ギリシャ神話徹底解説・考察まとめ!おもしろくて分かりやすい!

ギリシャ神話とは、古代ギリシャを中心に信じられていた神話体系。オリンポス山に集う12柱を中心に、神々と人間の英雄たちの交流を描いている。女好きの主神ゼウス、その妻で嫉妬深いヘラ、時に勇猛に戦い時に愚行の報いを受ける半神半人の英雄ヘラクレスなど、ギリシャ神話に登場するキャラクターは非常に“人間臭い”ことで知られており、それが神話の人気にも衰退にもつながっていった。
世界中の神話の中でも特に知名度が高く、日本の漫画やアニメなどでも題材として取り上げられることが多い。

ギリシャ神話の概要

ギリシャ神話とは、古代ギリシャを中心に信じられていた神話体系。「ギリシア神話」とも呼ばれている。
古代ギリシャでは、「世界は最初から今のままの姿だった」とする考え方が一般的だった。しかし自然環境が時間経過によって変わりゆくことを知るとその考え方が通用しなくなり、「世界を作ったのは何者なのか」を考えるようになっていく。そんな中、「絶大な力を持つ主神ゼウス」というキャラクターが作り出され、これを中心とした神話が形作られていった。

当時のギリシャは多民族国家であり、それぞれが独自の神や英雄を信仰していた。ギリシャ神話が広まっていく過程で、文化的侵略もしくは文化的融和を目的にそれらの神々の要素はギリシャ神話の一部として組み込まれていった。これによりギリシャ神話の神々は極めて多種多様な側面、つまりは“人間臭い”一面を持つこととなる。
これは神々への親しみやすさを増し、新たな信者の増加という点では大きな意味を果たした。一方、その信仰を維持するという点ではマイナスに作用し、ローマ帝国が成立した頃には衰退。現在はギリシャに当時の神殿や神像が残るのみとなっているが、文化的には世界的に広く普及し、日本の漫画やアニメでは題材として頻繁に使われている。

ギリシャ神話のあらすじ・ストーリー

天地創造

ギリシャ神話では、この世の原初の姿は「カオス」と呼ばれる混沌そのものだったとされている。時間も空間も含む全てを内包し、だからこそどの状態でもないカオスは、何を成すこともなくただ存在を続けていた。
ある時、カオスの中に大地の女神ガイアと、天空の神ウラノスが生まれる。2柱は交わり、様々な神を作り出すが、ウラノスは新たな神々の醜さに失望して彼らを封印してしまう。これに怒ったガイアは、封印を逃れた末子のクロノスを唆してウラノスを打倒させる。

ティーターノマキアー

クロノスはウラノスに封じられた兄弟たちを助け出し、彼らと共に神として世界に君臨する。しかしガイアとウラノスから「お前もまた我が子に権力の座を奪われる」との予言を受けたクロノスは、自身の権力に固執して、妻となった女神レアーとの間に生まれた我が子を次々と飲み込むという暴挙を繰り返す。
これに激怒したレアーは、末子のゼウスを密かに生み落とし、これを隠して育て上げる。成長したゼウスは、クロノスに薬を盛って自身の兄弟たちを吐き出させて己の仲間とした。この時「生まれる順番が逆になった」という形となり、ゼウスはクロノスとレアーの間に生まれた神々の長兄となる。

ゼウスは兄弟たちと共に打倒クロノスのために動き出し、ここに神々の王の座をかけた戦いが始まる。この戦いは「ティーターノマキアー(ティーターンの戦争)」と呼ばれ、10年にも渡る長いものとなった。
ゼウスはポセイドンやハデスといった弟たちと共に、自身の側の主力として活躍。特にゼウスの奮戦はすさまじく、得物とする雷霆(らいてい)で宇宙の全てとカオスまでも焼き払った。この戦いは最終的にゼウスたちの勢力が勝利し、クロノスたちは奈落の底にあるタルタロスへと封じられる。

ギガントマキアーと怪物テュポーン

ティーターノマキアーを制したゼウスは、自分たちで世界を分割して統治することを決める。神々の中でも特に力の強いゼウス、ポセイドン、ハデスがクジを引き、ゼウスは天空、ポセイドンは海、ハデスは冥府を支配することとなる。
しかし、孫であるゼウスが子であるクロノスたちを封じたことに激怒したガイアは、ウラノスと交わって「ギガース(ギガンテス)」という巨人たちを産み出す。ギガースたちはゼウスたち新たな神々に戦いを挑み、ここに「ギガントマキアー(巨人の戦争)」という新たな戦いが勃発する。

