Fate/strange Fake(フェイト ストレンジフェイク)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『Fate/strange Fake』(フェイト ストレンジフェイク)とは、あらゆる願いを叶える聖杯を巡って争う何人もの魔術師と、使い魔として彼らに従う伝説の英雄たちの壮絶な戦いを描いた、成田良悟のラノベ作品。もともとは成田が公開したエイプリルフールのネタ企画だったが、完成度の高さから注目され正式な作品となった。
アメリカの片田舎であるスノーフィールドで、突如として聖杯を巡る戦いが勃発。これを利用しようとする者、鎮圧せんとする者、巻き込まれた者たちの思惑が入り乱れ、戦線は混沌を極めていく。

『Fate/strange Fake』の概要

『Fate/strange Fake』(フェイト ストレンジフェイク)とは、あらゆる願いを叶える聖杯を巡って争う何人もの魔法使いと、使い魔(サーヴァント)として彼らに従う伝説の英雄たちの壮絶な戦いを描いた、成田良悟のラノベ作品。
『Fate/stay night』シリーズの設定、世界観、そしてキャラクターを流用しており、これは同作品の原作者である奈須きのこからも公認されている。もともとは成田が2008年に公開したエイプリルフールのネタ企画だったが、その完成度の高さから注目され、公式の作品として執筆されることとなった。この作品を縁に成田は『Fate』シリーズにも携わるようになり、本作の設定やオリジナルのキャラクターが『Fate』シリーズの別作品にも登場している。2023年にラノベ版1巻部分をアニメ化した『Fate/strange Fake -Whispers of Dawn-』(フェイト ストレンジフェイク ウィスパーズ オブ ドーン)が公開され、以降もアニメ化されることが発表された。

アメリカの片田舎スノーフィールドに、突如として聖杯出現の予兆が観測される。聖杯を生み出す魔術は極めて特殊な条件をそろえないと発動することもできないため、魔術師協会は「何者かが裏で暗躍している」として調査に乗り出す。
一方、長くスノーフィールドに根を張る先住民族は、今回の聖杯戦争(聖杯を巡る戦争)を「自分たちの土地を白人から取り戻すチャンス」と捉え、自分たちの長であるティーネ・チェルクを最強のサーヴァントともされる英雄王ギルガメッシュと契約。一族を挙げてこれをバックアップする体制を整え、万全の態勢で聖杯戦争に挑む。

オオカミのキメラと契約したギルガメッシュのライバルエルキドゥ。魔術師たちの跳梁を許すまいと“原典以上の力を持つ贋作”を作り出す能力を持つアレクサンドル・デュマと共に戦いに臨む警察署長オーランド・リーヴ。空前の規模で繰り広げられる今回の聖杯戦争にただ巻き込まれてしまった少女アヤカ・サジョウと、彼女に付き従う獅子心王リチャード。それぞれの思惑が入り乱れ、戦線は混沌を極めていく。

『Fate/strange Fake』のあらすじ・ストーリー

根源と聖杯を巡る物語

有史以来、魔術師たちは魔術の極限とされる「根源」へと至る術を求め、果てしない研鑽を繰り返していた。しかしそのほぼ全ては実を結ばず、例外とされるものも完璧とはとても言えず、その発展は頭打ちの状態が続いていた。
20世紀後半、遠坂家、アインツベルン家、マキリ家は、地脈の真上にある日本の冬木市にて「聖杯」を作り出す大規模な魔術を発動。これは「強大な力を持つ古の英雄の霊魂を使い魔(サーヴァント)として使役し、これを戦い合わせ、彼らの魂を捧ぐことで“あらゆる願いを叶える”聖杯を完成させ、これを用いて根源を目指す」ことを目的としていた。

セイバー、アーチャー、ランサー、ライダー、キャスター、アサシン、バーサーカー。7つのクラスに合わせて召喚されたサーヴァントたちが殺し合い、最後に残った1体とその契約者であるマスターが聖杯を手に入れるというこのシステムは、根源へと至る方法としては斬新かつ確度の高いものだった。
しかし他の家系の魔術師や単に「あらゆる願いを叶える」という文句に惹かれた者たちの介入を受け、魔術は5度に渡り失敗。「聖杯戦争」と呼ばれるようになったこの大規模な魔術儀式は、開催されるたびに多くの悲劇と惨劇を生み出す忌まわしい伝説として魔術師たちの間に認知されるようになっていった。

