幽☆遊☆白書(幽遊白書・幽白)のネタバレ解説・考察まとめ
『幽☆遊☆白書』とは、集英社『週刊少年ジャンプ』にて1990年から1994年にかけて連載された冨樫義博によるバトル漫画。1992年からスタジオぴえろによってTVアニメ化され、当時人気を博した。不良少年浦飯幽助は子供をかばって事故死した事をきっかけに霊界探偵となり、師匠・玄海師範の修行を受け、桑原和真、蔵馬、飛影と共に妖怪たちと戦い心身ともに強くなって行く。
Read Article
『幽☆遊☆白書』とは、集英社『週刊少年ジャンプ』にて1990年から1994年にかけて連載された冨樫義博によるバトル漫画。1992年からスタジオぴえろによってTVアニメ化され、当時人気を博した。不良少年浦飯幽助は子供をかばって事故死した事をきっかけに霊界探偵となり、師匠・玄海師範の修行を受け、桑原和真、蔵馬、飛影と共に妖怪たちと戦い心身ともに強くなって行く。
『幽☆遊☆白書』とは、集英社『週刊少年ジャンプ』にて1990年から1994年にかけて連載された冨樫義博によるバトル漫画。1992年からスタジオぴえろによってTVアニメ化され、当時人気を博した。不良少年浦飯幽助は子供をかばって事故死した事をきっかけに霊界探偵となり、師匠・玄海師範の修行を受け、桑原和真、蔵馬、飛影と共に妖怪たちと戦い心身ともに強くなって行く。
Read Article
『幽☆遊☆白書』(実写ドラマ版幽白)とは、冨樫義博による同名漫画を題材とする実写ドラマ作品。監督を月川翔、主演を北村匠海が務める形で、2023年にNetflixで公開。その高いクオリティで大きな話題となった。略称は『幽白』。 事故で死んだ高校生の浦飯幽助は、魔界と人間界の平穏を守るために働く「霊界探偵」となることを条件に蘇る。人間界を荒らす妖怪たちを追う中で、幽助は新たな力と仲間を手に入れながら成長。その活躍は力ある妖怪や邪悪な野心を抱く人間に注目され、幽助たちをさらなる死闘に導いていく。
Read Article
『幽☆遊☆白書』とは、冨樫義博による漫画、およびそれを原作としたアニメなどのメディアミックス作品。 主人公である中学生の浦飯幽助は、自動車に轢かれて死にそうになった子どもを助けるために自分が死んでしまうが、霊界の協力で復活することができた。物語は大きく霊界探偵編、暗黒武術会編、魔界の扉編、魔界統一トーナメント編に別れる。特に暗黒武術会編の戸愚呂兄弟との戦い、魔界の扉編では仙水との戦いが人気である。 桑原の霊剣や蔵馬の植物に関する技など個性ある技が多く登場し、幽助の仲間たちも人気がある。
Read Article
『幽☆遊☆白書』(ゆうゆうはくしょ)とは、悪の妖怪を討つ霊界探偵となった少年の活躍を描いた、冨樫義博による漫画作品。略称は「幽白」。アニメ、映画、ゲームと様々なメディアに展開し、1990年代を代表する作品の1つとなった。 作中には級・クラス・ランク・妖力値といった妖怪の力量の指標となる独自の数値が存在し、「この妖怪はどれくらいの強さか」が分かるようになっている。これらの数字は物語が進むに連れてインフレを起こしていき、最終的には終盤の雑魚が序盤の強敵を遥かに上回る存在となった。
Read Article
『幽☆遊☆白書』とは、冨樫義博による漫画およびそれをもとにしたアニメ。1990年から1994年にかけて集英社の『週刊少年ジャンプ』にて連載。1992年からスタジオぴえろによってTVアニメ化され、当時人気を博した。不良少年の浦飯幽助が子供をかばって事故死したことをきっかけに霊界探偵となり、師匠・玄海の修行を受け、仲間たちと共に妖怪と戦っていく姿を描いている。この記事では、幽助と幼馴染の雪村螢子をはじめ、『幽☆遊☆白書』に登場したカップルや夫婦をまとめている。
Read Article
『幽☆遊☆白書』とは、冨樫義博によるバトル漫画。集英社の『週刊少年ジャンプ』にて1990年から1994年にかけて連載された。1992年からスタジオぴえろによってTVアニメ化され、当時人気を博した。不良少年の浦飯幽助が子供をかばって事故死した事をきっかけに霊界探偵となり、師匠・玄海師範の修行を受け、桑原和真、蔵馬、飛影と共に妖怪たちと戦い心身ともに強くなっていく。2023年にはNetflixにて実写ドラマ化され、全世界190カ国に配信された。
Read Article
『幽☆遊☆白書』とは冨樫義博による少年漫画。1990年から『週刊少年ジャンプ』で連載が開始され、同誌の黄金期を支える人気作となった。死んでしまった主人公の浦飯幽助が生き返る試練を受けるさまや、復活後に霊界探偵として活躍し、様々な強敵と戦う姿が描かれている。幽助をはじめ、熱い心を持った人間が多く、読者の胸に響く彼らのセリフが魅力となっている。また冨樫義博が描く手に汗を握るバトルシーンも本作の魅力の1つである。
Read Article