見上げるような巨体と、山をも投げる怪力を持つギガースたちを相手にゼウスたちは苦戦するが、最後にはこれを打ち破る。なお怒りの収まらないガイアは、今度はテュポーンという怪物を産み出して最後の戦いを挑む。
テュポーンの力は圧倒的で、1度はゼウスまでもが倒される。「正面からでは勝てない」と悟ったゼウスたちは、策略によってテュポーンの力を削り、十分に弱らせたところで打ち倒し、さらにエトナ山の下敷きにしてこれを封じる。テュポーンはなお死ぬことなく暴れるが、エトナ山の重圧から逃れるほどの力はなく、ついにガイアは復讐を断念。ここにゼウスたち新たな神々の時代が幕を開ける

神々の時代

オリンポス山を拠点として、ゼウスたちは世界を統治し始める。この頃には大地の上に人間が増えていくつもの国を作っており、神々に信仰を寄せるようになっていた。
自分たちの権力を脅かす存在のことごとくを打ち倒し、もはや敵のいない状態となったゼウスたちだったが、だからこそなのか次第に放蕩に走るようになっていく。

もともと女好きだったゼウスは、美女とあらば人間だろうが自分の娘だろうが色目を使う。ゼウスの妻となったヘラは嫉妬深い気質を隠さず、それがゼウスのストーキングの対象であれレイプの被害者であれ、夫とその浮気相手に容赦のない制裁を加える。ゼウスに匹敵する力を持つポセイドンは海に追いやられたことを不服に思い、嵐を起こして船を沈め、時にゼウス以上の獰猛さで女性や財宝を略奪する。真面目な末弟であるハデスも、春の神ペルセポネーに惚れ込んで冥府に連れ去り、地上の春の時期を短くするという愚挙を起こした。
これは他の神々も似たり寄ったりで、ギリシャ各地に「神々の血を引く人間」が生まれることとなる。生来の超人である彼らは、時に英雄として活躍し、時に人と神の間に大きな混乱をもたらすのだった。

人間の英雄たち

ギリシャ神話には、怪物殺しの戦士ペルセウスや伝説の狩人オリオンなど、神々にその力量を認められた、あるいは神の血を引く英雄が数多く登場する。その中でも特に有名なのがヘラクレスである。
ヘラクレスはゼウスが人間の女性に手を出して産ませた半神半人の英雄で、超人的な身体能力を持っていた。ヘラは夫の浮気の証拠であるヘラクレスを許さず、彼が赤ん坊の頃に毒蛇を送り込んでいるが、揺り籠で寝ていたヘラクレスはこれを造作もなく握り潰している。

成長したヘラクレスは、その優れた資質を存分に発揮するも、ヘラは彼の成功や栄達を許さず10の無理難題を押し付ける。ヘラクレスはこれを次々と達成していき、「他人の手を借りたから達成したとは認めない」として追加で押し付けられたものも含めて12回もの大冒険を繰り広げる。
最終的にヘラクレスはテュポーンの血を引くヒュドラという怪物の毒によって致命傷を負い、神の血を受け継ぐがゆえに死ぬこともできず、生きながら火葬されることで自害して果てた。ここに至ってようやくヘラはヘラクレスを許し、彼の魂を神々の一員として迎え入れたのだった。

トロイア戦争

神々の放蕩により生まれた人間の英雄たちが活躍することで、世界はさらなる発展を遂げていった。しかしゼウスたちは、「人間は発展し過ぎた」と考え、彼らの数を減らして力を奪うことを画策する。
この頃、トロイアという小国の王子パリスが、スパルタ王メネラーオスの妃ヘレネーを自分の国へと連れ去るという事件が発生していた。メネラーオスは当然これに激怒し、妻を取り戻すべく大軍を率いて出撃。メネラーオスは諸国の王と義兄弟の契りを結んでおり、彼の要請に応じて集まった連合軍がトロイアを包囲する。その中には、神の血を引くギリシャ神話屈指の英雄アキレウスの姿もあった。

