Fate/Grand Order -絶対魔獣戦線バビロニア-(FGOバビロニア)のネタバレ解説・考察まとめ

『Fate/Grand Order -絶対魔獣戦線バビロニア-』とは、スマホアプリゲーム『Fate/Grand Order』から派生したアニメ作品である。魔術王ソロモンによって奪われた人間の歴史を取り戻すため、「聖杯」と呼ばれる万能の力を持った杯を探し求めて時代を渡り歩く魔術師の少年・藤丸立香が、紀元前2700年の古代メソポタミアの世界に降り立って、人類の滅亡を目論む「三女神同盟」に立ち向かう姿を描いた物語となっている。

『Fate/Grand Order -絶対魔獣戦線バビロニア-』の概要

『Fate/Grand Order -絶対魔獣戦線バビロニア-』とは、スマホアプリゲーム『Fate/Grand Order』の第1部のシナリオ「第七特異点 絶対魔獣戦線バビロニア」を元にしたアニメ作品である。Fateシリーズ生誕15周年記念作品として発表・製作され、2019年10月から2020年3月まで計21話が放送された。本放送に先立ち、第0話に相当する「Episode 0 Initium Iter」が2019年8月3日に開催されたイベント「Fate/Grand Order Fes 2019」にてサプライズ上映され、翌日の8月4日から8月11日にかけてゲームアプリ内で配信された。また、バンダイチャンネル公式サイトでも同内容が配信され、同年9月30日にAT-Xにてテレビ放送された。

本作は原作第1部の「第七特異点 絶対魔獣戦線バビロニア」と同じく、魔術王ソロモンが持つ7つの聖杯の力によって奪われた歴史を取り戻すため、最後の聖杯のあるメソポタミアの世界に降り立った藤丸が、人類の滅亡を目論む「三女神同盟」との戦いを繰り広げる物語を描いている。

バビロニア宣伝大使として、声優の赤羽根健治と田中美海が「WHAT's IN? tokyo」内の連載企画「ここがすごいぞ!TVアニメ『FGOバビロニア』」で各話の解説を務めた。
最終話の放送後、第1部の最終シナリオ「終局特異点 冠位時間神殿 ソロモン」を元にした『Fate/Grand Order -終局特異点 冠位時間神殿ソロモン-』の製作が告知された。

これまでのFGOのアニメ作品は大晦日に放送される特別番組内のショートアニメでしか放送されなかったが、レギュラー放送化となったのは本作が初で、さらにメインストーリーの映像化は2016年の大晦日の特番に放送された『Fate/Grand Order -The First Order-』以来となる。

『Fate/Grand Order -絶対魔獣戦線バビロニア-』のあらすじ・ストーリー

デミ・サーヴァント計画

魔術師の少年・藤丸立香(左)とDr.ロマン(中央)、マシュ・キリエライト(右)

時は2010年、魔術と科学、ふたつの分野で未来を観測し、人類史を存続する組織人理継続保障機関「フィニス・カルデア」では、あらゆる願いを叶えるとされる万能の杯「聖杯」によって呼び出したサーヴァント(英霊)と人間を融合させた兵器を作る「デミ・サーヴァント計画」が行われていた。失敗が繰り返される中、次の実験体として試験管ベビーの少女マシュ・キリエライトが選ばれた。
英霊と融合した途端、マシュの目が金色に変わり、暴れ始める。これはサーヴァントが激怒したことによって起きたものだったが、マシュ自身がそれに抵抗したことで気を失った。

2014年、マシュを唯一気遣う青年医師ロマニ・アーキマンことDr.ロマンはかつての学友レフ・ライノールに空を現出させる魔術はないかと尋ねた。マシュが「空が見たい」と言ったからだ。
その後のある日、カルデア所長のマリスビリーは所長室に現れた謎の男に拳銃を突きつけられ、カルデアの中枢を司る「カルデアス」と呼ばれる擬似地球環境モデルの機能を止めろと脅された。マリスビリーは自分の命よりも人理の保障をとり、自ら命を絶った。

