幽☆遊☆白書(幽遊白書・幽白)のネタバレ解説・考察まとめ

『幽☆遊☆白書』とは、集英社『週刊少年ジャンプ』にて1990年から1994年にかけて連載された冨樫義博によるバトル漫画。1992年からスタジオぴえろによってTVアニメ化され、当時人気を博した。不良少年浦飯幽助は子供をかばって事故死した事をきっかけに霊界探偵となり、師匠・玄海師範の修行を受け、桑原和真、蔵馬、飛影と共に妖怪たちと戦い心身ともに強くなって行く。

冨樫義博の同人誌『よしりんでポン』

本作連載終了後に冨樫義博がコミケで配布した同人誌『よしりんでポン』に収録された『12人のおびえる者たち』では、本作が実は劇中劇だったという設定が出る。
幽助が新庄陽平・蔵馬が天童悟志・飛影が楯岡守など、全てのキャラを役者が演じていたというもの。
このネタは実験的に編集部に持ち込んだネタでもあったが没にされたという。
本作が終了する経由もあるのか、同人誌では早く終わりたかった幽白が終了できてスッキリしたことや、当時の愚痴なども書かれている。
なお、劇中劇という設定はあくまで同人誌のネタであり、ジャンプ編集部を通した公式ネタではない。

「飛影はそんな事言わない」とは

インターネットで、本作の話題が出たときに「飛影はそんな事言わない」というスラングを目にしたことがある人もいるのではないだろうか。
しかし、蔵馬は幽白本編で「飛影はそんなこと言わない」とは一度も言って居ない。
このネタは本作の中のセリフではなく、1996年に発売したAV『欲情列島宅配便 私の処女を破りに来てっ!!』の収録時に言われたとされるセリフである。
AV女優が腐女子であり、飛影×蔵馬に見立てて処女喪失したいと言い出し、男優が飛影っぽい事を言おうとしたが、「飛影はそんな事言わない」と琴線に触れてしまったというもの。
なお実際のビデオ内ではこのセリフはないらしい。
これは有名なコピーペーストネタであり、東京大学教養学部で行われた「オタク文化論」というゼミ抗議でこのAVの話題をしたため広まったのでは無いかという話もある。
本当にそのようなやり取りがあったのかなど不明な点も多いコピペネタであるが、今となっては有名なネタとなっている。
またこのセリフは初登場時の雑魚っぽいセリフばかり言う飛影を揶揄する言葉としても使われている。

『幽☆遊☆白書』というタイトルについて

連載会議をしている時、本作のタイトルは「ユーレイ入門(仮)」とされていた。
連載が決定し正式なタイトルを決めるに当たり、妖怪と戦う展開になって行く事を考え、西遊記をもじり『幽☆遊☆記(ゆうゆうき)』にすることになった。
しかし同時期に連載が決まった「漫☆画太郎作」の『珍遊記(ちんゆうき)』とタイトルかぶりしてしまったため、もう一度考え直す事になる。
冨樫義博が「幽☆遊」の後に続く言葉として初めに考え付いたのが「白書」であり、本作は『幽☆遊☆白書』と決まる。
後に冨樫義博は『幽☆遊☆伝』や『幽☆遊☆物語』でも良かったとも言っている。

『幽☆遊☆白書』(幽遊白書・幽白)の主題歌・挿入歌

OP(オープニング):馬渡松子『微笑みの爆弾』(1 - 112話)

作詞:リーシャウロン
作曲・編曲・歌:馬渡松子

ED(エンディング):馬渡松子『ホームワークが終わらない』(1 - 29話)

作詞:リーシャウロン
作曲・編曲・歌:馬渡松子

ED(エンディング):馬渡松子『さよならbyebye』(30 - 59話)

作詞:リーシャウロン
作曲・編曲・歌:馬渡松子

ED(エンディング):高橋ひろ『アンバランスなKissをして』(60 - 83話)

作詞:山田ひろし
作曲・編曲・歌:高橋ひろ

ED(エンディング):高橋ひろ『太陽がまた輝くとき』(84 - 102話)

作詞・作曲・編曲・歌:高橋ひろ

ED(エンディング):馬渡松子『デイドリームジェネレーション』(103 - 111話)

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