スノーフィールドの異変

ある時、アメリカの片田舎にあるスノーフィールドという街で、聖杯出現の予兆が観測される。この地で何者かが聖杯戦争を繰り広げようとしていることを察知した魔術師協会は恐慌し、対策を迫られることとなる。聖杯戦争が始まれば秘匿されて然るべき魔術が一般人の目に触れる可能性が高く、また“自分たち以外の誰かが聖杯を手に入れて根源に至る”ことなど受け入れられない。全ての魔術師がそう考えるからこそ、冬木市の聖杯戦争には聖堂教会から派遣された監督役が立ち会うことが通例だったが、スノーフィールドにはまだその準備が無かった。
しかしスノーフィールドまで調査に赴いていた魔術師のランガルは、弟子だと思っていたファルデウス・ディオランドに裏切られ、身動きが取れない状態に陥っていた。やむなくランガルは魔術師たちの勢力図的には競争相手であるロード・エルメロイII世に助力を求めるが、そのエルメロイも「聖杯戦争が始まる」と聞いて弟子のフラット・エスカルドスが飛び出していったことに頭を抱えていた。

そのフラットを始めとして、スノーフィールドでは「自分が聖杯を手に入れてやろう」と画策する魔術師たちが続々と集結し、サーヴァントとなる英霊こと古の英雄の霊魂を召喚しようとしていた。ある魔術師は最強のサーヴァントとも目される英雄王ギルガメッシュの召喚に成功するも、直後にティーネ・チェルクという年端も行かぬ少女に惨殺される。
ティーネは長年この地で暮らしてきた先住民族の長で、ギルガメッシュの力を借りて聖杯戦争を勝ち抜き、白人たちから土地を取り戻そうと考えていた。ティーネとその仲間たちの覚悟を知ったギルガメッシュは力を貸すことを承諾するも、その尊大な性格からやる気にはなれず、しばしの間高みの見物を決め込もうとする。

聖杯戦争の開戦

しかしこの時、スノーフィールドの別の場所では神話の時代にギルガメッシュの親友にしてライバルだったエルキドゥという英霊が召喚されていた。エルキドゥが自身を召喚した魔術的な人工生物であるオオカミ型のキメラとサーヴァントとしての正式な契約を交わすと、彼の気配を感じ取ったギルガメッシュは「この戦いにはエルキドゥも参加している」と歓喜し、俄然やる気を出し始める。
同じ頃、ギルガメッシュたち以外のサーヴァントも続々と召喚されていた。繰丘椿(くるおか つばき)という植物状態の少女のサーヴァントとなったのは、具現化した“病”そのものであるペイルライダーだった。実体も無く、知性も無く、ただ椿の望むまま力を振るうペイルライダーの存在は、聖杯戦争に大きな混乱をもたらしていく。

警察署長にして魔術師でもあるオーランド・リーヴは、“自分の街で魔術師が好き勝手しようとしている”というこの状況そのものを嫌い、「普通の人間による英霊の打倒」を目指していた。そのために“本物以上の力を持つ贋作”を作る能力を持つ英霊アレクサンドル・デュマを召喚し、彼をサーヴァントとした上で、警察官の中から有志を集めて「二十八人の怪物(クラン・カラティン)」という組織を結成。デュマの造った武器で彼らを武装させ、警察署長という立場を利用して情報を集め、聖杯戦争に備えていく。
魔術師のジェスター・カルトゥーレは十字軍時代の名もなき暗殺者の少女をアサシンとして召喚するも、「邪悪な意図を持つ異教徒」だと断じられて血祭りに挙げられてしまう。しかし死徒(吸血鬼)でもあるジェスターは致命傷を負ってなお再生し、「あの気高い少女が穢され、心折れる瞬間を見てみたい」と聖杯戦争とは無関係の目的のために動き出す。

フラットもまた伝説の殺人鬼ジャック・ザ・リッパーの召喚に成功し、その晩にはギルガメッシュとエルキドゥが激突。神話の時代にエルキドゥの死によって別たれた2人は、再会を喜ぶように互いに全力で力を振るい、近代兵器も顔負けの大火力の応酬を繰り広げる。その轟音と振動を怖がった椿のためにペイルライダーがここに駆け付け、横槍が入ったことで2人の戦いは水入りとなる。
大地に大穴が開くほどの2人の戦いは、ギルガメッシュのマスターであるティーネを含めてスノーフィールドの聖杯戦争に参加した人々を「これがサーヴァント同士の戦いか」と震撼させる。同時に、これがスノーフィールドの聖杯戦争の開始を告げるものともなった。