マリスビリーの死後、彼の娘であるオルガマリー・アニムスフィアが新たな所長を務める中、「人類史が2016年で絶滅する」ということがカルデアの観測によって証明されることになった。そして2004年の日本に存在するはずのない歴史がある領域「特異点」があるのを発見し、これが人類滅亡の原因だと仮定したオルガマリーは「レイシフト」と呼ばれる空間航法の実験を国連に提案する。国連がその提案を認めたことで、オルガマリーはカルデアに所属するマスター(魔術師)たちを集めてレイシフトによる特異点の調査部隊を編成、マシュもその調査部隊の一員として選抜されることになった。
しかし調査の日、レフが人類絶滅の滅亡を目論む黒幕の手先としての本性を現してカルデアを爆破。オルガマリーと調査部隊の大半が死亡した。マシュも爆発に巻き込まれて重傷を負ったが、調査部隊の補充要員の少年、藤丸立香の手を取った瞬間に彼女と融合していた英霊が自らの持つ力の全てを彼女に渡し、デミ・サーヴァントとして復活を遂げた。

絶対魔獣戦線バビロニア

マシュのマスターとなった藤丸は彼女とともに、人類史存続のため戦いの日々を送っていた。人類史を絶滅させる特異点は日本のみならず、世界各地に7つも作られている。それをなしたのは「魔術王ソロモン」と呼ばれる存在であり、彼は人類史に代わる新世界の創造を目論んでいた。これに対してカルデアは7つの特異点の事象に介入し、聖杯を探し出すことで事象を解明、あるいは破壊する禁断の儀式「聖杯探索(グランドオーダー)」を遂行していた。
カルデアが発見した7つ目の特異点は、紀元前2600年の古代メソポタミアの世界となった。藤丸はマシュとともにメソポタミアの世界へと向かうが、到着早々獅子の魔獣に襲われる。撃退したのも束の間、上空からイシュタルという少女が落下してきた。彼女はすぐに去っていったが、そののちに現れたエルキドゥというサーヴァントにこのメソポタミアの世界の現状について聞かされる。メソポタミアは現在、突如として現れた「三女神同盟」と呼ばれる3人の女神が率いる勢力と、彼女らが従える魔獣たちの群れによって危機にさらされていたのだ。すでに大地の6割が三女神同盟の手に落ちており、魔獣たちから人々を守るため、ウルクの北に英雄王ギルガメッシュが巨大な城壁「絶対魔獣戦線バビロニア」を築いたという。

藤丸たちはウルクを目指して旅立つが、道中で出会ったマーリン、アナというサーヴァントから「エルキドゥはすでに死んでこの世界にはいないと」告げられる。偽物だとばれたエルキドゥは藤丸たちに攻撃を仕掛ける。彼らはマーリンの転移によって九死に一生を得た。
そのマーリンの案内で、ウルクの王宮にてギルガメッシュと謁見した藤丸たち。ギルガメッシュは戦いによって彼らの言葉の真偽をはかると言い、バトルが始まった。ギルガメッシュの力は圧倒的で、藤丸たちは簡単にあしらわれてしまう。イシュタルの乱入もあってギルガメッシュと物別れになった藤丸たちは、ギルガメッシュの側近から「王に話を聞いてもらいたければ功績をあげることだ」と言われ、様々な仕事をこなすことになった。

王の指令

1か月後、必死の働きが認められた藤丸とマシュはギルガメッシュから呼び出され、南部にあるウルの町の調査を命じられる。町は一見平和そのものだったが、実は「森の女神」と呼ばれる存在に実質的に支配されていた。藤丸たちはその「森の女神」、ジャガーマンというサーヴァントの攻撃に遭い、撤退せざるを得なかった。
ウルクに帰還するとギルガメッシュから今度はペルシア湾の調査を言い渡された。しかも王自ら同行するという。ペルシア湾では藤丸たちの前に再びエルキドゥが現れ、ギルガメッシュと戦闘を繰り広げる。戦いはギルガメッシュが優勢だったが、途中でエルキドゥが苦しみだし、どこかへ飛び去ってしまった。ギルガメッシュは目的を果たしたからウルクに引き揚げるとふたりに言い渡してその場を後にした。

