煙鬼(幽☆遊☆白書)の徹底解説・考察まとめ
煙鬼(えんき)とは、冨樫義博の漫画『幽☆遊☆白書』に登場するキャラクター。魔界三大妖怪の1人・雷禅の大昔の喧嘩仲間で、魔界の覇者を決める魔界統一トーナメントの優勝者。見た目は鬼のような姿をしているが、性格は非常に温厚。トーナメントでは優勝候補といわれていたむくろを破るなど、かなりの実力を持つ。優勝した際に、「人間界に迷惑をかけないこと」という法律を制定。魔界・霊界・人間界を繋ぐ重要人物となった。
煙鬼の概要
煙鬼(えんき)とは、冨樫義博の漫画『幽☆遊☆白書』に登場するキャラクター。魔界三大妖怪の1人・雷禅(らいぜん)の大昔の喧嘩仲間で、魔界の覇者を決める魔界統一トーナメントの優勝者である。
見た目は鬼のような姿をしているが、性格は非常に温厚。トーナメントでは優勝候補といわれていた三大妖怪の1人・軀(むくろ)を破るなど、かなりの実力を持つ。もう1人の三大妖怪・黄泉とは戦っていないものの、煙鬼の全力の妖気を感知した際に「自分と同等か、それ以上」と感じさせている。
トーナメントに優勝し、「人間界に迷惑をかけないこと」という法律を制定。その後は霊界とも紳士協定を結んでおり、魔界・霊界・人間界を繋ぐ重要人物となっていく。
かつての雷禅の喧嘩仲間だった狐光(ここう)と結婚している。作中では妻を大切にするなど、愛妻家としての一面も描かれた。
煙鬼のプロフィール・人物蔵
CV:飯塚昭三
カールのかかった髪をしており、頭からは2本の角が生えているなど、外見は鬼。しかし、性格は非常に温和である。
雷禅と喧嘩に明け暮れていた頃は血気盛んだったようだが、雷禅が人間の女に惚れて人を食うのを辞めてからは、彼と喧嘩別れをしている。魔界の勢力争いには参加せず、野心も持たず人知れず生活していたためにその名は知られていなかった。
雷禅の死を知ると、かつての仲間たちと墓前に駆けつけ故人を悼み、幽助に雷禅の過去を語るなど、疎遠になっても大切な存在だったことをうかがわせた。
狐光という妖怪と結婚しており、彼女を大切にしている。
魔界統一トーナメントで優勝した際は、「人間界に迷惑をかけないこと」と法律を定めるなど、己の野望を優先させるのではなく、魔界・霊界・人間界全体を考える、視野の広い人物であることが描かれた。
煙鬼の能力
三大妖怪に引けを取らない妖力の持ち主
作中では煙鬼の戦闘シーンが描かれていないため、能力や必殺技などは不明。
しかし、雷禅の墓参りに来たかつての仲間たちと久し振りに全妖力を出した際、その圧で幽助は吹っ飛ばされてた。
遠く離れた場所にいた軀や黄泉もその妖気を感じとっており、黄泉の国で使用していた妖気計は針が振り切れて計測不能になってしまった。
黄泉曰く、「1人1人がオレと同等、もしくはそれ以上」とのこと。
雷禅と戦いに明け暮れた相手とあって、魔界三大妖怪に匹敵する強さを持っていることが判明した。
煙鬼の来歴・活躍
雷禅と喧嘩に明け暮れた日々
魔界で最も力を持つと言われていた妖怪・雷禅(らいぜん)の喧嘩仲間だった煙鬼(えんき)。
かつては雷禅や他の仲間たちと誰が1番強いかを競い、喧嘩に明け暮れる毎日を過ごしていた。
しかしある日、人間の女に惚れた雷禅が、人を食うことを止める。その変化に怒った煙鬼や仲間たちは、雷禅と喧嘩別れをしたのだった。
雷禅の死
長年の飢餓状態で衰弱していた雷禅が、遂に息を引き取った。
仲間の悲報を知った煙鬼は、妻の狐光(ここう)と共に墓前に駆けつけた。
そこで人間として生まれ、1度死んだことで雷禅の息子として復活した浦飯幽助(うらめしゆうすけ)に出会い、昔の雷禅の様子を語る。さらに幽助から魔界統一トーナメントの開催を聞かされると、雷禅への弔いを兼ねて楽しみたいという反応を見せた。
その後、他の仲間たちと共に久しぶりに全力の妖気を放出することに。その威力は凄まじく、幽助は吹き飛ばされてしまう。
遠く離れた場所にいた三大妖怪の軀(むくろ)や黄泉(よみ)もその妖気を感じとっており、黄泉の国で使用していた妖気計は針が振り切れて計測不能になってしまった。魔界統一トーナメントの優勝を狙っていた黄泉だったが、「1人1人がオレと同等、もしくはそれ以上」と煙鬼たちの実力を知り、野望を捨てることになった。
魔界統一トーナメント優勝
魔界統一トーナメントに出場した煙鬼は準々決勝で軀を、決勝で同じく雷禅の喧嘩仲間の才蔵(さいぞう)を破り、魔界統一トーナメント優勝者となった。
魔界統一トーナメント優勝後、魔界の王となった彼が最初に発表した政策は「人間界に迷惑をかけないこと」だった。
戸惑う妖怪もいたが、煙鬼が統治するようになってからは、人間界での悪事もぴたりと止む。中には人間に友好的な感情を抱き、積極的に人間界で暮らしている妖怪も現れるようになった。
その後も霊界と紳士協定を結び、魔界と人間界、霊界の和睦を目標にしていることが判明。
かつては強さを求めて喧嘩に明け暮れていた男が、魔界だけではなく各界の調和を取ろうと奮闘していく。
煙鬼の関連人物・キャラクター
妻
狐光(ここう)
煙鬼と同じく、雷禅の喧嘩仲間だった。雷禅に想いを寄せていたが、雷禅が人間の女に惚れてしまい失恋。
自暴自棄になっていたところを煙鬼に告白されて結婚した。
愛妻家である煙鬼からはとても大事にされており、孤光も腰痛持ちの煙鬼の看病をしている。
トーナメントでは幽助と戦った後の黄泉と戦い勝利。その後、雷禅の喧嘩仲間の1人・九浄に敗れた。
かつての喧嘩仲間
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目次 - Contents
- 煙鬼の概要
- 煙鬼のプロフィール・人物蔵
- 煙鬼の能力
- 三大妖怪に引けを取らない妖力の持ち主
- 煙鬼の来歴・活躍
- 雷禅と喧嘩に明け暮れた日々
- 雷禅の死
- 魔界統一トーナメント優勝
- 煙鬼の関連人物・キャラクター
- 妻
- 狐光(ここう)
- かつての喧嘩仲間
- 雷禅(らいぜん)
- 棗(なつめ)
- 九浄(くじょう)
- 痩傑(そうけつ)
- 周(しゅう)
- 才蔵(さいぞう)
- 鉄山(てつざん)
- 電鳳(でんほう)
- 魔界統一トーナメント出場者
- 浦飯幽助(うらめしゆうすけ)
- 軀(むくろ)
- 黄泉(よみ)
- 煙鬼の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- 「ワシらも強かったが あいつはもっともっと強くての 今の軀や黄泉なんぞ 当時の雷禅見てたら小便ちびっとるよ」
- 「当たり前だ 愛とケンカは別次元だ」
- 煙鬼の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 狐光とは仲睦まじい夫婦
- 作品完結30周年記念のグッズに登場