アヤカと獅子心王

ギルガメッシュとエルキドゥが戦っていた頃、日本人旅行者のアヤカ・サジョウは、金髪碧眼の偉丈夫から「あなたが私のマスターか」と問われていた。魔術に関わりのある人生を送ってきたアヤカは、目の前にいるのが何者かによって召喚された聖杯戦争のサーヴァントであることに気付き、慌てて否定。しかしリチャードと名乗ったその青年は、「ならば我らは無関係の他人なのだから、あなたと同行しても側で守っても何も問題は無い」と無茶な理屈を並べ、アヤカと行動を共にするようになる。
青年の名はリチャードI世。その勇猛さと獅子心王の異名で知られるイングランドの伝説的な王で、十字軍を率いてイスラム勢力との戦いを繰り広げた英雄がサーヴァント化した存在だった。スノーフィールドの聖杯戦争は冬木のものを模してはいたが完全な再現はできておらず、セイバーのクラスは召喚できないことになっていた。にも関わらずリチャードはセイバーのクラスで召喚されており、自分を召喚した魔術師も見当たらないため、近くにいたアヤカに声をかけたのだった。

実はセイバーを召喚した魔術師は、彼を「邪悪な意図を持つ異教徒」だと判断したアサシンによって殺害されていた。サーヴァントは肉体を維持し続けるためには契約したマスターから魔力の供給を受け続けなければならず、アヤカは本来の召喚主の代わりにリチャードと契約した状態となっていた。「事情はよく分からないが、結果として無関係な少女を巻き込んでしまった」と反省したリチャードは、アヤカを守るために動き出す。
まずは正確な状況を知ること、そのために他のサーヴァントとの直接戦闘を避けるべきだと考えたリチャードは、「当面の間の同盟」を結ぶためにエルキドゥの下を訪れる。エルキドゥは“殺し合うために召喚されたサーヴァント”を相手に「協力してくれ」と言い出すリチャードに呆れるが、彼の人柄と実力を確かめて信用できる人物と判断。同盟を受け入れる。

警察署の攻防

ジェスターとその弟子たちを血祭りに挙げた後、アサシンは怪しい動きを見せる魔術師たちを次々と始末して回っていた。警察署に何人もの魔術師がいることを察知したアサシンはここを襲撃するも、対サーヴァント用に武装し訓練してきた「二十八人の怪物」はしぶとく抵抗し、一進一退の戦いを繰り広げる。
ここにジェスターが現れ、サーヴァントであるアサシンが今も存在を保てているのは自分の魔力のお陰だと暴露。「邪悪な異教徒の力で生き永らえている」という事実に動揺する彼女を一方的に転移させると、自身が「二十八人の怪物」を相手取る。対サーヴァント部隊である彼らとこのまま戦えば、アサシンが不覚を取る可能性があるというのがその理由である。アサシンを自らの手で思うままに傷つけることが、今のジェスターの全てだった。

「二十八人の怪物」が苦戦する中、聖堂教会から聖杯戦争の監督役に派遣されたハンザ・セルバンテスが参戦。対死徒用の技と武器を備えた彼にジェスターは手を焼き、撤退を余儀なくされる。オーランドは「二十八人の怪物」がまったく歯が立たない存在がいることに驚き、デュマに彼らをさらに強くしてくれと依頼する。
その頃、アサシンはアヤカとリチャードの2人と合流していた。リチャードを「我が故郷を蹂躙した怨敵」と警戒するアサシンだったが、アヤカが「異教徒ではあるが善良で、戦う意志も無い少女」であることを見抜き、これを殺すことも彼女を守ろうとするリチャードを倒すことも自身の正義に反すると判断する。ジェスターに代わってアヤカがアサシンに魔力を供給する話がまとまったこともあり、アヤカたちとアサシンは「一時休戦」という形で協力関係を結ぶのだった。

真の聖杯戦争の始まり

アヤカたちがそれぞれに動く中、ギルガメッシュはティーネと共にカジノを楽しんでいた。傲岸不遜なギルガメッシュは、「どうせ最後に残るのは自分とエルキドゥであり、その他の連中の潰し合いには興味が無い」と考えており、雑魚と見なす者たちが減るまで適当に時間を潰そうとしていたのだった。
しかし、そんな彼らは突如として何者かの弓による狙撃を受け、出向いた先には誰が召喚したのかも分からない新たなサーヴァントがいた。そのサーヴァントはギルガメッシュと互角に渡り合い、さらにその場に現れた別のサーヴァントと小競り合いをしつつ撤退。この1件はやがて他の聖杯戦争参加者にも知られることとなり、「自分たち以外にも参加する魔術師がいたのか」と彼らを動揺させる。