次に藤丸たちに与えられた指令は「”天命の粘土板”と呼ばれるものを回収しにクタ市に向かえ」というものだった。その粘土板は未来を記したものであるという。クタ市へ向かった藤丸は、気づけばマシュたちとはぐれ、「冥界」に紛れ込んでしまった。「ジウスドゥラ」と名乗る老人に現世へと送り返してもらった藤丸は、いつの間にか粘土板を抱えていた。そこにイシュタルが現れ、自分の縄張りに入った罰として彼らに襲い掛かる。藤丸たちはアナの奇襲によって辛くも勝利。イシュタルを拘束したうえで三女神同盟の目的を尋ねた。イシュタルによれば、三女神同盟はギルガメッシュの聖杯が目当てだという。そして自分を召喚したのはウルクの巫女であり、他の女神2人を召喚したのは聖杯であると告げた。藤丸たちは死人に囲まれたこともあって、それ以上情報を得ることはできなかった。

3人の女神たち

粘土板を持ち帰った直後、魔獣の群れがウルクの北壁に押し寄せた。藤丸は逃げ遅れた人がいるという知らせをもとにニップルという城塞都市に赴く。そこではエルキドゥが待ち構えていた。エルキドゥに3度目の戦いを挑む藤丸たち。苦戦する中、4枚の翼と無数の蛇と化した髪の触手を持った半人半蛇の女神が現れる。三女神同盟の盟主、原初の海の女神・ティアマトだ。彼女はエルキドゥを下がらせると藤丸たちに襲い掛かった。彼女の強さは圧倒的で、藤丸たちは窮地に立たされる。しかしエルキドゥが「ウルクを落とした後、支配権を巡る他の女神との戦いに備える必要がある」と彼女を諭したことで藤丸たちは命拾いした。ティアマトが去った後、エルキドゥはキングゥという真名を明かし、「僕は完璧な次の世代の人類だ……君たちの歴史は僕が引き継ぐ」と宣言して姿を消した。

この戦いで藤丸たちは多くの仲間を失ってしまった。ギルガメッシュはティアマトの正体がギリシャ神話の怪物・ゴルゴーンだと推測し、その対抗策として女神イシュタルを味方に引き入れろと命令する。藤丸たちは早速イシュタルの根城エビフ山へと向かった。
イシュタルは藤丸の話を聞かず戦闘になるが、大量の財宝を見せると手を止めた。彼女は財宝に目がないのだ。財宝をプレゼントすると言うと、彼女は悩んだ挙句に藤丸たちの味方になると宣言したのだった。
イシュタルの引き入れに成功した藤丸たちは、かつてティアマトの喉を引き裂いたというマルドゥークの手斧を手に入れるため、エリドゥという都市に向かおうとした。しかしその前に新たな女神が突如として急襲してきたという報告が入った。藤丸やイシュタルが駆けつけると、そこには派手な民族衣装に身を包んだ金髪の女性サーヴァントがいた。彼女は自らを三女神同盟のトップの1人、アステカの太陽神「ケツァル・コアトル」と名乗った。彼女は「試合は1日100人まで」という自分のルールに従い、人類を滅亡させると決めながらも「また明日」と去っていった。

ケツァル・コアトルのウルク急襲を受け、藤丸たちは彼女の力を削ぐべく、彼女の神殿へ行き象徴たる「シンボル」を破壊することになった。イシュタルとともに神殿へ向かう一行は途中でジャガーマンを仲間に加える。
エリドゥにあるケツァル・コアトルの太陽神殿には藤丸たちが求めているマルドゥークの手斧が突き刺さっていた。しかしケツァル・コアトルが姿を現し、藤丸たちに攻撃を仕掛ける。ケツァル・コアトルは強敵で、イシュタルやジャガーマンでさえも跳ね除けられてしまう。だが彼女たちの奮戦で、藤丸はどうにか神殿の頂上へ登り、ケツァル・コアトルのシンボル「アスティックカレンダー」の前にたどり着く。そのままシンボルを破壊するかと思いきや、藤丸は「人間が好きだ」というケツァル・コアトルの善性を信じ、イシュタルの力を借りて地上にいるケツァル・コアトルめがけて拳を繰り出した。ケツァル・コアトルは藤丸の体とともにその信念を受け止め、彼をマスターだと認めるに至った。

