幽☆遊☆白書(幽遊白書・幽白)のネタバレ解説・考察まとめ
『幽☆遊☆白書』とは、集英社『週刊少年ジャンプ』にて1990年から1994年にかけて連載された冨樫義博によるバトル漫画。1992年からスタジオぴえろによってTVアニメ化され、当時人気を博した。不良少年浦飯幽助は子供をかばって事故死した事をきっかけに霊界探偵となり、師匠・玄海師範の修行を受け、桑原和真、蔵馬、飛影と共に妖怪たちと戦い心身ともに強くなって行く。
御手洗清志(みたらい きよし)
CV:松本梨香
能力は「水兵(シーマン)」。
自分の血を垂らして生み出した液体生物の内部がテリトリーとなる。
液体で出来た生物のため攻撃してもすぐ再生し、液体生物の体内に取り込まれると御手洗を倒さない限りは外に出られず溺死する。
人間の犯罪録「黒の章」を見た事で人間不信に陥り、自分を含めた全人類が滅びることを望んでいたが、心の底では助けを求めていた。
精神的に弱く、助けて欲しいという気持ちと人間への怯えから、凶暴になり暴力的な行動に出ることもある。
桑原の友人の沢村・桐島・大久保を人質にとり、液体生物の中に閉じ込め、桑原も液体生物の体内に閉じ込めて溺死させようとする。
しかし仲間と自分のピンチから次元刀の能力に目覚めた桑原に斬られて敗北。
桑原は御手洗が本当は助けを求めていることを察して天沼に救いの手を差し伸べた。
仙水に利用されていただけであることと、桑原に助けてもらったことで改心し、幽助たちの味方になる。
幽助たちを仙水が潜伏している入魔洞窟に案内し、天沼と対決では過去を乗り越えた描写があった。
また霊界の精鋭が魔族覚醒した幽助を殺そうとした事にも怒っていた。
事件後は海雲学園に入学し、ボランティアに励む。アニメ版では詳細には描かれず、天沼と共に元の生活に戻ったと語られた。
アニメ版では学校で苛められていたところを仙水に救われ仲間になる。
仙水が「御手洗は弱いから孤立するが、天沼は強いから孤立する」と語っていたことを天沼が語り、原作版でも苛められていた様子。
威圧的であるが故に孤立する強者の天沼と、精神的に弱く苛められて孤立する弱者の御手洗という対比が描かれた。
泳ぎが得意であるが溺れたため内心では水を恐怖し、スイミングスクールを辞めた過去を持つ。
しかし本当の理由は女子の水着を性的な目で見てしまった自分が嫌になったとされている。
天沼月人(あまぬま つきひと)
CV:亀井芳子
能力は「遊熟者(ゲームマスター)」。
現実化させたゲームの中が領域で、領域内ではルールから外れた行動(戦闘行為)などはできない。
登場人物として領域内に入った者全てにルールが適用され、天沼自身も例外では無い。
この能力は体力と精神の消耗が激しく、またゲーム内に死を暗示するものが多く出てくるため、仙水からは必要以上に能力を使わないように言われている。
天性のゲームセンスを持ち、クイズは不得意としながらもクイズのパターン全てを暗記している。
頭が良く親や友人達を内心で見下していたところ仙水と出会い、自分とゲームで互角に戦った仙水と仲良くなる。
能力に目覚める前から「世界が滅びてもゲームとコンビニさえあれば平気」と考えており、あまり人類の事などには関心が無い。
原作では唯一仙水自身に勧誘されたシーンが描かれたキャラクターでもある。
入魔洞窟で幽助一同と戦った際には、作中のゲームソフト・ゲームバトラーを現実化させて戦う。