『幽☆遊☆白書』とは、漫画家・冨樫義博による少年漫画、およびそれを原作としたアニメ。ファンからは「幽白」の愛称で親しまれている。交通事故で死亡した不良中学生・浦飯幽助が霊界探偵として生き返り、様々な妖怪と闘っていくストーリーで、白熱したバトルシーンや美麗なキャラクターが人気を博した作品である。2023年にはNetflixで実写ドラマが放送され、話題となった。この記事ではテレビアニメ版と、1993年、1994年にそれぞれ公開された劇場版の歴代OP・ED主題歌・挿入歌を紹介する。
Read Article
飛影(ひえい)とは、冨樫義博原作の漫画『幽☆遊☆白書』及びテレビアニメの登場人物。メインキャラクター4人のうちの1人。額には第三の眼「邪眼」を持ち、魔界の炎を操る「邪王炎殺拳」を使って戦う。主人公・浦飯幽助の敵として登場するが、敗れてからは味方として活躍した。人間界に来ていたのは、生き別れた双子の妹・雪菜の行方を探していたため。格闘センスが非常に高く、暗黒武術会では無敗を誇る。
Read Article
煙鬼(えんき)とは、冨樫義博の漫画『幽☆遊☆白書』に登場するキャラクター。魔界三大妖怪の1人・雷禅の大昔の喧嘩仲間で、魔界の覇者を決める魔界統一トーナメントの優勝者。見た目は鬼のような姿をしているが、性格は非常に温厚。トーナメントでは優勝候補といわれていたむくろを破るなど、かなりの実力を持つ。優勝した際に、「人間界に迷惑をかけないこと」という法律を制定。魔界・霊界・人間界を繋ぐ重要人物となった。
Read Article
蔵馬(くらま)とは冨樫義博原作の漫画『幽☆遊☆白書』及びテレビアニメの登場人物。メインキャラクター4人のうちの1人で、元は妖狐という魔界で名の知れた盗賊だったが、瀕死の重傷を負って人間界に逃げ込み、妊娠していた南野志保利の胎児に憑依・転生。その後、復活のタイミングを図りながら志保利の息子・南野秀一として暮らしていた。主人公・浦飯幽助の敵として登場したものの、彼に救われ、その後味方として活躍する。容姿端麗で頭脳明晰な人物で、作中でトップレベルの人気を誇る。
Read Article
軀(むくろ)とは、冨樫義博の漫画『幽☆遊☆白書』およびそれを原作としたアニメに登場する敵キャラクター。作品終盤に登場した魔界三大妖怪の1人。いつもは包帯で顔を隠している。一人称は「俺」だが、性別は女性。魔界随一の軍事力を誇る軍団を有している。魔界三大妖怪の雷禅の死期が近いことから、残る1人の黄泉との全面戦争に供えて、主人公・浦飯幽助の仲間の飛影をスカウトした。飛影の記憶を知り、自分の過去を彼に見せた。
Read Article
桑原和真(くわばらかずま)とは、冨樫義博原作の漫画『幽☆遊☆白書』及びテレビアニメの登場人物。メインキャラクター4人のうちの1人である。霊感の強い不良少年で、主人公の浦飯幽助とは喧嘩仲間。霊界探偵となった幽助と行動を共にするようになり、霊気で作り出した「霊剣」を用いて様々な妖怪と戦いを重ねる。暗黒武術会では、ムードメーカーとして仲間を牽引。魔界の扉を開こうとする仙水忍との対決では、敵が欲する「次元刀」の持ち主であることが判明し、仙水一味にさらわれてしまった。
Read Article
雷禅(らいぜん)とは、冨樫義博の漫画『幽☆遊☆白書』およびそれを原作としたアニメに登場する敵キャラクター。作品終盤に登場し、主人公・浦飯幽助の遺伝子上の父親であること、幽助が魔族の血を引いていることが明かされた。魔界三大妖怪の1人で、「闘神」の異名を持つ。食人鬼だが、大昔に運命の女性と出会ってからは、彼女と再会するまでは人を食べないと誓った。空腹と栄養失調で大きく力が衰え、最期は幽助の目の前で「あー、腹減ったな」という言葉を残して餓死した。
Read Article
戸愚呂兄(とぐろあに)とは、冨樫義博の漫画『幽☆遊☆白書』およびそれを原作としたアニメに登場する敵キャラクター。元は人間だったが、実弟の戸愚呂弟と共に妖怪に転生した。小柄で黒くウェーブがかった長髪をしており、弟の肩に乗っている姿がよく描かれている。身体を自由自在に変形させる能力を持ち、戦闘時には弟の武器になることが多い。ただ、単独で戦っても相手を瞬殺するなど高い戦闘能力を持つ。寿命も殺す手段も存在しない完全な不死身。「暗黒武術会編」で命を落としたと思われていたが、「仙水編」で再び登場した。
Read Article
浦飯幽助(うらめしゆうすけ)とは、冨樫義博原作の漫画『幽☆遊☆白書』及びテレビアニメの主人公。喧嘩に明け暮れる不良中学生だったが、子供を庇って車に撥ねられ死亡し、その後霊界探偵として復活する。指令をこなしていくうちに自分をライバル視する桑原和真、妖怪の飛影、蔵馬が仲間になり、人間界を狙う敵と戦う。物語後半の仙水忍との戦いで死亡するものの、魔族として復活を果たす。
Read Article