王の死と最後の女神

ケツァル・コアトルを仲間にし、マルドゥークの手斧も無事回収した藤丸たち。しかしウルクでは人々が衰弱死し、ギルガメッシュも息を引き取っていた。ケツァル・コアトルによれば、これはエレシュキガルの仕業だという。藤丸たちはイシュタルを三女神同盟のトップの1人だと思い込んでいたが、実は彼女ではなく彼女の実姉であるエレシュキガルこそが三女神同盟の最後の1人だったのだ。エレシュキガルはイシュタルと同時に召喚されたようで、ギルガメッシュや人々の魂を冥界に連れ去ったのではないかとされた。藤丸とマシュ、イシュタルの3人は彼らの魂を取り戻すべく、エレシュキガルの待つ冥界へと向かった。

冥界に入ってしばらくすると、藤丸たちは牢獄から抜け出したというギルガメッシュと合流する。彼にかかれば冥界ですらも庭同然だという。しかしエレシュキガルを倒さなければ脱出することはできないため、4人で最奥にいる彼女のもとへ向かう。
最奥の神殿で待ち構えていたのは巨大な骸骨の姿をした死霊だった。エレシュキガルは元々メソポタミア神話の女神だ。ギルガメッシュやイシュタルに責められると、怒鳴りながらも冥界から出ることができない寂しさを吐露する。「自分の努力を誰も理解してくれず、褒めてくれないなら死の国を作る」と宣言し、最大の攻撃を繰り出すエレシュキガル。藤丸は「令呪」を行使してマシュにその攻撃を受け止めさせた。力を使い果たしたことで本来の可憐な少女の姿に戻ったエレシュキガルに対し、藤丸は優しく言葉をかけて彼女の戦意をなくした。こうしてエレシュキガルと和解した藤丸たちは、ギルガメッシュと共に冥界からウルクへと帰還した。

アナとゴルゴーン

エレシュキガルが三女神同盟から脱退したことでウルクの住民の魂も無事に戻り、残る女神はゴルゴーン1人となった。ゴルゴーンは着々と総攻撃の準備を進めている。ギルガメッシュは機先を制すべく、彼女の拠点である「鮮血神殿」に強襲をかけるよう藤丸たちに指示した。
翌日、キングゥ率いる魔獣たちとジャガーマン、ケツァル・コアトルを含めたウルクの守備軍が戦う中、藤丸やマシュたちは鮮血神殿に向かっていた。ケツァル・コアトルが投げたマルドゥークの手斧によって神殿を守る結界が破壊されると、藤丸たちは神殿へ入り込み、最奥の玉座でゴルゴーンと対峙した。
ゴルゴーンは生前に自分を虐げた人間たちへの復讐を企んでいた。それに対してアナが真っ向から否定する。実はアナの正体はもうひとりのゴルゴーンで、反英雄メドゥーサが女神として現界した姿だったのだ。アナはゴルゴーンと激しく戦い、ついに致命傷を負わせることに成功する。そして彼女は自らゴルゴーンとともに奈落へと落ちていった。

原初の海の女神・ティアマト

こうしてゴルゴーンを倒した一行だが、肝心の彼女が持っている聖杯が見つからない。ゴルゴーンが聖杯でこの世界を特異点に作り替えた張本人ではないのか。そのような疑念が浮かぶ一同をよそに、マーリンが突然血を吐いた。実はマーリンは本物のティアマトが特異点を生み出したのだと気づいていた。夢の世界にてティアマトを眠らせていたが、ゴルゴーンの消滅に乗じて封印が破られ、本体が消し去られてしまったのだ。藤丸たちと共に行動してきたマーリンの分体は、ギルガメッシュに伝言を頼むと消滅した。