能力で作った「ゲー魔人」を相手にさせ、テニスで御手洗、シューティングで幻海、パズル柳沢(アニメ版ではアクションバトルで幽助に変更)と戦い、ゲー魔人は敗北。
その後ゲー魔王役として自身も戦いに参加し、クイズで海藤に勝利。
蔵馬とパズルで戦うが、蔵馬の話から天沼は仙水に利用されているだけだと教えられ動揺する。
ゲー魔王の負けは死を意味し、もうゲームは止められないと怯えるが、蔵馬は自分は死ぬ気は無いと語り、天沼は死の恐怖で涙を流しながら敗北。
ゲームのルールにより死亡した。
これにより、幼い天沼を死なせることしか出来なかった蔵馬は、天沼を利用した仙水一味に対して静かに激怒していた。
しかし後に駆けつけたコエンマの遊魂回帰の術により蘇生された。
仙水は天沼の死を見越し、コエンマの魔封環の霊力を天沼の蘇生で消費させる事が目的であった。
事件後は元の生活に戻り、ゲームを通して友達が出来ている。
巻原定男(まきはら さだお)
CV:石田敦
能力は「美食家(グルメ)」。
食べた者の能力を取り込むことが出来る。
仙水の策謀で水槽に保護していた戸愚呂兄を捕食し、取り込もうとする。
しかし戸愚呂兄は不死身であったため消化ができず、内側から侵食され、肉体・精神・能力を乗っ取られてしまう。
精神を乗っ取られてしまう際は苦しみ、アニメ版では自傷行為をしている。
桑原を攫った時には既に戸愚呂兄が巻原を乗っ取っていた。
神谷の事件のあとに室田を襲って捕食。室田の盗聴能力を取り込んでいる。
入魔洞窟で、天沼を倒した後に現れた仙水が巻原を倒したら桑原を開放すると言った為、巻原と蔵馬が対峙する。
蔵馬はローズウィップで巻原の頭部を切断し、幽助たちは天沼を殺すしかなかったという怒りから蔵馬が完全に冷徹に徹したと驚くが、蔵馬は気配から巻原の正体が戸愚呂兄であることを察した上での行動であった。
切断された頭部から戸愚呂兄が顔を出して正体を現し、戸愚呂兄に吹っ飛ばされたあと自分がどうやって生きていたか語った。
しかし最初の一撃のローズウィップで邪念樹の種を植え付けられており、戸愚呂兄と巻原の体は永遠に死なない蔵馬と戦う地獄を彷徨い続ける事になった。
食べることが趣味で、「楽して強くなりたい、様々な能力を得たい」という気持ちを持っていたことから能力が目覚めるきっかけとなった。
『幽☆遊☆白書』魔界編の主な登場人物・キャラクター
真田黒呼(初代霊界探偵)関係者
佐藤黒呼(さとう くろこ)
CV:弥永和子
初代霊界探偵。
陰陽師の血を引いている。旧姓は真田。
霊界探偵をしていた14歳の時は太っており、その後40センチ身長が伸びるが体重は変わらなかった。
幻海とは探偵時代からの知り合い。
結婚を機に探偵を引退し、引継ぎの際に当時の仙水に会っている。
現在は山奥に住み、夫と子供二人の4人暮らし。
おおらかな性格で、気に入った客が来ると子供に酒を飲ませる。アニメ版ではウィスキーボンボンに変更。
魔族覚醒した幽助の抹殺依頼を受け、その直後に幽助に出会う。
幽助の人柄を見て敵では無いと判断する。
しかし、幽助を尋ねてきた北神たちとの会話で、幽助が妖怪が人間を食べる事について怒りを感じない事で、幽助が魔族寄りの性格になっていることに気づく。
いずれ妖怪探偵を目指す自分の子供たち(快晴・風吹)と戦う事になってしまうことを危惧し、幽助に魔界に行く事を薦めた。
佐藤晶吾(さとう しょうご)
CV:城山堅
黒呼の夫。職業は作家。
佐藤家で唯一霊力を持たない存在。
子供達からは佐藤の姓がかっこよくないと言う理由で、母の旧姓である真田を名乗られてしまっている。