コエンマとは、冨樫義博の漫画『幽☆遊☆白書』に登場するキャラクター。霊界の長・閻魔大王の息子で、主人公・浦飯幽助に生き返るきっかけを与えた人物。赤ん坊のような姿で常におしゃぶりをくわえているが、実年齢は700歳を超えている。人間界に来る際は、赤ん坊ではなく長身のイケメン姿になる。また、おしゃぶりはただの飾りではなく、最強クラスの防御技「魔封環」を使うエネルギーを貯めるための道具。アニメ版では秘書の鬼・ジョルジュ早乙女と漫才のようなやり取りを何度も見せた。
Read Article
戸愚呂弟(とぐろおとうと)とは、冨樫義博の漫画『幽☆遊☆白書』およびそれを原作としたアニメに登場する敵キャラクター。作品中盤のボスで、主人公・浦飯幽助とは2度に渡って対戦している。元は人間だったが、実兄の戸愚呂兄と共に妖怪に転生した。体格が良く、常にサングラスを身につけている。戦う相手の力量に合わせ、筋肉量をコントロールして戦う。暗黒武術会の決勝では、「100%中の100%」の姿になったが、激闘の末に幽助に倒された。
Read Article
雪村螢子(ゆきむらけいこ)とは、冨樫義博の漫画『幽☆遊☆白書』に登場するキャラクター。主人公・浦飯幽助の幼馴染であり、メインヒロイン。品性方向でスポーツ万能な優等生で、中学では学級委員長だった。正義感が強く、幽助とは顔を合わせれば口喧嘩をするが、相思相愛である。幽助の弱点として人間・妖怪問わず狙われるなど、幾度も危険な目に遭っている。物語後半では幽助からプロポーズされた。
Read Article
左京(さきょう)とは、冨樫義博の漫画『幽☆遊☆白書』に登場するキャラクター。オールバックにした長髪と右目の傷、煙草がトレードマークの男性。「暗黒武術会編」に登場した戸愚呂チーム大将兼オーナーで、富裕層の賭博団体BBCのメンバーである。アニメ版では弟を応援しに来た桑原静流とお互いに恋心を抱いていた。副将だった戸愚呂弟が負け、彼の勝利に命を賭けていた左京は会場を爆破し、その生涯に幕を下ろした。
Read Article
雪菜(ゆきな)とは冨樫義博の漫画『幽☆遊☆白書』に登場するキャラクター。氷女という妖怪の少女で、流した涙は氷泪石と呼ばれる希少な宝石になる。主要キャラクターの1人・飛影の双子の妹。闇ブローカーにさらわれ、金の亡者・垂金権造に幽閉されていたところ、霊界探偵の浦飯幽助とその友人の桑原和真によって救出された。桑原は雪菜に一目惚れしているが、雪菜本人は恋愛についてよく理解しておらず、恋仲には発展しなかった。
Read Article
黄泉(よみ)とは、冨樫義博原作の漫画『幽☆遊☆白書』および、アニメに登場する人物。かつて妖狐蔵馬と共に盗賊団の副総長を務めていたが、粗野な性格に見切りをつけた蔵馬に刺客を差し向けられ失明。その後は聴覚と嗅覚を頼りに実力をつけ、魔界三大妖怪と呼ばれるまでに成長する。魔界の制覇と人間界への進出を狙っていたが、主人公・浦飯幽助に感化されて魔界統一トーナメントに挑んだ。3回戦で幽助とあたり、60時間に及ぶ激闘の末に勝利を収めている。
Read Article
鴉(からす)とは、冨樫義博の漫画『幽☆遊☆白書』に登場するキャラクター。「暗黒武術会編」のラスボス、戸愚呂兄弟が率いる戸愚呂チームのメンバーで、爆弾を作り出せる「支配階級(クエストクラス)」の妖怪。美しいものを自分の手で壊したいという歪んだ性癖の持ち主で、決勝戦で戦うことになった蔵馬に異常な執着を見せた。「トリートメントはしているか?」など印象的なセリフが多く、第2回キャラクター人気投票では第8位にランク入り、蔵馬vs鴉の戦いはコミックスの「究極の名場面コンテスト」で1位を獲得している。
Read Article
桑原静流(くわばらしずる)とは、冨樫義博の漫画『幽☆遊☆白書』に登場するキャラクター。メインキャラクターの1人・桑原和真の姉で、弟同様に霊感が強い。面倒見の良い姉御肌な女性で、喧嘩も強く頭も良いため、桑原にとって頭が上がらない存在である。アニメ版では敵の戸愚呂チームのオーナー・左京に助けられ、彼に好意を抱く。決勝戦後は自死を選んだ左京から愛用のライターを渡されていた。作者・冨樫義博のお気に入りのキャラクターの1人である。
Read Article
・霊界探偵編
不良中学生の浦飯幽助がとある事故から霊界探偵となり、様々な事件を解決する中で霊力を高めながら成長してゆく話です。
このころは1話完結のほのぼのとしたストーリーがメインで、何でも屋のような印象も受けました。剛鬼、そしてのちに仲間となる蔵馬と飛影が登場したあたりでバトル要素がかなり強くなり、のちの暗黒武術会編でメインの敵となる戸愚呂も登場します。初期の飛影は変身後に割とショッキングな見た目になるのですが、これ以降変身することはないのでこの設定は封印されたと言われています。
・暗黒武術会編
幽助、桑原、蔵馬、飛影、覆面戦士(玄海)が闇世界の武闘大会である暗黒武術会にゲストとして招待され、トーナメントを勝ち抜いてゆく話です。