同じころ、世界各地では黒い魔獣が大量発生していた。マーリンからの伝言を聞いたギルガメッシュは「黒い魔獣の正体はティアマトが生み出した”ラフム”だ」と言う。そのラフムから人々を守ろうとエリドゥに向かった藤丸たち。エリドゥではキングゥが味方であるはずのラフムに襲われ、その体内から聖杯が出現した。その聖杯こそが藤丸が探しているものだった。ラフムは聖杯を奪うとどこかへ飛び去ってしまう。それを追う藤丸たちはペルシア湾で本物の原初の海の女神にして人類悪・ティアマトの出現を目撃する。彼女が生み出すおびただしい数のラフムを見て撤退を決め、ギルガメッシュに事の顛末を報告した。

ティアマトの権能で生み出される黒い泥「ケイオスタイド」に汚染された海水はやがて大陸すべてを飲み込み、人類史そのものが破綻してしまうだろうとギルガメッシュは言う。これを止めるために、藤丸たちはティアマトに挑む。
マシュ、イシュタル、ケツァル・コアトルの攻撃を受けたティアマトは巨大な姿へ変貌した。たまらずウルクまで引いた一行。彼らがウルクの王宮に到着した時には、メソポタミアの人間たちの数が500人を切っていた。カルデアでは急ピッチでティアマトの解析が行われる。その結果「地上に生命がある限りティアマトを倒すことができない」という事実が判明すると、藤丸は冥界にティアマトを落とすことを提案した。だが冥界の女神・エレシュキガルが言うには「冥界の門を開けるのに3日かかる」とのこと。3日も猶予がない一行はそこで行き詰ってしまう。

その夜、ティアマトから見捨てられたキングゥのもとを、ギルガメッシュが訪れる。彼はキングゥの体の持ち主、エルキドゥの親友だ。ギルガメッシュは落ち込んでいるキングゥを叱咤して去っていった。

絶対魔獣戦線メソポタミア

夜が明けた決戦当日。藤丸たちが全力でラフムを抑えている間に、ケツァル・コアトルが自らの力の源泉であるアスティックカレンダーの力を解放。ティアマトの足場となるケイオスタイドを焼き尽くした。足場を失ったティアマトは翼を広げてなおもウルクを目指そうとする。ケツァル・コアトルの自らを犠牲とした特攻で飛行を阻止することができたものの、これといったダメージは見受けられない。そこにアナと共に消滅したはずのゴルゴーンが現れた。
自分たちに加勢してくれたゴルゴーンに驚く藤丸とマシュ。実はこのゴルゴーンはアナであり、ケイオスタイドの力を利用することで蘇ったのだ。アナは藤丸たちをウルクへと向かわせ、ティアマトに攻撃を叩き込んで翼を完全に砕いた後、消滅していった。
藤丸とマシュがウルクへ戻ると、ギルガメッシュは城壁各所に設置した大弓から自らの魔力を打ち出した。さらにキングゥが巨大な鎖でティアマトを縛り、渾身の一撃で足止めした。
そこに届いたのはエレシュキガルからの、冥界の門を開ける準備が整ったという知らせ。イシュタルがティアマトの足元を崩すと、彼女はそのまま冥界へ墜落していった。

ティアマトは冥界にてさらなる変異を遂げる。そこに死んだと思われていたマーリンが駆けつけ、第2の人類悪「ビーストII」となってしまったティアマトに対して世界最高峰の英霊「グランドサーヴァント」であるハサン・サッバーハが現れた。ハサンの攻撃でダメージを受けるティアマト。ギルガメッシュも英雄王としての本来の姿を取り戻し、藤丸を援護する。そしてギルガメッシュの「乖離剣エア」と呼ばれる大剣によって、とうとうティアマトが消滅した。