占いが趣味で、よく当たる。
幽助が立ち去る際に、「血を伴った戦友との別れ」と占った。
これはこれまで幽助と共に戦ってきた飛影・蔵馬が、それぞれ軀・黄泉の陣営に入る事の案じであった。
佐藤快晴/真田快晴(さなだ かいせい)
CV:高乃麗
晶吾・黒呼の息子。風吹の兄。9歳。
将来は霊界探偵になる事が夢であるが、風吹からは「女に弱いから無理」と言われている。
低級妖怪を倒せる程度の戦闘力を持っている。
風吹とのコンビネーションは抜群で、合体技「双龍砲」が使える。
知らない人が尋ねてくると母の敵と決め付け、妹と共に襲い掛かってくる。
そのため佐藤家の門には「猛犬注意」と書いてある。
佐藤家を訪れた幽助とも戦闘になり、幽助は二人の戦闘力に驚くが幽助の方が強く、合体技・双龍砲を出すところで黒呼に止められた。
佐藤風吹/真田風吹(さなだ ふぶき)
CV:大谷育江
晶吾・黒呼の息子。快晴の妹。8歳。
快晴と同じく、低級妖怪くらいなら倒せる戦闘力を持ち、合体技「双龍砲」を使用できる。
雷禅とその部下
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目次 - Contents
- 『幽☆遊☆白書』(幽遊白書・幽白)の概要
- 『幽☆遊☆白書』(幽遊白書・幽白)のあらすじ・ストーリー
- 『幽☆遊☆白書』(幽遊白書・幽白)の主な登場人物・キャラクター
- 主要キャラクター
- 浦飯 幽助(うらめし ゆうすけ)
- 桑原 和真(くわばら かずま)
- 蔵馬(くらま)/南野秀一(みなみの しゅういち)
- 飛影(ひえい)
- 幻海(げんかい)
- 霊界関係者
- ぼたん
- コエンマ
- 主要キャラクターの関係者
- プー
- 雪村 螢子(ゆきむら けいこ)
- 浦飯温子(うらめし あつこ)
- 桑原静流(くわばら しずる)
- 雪菜(ゆきな)
- 南野志保利(みなみの しおり)
- 『幽☆遊☆白書』霊界探偵編の主な登場人物・キャラクター
- 三盗賊編
- 剛鬼(ごうき)
- 幻海師範 門下生大選考会編
- 乱童(らんどう) / 少林(しょうりん)
- 四聖獣編
- 朱雀(すざく)
- 玄武(げんぶ)
- 白虎(びゃっこ)
- 青龍(せいりゅう)
- ムルグ
- 雪菜救出編
- 垂金権造
- 『幽☆遊☆白書』暗黒武術会編の主な登場人物・キャラクター
- 六遊怪チーム
- 鈴駒(りんく)
- 酎(ちゅう)
- 呂屠(ろと)
- 是流(ぜる)
- Dr.イチガキチーム
- Dr.イチガキ
- 円(えん)/ M-1号
- 魁(かい)/ M-2号
- 梁(りょう)/ M-3号
- M-4号、M-5号
- ガタスバル
- 魔性使いチーム
- 画魔(がま)
- 凍矢(とうや)
- 爆拳(ばくけん)
- 陣(じん)
- 吏将(りしょう)
- 裏御伽チーム
- 魔金太郎(まきんたろう)
- 黒桃太郎(くろももたろう)
- 裏浦島(うらうらしま)
- 死々若丸(ししわかまる)
- 美しい魔闘家鈴木(うつくしいまとうか すずき)/ 怨爺(おんじい)
- 戸愚呂チーム
- 鴉(からす)
- 武威(ぶい)
- 戸愚呂兄(とぐろあに)
- 戸愚呂弟(とぐろおとうと)
- 左京(さきょう)
- 審判・看護師
- 小兎(こと)
- 樹里(じゅり)
- 瑠架(るか)
- 『幽☆遊☆白書』魔界の扉編 (仙水編)の主な登場人物・キャラクター
- 蟲寄市の住人
- 城戸亜沙斗(きど あさと)