絶対的不利な状況に追い込まれたトロイアだが、パリスの兄であるヘクトールは巧みな戦術で連合軍の攻撃を退け続ける。実はこのトロイア戦争こそは神々による「人類の人口削減」と「人類から神の力を奪う」ための策略であり、トロイアの異常な粘りは神々が影から手を貸したことも大きく作用していた。
戦いは長期に渡り、アキレウス、ヘクトール、パリスは戦死。最終的に巨大な木馬を連合軍側が戦場に放置し、これを「敵軍の降伏の証」だと思い込んで城内に運び込んでしまったトロイア軍が、木馬の中に隠れていた敵兵の奇襲を受けて大敗。トロイアは滅ぼされ、神々の思惑通り人類は大きく数を減らし、神の血を引く戦士たちも大半が命を落とす。

その後オリンポスの神々は人間への干渉を少なくしていき、いつしか姿を消す。人類は人類だけの手でその歩みを続け、世界を切り開いていった。

ギリシャ神話の登場人物・キャラクター

オリンポスの神々

ゼウス

神々の長。天空を支配し、雷霆(雷のこと)を武器としている。テュポーンを除くあらゆる敵を真正面から叩き潰してきた勇猛な戦士である。オリンポスの神々の中でもその実力は抜きん出て高く、王として君臨している。
一方、「美しい女性に目が無い」という大きな欠点があり、見染めた女性を我が物とするためなら本気で手段を選ばず、「雨水に化けて相手の体に張り付いて事を成す」といったことまで平然と実行する。これにより妻であるヘラとの間以外にも多数の子を作った。

ポセイドン

ゼウスの上の弟。海を支配しており、その性格は豪放にして獰猛。好色な一面もあり、見染めた相手はゼウス以上に乱暴な方法で手に入れようとする。
ギリシャは地中海で栄えた国家であり、海路と海運業は切っても切れない重要な要素だった。そのため海を荒らして船を沈め、積み荷と乗組員を藻屑と変えるポセイドンは非常に恐れられていた。

ハデス

ゼウスの下の弟。冥府を支配する。オリンポスの神々の中では真面目な性格をしているが、暗く冷たい冥府の管理を押し付けられた(=事実上閉じ込められた)ことに関しては内心不服を溜めている。
このため春の女神ペルセポネーに一目惚れした際は、彼女をむりやり冥府に連れ込むという暴挙を敢行し、大騒ぎを巻き起こした。

ヘラ

BOTAnNABE
BOTAnNABE
@BOTAnNABE

Related Articles関連記事

聖闘士星矢(セイントセイヤ)のネタバレ解説・考察まとめ

聖闘士星矢(セイントセイヤ)のネタバレ解説・考察まとめ

『聖闘士星矢』とは、車田正美によるファンタジーアクション漫画である。1986年から『週刊少年ジャンプ』で連載が開始。地上の愛と正義を守るアテナの元に集まる、守護星座の聖衣(クロス)を身にまとった、聖闘士(セイント)と呼ばれる少年たちの熱い戦いの物語である。星座やギリシャ神話をモチーフにした作風で、日本のみならず、世界中のファンをとりこにした名作。

Read Article

北欧神話徹底解説・考察まとめ!おもしろくて分かりやすい!

北欧神話徹底解説・考察まとめ!おもしろくて分かりやすい!

北欧神話(ほくおうしんわ)とは、キリスト教が広まる以前にノルド人(ノース人)が信仰していた神話体系。ノルド人がスカンジナビア半島を勢力圏としていたため、スカンジナビア神話とも呼ばれている。口伝によって伝えられていたが、13世紀頃、アイスランドの詩人スノッリ・ストゥルルソンによって『エッダ』という書物にまとめられた。 「滅亡の運命」が定められた神々の隆盛と終焉を描いており、全体的に暗い印象のエピソードが多い。物語全体の完成度が高く、漫画などの現代の創作物においてもたびたび題材として用いられる。

Read Article

Fateシリーズのサーヴァント(英霊・幻霊・神霊)まとめ

Fateシリーズのサーヴァント(英霊・幻霊・神霊)まとめ

『Fateシリーズ』とは、TYPE-MOONによる『Fate/stay night』を始めとしたゲーム、アニメ、漫画などの作品の総称である。どんな願いでも叶うという「聖杯」を求める魔術師たちのバトルロワイヤル「聖杯戦争」やそれに関わる人々を描く。 サーヴァントは魔術師が聖杯戦争のために呼び出す使い魔であり、莫大な魔力によって構成される。本来、呼び出される英霊や幻霊などは使い魔として扱うには手に余るため、クラスという器に押し込めている。