このトーナメントで戦う相手チームにも個性豊かな敵キャラがたくさんいて、それぞれの魅力を発揮しつつ、続く仙水編でも活躍したりしています。幽助は霊丸、桑原は霊剣、蔵馬は植物、飛影は炎殺黒龍波というベースの技を持ち、1戦ごとに見ごたえのある戦いが見られます。
霊光波動拳の継承や玄海の死によって戸愚呂戦の前に幽助に著しい成長が現れ、蔵馬の前世の姿である妖狐への変身、飛影の邪王炎殺黒龍波の完成など、メンバーの戦闘能力の著しい向上が見られるところが魅力です。独特な世界観を持つ美しい魔闘家鈴木や、蔵馬への異常な執着を見せる戸愚呂チームの鴉など、ある意味変態的なキャラクターも登場して物語を盛り上げています。
・仙水編
すべての人間を抹殺しようとする元霊界探偵の仙水忍と、幽助達の戦いのストーリーです。
仙水忍の正義感や潔癖さ、「黒の章」というビデオテープの存在。そして仙水の仲間(と序盤ではされている能力者)たちの思想など、前の2つのストーリーが肉体的なぶつかり合いだったことと比較すると、こちらは思想のぶつかり合いのような印象を受けます。
仙水を倒した後は、幽助、蔵馬、飛影は魔界へ行き、桑原も人間界で、4人それぞれの道を歩みます。
『幽遊白書』は少年漫画ではありましたが女性人気も高く、各キャラクターにファンがついている、今でいう「推し」のような存在であるように思います。
またセリフの言い回しが絶妙で、鴉の「トリートメントはしているか?」は『幽遊白書』ファンでなくても知っている方は多いのではないでしょうか。トリートメント以外にも物語の要所要所に見られるので、『幽遊白書』の魅力の1つだと思います。
仙水編に登場する樹の、仙水へのゆがんでいるようで純粋でもあるような愛や、魔界三大妖怪である躯と飛影の、恋愛と言えるのか言えないのかわからない関係なども魅力的です。
幽遊白書とは1990年から1994年に週刊少年ジャンプにて連載された冨樫義博さんの作品です。
第一話にて主人公である浦飯幽助が、車にはねられ死亡するところから物語が始まります。
人間界、霊界、魔界の3つの世界が存在しており、1話にて霊体になった主人公が人間界に戻るための試練を受けま
す。
主人公が人間に戻った後、霊界からの依頼により霊界探偵として人間界に来ている魔界からの存在、妖怪を退治していくといった話になります。
物語序盤では、霊界探偵として任務をこなしていく中で、のちの仲間となる鞍馬や飛影といった妖怪との戦いが描かれています。
そして霊界探偵として活動していく中で、暗黒武術会という大会に参加することになります。
この「暗黒武術会編」では多くの妖怪が登場し、幽助だけではなく、仲間の桑原や玄海、鞍馬や飛影それぞれの戦いが描かれています。
とくにボス扱いの戸愚呂兄弟に関しては玄海との過去からの因縁も含めかなりしっかり描かれています。
その大会で優勝した後、人間界と魔界をつなごうとしている仙水忍との戦いが始まります。
この「仙水編」では今までの妖怪との戦いとは違い、能力を持った人間との少し変わった戦いが描かれています。
またこの仙水編で、霊界の秘密や幽助も知らなかった幽助の出生なども出てきます。
そして「仙水編」後、実は魔族であることが判明した幽助は、魔界の王を決める戦い魔界統一トーナメントに参加することになります。
「魔界統一トーナメント編」では、今までにない強さを持った妖怪がたくさん登場するのですが、なんと残念なことに漫画では詳しく戦いの描写が描かれておりません。最終結果のみ出るのですが幽助や飛影、鞍馬といった初期から出ているメンバーはなんと負けています。
結果、違う妖怪が優勝し人間界とうまくやっていくといった話になります。ちなみにアニメではしっかりと描かれています。
妖怪との激しいバトルが魅力的な作品となっています。
地元で有名な不良中学生の浦飯幽助は、交通事故で死んでしまい、死後の世界、「霊界」に行くことになる。
幽助の死が予想外だった霊界は、生き返るために試練を与え、それをクリアした幽助は見事生き返り、人間界で悪事を働く妖怪を取り締まる「霊界探偵」となった。
霊界探偵となった幽助は、「霊気」の使い手である老婆、幻海に出会う。
幻海の下で修業し、霊気を身につけた幽助は人間界で妖怪が起こす事件を仲間と共に解決していく。
その後、幻海のかつての仲間であった「妖怪」、戸愚呂と戦うことになる幽助は、勝つために幻海の過酷な修業を受け、より一層強くなり、戸愚呂との戦いでさらなる進化を遂げる。
強くなった幽助は、仙水忍という男が特殊な力を手にした人間たちと事件を起こしていることを知る。ある理由から「人間=悪」と思うようになった仙水は、人間界を妖怪が住む世界、「魔界」に繋げ、人間の抹殺を目論んでいた。それを阻止しようとする幽助は、仙水との死闘の中で自身の出生の秘密を知ることになる。
そして舞台は「三大妖怪」が支配する「魔界」へと移り、三大妖怪の一人から様々な事実を知った幽助は、魔界全土を巻き込む大事件を起こす。
敵も味方も魅了する浦飯幽助と霊界、魔界、人間界3つの世界を行き来する冒険バトル漫画!!
