ロード・エルメロイII世の事件簿(The Case Files of Lord El-Melloi II)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『ロード・エルメロイII世の事件簿』とは、TYPE-MOON作のビジュアルノベルゲーム『Fate/stay night』シリーズのスピンアウト小説である。
過酷にして熾烈な第四次聖杯戦争を生き延びたウェイバー・ベルベットは、ロード・エルメロイII世と名を変えて時計塔の講師となっていた。魔術師たちの総本山である時計塔は権謀術数のるつぼでもあり、陰謀、策略、不可思議な事件には事欠かない。エルメロイII世もまたそれらに次々と巻き込まれ、内弟子のグレイや自身の教室の生徒たちと共に解決していく。

『ロード・エルメロイII世の事件簿』の概要

『ロード・エルメロイII世の事件簿』とは、三田誠によって刊行されたライトノベル、およびそれを原作とした漫画・アニメ作品である。TYPE-MOON作のビジュアルノベルゲームである『Fate/stay night』シリーズのスピンアウト小説であり、「TYPE-MOON BOOKS」より2014年から2019年の間に全10巻が発売された。2017年からコミカライズ版が「ヤングエース」にて連載が開始。2019年の夏にアニメ版である『ロード・エルメロイII世の事件簿-魔眼蒐集列車 Grace note-』が放送され、さらに2021年の年末に特別編が公開された。さらに2020年から続編の『ロード・エルメロイII世の冒険』が同レーベルから発売され、2023年4月現在では5巻まで発売されている。2020年12月時点でシリーズの累計発行部数は180万部を突破した。
虚淵玄による『Fate/stay night』のスピンオフ小説、『Fate/zero』内で登場内に登場した「ウェイバー・ベルベット」を主人公に据えた魔術ミステリー作品。舞台は冬木市で行われた第四次聖杯戦争から10年後のイギリス。聖杯戦争とは使い魔であるサーヴァント(英霊)を魔術師が召喚し、あらゆる願いを叶える聖杯を奪い合う魔術儀式である。他のシリーズと異なり聖杯戦争には直接的なかかわりはなく、魔術師の学び舎である時計塔と魔術世界そのものを取り上げている。TYPE-MOON作品から多数のゲストキャラクターが登場しており、他の作品同士を繋ぐ架け橋となることも意図されている。また既存キャラクターの関連キャラクターの登場や魔術設定の深堀りなど、既存作品を拡張しながら第四次聖杯戦争を経た「エルメロイII世」の生き様を描いている。「ウェイバー・ベルベット」は「ロード・エルメロイII世」の名を叙され、時計塔の講師として面倒ごとを押し付けられながらも、内弟子の「グレイ」や弟子と共にあらゆる魔術的な事件を解明していく。

『ロード・エルメロイII世の事件簿』のあらすじ・ストーリー

かつて所属していた「エルメロイ教室」を教師としての才を発揮してみごと復活させた彼は、現代魔術科の学部長として「ロード・エルメロイII世」の名を叙していた。第五次聖杯戦争参加時の協力者として墓守の少女「グレイ」を引き取った彼は、主に義妹の「ライネス」や友人の「メルヴィン」ら無理難題を押し付けられ、あらゆる魔術が絡む事件へと関わっていくこととなる。「魔術ミステリー作品」である本作においてトリックは魔術であり、それ故にトリックから犯人を特定するのは困難とされている。それ故にエルメロイII世は動機である「ホワイダニット」を重視しながら謎を解き明かしていく。原作では「case.剥離城アドラ」、「case.双貌塔イゼルマ」、「case.魔眼収集列車」、「case.アトラスの契約」、「case.冠位決議」おり、各々1つの章に対して1つの大きな事件が発生する。大してアニメ版では大きく構成の変更がされており、前半はオリジナルストーリー、後半は原作の中から「case.魔眼収集列車」を合わせた構成となっている。