Read Article

Fateシリーズ(Fate/stay night)のネタバレ解説・考察まとめ

Fateシリーズ(Fate/stay night)のネタバレ解説・考察まとめ

2004年にTYPE-MOONから発売されたテレビゲームおよびそれらを原作としたアニメ、小説、漫画作品。あらゆる願いを叶える万能の杯「聖杯」に選ばれた7人の魔術師と対になる7人の英霊たちが、己の願いを叶えるべく、最後の1組となるまで殺し合う「聖杯戦争」。聖杯戦争に巻き込まれた少年・衛宮士郎は、偶然にも召喚した英霊の少女・セイバーと共に、苦難の道を歩み始める。

Read Article

Fate/Grand Order(FGO)のネタバレ解説・考察まとめ

Fate/Grand Order(FGO)のネタバレ解説・考察まとめ

「Fate/Grand Order」とは2015年に配信を開始したスマートフォン用アプリゲーム。原作は2004年に発表されたゲーム「Fate/stay night」で、Fateシリーズのキャラクターや今作のオリジナルキャラなどを召喚して戦うRPG。2016年の年末に第一部のストーリーが完結し、大きな話題となった。その後も動きがあるたびに話題を呼ぶ大人気ゲーム。

Read Article

Fate/Zero(フェイト ゼロ)のネタバレ解説・考察まとめ

Fate/Zero(フェイト ゼロ)のネタバレ解説・考察まとめ

『Fate/Zero』とはニトロプラスの虚淵玄の伝奇ライトノベル、及びそこから派生したアニメと漫画作品である。 「聖杯」と呼ばれる万能の力を持った杯を巡り、7人の魔術師(マスター)と7騎の英霊(サーヴァント)が戦い、競い合う「聖杯戦争」を描いた物語で、アニメは2011年1月から第1期が全13話、2012年4月から第2期が全12話構成で放送された。

Read Article

Fate/stay night [Unlimited Blade Works](UBW)のネタバレ解説・考察まとめ

Fate/stay night [Unlimited Blade Works](UBW)のネタバレ解説・考察まとめ

『Fate/stay night [Unlimited Blade Works]』とは、ビジュアルノベルゲーム「Fate/stay night」のアニメ作品で、「聖杯」と呼ばれる万能の力を持った杯を巡り7人の魔術師(マスター)と7騎の英霊(サーヴァント)が戦う物語を描いている。本作はその原作のストーリーのひとつである遠坂凛がヒロインにしたルートを脚本としている。 2014年10月から12月にかけて第1期、2015年4月から6月にかけて第2期がそれぞれ13話ずつで放映された。

Read Article

Fate/stay night(フェイト ステイナイト)のネタバレ解説・考察まとめ

Fate/stay night(フェイト ステイナイト)のネタバレ解説・考察まとめ

『Fate/stay night』とは、TYPE-MOONが開発するビジュアルノベルゲームのアニメ作品で、「聖杯」と呼ばれる万能の力を持った杯を巡り7人の魔術師(マスター)と7騎の英霊(サーヴァント)の物語を描いている。本作はその原作のストーリーのひとつであるセイバーがヒロインにしたルートを脚本にしている。2006年1月から6月まで全24話で放送された。

Read Article

Fate/EXTRA Last Encore(アニメ)のネタバレ解説・考察まとめ

Fate/EXTRA Last Encore(アニメ)のネタバレ解説・考察まとめ

『Fate/EXTRA Last Encore』とは、マーベラスエンターテイメントから発売されたゲーム『Fate/EXTRA』を原作とした、2018年1月から放送されたテレビアニメ作品である。舞台は月に存在するあらゆる願いを叶える力を持った霊子コンピューター「ムーンセル・オートマトン」が作った霊子虚構世界「SE.RA.PH」内。月の聖杯(ムーンセル・オートマトン)の使用権を巡り、128人の魔術師(マスター)と英霊(サーヴァント)が戦い、ただ1人の勝者を決める「月の聖杯戦争」を描く。

Read Article

Fate/Apocrypha(フェイト アポクリファ)のネタバレ解説・考察まとめ

Fate/Apocrypha(フェイト アポクリファ)のネタバレ解説・考察まとめ

『Fate/Apocrypha』とは、ビジュアルノベルゲーム『Fate/stay night』の外伝作品、及びそこから派生したアニメと漫画作品である。「聖杯」と呼ばれる万能の力を持った杯を巡り二つの陣営に分かれた14人の魔術師(マスター)と14騎の英霊(サーヴァント)が戦い、競い合う「聖杯大戦」を描く。アニメは2017年7月から12月まで全25話構成で放送された。