週刊少年ジャンプ黄金期に堂々と連載されていた漫画になります。
この時点でもう当たりとわかるかと思います。こちらの漫画はスタートから衝撃的な内容になっています。
主人公が早々に亡くなるところからスタートします。舞台は生きている世界と死者の世界(こちらの漫画では霊界と言っております。)になるので、伏線として生き返るだろうなとは思って読み始めます。
結果的には生き返る事にはなるのですが、バトル物よろしく色々と展開も目まぐるしく変わり、それがまた面白いです。
順を追って強さも上がってくるというように、土台となるストーリーがしっかりしており途中で読むのを辞めた、読むのを諦めたりはしないとおもいます。
いくら有名週刊誌の漫画という箔が付いていても、途中で読むのを辞めたり読むのを諦めてしまう事になるのでは意味がありません。
こちらの漫画は全19巻と一気読みも可能なボリュームであることも大きなポイントになります。いくら面白い巻があってもものすごくたくさん続いているものはとっつきにくかったり、単行本も集めにくかったりします。置き場も必要になりますし。
そして面白い話と、まあ取り敢えず集めてるから、と面白くない話のものも集めることになってしまいがちです。
幽☆遊☆白書に関してはどの巻も折り紙付きで面白くテンポもいいです。
単行本も集めやすく、何なら特装バージョンもあります。人気ゆえですよね。
ハンターハンターでおなじみ(長期休載という意味でも)の冨樫義博先生の出世作である「幽遊白書」
90年代ジャンプマンガ王道の展開が好きなら一度は読んでおいて損はありません。
--オススメポイント--
①ほどよい長さ
近年は長期化により後半や結末がグダグダになる作品もありますが、この「幽遊白書」は19巻とかなり読みやすいボリュームです。
この作品の知名度・影響力からすると意外に短いと感じる方も多いのではないでしょうか?
この19巻が絶妙でして、王道展開を飽きさせず、「もっと読みたかった」くらいの読後感を与えてくれます。
(特に魔界編はキャラも魅力的なので、もっとじっくり読みたかった!)
②何も考えずに楽しめる、これぞジャンプな王道展開と、魅力的なキャラ
修行→戦闘→苦戦→更なるパワーアップで勝利→次の戦いへと言う流れや、
トーナメント形式の大会、
真似したくなる必殺技
などなど、これぞ超王道展開が楽しめます。
通常この展開の繰り返しだと飽きてくるのですが、前述のほど良い長さがダレを感じさせません。
またもう一つ、蔵馬・飛影はじめとするキャラがめちゃめちゃ魅力的なのも王道を楽しませてくれる要因になってます。
(初登場時の飛影があんなキャラ変すると誰が予想したでしょうか。。)
程よい長さで王道ジャンプマンガを読みたいなら、
間違いない面白さです。
今や誰も知らない人がいないくらい王道になってしまったアニメですが、そんなアニメを私はさらに一押ししたいと思います。
タイトルに「幽」と入っていてお分かりだと思いますが、このアニメは魔界や地獄など幽霊(妖怪)がたくさん登場するアニメです。主人公の浦飯幽助も車に轢かれ一時は命を落として幽霊になったが再び復活することからはじまる物語です。
各登場人物の生い立ちもしっかり設定されていて、観る側にたくさんの想像を膨らましてくれるアニメだと思います。登場人物もたくさんおり、一回ぽっきりかとおもいきや何回も登場してきて、もともと敵対していた主人公と力を合わせて修行をし、共に強くなっていく絵が描かれています。
個人的には飛影と雪菜の物語が泣けるくらい好きです。飛影は人に対して何の興味も見せず、無駄な労力を使わない妖怪です。でも、生き別れになった実の妹だけは違い、自分の先頭力を下げてまで肉体改造をして妹を探す為の3つめの目(邪眼)を手に入れました。
しかし、飛影は雪菜と出会っても実の兄とは証さず遠くで彼女を見守っていることに私は心惹かれました。ただ戦闘ばかりすると思いきや感動あり、そしてギャグなどの笑いありの一昔のアニメです。
一人ひとりの回想シーンか多くて物語に引き込まれていきます。もちろん格闘シーンも中々のスリルがあって面白いです。原作の漫画は最後無理やり終わらせた感がありますが、そんな漫画だからこそ傑作だと思います。
大好きな作品です。
私はアニメから本作に入った派ですが、漫画だと霊界探偵編も結構長くて面白いです。お爺さんと狸の話なんか泣けてしまいます。その後、暗黒武術会、魔界の穴、魔界統一トーナメントと話が進みますが、全部面白いです。最近ではとぐろ兄弟がCMに出たりしてまた注目されていて、嬉しいです。