ファーゴ家編

エルメロイII世はかつての教え子である、メアリから依頼を受けてファーゴ家を訪れる。メアリの父であるアーネストはバラバラ死体として発見され、その遺体は屋敷の大広間に心臓を中心として円状に置かれている異様な状況だった。容疑者同士で疑心暗鬼が生まれる中、第二の殺人が発生し、アーネストに金銭絡みのトラブルがあったことから、容疑者の一人であったメアリの従兄弟アレックが死亡する。アッドの「まるで死体が魔術を使ったみてぇだ」という呟きを聞いた瞬間、エルメロイII世は事件の真相にたどり着く。その犯人は被害者であるアーネスト本人であり、この異様な状況は「天と地を模した工房内に七大惑星になぞらえた自分の身体をばらまき、自分自身に不老不死の命を与える儀式魔術」を行ったからであると看破した。しかしこの儀式に本来用いるべき天動説ではなく地動説の理論を組み込んでしまったことで、アーネストは不完全な復活を遂げる。アーネストは永遠』求めて暴走するも、グレイとアッドによって阻まれて消滅した。

マーベリー工房編

エルメロイII世はマーベリー工房で発生した連続落雷事件と、工房の完成前後から書斎に現れるようになった妖精フェイの謎について、コドリントン家の魔術師であるウィルズから調査を依頼された。しかし同時にコドリントン本家が法政科に依頼しており、ウィルズは派遣された法政科の化野菱理(あだしの ひしり)と本家の魔術師であるワレッタと対立することになり、事件の犯人であると断定されてしまう。エルメロイII世が取りなして容疑者扱いに留まらせたものの、今度はワレッタが事件の犠牲となり、ウィルズは化野菱理に拘束されてしまう。弔問のために工房にやってきた獅子劫界離(ししごう かいり)の話から閃いたエルメロイII世の儀式により、妖精フェイからウィルズの妖精眼と工房の秘匿された事実、父であるトレヴァーの死も含めた落雷事故の事実が明かされる。妖精フェイはトレヴァーによってウィルズの妖精眼と共に工房を稼働させるための道具として設置されてた存在だった。トレヴァーは死者を人工妖精であるブラックドッグに作り替えて使役することを目論んでおり、妖精フェイはその行為に対する怒りから工房の力を利用して落雷によってトレヴァーを殺害していた。しかし儀式と化野菱理による拘束が原因で、工房そのものが完全に暴走し、ワイルドハントと妖精郷の門が出現してしまう。ワイルドハントは一掃出来たものの既に事態は収拾が不可能になり、ウィルズは自分と妖精眼が存在する限り解決しないと悟る。彼は幼少期から恋情を抱いていた妖精フェイの手を取ると、エルメロイII世の制止を振り払って妖精郷へと消えた。

魔眼蒐集列車編

ウェイバー・ベルベットと名乗っていた頃のエルメロイII世が出会い、臣下として終生尽くすことを誓った征服王イスカンダルの聖遺物が彼の下から盗まれ、代わりに魔眼を売り買いする魔眼蒐集列車(レール・ツェッペリン)への招待状が残されるという事件が発生。エルメロイⅡ世はグレイとカウレスを伴って列車に乗り込むことになった。そこには法政科の魔術師「化野菱理」、人工魔眼の名門「イヴェット」、天体科君主の娘「オルガマリー」、聖堂教会の執行者「カラボー」といった錚々たる面々が揃っていた。オルガマリーは従者であるトリシャの持つ未来視によって、「虹」と呼ばれる非常に希少な魔眼が出品されると知っており、目的が異なるエルメロイⅡ世に共闘を持ち掛ける。その直後にトリシャが頭がない死体となって発見され、オルガマリーは疑心暗鬼に陥り自室に立てこもる。突如列車内でエルメロイⅡ世らはヘファイスティオンによって襲撃され、エルメロイⅡ世は深手を負う。進路に異常が発生した列車は想定外のルートに突入し、死徒の森(アインラッシュの仔)と呼ばれる危険地帯に突入する。グレイは列車を動かすためにカラボーらに助力し、その際に裏で情報収集に動いていたメルヴィンが列車に合流した。一方のオルガマリーは自室で虚数空間に隠されていたトリシャの頭部を発見する。グレイはヘファイスティオンと衝突してたが、雪崩に巻き込まれたことで一時休戦となった。その中でヘファイスティオンとグレイは主従関係や互いの在り方について語り合ったが、敵対したまま互いに仲間の元へ戻る。列車内では化野菱理の推理が展開され、その中で彼女はカラボーを犯人と断定してしまう。しかしグレイの証言からヒントを得たエルメロイⅡ世は、メルヴィンと交渉して魔眼オークションを遅らせて、その間に決定的な証拠を用意する。ついに魔眼オークションが開始し、カラボーは「虹」と呼ばれる過去視の魔眼を摘出される。しかしエルメロイⅡ世は魔眼オークションを中断させると推理を披露し、自身が連れてきたはずのカウレスを拘束する。カウレスが偽物であるとイヴェットからの得た情報で看破したエルメロイⅡ世は、魔眼オークションを遅らせることで本物のカウレスを列車に呼び出していた。同時にカラボーの魔眼に干渉して殺害を実行した犯人であることも暴くと、偽のカウレスは変装を解いてその正体を現す。彼は現代魔術科の先代学部長であり、行方不明だったドクター・ハートレスだった。