Read Article

Fate/Grand Order -絶対魔獣戦線バビロニア-(FGOバビロニア)のネタバレ解説・考察まとめ

Fate/Grand Order -絶対魔獣戦線バビロニア-(FGOバビロニア)のネタバレ解説・考察まとめ

『Fate/Grand Order -絶対魔獣戦線バビロニア-』とは、スマホアプリゲーム『Fate/Grand Order』から派生したアニメ作品である。魔術王ソロモンによって奪われた人間の歴史を取り戻すため、「聖杯」と呼ばれる万能の力を持った杯を探し求めて時代を渡り歩く魔術師の少年・藤丸立香が、紀元前2700年の古代メソポタミアの世界に降り立って、人類の滅亡を目論む「三女神同盟」に立ち向かう姿を描いた物語となっている。

Read Article

Fate/EXTRA(フェイト エクストラ)のネタバレ解説・考察まとめ

Fate/EXTRA(フェイト エクストラ)のネタバレ解説・考察まとめ

『Fate/EXTRA』(フェイト エクストラ)とは、『Fate/stay night』を原作とした対戦型ダンジョンRPGである。2010年7月22日に発売され、2013年3月28日には続編である『Fate/EXTRA CCC』が発売された。ハードは共にPSPである。 無名の主人公が、己のサーヴァントと共に聖杯戦争を戦い抜く姿が描かれた。 シナリオは奈須きのこ、キャラクターデザインはワダアルコが務めている。 また、2020年7月22日にリメイク作品制作が発表された。

Read Article

Fate/strange Fake(フェイト ストレンジフェイク)のネタバレ解説・考察まとめ

Fate/strange Fake(フェイト ストレンジフェイク)のネタバレ解説・考察まとめ

『Fate/strange Fake』(フェイト ストレンジフェイク)とは、あらゆる願いを叶える聖杯を巡って争う何人もの魔術師と、使い魔として彼らに従う伝説の英雄たちの壮絶な戦いを描いた、成田良悟のラノベ作品。もともとは成田が公開したエイプリルフールのネタ企画だったが、完成度の高さから注目され正式な作品となった。 アメリカの片田舎であるスノーフィールドで、突如として聖杯を巡る戦いが勃発。これを利用しようとする者、鎮圧せんとする者、巻き込まれた者たちの思惑が入り乱れ、戦線は混沌を極めていく。

Read Article

Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ(アニメ・漫画)のネタバレ解説・考察まとめ

Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ(アニメ・漫画)のネタバレ解説・考察まとめ

『Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ』とは、月刊コンプエースで連載されていた漫画、及びそれを原作として2013年に全10話が放送されたテレビアニメ作品である。普通の小学五年生のイリヤスフィール・フォン・アインツベルン(愛称はイリヤ)が「魔術礼装:カレイドステッキ」であるマジカルルビーの力により魔法少女にし転身し、同じ魔法少女である、美遊・エーデルフェルト(愛称は美遊)と協力し、町に散らばるクラスカードを回収する任務をこなしていく。

Read Article

Fate/hollow ataraxia(フェイト ホロウ アタラクシア)のネタバレ解説・考察まとめ

Fate/hollow ataraxia(フェイト ホロウ アタラクシア)のネタバレ解説・考察まとめ

『Fate/hollow ataraxia』は2005年にノーツのゲームブランド・TYPE-MOONから発売された伝奇ビジュアルノベルゲーム。『Fate/stay night』のファンディスクであり、続編にあたる。本作では第五次聖杯戦争の終結から半年後に起きた、「繰り返される4日間」を描いている。前作とは異なり、穏やかでコミカルな日常が多く、第五次聖杯戦争では敵同士だったキャラクターの掛け合いも見られる。

Read Article

Fate/stay night(フェイト ステイナイト)の名言・名セリフ/名シーン・名場面まとめ

Fate/stay night(フェイト ステイナイト)の名言・名セリフ/名シーン・名場面まとめ

『Fate/stay night』は2004年に有限会社ノーツから発売された伝奇活劇ビジュアルノベルゲーム、およびそれを原作とするアニメ・漫画作品。持ち主のあらゆる願いを叶える「聖杯」を巡って7人の魔術師とサーヴァント(使い魔)が戦う聖杯戦争を描いている。 聖杯戦争を戦うマスターやサーヴァントはそれぞれに強い信念や誇りを持っている。彼らの信念や誇りが垣間見える名言や名シーンは、多くのファンの胸を熱くさせる。

