ギリシャ神話徹底解説・考察まとめ!おもしろくて分かりやすい!

ギリシャ神話とは、古代ギリシャを中心に信じられていた神話体系。オリンポス山に集う12柱を中心に、神々と人間の英雄たちの交流を描いている。女好きの主神ゼウス、その妻で嫉妬深いヘラ、時に勇猛に戦い時に愚行の報いを受ける半神半人の英雄ヘラクレスなど、ギリシャ神話に登場するキャラクターは非常に“人間臭い”ことで知られており、それが神話の人気にも衰退にもつながっていった。
世界中の神話の中でも特に知名度が高く、日本の漫画やアニメなどでも題材として取り上げられることが多い。

ギリシャ神話の概要

ギリシャ神話とは、古代ギリシャを中心に信じられていた神話体系。「ギリシア神話」とも呼ばれている。
古代ギリシャでは、「世界は最初から今のままの姿だった」とする考え方が一般的だった。しかし自然環境が時間経過によって変わりゆくことを知るとその考え方が通用しなくなり、「世界を作ったのは何者なのか」を考えるようになっていく。そんな中、「絶大な力を持つ主神ゼウス」というキャラクターが作り出され、これを中心とした神話が形作られていった。

当時のギリシャは多民族国家であり、それぞれが独自の神や英雄を信仰していた。ギリシャ神話が広まっていく過程で、文化的侵略もしくは文化的融和を目的にそれらの神々の要素はギリシャ神話の一部として組み込まれていった。これによりギリシャ神話の神々は極めて多種多様な側面、つまりは“人間臭い”一面を持つこととなる。
これは神々への親しみやすさを増し、新たな信者の増加という点では大きな意味を果たした。一方、その信仰を維持するという点ではマイナスに作用し、ローマ帝国が成立した頃には衰退。現在はギリシャに当時の神殿や神像が残るのみとなっているが、文化的には世界的に広く普及し、日本の漫画やアニメでは題材として頻繁に使われている。

ギリシャ神話のあらすじ・ストーリー

天地創造

ギリシャ神話では、この世の原初の姿は「カオス」と呼ばれる混沌そのものだったとされている。時間も空間も含む全てを内包し、だからこそどの状態でもないカオスは、何を成すこともなくただ存在を続けていた。
ある時、カオスの中に大地の女神ガイアと、天空の神ウラノスが生まれる。2柱は交わり、様々な神を作り出すが、ウラノスは新たな神々の醜さに失望して彼らを封印してしまう。これに怒ったガイアは、封印を逃れた末子のクロノスを唆してウラノスを打倒させる。

ティーターノマキアー

クロノスはウラノスに封じられた兄弟たちを助け出し、彼らと共に神として世界に君臨する。しかしガイアとウラノスから「お前もまた我が子に権力の座を奪われる」との予言を受けたクロノスは、自身の権力に固執して、妻となった女神レアーとの間に生まれた我が子を次々と飲み込むという暴挙を繰り返す。
これに激怒したレアーは、末子のゼウスを密かに生み落とし、これを隠して育て上げる。成長したゼウスは、クロノスに薬を盛って自身の兄弟たちを吐き出させて己の仲間とした。この時「生まれる順番が逆になった」という形となり、ゼウスはクロノスとレアーの間に生まれた神々の長兄となる。

ゼウスは兄弟たちと共に打倒クロノスのために動き出し、ここに神々の王の座をかけた戦いが始まる。この戦いは「ティーターノマキアー(ティーターンの戦争)」と呼ばれ、10年にも渡る長いものとなった。
ゼウスはポセイドンやハデスといった弟たちと共に、自身の側の主力として活躍。特にゼウスの奮戦はすさまじく、得物とする雷霆(らいてい)で宇宙の全てとカオスまでも焼き払った。この戦いは最終的にゼウスたちの勢力が勝利し、クロノスたちは奈落の底にあるタルタロスへと封じられる。

ギガントマキアーと怪物テュポーン

ティーターノマキアーを制したゼウスは、自分たちで世界を分割して統治することを決める。神々の中でも特に力の強いゼウス、ポセイドン、ハデスがクジを引き、ゼウスは天空、ポセイドンは海、ハデスは冥府を支配することとなる。
しかし、孫であるゼウスが子であるクロノスたちを封じたことに激怒したガイアは、ウラノスと交わって「ギガース(ギガンテス)」という巨人たちを産み出す。ギガースたちはゼウスたち新たな神々に戦いを挑み、ここに「ギガントマキアー(巨人の戦争)」という新たな戦いが勃発する。

見上げるような巨体と、山をも投げる怪力を持つギガースたちを相手にゼウスたちは苦戦するが、最後にはこれを打ち破る。なお怒りの収まらないガイアは、今度はテュポーンという怪物を産み出して最後の戦いを挑む。
テュポーンの力は圧倒的で、1度はゼウスまでもが倒される。「正面からでは勝てない」と悟ったゼウスたちは、策略によってテュポーンの力を削り、十分に弱らせたところで打ち倒し、さらにエトナ山の下敷きにしてこれを封じる。テュポーンはなお死ぬことなく暴れるが、エトナ山の重圧から逃れるほどの力はなく、ついにガイアは復讐を断念。ここにゼウスたち新たな神々の時代が幕を開ける

神々の時代

オリンポス山を拠点として、ゼウスたちは世界を統治し始める。この頃には大地の上に人間が増えていくつもの国を作っており、神々に信仰を寄せるようになっていた。
自分たちの権力を脅かす存在のことごとくを打ち倒し、もはや敵のいない状態となったゼウスたちだったが、だからこそなのか次第に放蕩に走るようになっていく。