ハートレスは列車とアインラッシュの仔の配置によって霊脈に歪みを生じさせ、亜種聖杯戦争を生み出し、さらに過去に聖杯戦争に参加したウェイバーを利用してサーヴァントを召喚していた。計画続行が不可能であると判断したハートレスは令呪を用いてサーヴァントを呼び出すと拘束を突破し、今回召喚サーヴァントがヘファイスティオンであることを明かした。エルメロイII世がイスカンダルの宝具(サーヴァントの逸話から作られる切り札)に、王に従う部下の一人としてヘファイスティオンが現れなかった理由を問うと、ヘファイスティオンは激高して切りかかる。彼女はイスカンダルの死後に醜い争いを続けて国を滅ぼした王の部下を憎んでおり、彼らと並ぶことを拒絶したため現れることがなかった。ヘファイスティオンにグレイが対応し、エルメロイII世はハートレスと対峙することになる。そこに魔眼オークションが無効になったことで魔眼を返されたカラボーが割込み、その能力でヘファイスティオンを翻弄する。だがアインナッシュの仔に囲まれたエルメロイII世らは劣勢となり、ハートレスは余裕を見せるも、列車内ではオルガマリーを中心とした魔術師が天体魔術を行使し、アインナッシュの仔を掃討する。撤退を検討し始めたハートレスに対して、気が収まらないヘファイスティオンは攻撃を続ける。そこにカラボーの助言により覚醒したグレイが対峙し、アーサー王の槍を撃ち出すことで見事勝利を収めた。

『ロード・エルメロイII世の事件簿』の登場人物・キャラクター

主人公とその周辺

ロード・エルメロイII世(Lord El-Melloi II) / ウェイバー・ベルベット(Waver Velvet)

CV:浪川大輔
本作の主人公であり探偵役。時計塔の現代魔術科学部長であり、時計塔に12家しか存在しない君主(ロード)の系譜を持つエルメロイ派の仮の現当主。本名はウェイバー・ベルベット。
性格は偏屈で神経質だが面倒見が良く、どんな問題児でも見捨てずにみごと大成させている。
神秘の塊である魔術の本質を見抜く能力が傑出しており、魔術の指導者としての評価が高い一方で、秘めることが重要な魔術を解体して暴くことから「魔術の破壊者」とも評される。

グレイ(Gray)

CV:上田麗奈
エルメロイII世の内弟子であり、本作の語り部を担う人物。
特殊な事情からエルメロイII世に引き取られ、その内弟子という形で時計塔に魔術師見習いとして所属することになった。
灰色の髪の15歳ほどの少女であるが、常にフードを深くかぶって顔を隠している。性格は臆病で人見知り、田舎暮らしだったために魔術師はおろか一般社会の知識にも疎い。
時計塔ではエルメロイII世の身辺の世話や護衛をしながら、生徒として彼の講義にも参加し勉学に勤しんでいる。

アッド (Add)

CV:小野大輔
グレイの一族が代々受け継いできた自我を持つ魔術礼装であり、グレイと一行の切り札。
匣に奇妙な模様にも見える顔がついた外見をしており、鳥かごのような入れ物の中で保管され、グレイのマントの内側で固定されている。
性格は口やかましく毒舌な皮肉屋。口喧嘩は頻繁に発生するものの、グレイにとっての初めての友人であり、遠慮することなく話せる唯一の存在。
通常時の人格は封印として与えられた擬似人格であり、槍の起動されると無機質かつ機械的な口調へと切り替わる。

ライネス・エルメロイ・アーチゾルテ (Reines El-Melloi Archisorte)

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