Read Article

SILENT KNIGHT翔(漫画)のネタバレ解説・考察まとめ

SILENT KNIGHT翔(漫画)のネタバレ解説・考察まとめ

『SILENT KNIGHT翔』とは、集英社の『週刊少年ジャンプ』上にて、1992年に連載された車田正美によるバトル少年漫画。同原作者の大ヒット作品である『聖闘士星矢』の路線を継承している。ハヤブサのエボリューション能力に覚醒した少年・翔(しょう)が謎の組織ネオ・ソサエティに戦いを挑むストーリー。最終話は「NEVER END」のページと共に唐突に終了しており、巻末で車田正美は「GOOD-BYE」とのコメントを残した。

Read Article

ランサー/クー・フーリン(Fateシリーズ)の徹底解説・考察まとめ

ランサー/クー・フーリン(Fateシリーズ)の徹底解説・考察まとめ

ランサー(クー・フーリン)は『Fateシリーズ』に登場する槍兵のサーヴァントの1人。『Fate/stay night』では魔術協会からの派遣魔術師バゼット・フラガ・マクレミッツによって召喚される。しかしそのバゼットが聖杯戦争の監督役である言峰綺礼にだまし討ちを受けて令呪を奪われたため、マスターが言峰になる。 真名はクー・フーリン。ケルト神話における大英雄で、アイルランドの光の皇子である。

Read Article

ライダー/メドゥーサ(Fateシリーズ)の徹底解説・考察まとめ

ライダー/メドゥーサ(Fateシリーズ)の徹底解説・考察まとめ

ライダー(メドゥーサ)は『Fateシリーズ』に登場する騎兵のサーヴァントの1人。『Fate/stay night』ではヒロインの1人である間桐桜に召喚され、その兄の間桐慎二のサーヴァントとなる。真名はメドゥーサ。ギリシャ神話に登場するゴルゴーン3姉妹の末妹である。 『Fate/stay night』では専用ルートがないにもかかわらず、ミステリアスな雰囲気とその美貌から人気が高く、人気投票では第1回、第2回共に4位に入っている。

Read Article

ギルガメッシュ(Fateシリーズ)の徹底解説・考察まとめ

ギルガメッシュ(Fateシリーズ)の徹底解説・考察まとめ

ギルガメッシュは『Fateシリーズ』に登場するサーヴァントの1人。基本的にはアーチャーのクラスだが、『Fate/EXTRA CCC』においてはクラス「なし」になっている。『Fate/Zero』において遠坂時臣によって召喚されたサーヴァントで、その10年後を描いた『Fate/stay night』でも暗躍する。 その正体は古代メソポタミアの『ギルガメシュ叙事詩』など多くの神話に登場する人類最古の英雄王。英雄たちが持つ宝具の原型を所持しているため、対英霊戦における絶対強者として君臨している。

Read Article

バーサーカー/ヘラクレス(Fateシリーズ)の徹底解説・考察まとめ

バーサーカー/ヘラクレス(Fateシリーズ)の徹底解説・考察まとめ

バーサーカー(ヘラクレス)は『Fateシリーズ』に登場する狂戦士のサーヴァントの1人。『Fate/stay night』ではイリヤスフィール・フォン・アインツベルンに召喚される。第五次聖杯戦争が始まる前から召喚されており、バーサーカーは喋らないまでもイリヤと父娘のような関係性を築いている。 真名はヘラクレス。ギリシア神話における大英雄で、キャスター以外の全クラスの適性を持つ武人である。第五次聖杯戦争においては最強のサーヴァントと評されている。

Read Article

アーチャー/エミヤ(Fateシリーズ)の徹底解説・考察まとめ

アーチャー/エミヤ(Fateシリーズ)の徹底解説・考察まとめ

アーチャー(エミヤ)は『Fateシリーズ』に登場する弓兵のサーヴァントの1人。『Fate/stay night』ではヒロインの1人である遠坂凛に呼び出される。当初は記憶が混乱しており自分が何者かも分からなかったが、記憶を取り戻すと主人公の衛宮士郎を敵視し始める。真名はエミヤ。第五次聖杯戦争唯一の未来の時代の英霊であり、正体は衛宮士郎が霊長の抑止力(アラヤ)と契約を交わした存在である。