本作の魅力は、やっぱり主役の4人が全員かっこいいことかなと思います。幽助と桑原はある意味お笑い要員だけど、決めるとこは決めるし、不良だけどいいやつです。幽助の戦いの時に発する言葉とか、おおーと思います。蔵馬と飛影は見た目も違う種類のかっこよさがあるし、女子の人気を2分したキャラだけど、よくよく考えるとツッコミどころがあって面白いやつらです。この4人がいつも仲良しこよししてるわけでもないんだけど、本当は仲が良い感がよく出ていて、ああ、この4人をずっと見てたいなと思いました。他のキャラも可愛いし、いろんな妖怪も出てきて、わくわくします。
私が好きなキャラは蔵馬でした。彼の見た目とか喋り方も好きだし、彼の戦いが結構派手なので好きです。妖力を抑えられたり、爆弾魔に好かれたり、妖狐に変化したり、魅力的な戦いが多いキャラだなと思いました。
単行本19冊で、そんなに長くないので一気に読めてしまうと思います。おすすめです。
一度死んで生き返って霊界探偵となった、浦飯幽助が依頼を通して知り合った妖怪、飛影、蔵馬、不良ライバルだった桑原と、飛影の妹を悪趣味金持ちから救ったり、武術会で妖怪と戦ったり、魔界の穴を開けようとしている奴らと戦ったりする話。主役の4人はそれぞれキャラがたたっててかっこいいし、それぞれにファンがいます。それだけたくさんの人に愛された漫画だと思います。わたしは子どもの頃は断然、蔵馬が好きでしたが、今読み返すと桑原もかっこいいし、必殺技で寝てしまう飛影はかわいいし、幽助はさすが主人公というか、いい男だなと思います。わたしが好きなのは、魔界の穴編です。魔界の穴でのボス敵は、人間に嫌悪感を抱いて、人間界のめちゃくちゃにしようとしている人間、仙水でした。彼との戦いの際の幽助のセリフはめちゃカッコよくて、ああ、幽助ぽいなと思います。ボス戦以外も、魔界の穴の影響で、特殊能力が目覚めた人間との戦いで、今までの戦いとはちょっとちがっていろいろなパターンがあるので楽しいし、知能戦も多く、頭のいい蔵馬の活躍する場面が多いのでお気に入りです。幽遊白書は、単行本19巻で終わってしまい、人気漫画にしては短い漫画だと思います。もっと他の話も読みたいなと思います。
"主人公の不良少年浦飯幽助が車に轢かれそうな子供を助け、自身は死んでしまう。
しかしそれがきっかけで生き返るための試練を受けたり、生き返ってからも霊界探偵として仲間とともに敵と戦う正統派、いわゆる男の子向けバトル漫画、アニメです。
練り上げられたストーリーも作品の大きな魅力ですが、もうひとつの大きな魅力に個性的なキャラの数々があります。
正義感の強い主人公「浦飯幽助」、愛と根性の戦士「桑原和真」、知的でクールな「蔵馬」、中二病全開wの「飛影」等読む人によって好みのキャラは分かれます。
モブなどは除いて、敵として登場するキャラも必ずと言っていいほど戦う理由や理念等があり、悪役なのに惹かれるものがあります。
普通の漫画でなかなか「自分より強い相手に自分を倒してもらう」為「魔界で魔族に殺される」為に計画をおこす悪役にはお目にかかれませんw
また名言も多く「伊達にあの世はみてねぇぜ!」「邪眼の力をなめるなよ!」「100%中の100%!」等数多くあり作品を知ってる方がこの記事を読めば「いやいやw、名言といえばこっちだろ?」等と議論にもなりそうなほどです。
もし、まだ読んで(アニメ視て)いない人が居たらぜひ読んでいただきハラハラするストーリー、名言、お気に入りのキャラを見つけてください。
また作品を知ってる方も久しぶりに読んでみると新たな発見があるかもしれません。それほど深い良作です。
学生時代の昔話をしていた時にふと思い出した懐かしいアニメで、今だからこそ観たい作品として「幽☆遊☆白書」の名前が挙がってきたので改めて動画配信で観たところ、そのクオリティーの高さに驚かされたので、まだ観ていない方に是非オススメしたいです。この作品が面白いのは、男性・女性問わず魅了してしまう作品構成です。男性にはバトル系のストーリー展開、主人公幽助の成長、仲間との友情、桑原の男気など、盛り沢山に詰め込まれているのですが、女性的には何と言っても敵味方関係なくキャラクターのスタイリッシュさ、かっこよさ、少しだけ恋愛要素が含まれている部分ではないでしょうか。さらにそのスタイリッシュさがバトルの技の名前であったり、キャラクターの名前であったり、富樫先生のこだわりが詰まっているのを非常に感じます。特にキャラ名に関しては、多数日本の難しい漢字を多用したキャラがいて(「時雨」「躯」「鴉」「雷禅」など)、作品に深みを出しているように感じます。ストーリーもバトルで長く引っ張るのではなく、大きく分けて3部で構成されているところも主人公の成長が分かりやすく、観ている側も違う流れを楽しめるようになっているので、非常に良く出来た作品であると感じます。2~3回見てみると、端っこのキャラでも名言を残していたり新たな発見もあるので、懐かしさに浸ってみたい方には是非お勧めです。
幽遊白書のアニメではなくマンガのレビューです。
一度死んで生き返って霊界探偵になった浦飯幽助の死闘の物語。
