴァントによって汚染された聖杯がもたらしたものだ。黒い影に囚われたランサーを見て好機と感じ取った真アサシンは、宝具を使用して心臓を破壊。その心臓を捕食することで失われていた知性を取り戻した。
その後、柳洞寺に現れたセイバーのサーヴァントと交戦。真アサシンは黒い影を利用することでセイバーに勝利を収めた。そのマスターである衛宮士郎(えみやしろう)にとどめを刺そうとするも、突如として現れたライダーのサーヴァントによって真アサシンは撤退に追い込まれた。しかし黒い影によって、臓硯はセイバーを手中に収めることに成功する。
臓硯は聖杯であるイリヤスフィール・フォン・アインツベルンを狙ってアインツベルン城を訪ねる。黒い影に囚われたセイバー、すなわちセイバーオルタとの共闘でイリヤを守るバーサーカーのサーヴァントに挑むが、圧倒的な実力差から真アサシンは一蹴されてしまった。しかしセイバーオルタの力により、バーサーカーをも黒い影に捕らえることができた。
終盤には汚染された聖杯の影響で正気を失った間桐桜(まとうさくら)がイリヤを拉致し、その救出に来た士郎と聖杯戦争の監督役の言峰綺礼(ことみねきれい)と交戦。真アサシンは言峰を相手に優勢に立ち回るが、言峰の心臓は聖杯の影響によって人のものではなくなっていたため宝具が効かず敗北。そして臓硯の命令で桜を手をかけようとして逆に捕食されてしまった。
真アサシン(ハサン・サッバーハ/呪腕のハサン)の関連人物・キャラクター
間桐臓硯(まとうぞうげん)
真アサシンのマスター。"Heaven's Feel"(間桐桜ルート)にて聖杯を手に入れるために暗躍する。真アサシンは「魔術師殿」と呼んでいる。
ランサー(クー・フーリン)
真アサシンが召喚されて初めて戦った相手。心臓を取り込んだことにより、人格や声音がランサーの影響を受けた。
ランサー/クー・フーリン(Fateシリーズ)の徹底解説・考察まとめ - RENOTE [リノート]
renote.net
ランサー(クー・フーリン)は『Fateシリーズ』に登場する槍兵のサーヴァントの1人。『Fate/stay night』では魔術協会からの派遣魔術師バゼット・フラガ・マクレミッツによって召喚される。しかしそのバゼットが聖杯戦争の監督役である言峰綺礼にだまし討ちを受けて令呪を奪われたため、マスターが言峰になる。
真名はクー・フーリン。ケルト神話における大英雄で、アイルランドの光の皇子である。
セイバー(アルトリア・ペンドラゴン)
真アサシンの敵として登場したサーヴァント。セイバーが黒い影に取り込まれた後は間桐勢力の仲間として互いに認識しているようで、真アサシンがセイバーから仕事を託される場面もある。
セイバー/アルトリア・ペンドラゴン(Fateシリーズ)の徹底解説・考察まとめ - RENOTE [リノート]
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セイバー(アルトリア・ペンドラゴン)は『Fateシリーズ』に登場する剣士のサーヴァントの1人。『Fate/stay night』ではヒロインを務め、マスターである衛宮士郎のことを献身的に支える。中でも"Fate"(セイバールート)では士郎と両想いになる。真名はアルトリア・ペンドラゴン。すなわちイングランドの伝説的英雄アーサー王である。
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目次 - Contents
- 真アサシン(ハサン・サッバーハ/呪腕のハサン)の概要
- 真アサシン(ハサン・サッバーハ/呪腕のハサン)のプロフィール・人物像
- 真アサシン(ハサン・サッバーハ/呪腕のハサン)の宝具・必殺技:妄想心音(ザバーニーヤ)
- 真アサシン(ハサン・サッバーハ/呪腕のハサン)の来歴・活躍
- ハサン・サッバーハを襲名するハナム
- 『Fate/stay night』
- 真アサシン(ハサン・サッバーハ/呪腕のハサン)の関連人物・キャラクター
- 間桐臓硯(まとうぞうげん)
- ランサー(クー・フーリン)
- セイバー(アルトリア・ペンドラゴン)
- 真アサシン(ハサン・サッバーハ/呪腕のハサン)の名言・名セリフ/名シーン・名場面
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