- 海藤優(かいとう ゆう)
- 柳沢光成(やなぎさわ みつなり)
- 室田繁(むろた しげる)
- 仙水一味
- 仙水 忍(せんすい しのぶ)
- 樹(いつき)
- 神谷実(かみや みのる)
- 刃霧要(はぎり かなめ)
- 御手洗清志(みたらい きよし)
- 天沼月人(あまぬま つきひと)
- 巻原定男(まきはら さだお)
- 『幽☆遊☆白書』魔界編の主な登場人物・キャラクター
- 真田黒呼(初代霊界探偵)関係者
- 佐藤黒呼(さとう くろこ)
- 佐藤晶吾(さとう しょうご)
- 佐藤快晴/真田快晴(さなだ かいせい)
- 佐藤風吹/真田風吹(さなだ ふぶき)
- 雷禅とその部下
- 雷禅(らいぜん)
- 北神(ほくしん)
- 軀とその部下
- 軀(むくろ)
- 時雨(しぐれ)
- 奇淋(きりん)
- 黄泉とその部下
- 黄泉(よみ)
- 修羅(しゅら)
- 鯱(しゃち)
- 雷禅の大昔の喧嘩仲間
- 煙鬼(えんき)
- 孤光(ここう)
- 棗(なつめ)
- 九浄(くじょう)
- 痩傑(そうけつ)
- 周(しゅう)
- 才蔵(さいぞう)
- 鉄山(てつざん)
- 電鳳(でんほう)
- その他
- 流石(さすが)
- 食脱医師の女
- 蔵馬の放った刺客
- 『幽☆遊☆白書』(幽遊白書・幽白)の術・必殺技
- 『幽☆遊☆白書』(幽遊白書・幽白)の世界観
- 人間界
- 魔界
- 霊界
- 『幽☆遊☆白書』(幽遊白書・幽白)の用語
- 霊気 / 霊力
- 妖気 / 妖力
- 聖光気(せいこうき)
- 霊界獣
- 暗黒武術会(あんこくぶじゅつかい)
- 魔界統一トーナメント(まかいとういつトーナメント)
- 『幽☆遊☆白書』(幽遊白書・幽白)の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- 『幽☆遊☆白書』(幽遊白書・幽白)の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 連載終了の経緯
- 番外編「TWO SHOTS」
- 文庫版描き下ろし漫画
- 冨樫義博の同人誌『よしりんでポン』
- 「飛影はそんな事言わない」とは
- 『幽☆遊☆白書』というタイトルについて
- 『幽☆遊☆白書』(幽遊白書・幽白)の主題歌・挿入歌
- OP(オープニング):馬渡松子『微笑みの爆弾』(1 - 112話)
- ED(エンディング):馬渡松子『ホームワークが終わらない』(1 - 29話)
- ED(エンディング):馬渡松子『さよならbyebye』(30 - 59話)
- ED(エンディング):高橋ひろ『アンバランスなKissをして』(60 - 83話)
- ED(エンディング):高橋ひろ『太陽がまた輝くとき』(84 - 102話)
- ED(エンディング):馬渡松子『デイドリームジェネレーション』(103 - 111話)
- 『幽☆遊☆白書』(幽遊白書・幽白)の原作コミック
- 単行本
- 完全版
- 文庫
- 『幽☆遊☆白書』ジャンプ ベストシーンTOP10
- 『幽☆遊☆白書』(幽遊白書・幽白)のDVD・BD
- 霊界探偵編
- 暗黒武術会編
- 仙水編
- 魔界編
- Blu-ray BOX
- 『幽☆遊☆白書』(幽遊白書・幽白)の関連商品
- 劇場版
- 「幽☆遊☆白書 冥界死闘篇 炎の絆」
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