19巻までと短いですが内容が濃く、魅力的なキャラクターがたくさん出ます。
一番好きなキャラは飛影だけど、意外と桑原が人間味あふれて性格がいいです。魔族になって魔界へ行こうとする幽助を桑原だけが止めようとする。幽助を一人の人間として見ていたのだと思います。
ストーリーは「暗黒武術会」から俄然面白くなります。
圧倒的な強さの戸愚呂弟と戦うため、傷つきながらメインキャラ4人は成長していきます。
さまざまな汚い手を使う連中がいて、ほとんどの試合で不利な状況で戦うため、緊迫感が出て面白いと思います。
決勝戦での浦飯チームの活躍は見どころ満載です。特に飛影の邪王炎殺黒龍波のインパクトはすごい。戦いの中での人間ドラマがあるのがこの作品の魅力だと思います。
その後の魔界の扉編も面白い。人間の醜さがテーマだと思います。人間は善か悪か。作者の思想を感じます。
一番印象的なバトルは、魔界での飛影と時雨との戦いです。
目的をほぼ果たしてしまい、いつ死んでもいいと考える飛影。玉砕覚悟で戦う。連載終了間近でやや雑な絵でしたが、逆に迫力が出ていたと思います。
飛影にまつわる話は、壮絶な半生で悲壮感が出ていて魅力的だと思います。
作者にいろいろな問題が出て、短く終わってしまいましたが、ダラダラ続くよりはあっさり終わったのがこの作品らしいと思います。
実際に読んでみれば、『幽遊白書』の魅力がわかると思います。
キャラクター同士の頭脳戦が読み応えたっぷりの漫画、ハンターハンターの作者、富樫先生の代表作漫画です。
漫画の前半は霊能力者と妖怪の単純なバトルが繰り広げられますが、物語が進むにつれ、霊界、魔界の存在など幽遊白書ならではの世界観がどんどん広がっていきます。人間とは何なのか、生き物としての在り方なんかも楽しみながら、考えさせられる場面もあるので、子供よりも大人が楽しむ漫画になっているのではないでしょうか。ただバトル漫画の金字塔、ドラゴンボールの主人公、孫悟空を彷彿させる主人公、浦飯幽助の強さへの好奇心、ライバル飛影のクールでブレないかっこ良さなど、バトル漫画に欠かせない魅力的で面白い、子供のヒーローになりえるキャラクターたちも見ものです。強いヤツが次々と現れ、そんな敵にどんな風に打ち勝っていくのか気になり、どんどん読み進めてしまいます。物語の構成が霊界死闘編、霊界探偵編、暗黒武術会編、仙水編、魔界統一トーナメント編などで構成されているので、最後まで先が読めない展開になっていて飽きません。ライバルの飛影が何故、孤独を好むのか、仙水がこんな行動をとってしまうのかなど、しっかり設定されたバックボーンがあっての性格、言動があったりするので、よりキャラクターに深みが出ています。
HUNTER×HUNTERの冨樫先生の作品。一度死んで生き返った浦飯幽助が霊界探偵として活動し、妖怪との戦いに巻き込まれていく話。
出てくるキャラクターが魅力的で、主要人物の浦飯幽助、桑原、蔵馬、飛影はもちろん、その周りの人々も敵も魅力的だった。霊界探偵編、暗黒武術会編、仙水編、魔界編に分かれるんだけど、暗黒武術会編では、いろんな妖怪と試合をし、いろんな個性的なチームが出てきた。ドクターに操られた人間チームがいたり、忍者とか、昔話チームもいた。一番の敵は、人間から妖怪になったとぐろ兄弟とそれに戦いを挑んで認められた強い妖怪のチームだった。最初に漫画を読んだとき、戸愚呂弟より強いやつなんていないと思うほど強くて、怖いと思ったけど、物語が進むともっと強いのが出てきて、話がどんどん面白くなる感じです。私が一番好きなキャラクターは蔵馬です。強いし、植物を操るというのが可憐だし、頭がいいしで完璧な人(妖怪)だなと思います。蔵馬は戦い方も派手で、面白い試合が多かったです。単行本19巻で終わってしまって残念。中の人も成長して、中学生から高校生や社会人になったし、話も作りにくいのかもしれませんが、もっと続いてほしかったなと思う漫画第1位です。
子供の頃楽しみにして観ていたアニメです。幽助が教師にひどく嫌われているのも他のアニメでは観たことがなく子供心に衝撃でした。だんだん、魅力的なキャラクターが出てきて、話以外にもそのキャラの虜になってしまいました。
幽助がレベルを上げて強力な敵を倒していくのも爽快なんですが、幽助と同じく人間でしかもいつも幽助に負けていた桑原という同学年のキャラクターに必殺技ができたりと、色々見所が多いアニメだと思います。また、格闘ひとつにも、知的なゲームのようになっていて観る者もつい考えてしまい、いつの間にかゲームの参加者になっているような気分にもなりました。