こうして、大激闘の末についにティアマトを消滅させた藤丸たち。ギルガメッシュたちに見送られ、特異点の原因となった聖杯を持ってカルデアに帰還すると、Dr.ロマンは険しい表情で「向かうべき特異点の名は、ソロモン! 終局特異点『冠位時間神殿ソロモン』だ!!」と最後の特異点へ向かうことを告げた。

『Fate/Grand Order -絶対魔獣戦線バビロニア-』の登場人物・キャラクター

主人公とヒロイン

藤丸立香(ふじまる りっか)

kiri0727w0
kiri0727w0
@kiri0727w0

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アーチャー(エミヤ)は『Fateシリーズ』に登場する弓兵のサーヴァントの1人。『Fate/stay night』ではヒロインの1人である遠坂凛に呼び出される。当初は記憶が混乱しており自分が何者かも分からなかったが、記憶を取り戻すと主人公の衛宮士郎を敵視し始める。真名はエミヤ。第五次聖杯戦争唯一の未来の時代の英霊であり、正体は衛宮士郎が霊長の抑止力(アラヤ)と契約を交わした存在である。

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ランサー/クー・フーリン(Fateシリーズ)の徹底解説・考察まとめ

ランサー/クー・フーリン(Fateシリーズ)の徹底解説・考察まとめ

ランサー(クー・フーリン)は『Fateシリーズ』に登場する槍兵のサーヴァントの1人。『Fate/stay night』では魔術協会からの派遣魔術師バゼット・フラガ・マクレミッツによって召喚される。しかしそのバゼットが聖杯戦争の監督役である言峰綺礼にだまし討ちを受けて令呪を奪われたため、マスターが言峰になる。 真名はクー・フーリン。ケルト神話における大英雄で、アイルランドの光の皇子である。

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セイバー/アルトリア・ペンドラゴン(Fateシリーズ)の徹底解説・考察まとめ

セイバー/アルトリア・ペンドラゴン(Fateシリーズ)の徹底解説・考察まとめ

セイバー(アルトリア・ペンドラゴン)は『Fateシリーズ』に登場する剣士のサーヴァントの1人。『Fate/stay night』ではヒロインを務め、マスターである衛宮士郎のことを献身的に支える。中でも"Fate"(セイバールート)では士郎と両想いになる。真名はアルトリア・ペンドラゴン。すなわちイングランドの伝説的英雄アーサー王である。

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キャスター/玉藻の前(Fateシリーズ)の徹底解説・考察まとめ

キャスター/玉藻の前(Fateシリーズ)の徹底解説・考察まとめ

キャスター(玉藻の前)は『Fateシリーズ』に登場する魔術師のサーヴァントの1人。『Fate/EXTRA』では主人公によって召喚されるが、当初は主人公がマスターとして未熟なため能力の全てを発揮することはできなかった。 真名は玉藻の前。日本三大化生の1人にして白面金毛九尾の狐が化けた存在と言われる女官である。平安時代末期に鳥羽上皇に仕えたと言われており、その美貌と博識ぶりから寵愛を得るようになったとされる。

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真アサシン/ハサン・サッバーハ/呪腕のハサン(Fateシリーズ)の徹底解説・考察まとめ

真アサシン/ハサン・サッバーハ/呪腕のハサン(Fateシリーズ)の徹底解説・考察まとめ

真アサシン(ハサン・サッバーハ)は『Fateシリーズ』に登場する暗殺者のサーヴァントの1人。『Fate/stay night』では"Heaven's Feel"(間桐桜ルート)で間桐臓硯により召喚される。 真名はハサン・サッバーハ。イスラム教の伝承に残る暗殺教団の教主「山の翁」の1人であり、呪腕のハサンという異名を持つ。元は特筆すべきものがない平凡な暗殺者だったが、魔神の右腕を手に入れたことで山の翁の党首になる。

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キャスター/レオナルド・ダ・ヴィンチ(Fateシリーズ)の徹底解説・考察まとめ