Read Article

セイバー/アルトリア・ペンドラゴン(Fateシリーズ)の徹底解説・考察まとめ

セイバー/アルトリア・ペンドラゴン(Fateシリーズ)の徹底解説・考察まとめ

セイバー(アルトリア・ペンドラゴン)は『Fateシリーズ』に登場する剣士のサーヴァントの1人。『Fate/stay night』ではヒロインを務め、マスターである衛宮士郎のことを献身的に支える。中でも"Fate"(セイバールート)では士郎と両想いになる。真名はアルトリア・ペンドラゴン。すなわちイングランドの伝説的英雄アーサー王である。

Read Article

キャスター/玉藻の前(Fateシリーズ)の徹底解説・考察まとめ

キャスター/玉藻の前(Fateシリーズ)の徹底解説・考察まとめ

キャスター(玉藻の前)は『Fateシリーズ』に登場する魔術師のサーヴァントの1人。『Fate/EXTRA』では主人公によって召喚されるが、当初は主人公がマスターとして未熟なため能力の全てを発揮することはできなかった。 真名は玉藻の前。日本三大化生の1人にして白面金毛九尾の狐が化けた存在と言われる女官である。平安時代末期に鳥羽上皇に仕えたと言われており、その美貌と博識ぶりから寵愛を得るようになったとされる。

Read Article

キャスター/メディア(Fateシリーズ)の徹底解説・考察まとめ

キャスター/メディア(Fateシリーズ)の徹底解説・考察まとめ

キャスター(メディア)は『Fateシリーズ』に登場する魔術師のサーヴァントの1人。『Fate/stay night』ではアトラム・ガリアスタという魔術師に召喚されるが、そりが合わずにキャスターは彼を殺害して逃亡する。魔力不足で消滅の危機に陥っていたところで葛木宗一郎に助けられ、契約を結ぶ。 真名はメディア。ギリシャ神話に登場する裏切りの魔女である。

Read Article

アヴェンジャー/アンリマユ(Fateシリーズ)の徹底解説・考察まとめ

アヴェンジャー/アンリマユ(Fateシリーズ)の徹底解説・考察まとめ

アヴェンジャー(アンリマユ)は『Fateシリーズ』に登場する復讐者のサーヴァントの1人。『Fate/stay night』では直接は登場しないものの、作品に大きく関わるキャラクターとして描かれている。 真名はアンリマユ。作中世界において創作された悪魔であり、その正体は「この世全ての悪であれ」と願われて一身に呪いを受けた平凡な青年である。冬木市の第三次聖杯戦争にてアインツベルンによって召喚されたものの、早々に敗北して聖杯を汚染した。

Read Article

キャスター/ジル・ド・レェ(Fateシリーズ)の徹底解説・考察まとめ

キャスター/ジル・ド・レェ(Fateシリーズ)の徹底解説・考察まとめ

キャスター(ジル・ド・レェ)は『Fateシリーズ』に登場する魔術師のサーヴァントの1人。『Fate/Zero』では快楽殺人者の雨生龍之介が戯れに行った儀式殺人により召喚される。その後セイバーのサーヴァントのことをジャンヌ・ダルクだと思い込み、彼女を追い求めるようになる。 真名はジル・ド・レェ。15世紀にフランスのブルターニュ地方ナントに生まれた貴族で、英仏百年戦争ではジャンヌ・ダルクと共に活躍する。第四次聖杯戦争で召喚されたのは、ジャンヌ・ダルクを失い悪鬼に堕ちた後の彼である。

Read Article

アサシン/ハサン・サッバーハ/百貌のハサン(Fateシリーズ)の徹底解説・考察まとめ

アサシン/ハサン・サッバーハ/百貌のハサン(Fateシリーズ)の徹底解説・考察まとめ

アサシン(ハサン・サッバーハ)は百貌のハサンの異名を持つ『Fateシリーズ』に登場する暗殺者のサーヴァントの1人。『Fate/Zero』では魔術師の言峰綺礼によって召喚され、宝具によって真っ先に脱落したと周囲に思わせて影で諜報活動を行う。 ハサン・サッバーハは彼の真名であり、イスラム教の伝承に残る暗殺教団の教主「山の翁」のこと。異名である「百貌のハサン」は、老若男女ありとあらゆる変装もこなすところからきている。