30年近く前にもなるアニメなのに、全然古さを感じさせないのが不思議です。異世界な物を交えているからか、それともイラストが綺麗なせいか、子供の頃と全く変わらず観ていてワクワク感と特別感を感じる作品です。幽助が圧倒的に強いのですが、成長している過程が観てる者にわかるので一緒に強く成長してきた感が強く、その点で他のキャラクターと一線を画していると思いました。他の仲間は妖怪だったりするけれど幽助は人間臭いので。すぐ感情的になるし、オープニング曲とともに元気になれるアニメ作品です。
はじめは交通事故にあいかけた子供を主人公の幽助が助けますが、代わりに幽助が死んでしまいます。しかし家族や幼馴染の為に試練をクリアして生き返ることができますがそれがきっかけで霊界とのかかわりができてしまい様々な出来事に巻き込まれてしまいます。
その時に出会ったのが蔵馬と飛影です。ここから一気に面白くなっていきます。二人とも強いのでバトルシーンも見どころです。あとは同級生でライバルの桑原がまたいいスパイスになっています。個々のキャラクターの性格や話し方、行動がとてもいいバランスです。私は特に飛影が大好きです。性格はツンツンしていて特機着きにくい感じなのですが戦闘になると心強い仲間として戦ってくれます。性格はツンツンしていますが妹思い出いいお兄ちゃんって感じです。使える技もかっこよく必殺技の黒龍波はやばいですよ。中二病感がすごいです。必殺技の真似をする人までいますからね。一回見てしますと中毒性がすごく真似したくなります。笑いもありますが、涙もあります。幻海の婆さんが死んだときは涙しましたが、コエンマのお陰で生き返ることができてまた嬉し涙が出てくるほどです。あれは神回でした。何回も見返してしまいますね。
ジャンプ黄金期の代表作品のうちのひとつ。
主人公の幽助が交通事故で死亡し生き返るまでの幽霊編はコミック2巻分位ですが、不良だけど根はいい奴という幽助の性格をはっきり表している話ばかりです。特に昔罠から助けてもらった狸が恩返しの為に病床のおじいさんを亡くなるまで世話をする話と、クリスマスに恋人に会わずに亡くなってしまった未練からもう一度恋人と会いたい為に1年後その日に待ち合わせ場所で待っている女の子の話が大好きで今でもよく覚えています。
霊界探偵編では人気キャラ蔵馬と飛影が登場し、華やかになってきました。そして乱童編と四聖獣編を経て飛影の妹雪菜ちゃんが登場した時には驚きましたね~。
いよいよ暗黒武術会編です。ジャンプ恒例のトーナメント戦ですがどれも見ごたえのある試合やストーリーなのでこれで人気を確定した感じでした。
名試合ばかりですがやはり決勝戦の幽助と戸愚呂戦が一番でしょう。バトルマニアの幽助が桑ちゃんの犠牲により戸愚呂の強さの意味を始めて理解し、戸愚呂を打ち負かしましたからね。後日談や随所での戸愚呂の切ない描写がありそれがまた印象的です。
次の魔界の扉編では一気に人間の闇を描写するようになり、作風も変わりました。人間の残酷さから一気に人間を憎むようになり幽助と戦い後魔界で亡くなる仙水。戸愚呂に続いてまた切なくて勧善懲悪観念から外れるようになりました。
ここからラストの魔界編までは新キャラや再登場のキャラが沢山出たり、蔵馬・飛影の内面も掘り下げられたり見どころは沢山あるのですが、もう作品を終わらせたい感が半端なくどんどん絵が雑になって行ってしまったのが残念ですが、一応しっくり終わったので良かったかなと。
今読み返してもやっぱり面白いし、容赦ないダーク面も書かれているので、少年漫画ではあるけど大人向けと思います。
人間界と霊界と魔界が存在する世界で、不良の男子中学生「浦飯遊助」が主人公のバトル系漫画です。
霊力を駆使して不良仲間や協力的な妖怪と共に異なる立場の人間や妖怪と闘います。
グロテスクな描写や多様な価値観を持つ心理に惹きつけられます。
一般的な価値観とは大きく外れたような思考判断をするキャラクターがたくさん出てきます。
人気の敵キャラを1人紹介します。
「戸愚呂(弟)」は強い肉体を維持するために妖怪に転身した元人間の格闘家です。
妖怪に仲間と弟子を殺されたことで圧倒的な力に絶望し、慢心していた自身の甘さを捨てるために孤独の道を選びました。
強くなって妖怪へ復讐を果たしますが、彼は自身を許せませんでした。
圧倒的な力を手にした自身が100%の力で闘える相手を待ち望みます。
彼を倒したのは仲間のために120%の力を出せる浦飯でした。
圧倒的な力には誰にも勝てないという自身の価値観を否定することになったのが、
かつて求めていた仲間とのつながりから生まれる力であることに少し晴れた表情を見せます。
死んだ後に彼は一番辛い地獄に行くことをを自ら選択します。
慢心していた自分の甘さへの悔いは晴れていないからです。
彼の最後の言葉は自身の知る以上の強さをもつ浦飯への期待と仲間への感謝でした。
強敵と闘ったあとに浦飯が相手の価値観に影響を受けてるような発言の変化が感じられるのも面白いです。
時間を経てから読むと新たに理解できる複雑な人間心理が作品の大きな魅力と思います。