キャスター/レオナルド・ダ・ヴィンチ(Fateシリーズ)の徹底解説・考察まとめ

キャスター(レオナルド・ダ・ヴィンチ)は『Fateシリーズ』に登場する魔術師のサーヴァントの1人。『Fate/Grand Order』では英霊召喚システム・フェイトがまだ未完成の頃にカルデアで第3号の英霊として召喚される。その後は技術局特別名誉顧問として技術部のトップを務めることになる。 真名はレオナルド・ダ・ヴィンチ。ルネサンス期に活躍した天才芸術家にして発明家である。サーヴァントとして現界した際の姿は「モナ・リザ」を再現したものとなっている。

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キャスター/メディア(Fateシリーズ)の徹底解説・考察まとめ

キャスター/メディア(Fateシリーズ)の徹底解説・考察まとめ

キャスター(メディア)は『Fateシリーズ』に登場する魔術師のサーヴァントの1人。『Fate/stay night』ではアトラム・ガリアスタという魔術師に召喚されるが、そりが合わずにキャスターは彼を殺害して逃亡する。魔力不足で消滅の危機に陥っていたところで葛木宗一郎に助けられ、契約を結ぶ。 真名はメディア。ギリシャ神話に登場する裏切りの魔女である。

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ライダー/メドゥーサ(Fateシリーズ)の徹底解説・考察まとめ

ライダー/メドゥーサ(Fateシリーズ)の徹底解説・考察まとめ

ライダー(メドゥーサ)は『Fateシリーズ』に登場する騎兵のサーヴァントの1人。『Fate/stay night』ではヒロインの1人である間桐桜に召喚され、その兄の間桐慎二のサーヴァントとなる。真名はメドゥーサ。ギリシャ神話に登場するゴルゴーン3姉妹の末妹である。 『Fate/stay night』では専用ルートがないにもかかわらず、ミステリアスな雰囲気とその美貌から人気が高く、人気投票では第1回、第2回共に4位に入っている。

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ギルガメッシュ(Fateシリーズ)の徹底解説・考察まとめ

ギルガメッシュ(Fateシリーズ)の徹底解説・考察まとめ

ギルガメッシュは『Fateシリーズ』に登場するサーヴァントの1人。基本的にはアーチャーのクラスだが、『Fate/EXTRA CCC』においてはクラス「なし」になっている。『Fate/Zero』において遠坂時臣によって召喚されたサーヴァントで、その10年後を描いた『Fate/stay night』でも暗躍する。 その正体は古代メソポタミアの『ギルガメシュ叙事詩』など多くの神話に登場する人類最古の英雄王。英雄たちが持つ宝具の原型を所持しているため、対英霊戦における絶対強者として君臨している。

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アサシン/佐々木小次郎(Fateシリーズ)の徹底解説・考察まとめ

アサシン/佐々木小次郎(Fateシリーズ)の徹底解説・考察まとめ

アサシン(佐々木小次郎)は『Fateシリーズ』に登場する暗殺者のサーヴァントの1人。『Fate/stay night』ではキャスターのサーヴァントによって、柳洞寺の山門を触媒にするというイレギュラーな方法で召喚される。そのため正式な暗殺者のサーヴァントではなく、アサシンのクラス特性をほぼ失っている。 真名は佐々木小次郎(ささきこじろう)。日本有数の剣豪・宮本武蔵の好敵手として語られる剣士なのだが、その存在があやふやなため「燕返し」を成しえた普通の農民が召喚された。

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バーサーカー/ヘラクレス(Fateシリーズ)の徹底解説・考察まとめ

バーサーカー/ヘラクレス(Fateシリーズ)の徹底解説・考察まとめ

バーサーカー(ヘラクレス)は『Fateシリーズ』に登場する狂戦士のサーヴァントの1人。『Fate/stay night』ではイリヤスフィール・フォン・アインツベルンに召喚される。第五次聖杯戦争が始まる前から召喚されており、バーサーカーは喋らないまでもイリヤと父娘のような関係性を築いている。 真名はヘラクレス。ギリシア神話における大英雄で、キャスター以外の全クラスの適性を持つ武人である。第五次聖杯戦争においては最強のサーヴァントと評されている。