もともと女好きだったゼウスは、美女とあらば人間だろうが自分の娘だろうが色目を使う。ゼウスの妻となったヘラは嫉妬深い気質を隠さず、それがゼウスのストーキングの対象であれレイプの被害者であれ、夫とその浮気相手に容赦のない制裁を加える。ゼウスに匹敵する力を持つポセイドンは海に追いやられたことを不服に思い、嵐を起こして船を沈め、時にゼウス以上の獰猛さで女性や財宝を略奪する。真面目な末弟であるハデスも、春の神ペルセポネーに惚れ込んで冥府に連れ去り、地上の春の時期を短くするという愚挙を起こした。
これは他の神々も似たり寄ったりで、ギリシャ各地に「神々の血を引く人間」が生まれることとなる。生来の超人である彼らは、時に英雄として活躍し、時に人と神の間に大きな混乱をもたらすのだった。

人間の英雄たち

ギリシャ神話には、怪物殺しの戦士ペルセウスや伝説の狩人オリオンなど、神々にその力量を認められた、あるいは神の血を引く英雄が数多く登場する。その中でも特に有名なのがヘラクレスである。
ヘラクレスはゼウスが人間の女性に手を出して産ませた半神半人の英雄で、超人的な身体能力を持っていた。ヘラは夫の浮気の証拠であるヘラクレスを許さず、彼が赤ん坊の頃に毒蛇を送り込んでいるが、揺り籠で寝ていたヘラクレスはこれを造作もなく握り潰している。

成長したヘラクレスは、その優れた資質を存分に発揮するも、ヘラは彼の成功や栄達を許さず10の無理難題を押し付ける。ヘラクレスはこれを次々と達成していき、「他人の手を借りたから達成したとは認めない」として追加で押し付けられたものも含めて12回もの大冒険を繰り広げる。
最終的にヘラクレスはテュポーンの血を引くヒュドラという怪物の毒によって致命傷を負い、神の血を受け継ぐがゆえに死ぬこともできず、生きながら火葬されることで自害して果てた。ここに至ってようやくヘラはヘラクレスを許し、彼の魂を神々の一員として迎え入れたのだった。

トロイア戦争

神々の放蕩により生まれた人間の英雄たちが活躍することで、世界はさらなる発展を遂げていった。しかしゼウスたちは、「人間は発展し過ぎた」と考え、彼らの数を減らして力を奪うことを画策する。
この頃、トロイアという小国の王子パリスが、スパルタ王メネラーオスの妃ヘレネーを自分の国へと連れ去るという事件が発生していた。メネラーオスは当然これに激怒し、妻を取り戻すべく大軍を率いて出撃。メネラーオスは諸国の王と義兄弟の契りを結んでおり、彼の要請に応じて集まった連合軍がトロイアを包囲する。その中には、神の血を引くギリシャ神話屈指の英雄アキレウスの姿もあった。

絶対的不利な状況に追い込まれたトロイアだが、パリスの兄であるヘクトールは巧みな戦術で連合軍の攻撃を退け続ける。実はこのトロイア戦争こそは神々による「人類の人口削減」と「人類から神の力を奪う」ための策略であり、トロイアの異常な粘りは神々が影から手を貸したことも大きく作用していた。
戦いは長期に渡り、アキレウス、ヘクトール、パリスは戦死。最終的に巨大な木馬を連合軍側が戦場に放置し、これを「敵軍の降伏の証」だと思い込んで城内に運び込んでしまったトロイア軍が、木馬の中に隠れていた敵兵の奇襲を受けて大敗。トロイアは滅ぼされ、神々の思惑通り人類は大きく数を減らし、神の血を引く戦士たちも大半が命を落とす。

その後オリンポスの神々は人間への干渉を少なくしていき、いつしか姿を消す。人類は人類だけの手でその歩みを続け、世界を切り開いていった。

ギリシャ神話の登場人物・キャラクター

オリンポスの神々

ゼウス

神々の長。天空を支配し、雷霆(雷のこと)を武器としている。テュポーンを除くあらゆる敵を真正面から叩き潰してきた勇猛な戦士である。オリンポスの神々の中でもその実力は抜きん出て高く、王として君臨している。
一方、「美しい女性に目が無い」という大きな欠点があり、見染めた女性を我が物とするためなら本気で手段を選ばず、「雨水に化けて相手の体に張り付いて事を成す」といったことまで平然と実行する。これにより妻であるヘラとの間以外にも多数の子を作った。

ポセイドン

ゼウスの上の弟。海を支配しており、その性格は豪放にして獰猛。好色な一面もあり、見染めた相手はゼウス以上に乱暴な方法で手に入れようとする。
ギリシャは地中海で栄えた国家であり、海路と海運業は切っても切れない重要な要素だった。そのため海を荒らして船を沈め、積み荷と乗組員を藻屑と変えるポセイドンは非常に恐れられていた。

ハデス

ゼウスの下の弟。冥府を支配する。オリンポスの神々の中では真面目な性格をしているが、暗く冷たい冥府の管理を押し付けられた(=事実上閉じ込められた)ことに関しては内心不服を溜めている。
このため春の女神ペルセポネーに一目惚れした際は、彼女をむりやり冥府に連れ込むという暴挙を敢行し、大騒ぎを巻き起こした。

ヘラ

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