Read Article

ライダー/イスカンダル(Fateシリーズ)の徹底解説・考察まとめ

ライダー/イスカンダル(Fateシリーズ)の徹底解説・考察まとめ

ライダー(イスカンダル)は『Fateシリーズ』に登場する騎兵のサーヴァントの1人。『Fate/Zero』では魔術師の青年ウェイバー・ベルベットに召喚され、マスターの魔力供給が貧弱であるにもかかわらず驚異的な活躍を見せる。 真名はイスカンダル。アレキサンダー、アレクサンドロスとも呼ばれる古代マケドニアの覇者である。ペルシャやエジプト、西インドといった広域の地を征服し「東方遠征」の偉業を成し遂げたことから「征服王」と謳われる。

Read Article

バーサーカー/ランスロット(Fateシリーズ)の徹底解説・考察まとめ

バーサーカー/ランスロット(Fateシリーズ)の徹底解説・考察まとめ

バーサーカー(ランスロット)は『Fateシリーズ』に登場する狂戦士のサーヴァントの1人。『Fate/Zero』では魔術師である間桐雁夜によって召喚される。狂化により理性が失われているにもかかわらず、第四次聖杯戦争の強豪たちを驚嘆させるほどの武技の冴えを見せる。 真名はランスロット。円卓の騎士の中でも最強と謳われた「湖の騎士」であり「裏切りの騎士」。主君であるアルトリア・ペンドラゴンへの敬愛を失えば苦悩から解放されるとの思いからバーサーカーとして参戦する。

Read Article

真アサシン/ハサン・サッバーハ/呪腕のハサン(Fateシリーズ)の徹底解説・考察まとめ

真アサシン/ハサン・サッバーハ/呪腕のハサン(Fateシリーズ)の徹底解説・考察まとめ

真アサシン(ハサン・サッバーハ)は『Fateシリーズ』に登場する暗殺者のサーヴァントの1人。『Fate/stay night』では"Heaven's Feel"(間桐桜ルート)で間桐臓硯により召喚される。 真名はハサン・サッバーハ。イスラム教の伝承に残る暗殺教団の教主「山の翁」の1人であり、呪腕のハサンという異名を持つ。元は特筆すべきものがない平凡な暗殺者だったが、魔神の右腕を手に入れたことで山の翁の党首になる。

Read Article

アサシン/佐々木小次郎(Fateシリーズ)の徹底解説・考察まとめ

アサシン/佐々木小次郎(Fateシリーズ)の徹底解説・考察まとめ

アサシン(佐々木小次郎)は『Fateシリーズ』に登場する暗殺者のサーヴァントの1人。『Fate/stay night』ではキャスターのサーヴァントによって、柳洞寺の山門を触媒にするというイレギュラーな方法で召喚される。そのため正式な暗殺者のサーヴァントではなく、アサシンのクラス特性をほぼ失っている。 真名は佐々木小次郎(ささきこじろう)。日本有数の剣豪・宮本武蔵の好敵手として語られる剣士なのだが、その存在があやふやなため「燕返し」を成しえた普通の農民が召喚された。

Read Article

ランサー/ディルムッド・オディナ(Fateシリーズ)の徹底解説・考察まとめ

ランサー/ディルムッド・オディナ(Fateシリーズ)の徹底解説・考察まとめ

ランサー(ディルムッド・オディナ)は『Fateシリーズ』に登場する槍兵のサーヴァントの1人。『Fate/Zero』で起きた第四次聖杯戦争ではケイネス・エルメロイ・アーチボルトによって召喚された。 真名はディルムッド・オディナ。ケルト神話におけるフィオナ騎士団の随一の戦士である。優美な顔立ちで「輝く顔」の異名を持つ。泣きぼくろには異性を魅了する呪いがあり、主君フィン・マックールの婚約者であったグラニア姫を誤って魅了してしまう。

Read Article

ルーラー/ジャンヌ・ダルク(Fateシリーズ)の徹底解説・考察まとめ

ルーラー/ジャンヌ・ダルク(Fateシリーズ)の徹底解説・考察まとめ

ルーラー(ジャンヌ・ダルク)は『Fateシリーズ』に登場する裁定者のサーヴァントの1人。『Fate/Apocrypha』ではレティシアという少女に憑依するイレギュラーな形で召喚され、聖杯大戦の管理者を務める。 真名はジャンヌ・ダルク。「オルレアンの乙女」と呼ばれたフランスの英雄である。17歳で故郷を出発し、百年戦争で奇跡とも呼べる活躍をするも、魔女と貶められた果てに19歳で火刑に処される。

Read Article

目次 - Contents