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シールダー/マシュ・キリエライト(Fateシリーズ)の徹底解説・考察まとめ

シールダー/マシュ・キリエライト(Fateシリーズ)の徹底解説・考察まとめ

シールダー(マシュ・キリエライト)は『Fateシリーズ』に登場する盾兵のデミ・サーヴァント。『Fate/Grand Order』では主人公のサーヴァントとして、物語の初期から行動を共にする。元々、マシュ・キリエライトは人理継続保障機関カルデアの局員だった。彼女は人間と英霊を融合させることで英霊を「人間に」するため遺伝子操作によって作り出したデザインベビーで、英霊ギャラハッドを宿していた。本編開始直後にカルデアを襲った破壊工作により、人間と英霊の融合体「デミ・サーヴァント」として覚醒する。

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衛宮さんちの今日のごはん(Fate×料理)のネタバレ解説・考察まとめ

衛宮さんちの今日のごはん(Fate×料理)のネタバレ解説・考察まとめ

『衛宮さんちの今日のごはん』とは2016年よりTAaがWebコミック配信サイト『ヤングエースUP』で連載している漫画、およびそれを原作としたアニメ作品。TYPE-MOONのビジュアルノベル作品『Fate/stay night』を題材とした派生作品で、『Fate/stay night』の登場人物の毎日を、「料理」を通して描く作品である。本作は料理上手な主人公、衛宮士郎が登場人物に料理を振る舞ったり、作り方を教えることを中心として物語を紡ぐ、平和な日常ストーリーである。

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アヴェンジャー/アンリマユ(Fateシリーズ)の徹底解説・考察まとめ

アヴェンジャー/アンリマユ(Fateシリーズ)の徹底解説・考察まとめ

アヴェンジャー(アンリマユ)は『Fateシリーズ』に登場する復讐者のサーヴァントの1人。『Fate/stay night』では直接は登場しないものの、作品に大きく関わるキャラクターとして描かれている。 真名はアンリマユ。作中世界において創作された悪魔であり、その正体は「この世全ての悪であれ」と願われて一身に呪いを受けた平凡な青年である。冬木市の第三次聖杯戦争にてアインツベルンによって召喚されたものの、早々に敗北して聖杯を汚染した。

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キャスター/ジル・ド・レェ(Fateシリーズ)の徹底解説・考察まとめ

キャスター/ジル・ド・レェ(Fateシリーズ)の徹底解説・考察まとめ

キャスター(ジル・ド・レェ)は『Fateシリーズ』に登場する魔術師のサーヴァントの1人。『Fate/Zero』では快楽殺人者の雨生龍之介が戯れに行った儀式殺人により召喚される。その後セイバーのサーヴァントのことをジャンヌ・ダルクだと思い込み、彼女を追い求めるようになる。 真名はジル・ド・レェ。15世紀にフランスのブルターニュ地方ナントに生まれた貴族で、英仏百年戦争ではジャンヌ・ダルクと共に活躍する。第四次聖杯戦争で召喚されたのは、ジャンヌ・ダルクを失い悪鬼に堕ちた後の彼である。

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アサシン/ハサン・サッバーハ/百貌のハサン(Fateシリーズ)の徹底解説・考察まとめ

アサシン/ハサン・サッバーハ/百貌のハサン(Fateシリーズ)の徹底解説・考察まとめ

アサシン(ハサン・サッバーハ)は百貌のハサンの異名を持つ『Fateシリーズ』に登場する暗殺者のサーヴァントの1人。『Fate/Zero』では魔術師の言峰綺礼によって召喚され、宝具によって真っ先に脱落したと周囲に思わせて影で諜報活動を行う。 ハサン・サッバーハは彼の真名であり、イスラム教の伝承に残る暗殺教団の教主「山の翁」のこと。異名である「百貌のハサン」は、老若男女ありとあらゆる変装もこなすところからきている。

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