ギルガメッシュたちを襲ったサーヴァントの正体は、アルケイデスこと復讐心を煽られることで異形の戦士と化したギリシャ神話の英雄ヘラクレス。後から現れたのは、ヘラクレスと因縁を持つアマゾネスの女王ヒッポリュテ。実は今回の聖杯戦争は、「セイバーのいない不完全な聖杯戦争」を生け贄に「冬木で開催された完全な形の聖杯戦争」を行うことを目論んだものだった。
リチャードの召喚に成功した段階で「真の聖杯戦争」が本格的に始まり、次々と新手のサーヴァントが出現。スノーフィールドの勢力図を大きく書き換え、戦線をさらなる混沌へと落とし込んでいく。

『Fate/strange Fake』の登場人物・キャラクター

セイバー陣営

アヤカ・サジョウ

CV:花澤香菜

知人の勧めでスノーフィールドを訪れていた日本人旅行者。年齢は10代後半、髪の毛は金髪だがこれは染めたもの。
『Fate/Prototype』の主人公である沙条綾香(さじょう あやか)と同じ名前だが、同一人物なのか別人なのかは不明。エルキドゥからは「人間ではない」と分析されるなど、謎の多い存在。

セイバー/リチャードI世

CV:小野友樹

スノーフィールドの聖杯戦争において存在しないはずのセイバーのクラスで召喚された青年。明朗快活で好奇心旺盛、善性と行動力と好奇心の塊。1度決めたことはどこまでも貫こうとするところがあり、時にこれが大きな悲劇を生み出した。
その真名(正体)は、十字軍を率いてイスラム勢力との戦いを繰り返したイングランドの伝説的英雄リチャード1世。その勇猛さと気高い生き様から「獅子心王」の異名を持つ。母国の神話時代の英雄アーサー王に傾倒し、彼の武器にあやかって自分が持つ得物を「エクスカリバー」と呼んでいた逸話から、手にしたものならなんであれ伝説の聖剣を模した力を発揮させることができる。

アーチャー陣営

ティーネ・チェルク

CV:諸星すみれ

10代前半の少女。アメリカ建国以前からスノーフィールドに根差して生きてきた一族の末裔で、土地から膨大なエネルギーを吸い上げて己の魔力として行使することが可能。
聖杯戦争を利用して「自分たちの土地を白人たちから取り戻す」ことを悲願とし、他の魔術師によって召喚されたギルガメッシュと契約。幼い子供である上に、本心からの礼節を持って尽くしているため、傲慢なギルガメッシュからもそれなりに目を掛けられている。

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『Fateシリーズ』に登場するギルガメッシュは、古代メソポタミアのギルガメシュ叙事詩など多くの神話で人類最古の英雄王と称される英霊である。彼の本来の宝具はたった2つであるが、後の世に伝わる宝具の元になった「原典」を全て自分の宝物庫のなかに保管していることから、多くの宝具を所有している。ここではシリーズで登場したギルガメッシュの宝具をまとめた。

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stay night、Zeroの出来事を時系列順にまとめてみた【Fateシリーズ】

stay night、Zeroの出来事を時系列順にまとめてみた【Fateシリーズ】

『Fate/stay night』は冬木市で起こった第五次聖杯戦争の模様が描かれ、『Fate/Zero』ではその10年前に同じく冬木市で起こった第四次聖杯戦争が描かれる。両作品には共通する登場人物・キャラクターもいて、片方の作品を知っているとよりもう一方の作品を楽しめる。 ここでは『Fate/stay night』『Fate/Zero』で登場したサーヴァントの生前の話を含め、時系列順に出来事をまとめた。

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Fateシリーズの女性マスター(主人公・ヒロイン・ラスボス)まとめ

Fateシリーズの女性マスター(主人公・ヒロイン・ラスボス)まとめ

『Fateシリーズ』ではサーヴァントと契約を結んだ者をマスターと呼ぶ。マスターは男性でも女性でもなることができ、『Fate/stay night』においてはヒロインの1人、遠坂凛が女性のマスターだった。 また『Fate/Prototype 蒼銀のフラグメンツ』では女性マスター沙条愛歌が主人公を務めるが、 『Fate/Prototype』では彼女がラスボスとして立ちはだかることになる。 ここでは主人公やヒロイン、ラスボスとなった女性マスターをまとめた。

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